SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「と」の用語一覧

どんぐり制度

製品・サービスのライフサイクルにおいて削減できなかった二酸化炭素の排出量をプラマイゼロにするカーボンオフセットの手法のひとつ。規定に基づいた製品・サービスである「どんぐりマーク」を使い実施されるもので、環境に配慮していることがひと目でアピールできる。

トランスジェンダー

自身の生物学的な性別と自認に違和感を持つ人々のこと。性自認と生物学的性別を一致させたい・希望するトランスセクシュアル、生物学的性別と一致しない服装をするトランスヴェスタイト、どちらにも該当しないトランスジェンダーの3つが大分類。医学用語の「性同一性障害」は厳密には広義にはトランスジェンダーの一部と言える。あくまでヘルスケア関連であり身体的特徴を主術などで自認に合わせた性別に一致することを希望する状態に限定されるからである。

トラジションファイナンス

事業活動における脱炭素化を目指すための投資や融資のこと。環境負荷の高いとされるエネルギー開発やインフラ、セメントや鉄鋼業などが主な対象である。 カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みのひとつであり、各産業を脱炭素型に移行することを目的としている。

特別栽培農産物

化学肥料・化学合成農薬の両方が基準以下で育てられた農産物のこと。その地域で一般的な生産に用いられる量に比べて農薬の使用回数を50%以下かつ化学肥料の窒素成分量を50%以下にしたものが対象となる。
基準は農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」により定められている。認証マークが与えられることによる価値向上や有機栽培よりハードルが低い点などがメリットとしてある。

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トレーサビリティ

商品の原材料の生産から流通、消費者の手に届くまでの過程を追跡可能な状態にすること。食品や製造業、販売業など流通に関わる業種に対して使用されるもので、その必要性は商品に何らかのトラブルや不具合が生じたときに対応可能にするためである。SDGs目標12「つくる責任つかう責任」において重要なカギとなる。

関連記事:「トレーサビリティとは?意味・メリット、デメリット・取組事例

トレードオフ

何かを得るためにはもう一方を両立することができず失うこと。いくつかの政策目標に対し1つの目標を達成しようとすると他方が犠牲となってしまう経済関係にある場合に「トレードオフの関係にある」と表現される。日常生活では育児とキャリア、仕事と余暇時間などが、ビジネスシーンでは経済成長と環境問題、高品質と低価格などが例として挙げられる。

ドーナツ化現象

都市化の進行下で都心の居住人口が減少し、郊外の居住人口が増加する現象。人口分布グラフ上でその様がドーナツの形状であることからその名が付いた。郊外化や都市の荒廃とも呼ばれ社会問題となっている。特に三大都市圏でこの流れが顕著である他地方都市でも類似の傾向が見られる。

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同一労働同一賃金

正社員と非正規雇用労働者の間にある賃金格差の解消を目指すものであり、職務内容が同じであれば同じ額の賃金を労働者に支払う制度のこと。「働き方改革」のうちの1つであり、2020年4月1日から順次適用が開始された。

ドーハ開発ラウンド

世界貿易機関(WTO)主催の多角的貿易交渉のこと。2001年カタールのドーハで行われたWTOの閣僚会議にて開始宣言がされ、貿易障壁を取り除くことを目的として主催された。正式には「ドーハ開発アジェンダ(DDA)」という。