※本ページはプロモーションが含まれています
「気づいたら借金が100万円を超えていた」「クレジットカードのキャッシングと消費者金融、両方使ってしまった」——そんな状況は、決して特別な人だけに起こることではありません。本記事では、副業スクールの費用がきっかけで20代のうちに借金100万円超を抱えた会社員の方に、当時の状況と心の動きを率直に語っていただきました。クレジットカード2枚のキャッシング枠と消費者金融1社の併用、転職と延滞が重なった瞬間、誰にも相談できなかった3週間——リアルな借金 体験談 20代として、同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。
【監修者】
株式会社セゾンカードにて8年間勤務。会員向けカスタマーサポートに従事し、数千件に及ぶ規約解説やクレーム対応を経験。入会審査・不正利用対策・ポイントプログラムの仕組みなど、カード発行会社の「内部のロジック」を熟知。現在はその実務経験を活かし、複雑なカード規約や付帯サービスをユーザー目線で解説する監修活動を行う。
体験者プロフィール早見表
| 仮名 | Sさん |
| 年齢・性別 | 24歳・男性 |
| 職業 | 不動産営業(正社員・社会人4年目) |
| 住まい | 実家暮らし(両親・妹・祖父母と6人家族) |
| 借金総額 | 100万円超 |
| 使用商品 | 楽天カード・JCBアプラスのキャッシング枠+消費者金融レイク |
| 当時の月収 | 20〜22万円(前職) |
| 主な原因 | 副業スクール費用(3〜4校で計100万円超) |
| 延滞時期 | 2025年7〜8月頃(転職時期と重なる) |
【借金体験談】20代会社員が100万円超の借金を抱えるまで
20代の不動産営業マンが副業スクール費用で借金100万円超に。クレジットカード2枚と消費者金融1社を併用した経緯を本人インタビューでお届けします。
借金と聞くと、自分とは縁遠い話に感じる方もいるかもしれません。しかし、Sさんは社会人4年目のごく普通の会社員。実家暮らしで生活費は抑えられているはずなのに、気づけば100万円を超える借金を抱えていました。まずは全体像を見ていきます。
体験者プロフィール:24歳の不動産営業マン
Sさんは現在24歳の不動産営業マンで、専門学校卒業後に社会人4年目を迎えています。両親・妹・祖父母を含めた6人家族で実家暮らし。一人暮らしの経験はなく、家賃や食費の負担はありません。にもかかわらず、月々の支出は意外と大きかったといいます。
最も大きい支出は車関連で、ローン返済が月5万円ほど。これに加えてガソリン代、友人との交際費、そして副業スクールの返済費用が重なっていました。「実家にいるから貯金できているはず」というイメージとは裏腹に、Sさんは前職時代「支払いだけでほとんど月収が終わっていた」と振り返ります。
借金の全体像早見表
Sさんが抱えた借金の全体像を整理すると、以下のとおりです。
| 商品 | 種類 | 用途 |
|---|---|---|
| 楽天カード | クレカ キャッシング枠 | スクール費用・生活費 |
| JCBアプラス | クレカ キャッシング枠 | スクール費用・生活費 |
| レイク | 消費者金融 | 追加の生活資金 |
合計の借入残高は100万円を超え、月々の返済額は5万円弱に達していました。月収20〜22万円のSさんにとって、収入の約4分の1が返済に消える計算です。
「お金の管理は昔から得意ではなかった」という自己分析
Sさん自身、お金の管理について「正直、昔からそんなにうまい方ではなかった」と語ります。あるとつい使ってしまう傾向があり、家計簿をつけたり明確なルールを設けたりはしていなかったとのこと。
前職時代は月収の大半が支払いで消えるため、貯金もほとんどできず。現在の会社では歩合給があり月収25〜26万円に上がったため、ようやく少しずつ貯金を始めているといいます。20代のうちにお金の使い方の癖を自覚していたかどうかは、結果を大きく分けるポイントだと感じさせられます。
借金のきっかけは「副業スクール」|自己投資のつもりが100万円超に
Sさんが借金を抱えた直接のきっかけは「副業スクールへの自己投資」でした。生活費を立てるための副業を学ぼうとした結果、複数のスクール費用が膨らんで100万円超に達しています。
