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自己破産経験者があえて選んだ「債務整理しない道」。30代後半の自力返済術

2026.05.25

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「自己破産まではプライドというか意地みたいなしょうもない話で…でも、自分を信じたいんです」

ネットショップ運営10年以上のサトシさん(仮名・30代後半)は、20代で1度自己破産を経験しています。それから10年以上が経った今、再びクレジットカードを延滞し、ブラックリスト入りが確実な状況に陥りました。

しかし、サトシさんは任意整理も個人再生も自己破産も選ばず、自力返済を続けています。これまで当サイトが取材してきた6名の借金経験者の中で、唯一「債務整理しない」道を選んだ人物です。

なぜサトシさんは債務整理を選ばないのか。そしてAIを返済計画の相談パートナーに活用するという、2026年らしい新しい借金管理術とは——。経験者ならではのリアルな選択と工夫を聞きました。

目次

20代で自己破産。それでも今回は「債務整理しない」選択

20代で1度自己破産を経験したサトシさん。今回ブラック入りしても、あえて任意整理や自己破産を選ばず自力返済を続けています。

30代後半・ネットショップ運営10年のサトシさん

サトシさんは30代後半の独身男性。一人暮らしで、ネットショップとせどりを中心とした半自営の仕事をしています。アルバイトも一部しながら、月収は30万円前後とのこと。

ネットショップは10年以上前から続けており、基本的に一人で運営しています。外注は使うものの、従業員はいません。

若い頃の就職は「一瞬で合わなかった」

「若い頃に就職とかはしたんですけど、本当にもう一瞬で合わなかったので、キャリアとか経歴にかけるようなのは全然ないですね」

会社員生活は早々に切り上げ、20代のうちにネットショップ運営の道を選びました。早期独立というキャリア選択は、後の借金問題とも深く関わっています。

20代の自己破産経験——「今思えばよかった」

サトシさんは20代前半から後半にかけて借金が増加し、1度自己破産を経験しています。

「20代の前半とか後半あたりで結構やっぱり借金が増えちゃって、1回自己破産してるんですよ。その時は大変だったんですけど、逆に今思えばその経験があるんで、まだ良かったかなみたいな」

過酷な経験を「良かった」と振り返れるのは、その後の人生に活かせているからこそ。この経験こそが、今回の「債務整理しない」選択にもつながっています。

今回はあえて「債務整理しない」選択

1〜2年前から再びクレジットカードを延滞し、ブラックリスト入りは確実なサトシさん。それでも今回は任意整理・個人再生・自己破産のいずれも選ばず、自力返済を続けています。

当サイトで取材した10名の借金経験者の中で、サトシさんは唯一「債務整理しない」道を選んだ人物です。

対象者 経験内容 選択した解決方法
30代男性(経理)推し活で600万円個人再生
32歳男性妻の借金300万円任意整理
30代女性カードローン3社債務整理
20代男性返済が重なって延滞任意整理
40代女性元夫の借金肩代わり自己破産
20代女性クレカ2社滞納弁護士事務所移管
サトシさん(本記事)2度目のブラック入り★債務整理せず・自力返済

【経験者からの声】
「20代で自己破産したけど、今思えばその経験があってよかった。だから今回は、自分を信じたいんです」(サトシさん)

クレカ延滞のきっかけは「3つの複合要因」

1〜2年前に始まったクレカ延滞。原因は『プライベートの支出増』『コロナ後の資金繰り悪化』『体調不良による収入減』の3つが重なったことでした。

健康関連グッズ・サプリへの継続支出

1つ目の要因は、プライベートの支出増加です。特に体調不良時に購入した海外サプリメントや健康関連グッズへの継続的な支出が痛手となりました。

「海外のサプリメントとかあると思うんですよ。日本とはちょっと違くて、確かに品質良くて効果もあるんですよね。ただやっぱり高額だったりするので、どうしても体調の面を考慮して先に高額で払っちゃったとか」

サプリメントは継続して飲み続けないと効果が出にくいため、一度始めると継続的な支出が発生します。「人によっては怪しいと言うけど、自分は効果があったよっていうのが10回に1回でもあり得る話なので」と、健康への投資と支出のジレンマを語ります。

