SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「ふ」の用語一覧

フードウェイスト

食品の製造過程から流通、消費後の食べ残しや家庭における廃棄まで一連の流れにおける食品廃棄物。フードロスは「フードサプライチェーンにおける製造・加工・流通までで発生する廃棄物が対象」であることが違いである。国連が目標とする2030年までの半減が実現すれば10億人分の食品が確保可能である。

プランテーション

熱帯地方を中心とした大規模農園・栽培のこと。サトウキビ、パームヤシ、バナナ、コーヒー、カカオ、天然ゴム、茶葉、綿花などが代表的。植民地時代に奴隷を動員した運営から始まったもの。農地開発のための森林破壊や地元住民の追放、農薬や連作、灌漑などによる土壌破壊や水質汚染、労働者の人権などの問題を抱える。

フードダイバーシティ

食の多様性のことでヴィ―ガンやハラールなどに代表される宗教や信条による食事や地域文化、アレルギーなどの疾患や健康志向などの要因がある。 観光業における訪日外国人の食の選択肢を広げることはインバウンド需要において重要視されており、国際社会においても環境整備が求められている。

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フードバンク

食糧銀行とも呼ばれる寄付された食品を福祉施設や生活困窮者へ支援・配布する活動。企業や個人などからトレーサビリティを取れる食品を集め、施設・団体へのマッチングや行政などと連携し必要とする個人などへ配給する。フードロス対策や1人親世帯など貧困問題などの背景から誕生した。

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FIP制度(フィードインプレミアム)

再エネ発電事業者が売電時に、市場価格と連動した売電価格に一定の補助額を上乗せして販売できる制度。火力発電など主力の電源と同様に市場で取引可能とすることを目指した段階的な制度。再エネの自立化を促しカーボンニュートラルへつなげる意図がある。

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FIT制度(固定価格買取制度)

再生可能エネルギーで発電した電気の買取価格を法律で定める助成制度。固定価格買取制度とも呼ばれ再生可能エネルギー普及のため国が一定期間固定価格で買い取ることを保証したもの。制度により現在高コストな再生可能エネルギーの購入ハードルが下がり取引の活性化を目指す。

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フードドライブ

各家庭で余った食品を専門団体ボランティア団体などが回収し生活困窮者や子ども食堂、福祉施設などへ寄付する活動。食品ロス推進と貧困問題などの解決、個人と支援団体とのつながりなどに貢献するメリットがある。

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風力発電

風の力を利用し大きな風車を持つ風力発電機を回転させることにより電力を生み出す発電方法。発電の仕組みは羽部分のブレードが風力で回転し動力となる。動力は発電機により電気へ変換、変圧器で昇圧後送電線または配電線を通り使用場所へ運ばれる。設置場所には海上に位置する洋上風力発電、風力が安定した陸上に位置する陸上風力発電の大きく2種類がある。

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フェアトレードコーヒー

直訳すると公正・公平な貿易の元に成り立つコーヒーの貿易。適正価格で生産者と取引をし販売されるコーヒー豆や製品のこと。国際認証団体が設けた基準をクリアしたもののみが認定される。始まりは多くのコーヒー豆の生産地である発展途上国から先進国で消費されるまでの間に、中間業者による搾取や国際市場で取引価格が左右されるなどの理由により生産者が弱い立場となりやすいことにある。

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フェアトレードタウン

地域単位でフェアトレードを広げていこうとする運動のこと。
行政、商店、市民、企業など地域に関わるステークホルダーがまちぐるみで行うものである。
イギリスで始まり世界では30カ国以上の2,000以上の自治体が、日本では熊本市を含む6つの市がフェアトレードタウンとして認定されている。

フードマイレージ

食品の輸送時にかかる環境負荷を「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」によって数値化したもので、数値が大きいほどよりエネルギーを消費する。特に目に見えない輸入食品の環境負荷を把握するために用いられることが多い。

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普遍的アクセス

普遍的とは物事においてあらゆる範囲に広く行きわたること、または当てはまることを意味する。主にSDGsなどの電気、飲料水、健康サービスなどに関する目標に用いられることが多い。
普遍的なアクセスとはインフラ整備などに対して「一般的、当たり前、あらゆるすべての人」へ浸透させるという意味である。