当時3〜4校の副業スクールに在籍、費用合計は100万円超
Sさんは当時、3〜4校の副業スクールに同時に入っていたといいます。1校あたり数十万円のプログラムも珍しくなく、合計すると100万円を軽く超える金額になっていました。現在は2校ほどに絞っているそうですが、当時はとにかく「生活費を稼ぐための副業を身につけたい」という焦りがあったと話します。
「生活費を立てるため」の自己投資という心理
副業スクールに通う動機として、Sさんが挙げたのは「生活費を立てるため」という言葉でした。前職の月収20〜22万円ではゆとりがなく、収入の柱を増やしたいという思いがあったといいます。
ここに「自己投資」という言葉のジレンマがあります。スキルアップは前向きな行動ですが、本業の収入で支払えない額の自己投資は、結果的にキャッシュフローを悪化させるのが現実です。Sさんも振り返って「あの時は冷静な判断ができていなかったかもしれない」と語っています。
副業スクールの費用構造とよくある落とし穴
副業スクールの多くは、入会時に数十万円の一括払いを求めるケースが見られます。手元資金で支払えない場合、スクール側が提携するクレジット契約や信販ローンの利用を案内されることもあります。
セゾンカードでの8年の実務経験から見ると、こうした「自己投資のための分割払い」は、結果的に複数のスクールを掛け持ちした際に支払いが重なり、家計を圧迫する原因になりがちです。1校ごとの月々の支払いは小さく見えても、3校・4校と重なれば月数万円の固定支出となり、本業の収入では返済しきれなくなります。
監修者からの注意喚起
副業スクールやオンライン講座の中には、契約後のクーリングオフが難しいケースもあります。契約前に「特定商取引法に基づく表記」を必ず確認し、返金規定や中途解約条件を理解した上で申し込むことが大切です。一括で支払えない金額の自己投資は、本当に今必要なのかを一度立ち止まって考える時間を持ちましょう。
実際に使ったクレジットカードと消費者金融の内訳
Sさんが借金を作るために使った金融商品は、クレジットカード2枚のキャッシング枠と、消費者金融1社の計3つ。それぞれをどう使い分けたのか、選んだ理由とともに見ていきます。
楽天カードのキャッシング枠を利用した理由
最初に手を出したのは、すでに保有していた楽天カードのキャッシング枠でした。楽天カードは年会費永年無料で発行しやすく、ショッピング枠とは別にキャッシング枠が設定されているケースが一般的です。Sさんも普段の買い物で楽天カードを使っていたため、「いつものカードでお金を借りられる」という心理的ハードルの低さから利用を始めたといいます。
クレジットカードのキャッシングは、ATMやアプリから比較的簡単に引き出せるため、最初の一歩として使ってしまう方が多い印象です。ただし金利は実質年率15〜18%程度に設定されているケースが多く、長期化するほど利息負担が膨らみます。
JCBアプラスのキャッシング枠を併用した経緯
楽天カードだけでは足りなくなり、次に手を出したのがJCBアプラスのキャッシング枠でした。2枚目のクレジットカードのキャッシング枠を使い始めるのは、家計悪化のサインとして見逃せないポイントです。
Sさんは「複数のカードでバラバラに借りると、自分が今いくら借りているかが分かりにくくなる」とも振り返っています。借入額の総額把握が難しくなることが、借金が雪だるま式に膨らむ要因の1つです。
消費者金融レイクを選んだ理由(無利息期間の存在)
クレジットカード2枚のキャッシング枠でも足りなくなり、最終的に手を出したのが消費者金融のレイクでした。Sさんがレイクを選んだ理由について、本人はこう語ります。
「自分が使っているレイクは、無利息で借りられる期間があって。やっぱりカードローンって利息が高かったりするので、そこを考えて使ったほうがいいかなと思います」(Sさん)
レイクには「契約日の翌日から最大180日間、5万円までの借入分は無利息」など複数の無利息プランがあり(※適用条件あり・詳細は公式サイトをご確認ください)、計画的に使えば利息を抑えられる仕組みです。Sさんも、利息負担の重さを意識して商品を選んでいた点は、後の章でも触れる重要なポイントになります。
監修者解説|キャッシング枠と消費者金融、何が違うのか?