コロナ後のネットショップ資金繰り悪化

2つ目の要因は、ネットショップの資金繰り悪化です。コロナ禍は売上が「下がるならいい」ですが、サトシさんの場合は逆に売上が増えた時期もあり、それが資金繰りを苦しめました。

「コロナで、ほら、すごい盛り重要みたいな感じで売上が増える部分もあったりして。だから仕入れが追いつかないとか。売上が増えれば良いって問題じゃないんですよね。資金繰りしちゃうんで逆に」

仕入れは先にお金が出ていくため、需要急増に対応するには大量の資金が必要です。売上は増えてもキャッシュフローは悪化するという、自営業者ならではのジレンマがありました。

悪質購入者・返品増加で在庫管理が困難に

さらに、コロナ後はお客さんの質も変化したといいます。

「結構その『詐欺師だ』とか言って、なんかお金返せってずっと言ってくる悪質な購入者とか。1年前の商品とかでも。そういう面で、返品とかちょっと不良在庫とかが重なって、在庫管理が厳しくなった」

不良在庫の増加で資金繰りはさらに悪化。新しいチャレンジや投資ができなくなり、目先の支払いをクレジットカードに頼るようになっていきました。

体調不良——「うつ」までいかない孤独感

3つ目の要因は、体調不良と孤独感です。

「厳密には体調が悪いって言ってもお医者さんに行くほどではないんですよね。ただ、やる気がない。要は『うつ』なのか、でも『うつ』っていう症状をネットで調べると、自分まではいかないんですよね。なんかうっすらみたいな」

独身で年齢を重ねたことによる孤独感も影響していました。「友達とかも全然いない、相談者もやっぱり年齢を重ねると徐々にしまって、そういうところで苦しくなった部分が自分の中であるのかな」と振り返ります。

意欲の低下は収入の減少につながり、複合的な要因が借金問題を加速させていきました。

延滞〜ブラックリスト確信までの実体験

PayPayカードを3〜4ヶ月、楽天カードを半年延滞。20代の自己破産経験から、ブラック入りはすぐに確信していました。

仕事用カード4〜5枚を保有

延滞当時、サトシさんは仕事用として4〜5枚のクレジットカードを保有していました。個人名義のカードを事業用として使用するスタイルです。

その中で延滞が発生したのは、JCBカードと楽天カードの2枚に集中させたといいます。

なぜ延滞を「2枚に集中させた」のか

これは経験者ならではの判断です。

「全部延滞してると全部に罰則金とか、遅延損害金とか色々かかっちゃうんで。延滞するんだったらクレジット会社としては迷惑なんでしょうけど、1つに延滞は集中した方がいいよねって。最速とか遅延損害金とか、分散しちゃうと分散しちゃうで色々大変なんで」

複数のカードに分散して延滞すると、それぞれに遅延損害金が発生してしまいます。サトシさんは過去の経験から、損失を最小化するために「1枚(または2枚)に集中させる」という戦略を取りました。

毎日のような督促電話

延滞が始まると、カード会社からは「嫌というほど」連絡が来たといいます。

「もう毎日みたいな感じで」

日中も毎日のように電話がかかってくる状況。督促への対処も20代の経験で慣れていたとはいえ、精神的な負担は大きかったようです。

信用情報開示で確認した過去のブラック履歴

サトシさんは20代の頃、信用情報機関に開示請求をした経験があります。

「知り合いからアドバイスを受けて、客観的に見といた方がいいよって。1回見て、『あ、ブラックに乗ってますね』みたいな。『どのくらいで取れますかね』って聞いたら『数年くらいじゃない』みたいなことを言われて。実際に回復しました」

この経験があったからこそ、今回の延滞でも「ペナルティは絶対残る」と即座に確信。PayPayカードを3〜4ヶ月延滞した時点で「あ、やったな」と覚悟を決めたといいます。

なぜ債務整理を選ばないのか——「自分を信じたい」という選択

任意整理・個人再生・自己破産——すべての選択肢を知った上で、サトシさんは「2度目はプライドと意地で避けたい」「自分を信じたい」とあえて自力返済を選びました。

「2度目の自己破産は絶対に避けたい」

サトシさんはすでに20代で1度自己破産を経験しています。法律上は2度目の自己破産も可能ですが、本人は強くこれを拒否しています。

「個人的には自己破産までは行きたくないっていう感じで。具体的にじゃあ立ち直る術が見えてるかというと、そういうわけではないんですけど。やっぱり自己破産までは、プライドというか意地みたいな、しょうもない話で」