セゾンカードでの8年の実務経験から、クレジットカードのキャッシング枠と消費者金融のローンの違いを整理しておきます。両者は「お金を借りる」という点では同じですが、与信の仕組みや金利、信用情報への記録に違いがあります。
| クレカのキャッシング枠 | 消費者金融 | |
|---|---|---|
| 金利の目安 | 実質年率15〜18%程度 | 実質年率3〜18%程度 |
| 限度額 | ショッピング枠の内枠が一般的 | 独立した与信枠 |
| 無利息期間 | 基本なし | 最大30〜180日(各社プランによる) |
| 審査スピード | カード発行時に与信済み | 最短数十分〜即日 |
| 信用情報への記録 | 借入の都度記録 | 借入の都度記録 |
意外に思われるかもしれませんが、消費者金融大手は無利息期間や金利優遇プランを用意しており、短期間で確実に返せる前提なら、クレカのキャッシング枠より総支払額を抑えられるケースがあるのが実情です。Sさんがレイクを選んだ判断軸は、この点で合理性があったといえます。
ただしいずれの場合も、借入は「返せる目処があること」が前提です。返済期間が長期化すれば、無利息プランがあっても結局は利息が積み上がります。
転職と支払いの板挟み|借金が「延滞」に変わった瞬間
Sさんが延滞を起こしたのは2025年7〜8月頃。ちょうど前職を退職した時期と完全に重なっていました。借入があるところに収入が一時的に途絶える——この組み合わせが、借金を「延滞」に変えた決定打になります。
前職を辞めた時期と延滞が重なった経緯
Sさんは前職に約3年勤めた後、2025年の夏頃に退職しました。退職を決めた背景には収入面への不満もあったといいます。しかし退職してみると、支払いだけは今までと同じペースで請求が続きました。
「ちょうどその時期に会社を辞めてしまって、なおかつ支払いは変わらず今までと同じだけあったので、その時期に遅れてしまった」とSさんは振り返ります。退職時の収入の谷と支払いタイミングが重なったことが、延滞の直接の引き金でした。
月収20〜22万円→一時的に収入ゼロ、支出は変わらず
前職時代の月収は20〜22万円。決して多くはありませんが、車のローン5万円+ガソリン代+交際費+副業スクール費用の返済を支払うと、毎月ほぼ手元には残りませんでした。
そこに退職による収入の途絶えが重なると、当然ながら返済原資はゼロになります。実家暮らしで家賃負担がないSさんでもこの状況だったため、一人暮らしで家賃も払いながら同じ状況に陥った場合は、さらに深刻な事態になっていたと考えられます。
転職時の「当月払い→翌月払い」の収入ギャップ
転職時に見落とされがちなのが、給与の締め日と支払日のズレです。前職が「当月25日締め・当月末払い」、転職先が「当月末締め・翌月25日払い」のようなパターンだと、丸1ヶ月以上収入が空いてしまうケースがあります。
Sさんもまさにこのパターンに該当しました。転職を検討する際は、内定先の給与支払サイクルを必ず事前に確認し、空白期間の生活費を確保してから動くことが重要です。
車5万円・ガソリン代・交際費という「削りにくい固定費」
Sさんの支出で最も大きかったのは車関連で、ローンだけで月5万円。これにガソリン代と維持費が加わります。地方や郊外で営業職をしている場合、車は仕事道具でもあるため簡単に手放せません。
友人との交際費も、20代の社会人にとって精神衛生上重要な支出です。「節約のために友達と会わない」を続けるとストレスがたまり、別の形での散財につながることもあります。固定費を削るより、収入を増やすか借入をリスケすることを優先する考え方も選択肢の1つです。
精神的負担と「誰にも相談できない」期間
借金が延滞に変わった時期、Sさんは精神的に最も辛い状態にあったといいます。「仕事もないし、借金はあるし」という板挟みの中、最初の3週間は誰にも相談できずに1人で抱え込んでいました。
仕事を辞めた時期+借金が重なった最も辛い時期