本人は「しょうもない話」と謙遜しますが、これは2度の自己破産を経験した人だからこそ持ち得る覚悟でもあります。

任意整理・個人再生も選ばなかった理由

自己破産だけでなく、任意整理や個人再生という選択肢もあります。なぜサトシさんはそれらも選ばなかったのでしょうか。

自営業者にとって、信用情報の悪化は事業継続に直結します。事業ローン・法人カードの審査、仕入れ先との取引、設備投資のための借入——すべてに影響が出る可能性があります。

すでにブラック入りしているとはいえ、債務整理を正式に行うとさらに5〜10年は信用情報に記録が残ります。10年以上ネットショップを続けてきたサトシさんにとって、事業の未来を考えた末の選択でもあるのです。

弁護士相談の限界も知っている経験者ならではの判断

サトシさんは過去の経験から、弁護士相談の限界も冷静に認識しています。

「前の苦しい状況の時にやっぱり弁護士さんに電話して、『あ、これあなたの状況だとダメだよ』って。よくネットとかで『弁護士に相談したらどうですか』って言うと、正直あの役に立たない人がほとんどだよね、みたいな。この算数しかないよねみたいな」

「結局、自己破産か任意整理しかない」と知っているからこそ、今回は最初から「自力返済」と決めました。経験者ならではの素早い意思決定です。

「自分を信じたい」という気持ち

債務整理を選ばない最大の理由は、合理的判断だけではありません。

「でも、もう少し頑張りたいなって自分の中で思うところがあって。なんかうまく言えないんですけど、自分を信じたいというか。我儘かもしれないですけど」

「我儘かもしれない」と本人も認識しています。それでもこの選択を貫きたいという気持ちは、人間として誰もが共感できる部分ではないでしょうか。

【監修者コメント】
「債務整理しない自力返済」という選択は、自営業者にとって理にかなった判断と言えます。任意整理でも信用情報には5年間記録が残り、事業ローンや法人カードの審査に影響します。サトシさんのように、自分の事業状況と将来設計を見据えて「自力返済」を選ぶ経営者は少なくありません。
ただし、返済の見通しが立たない場合や、利息が膨らみ続ける状況であれば、早めに専門家へ相談することも重要です。

自力返済の具体策——「徐々に緩やかに」

では、サトシさんは具体的にどう自力返済を進めているのでしょうか。

「最終的に状況分析して、支払いまでに隙間バイトとか、お金の保活だったり、隙間バイトとかで穴埋めできないかとか、そういうのを見て。ダメだった場合、もうどうしてもクレジットとか切っちゃう。リボとか分割とか、要はキャッシングとかそういうの使うのと、あとはちょっと一部、クレジットとは別のちょっと返済とかが遅れるみたいな」