Sさんが精神的に最もきつかったのは、退職と延滞が重なったタイミングでした。本人の言葉を借りると「仕事もないし、借金はあるしだったので、結構精神的には辛かったかなと思います」。
仕事という生活のリズムが失われると、家にいる時間が増えます。何もしていない時間に「返済どうしよう」「催促が来たらどうしよう」という考えがずっと頭を占めるようになり、思考のループから抜け出せなくなります。
体調を崩しやすくなった具体的症状
Sさんは「大きく体調を崩すことはなかった」と話しますが、「仕事をしている時は動いていたのに、しなくなってから家にいることが多くなったので、体調を崩すことは増えたかなと思います。ちょっとしたことで風邪っぽくなったり」と振り返ります。
精神的なストレスと運動量の低下が組み合わさると、免疫力が落ち、軽い体調不良が頻発するようになります。借金問題を抱えた方が「なんとなく体調が優れない日が続く」と感じるのは、よくあるパターンの1つです。
家族には相談できなかった理由「悪い印象を持たれる」
Sさんは実家暮らしで両親・祖父母と同居しているにもかかわらず、家族には借金のことを一切話しませんでした。理由は「借金って聞くと、あんまりいい印象を受ける人はいないと思っていた」というもの。両親に変な風に思われたくない、マイナスな部分を相談したくないという心理が働いたといいます。
家族の存在は本来サポート源になり得ますが、「期待を裏切りたくない」「失望させたくない」という気持ちが、かえって相談のハードルを上げるのは多くの方が経験するところです。Sさんは現在も家族に借金や任意整理のことを話していません。
1人で抱えた約3週間、最初に話したのは「仲のいい友人」
1人で悩んでから誰かに打ち明けるまで、Sさんの場合は約3週間かかりました。最初に話した相手は両親ではなく、仲のいい友人でした。
友人を選んだ理由について、Sさんはこう語っています。
「親だとちょっと身構えてしまうけど、友達だと軽い感じで話を聞いてくれる。あんまり深掘りもしてこないので、気軽に話せるところがやっぱり相談しやすかったかなと思います」(Sさん)
「何に使った借金なの?」と詮索されず、「困ったらまた相談してね」と受け止めてくれる距離感が、Sさんにとって救いになりました。
友人に話したことで得られた精神的な軽さ
友人に打ち明けた後、Sさんは「誰かに言うということで、多少は精神的に楽になったかなという感じ」と振り返ります。具体的な解決策が得られたわけではなくても、「自分だけが知っている秘密」を1人にでも共有できたこと自体が、心の負担を軽くする効果を持ちます。
借金問題で1人で悩んでいる方には、「まずプロに相談を」というアドバイスが定番ですが、Sさんのケースから読み取れるのは、プロに相談する前段階として、信頼できる人に1人話すだけでも精神的な楽さは大きく変わるということです。
取り得る選択肢を全部並べてみた|借金を整理する4つの方法
借金が膨らんで返済が苦しくなったとき、取り得る選択肢は1つではありません。大きく分けて4つの方法があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。Sさんが選んだのは「任意整理」でしたが、まずは全選択肢を並べて見ていきましょう。
① 自分で返済を続ける(おまとめローン・繰上返済)
最もシンプルな方法が、自力での返済継続です。複数社からの借入を1社にまとめる「おまとめローン」を活用すれば、金利を一本化して総支払額を抑えられる可能性があります。銀行系のおまとめローンは金利が低めに設定されていることが多く、審査に通れば月々の返済負担も軽減できます。
ただし、新たな借入が必要になるため審査があり、すでに延滞している方や複数社で借入が膨らんでいる方は審査通過が難しい場合もあります。
② 任意整理(裁判所を通さない交渉手続き)
任意整理は、弁護士や司法書士が債権者(貸金業者)と直接交渉し、将来利息のカットや返済期間の延長などを取り決める手続きです。裁判所を通さないため手続きが比較的シンプルで、特定の借入だけを対象にできる柔軟さがあります。
一方で、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に事故情報として記録され、約5年間は新規借入や新規クレジットカード作成が難しくなります。日本貸金業協会や金融庁のサイトでも、債務整理に関する基本情報が公開されています。
③ 個人再生(住宅は残せるが裁判所手続き)
個人再生は、裁判所を通して借金を大幅に減額(原則1/5程度)してもらい、原則3年間で返済する手続きです。住宅ローン特則を使えば自宅を残せるという特徴があり、マイホームを手放したくない方が選ぶケースが見られます。
ただし手続きが複雑で、安定した収入が必要、官報に氏名が掲載されるなどのハードルもあります。
④ 自己破産(最後の選択肢)
自己破産は、裁判所が借金の支払い義務を免除してくれる手続きです。借金がゼロになるという大きなメリットがある一方、原則として一定額以上の財産は処分対象になり、特定の職業(警備員・士業など)に一時的に就けなくなる「資格制限」もあります。
「人生終わり」という印象を持つ方もいますが、実際には再起のための制度として法律で認められた手続きです。
体験者が選んだのは「②任意整理」だった理由
Sさんは4つの選択肢の中から任意整理を選びました。きっかけはInstagramで見かけた「借金診断」の広告です。診断結果で「月の支払いが厳しい」と表示され、そのまま遷移した法律事務所のページから手続きが始まりました。
診断後に事務所から電話がかかってきて手続きを案内され、Sさんは「プロに相談すれば、それなりにうまくやってくれる。1人で抱えるより気が楽というか、安心感はあった」と当時の心境を語っています。
任意整理を選んだ決定的な理由は「月々の返済金額を減らしたい」という1点でした。結果として、月の返済額は約5万円から4万円弱に減り、約1万円の削減に成功しています。
体験者が振り返って語る「正直な後悔」
Sさんは任意整理によって月々の返済額を減らせたものの、振り返って「正直、ちょっと早すぎたかもしれない」と感じているといいます。借金整理の体験談の多くは「やってよかった」で終わりがちですが、Sさんは率直な後悔も語ってくれました。
「タイミングが早すぎたかもしれない」と感じる理由
Sさんが任意整理を依頼したのは、借入を始めてから1〜2ヶ月程度のタイミングでした。本人はこう振り返ります。
「借りて本当に1ヶ月とか2ヶ月ぐらいで任意整理したので、あんまり金額が減らせなかったというところと、金額を減らす交渉をするにも1年ぐらい返した履歴がないと、あまり減らせないというのを当時聞いたので。ちょっと早かったかなという感じがします」(Sさん)
借入1〜2ヶ月では減額幅が限定的という現実
任意整理の交渉では、貸金業者側が「ある程度の返済実績」を見て減額幅を判断する傾向があります。借入直後で返済履歴がほぼないと、業者側は「契約直後に整理するのは不誠実」と捉え、交渉の余地が狭まるケースがあるとされています。
Sさんの場合、月の返済額は約1万円減りましたが、「もう少し返済実績を積んでから相談すれば、もっと大きな減額が見込めたかもしれない」と感じているといいます。早すぎる相談が必ずしも最適解とは限らないのが、リアルな現場の声です。
もう一度やり直せるなら「無利息期間のあるカードローンを賢く使う」
Sさんに「過去の自分にアドバイスするなら?」と尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
「カードローンとか消費者金融って利息がついてしまうので、自分が使っているレイクは無利息期間があるんですけど、利息が高いところもあるので、そこを考えて使ったほうがいい。世の中的に借金は悪いイメージがありますが、利息なしのものとかであれば返せると思うので、利息なし期間が長い会社さんがもうちょっとあればいいかなと思います」(Sさん)
Sさんの言葉を踏まえると、「借りるかどうか」だけでなく「どの会社のどのプランで借りるか」を吟味することが、後の苦しさを大きく変えるといえます。とくに短期で完済の目処がある場合、無利息期間のあるカードローンを選ぶことで利息負担を最小化できます。
大手消費者金融3社の無利息プランを比較すると、以下のとおりです。
| レイク | プロミス | アコム | |
|---|---|---|---|
| 無利息期間 | 最大180日 ※プランによる | 最大30日 | 最大30日 |
| 実質年率 | 4.5〜18.0% | 4.5〜17.8% | 3.0〜18.0% |
| 審査時間 | 最短15秒(申込) | 最短3分 | 最短20分 |
| 融資スピード | Webで最短当日 | 最短3分※ | 最短20分※ |
| 公式サイト | 申し込む | 申し込む | 申し込む |
※キャンペーン内容・条件は変更されることがあります。詳細は各公式サイトをご確認ください。
精神的負担を解消したのは「借金処理」より「転職」だった
Sさんに「任意整理をして精神的な負担はなくなりましたか?」と尋ねたところ、興味深い回答が返ってきました。
「転職したというのもあるので、お金に余裕が増えたので、当時はあった精神的な負担も転職してからはなくなりました。今思えば、お金の問題よりも転職の方が精神的な負担の解消に大きかったかもしれません」(Sさん)
任意整理で月1万円返済が減ったことよりも、転職で月収が25〜26万円に増えたことの方が、Sさんにとって心の余裕を生み出す要因として大きかったというのです。
この洞察は、借金問題に悩む方にとって示唆的です。借金そのものをどう減らすかという発想だけでなく、「収入を増やす」というアプローチも併せて検討する価値があるといえるでしょう。
体験者から、今まさに借金で悩んでいる人へ
Sさんに「同じように1人で悩んでいる人にアドバイスするとしたら?」と最後に尋ねました。返ってきた言葉には、当事者だからこそ伝えられる重みがありました。
「催促通知が来てから動くと、もっと病む」早期行動の重要性
Sさんが最も伝えたかったメッセージは、「催促の通知が届くと、さらに精神的に病んでしまう。だから早めに動いた方がいい」というものでした。
延滞が続くと、貸金業者から督促状や電話が頻繁に来るようになります。封筒を見るだけで心臓が締め付けられる感覚は、経験した人にしか分からない辛さです。Sさんは「自分で抱え込んでいても状況は良くならない。早めに無料で相談できるところに話した方がいい」と強調していました。
誰でもいいから1人に話すことの効果(プロでなくてもよい)
Sさんの体験から見えてくるのは、最初の相談相手はプロでなくてもよいということです。家族に話せないなら友人、友人にも話せないならSNSの匿名アカウントでも構いません。1人で抱え込んでいる状態から「誰かに知ってもらった状態」に移行するだけで、精神的な負担は大きく変わります。
その上で、具体的な解決策はやはりプロに相談するのが現実的です。弁護士や司法書士の多くは初回無料相談を受け付けており、自治体の法テラスでも無料相談制度があります。
借金診断・無料相談という入り口の使い方
Sさんが任意整理の入り口として使ったのは、Instagramで見かけた「借金診断」の広告でした。借金診断自体は無料で、いくつかの質問に答えるだけで「減額の可能性がどれくらいあるか」の目安を知ることができます。
ただし注意したいのは、診断後に電話勧誘が始まるケースがあるという点です。診断結果だけを参考にして、複数の事務所を自分で比較する姿勢を持つことが大切です。Sさん自身も「事務所によって減額の幅が違うと聞いていて、どこがいいのか正直分かっていない。事務所選びの情報がもっと分かりやすく流れていればいいと思う」と語っていました。
ポイント:借金診断は「現状把握」のツールとして使い、相談先は自分で比較して決めるのが理想的です。複数の事務所で無料相談を受け、自分に合う担当者を選びましょう。
借金体験談に関するよくある質問(FAQ)
20代の借金、平均的にはどれくらいですか?
金融広報中央委員会の調査などによると、20代単身世帯の借入残高はゼロが多数派ですが、借入がある場合の平均は数十万円〜100万円程度の幅で見られます。Sさんの100万円超は20代としては大きめの部類ですが、副業スクール費用などで急に膨らむケースは増えています。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融はどう違いますか?
クレカのキャッシング枠はショッピング枠の内枠として設定されることが多く、金利は実質年率15〜18%程度。消費者金融は独立した与信枠で、最大30〜180日の無利息期間を設けている会社もあります。短期で返済する前提なら消費者金融の方が総支払額を抑えられる場合があります。
借金していることを家族に知られずに整理できますか?
Sさんの場合、任意整理の際に事務所に「郵送物を自宅に送らないでほしい」と依頼することで、家族にバレずに手続きを進められました。事務所によって対応は異なるため、相談時に必ず確認しましょう。
副業スクールの費用は、どんな方法で支払う人が多いですか?
一括払いが難しい場合、スクール側が提携する信販ローンや、クレジットカードの分割払い、消費者金融のローンを使うケースが多く見られます。Sさんのように複数スクールを掛け持ちすると、月々の支払いが重なり家計を圧迫する原因になります。
借金で精神的に辛いとき、まずどこに相談すればいいですか?
信頼できる家族や友人に話すだけでも、精神的な負担は軽くなります。具体的な解決策が必要な段階なら、法テラス(国の機関)や日本貸金業協会の相談窓口、弁護士・司法書士の無料相談などが入り口になります。複数の窓口を比較するのがおすすめです。
まとめ|借金は「他人事」ではない、20代会社員のリアル
本記事では、20代の不動産営業マンSさんが副業スクール費用で借金100万円超を抱え、楽天カード・JCBアプラスのキャッシング枠と消費者金融レイクを併用するに至った経緯を、本人インタビューを元にお届けしました。
Sさんのケースから見えてくるポイントは以下のとおりです。
- 借金は「自己投資」のような前向きな動機からも始まり得る
- 転職時の収入の谷と支払いタイミングの重なりは、延滞の典型パターン
- 家族に相談できなくても、信頼できる友人1人に話すだけで精神的負担は軽くなる
- 任意整理は選択肢の1つだが、タイミングが早すぎると減額幅が限定的になる
- 借りる前に「無利息期間のあるカードローン」を選んでおけば、利息負担を最小化できた可能性がある
- 借金処理そのものより、収入を増やす(転職する)ことの方が精神的な解消につながるケースもある
もし今、借金や返済で1人で悩んでいる方がいたら、Sさんの言葉をもう一度引用します。「催促の通知が来てから動くと、もっと病んでしまう。早めにプロに、今は無料で相談できるところもあるので、早めに相談したほうがいい」。
そしてこれから借入を検討する方は、「どの商品で、どの条件で借りるか」を吟味することで、後の苦しさを大きく減らせます。無利息期間が長いカードローンを比較検討するところから始めてみてはいかがでしょうか。
コメント