残高は「徐々に緩やかに下がる」状況。直近2〜3ヶ月は良くなった時期もあったと言います。

「賢い人は早めに自己破産する」という客観的視点

興味深いのは、サトシさんが自分の選択を絶対視していないことです。

「早めに自己破産する人も賢いと思いますよ。自分みたいに足掻くのは、ある意味ドMプレイなんで。自分で言うのもなんですけど」

人それぞれ最適解は違う——その冷静な視点も、自己破産を一度経験した人ならではのものです。

AIを返済計画の相談パートナーに——30代経営者の新しい借金管理術

AIに返済計画を分析させ、破綻リスクや成功確率を数字で判断する——人にも家族にも相談できない借金問題で、AIを冷静なパートナーとして活用しています。

家族・友人には相談できない借金問題

借金問題は、誰にでも相談できる話ではありません。サトシさんも例外ではありません。

税理士は契約しているものの、個人的な返済の相談はあまりしていません。家族にも、コンサルタントにも、センシティブな借金問題は相談しづらいと言います。

「ちょっとハードルが重いですね。そこまで信用するのは」

なぜAIが「相談相手」になれるのか

そんなサトシさんが新しい相談相手として活用しているのが、AIです。

「個人情報は改ざんはできないんですけど、お金を払って外部にその情報を遮断とかすれば、ある程度プライバシーは担保されるんで」

有料プランの情報遮断機能を使えば、プライバシー面の不安も軽減できます。AIは感情的にならず、冷静に状況を分析してくれる存在になっています。

具体的なAI活用方法

サトシさんがAIに相談する内容は、主に返済計画の数値分析です。

「AIは質問に対してブレるところはあるんですけど、数字に関してはめちゃめちゃ強いんで、当たり前ですけど。数字の違和感というか、『この返済計画は絶対破綻します』とか。じゃあ具体的にいいと思うよってポジティブに言うんですけど、『じゃあ成功確率何%ですか』とか数字で言わせると絶対ボロが出るんで。『いや、2〜3割でちょっとやっぱり厳しいです』みたいな」

感情論に流されず、客観的な数値で返済計画を評価してくれる——これがAIならではの強みです。

将来的にはビジネス・個人パートナーへ

現時点でも「相談相手」として機能しているAI。サトシさんはさらに先を見据えています。

「将来的には本当にビジネスパートナーというか、本当に個人的なパートナーとかにもなるんじゃないかなとは思いますけど」

【経験者からの声】
「お金を払って外部に情報を遮断すればプライバシーは担保される。『この返済計画は絶対破綻します』とか数字で言わせると絶対ボロが出るんで、本当に冷静な相談相手になります」(サトシさん)

「返済」より「お金を増やす」を検索する理由

返済キーワードで検索しても選択肢は限られ、精神的にも不安になる。だからサトシさんは『お金を増やす』『資金管理』で検索し、余力資金を作る方向に切り替えています。

「返済」検索のジレンマ

「返済を減らす」というキーワードで検索しても、出てくる情報は限られています。

「返済を減らす方法って、結局自己破産だったり、何かしら弁護士さんに相談するに限られちゃってると思うんですよね。だから返済とかそういうキーワードで探しても、もう取れる手段で限られてるんで、探しても出てこないんですよ。求めてる答えというか、解決するっていう悩みは、もう選択肢は限られてるんで」

さらに、「不安になっちゃうんですよ精神的に」と、検索することで精神的負担が増えるという問題もあります。

SEO・検索リテラシーを活かした情報収集

ネットショップ運営10年の経験から、サトシさんはSEOや検索キーワードの扱いに長けています。

「一般人がちょっと一度二度どう検索かけて『あ、やっぱりないな』ってやめちゃうみたいな感じじゃなくて、一般的にこういうような検索ワードで検索すれば、このくらいは担保できて、これ以上検索するのがだるいかやるべきかやりたいか、みたいな。そういう風になってくるので、探し方は他の人よりは若干その得意な自信ありますやっぱり」

検索しても無駄な情報を効率的に判別できるからこそ、「返済」検索の限界もすぐに見抜けました。

「お金を増やす」「資金管理」へのシフト

そこでサトシさんが選んだのは、検索キーワードのシフトです。

「お金を増やすっていうところと、資金管理の部分でどうやったらお金を貯められて、それが返済とかそういうところに回せて余力のある資金を作れるか。やっぱり余力があった方が他のことに回せたりとか、精神的に担保ができるので、そういうところをメインで検索するようにしてますね」

余力資金を作ることが先決——返済方法を直接探すのではなく、その手前の「お金を作る」段階に注力する発想転換です。

SNS情報の信憑性問題

サトシさんは情報源の質にも厳しい目を向けます。

「SNSとかでも見てもやっぱり情報の鮮度とか、心憑性とかあんまり担保できないというか。例えば『クレジットカード、ブラックついてるけどできました』みたいなものがSNSに載ってて、いざ見たらクレジットというかプリペイド型——要はお金を入金して、そのクレジット枠の中で使えますよみたいな。なんかそれクレジットっていうのみたいなものとか」

「ブラックでもクレカが作れた」という投稿の実態は、デポジット型(プリペイド型)クレジットカードであることも多く、誤解を招く情報も少なくありません。コメント欄の「できませんでした」も含めて判断する必要があります。

「生かさず殺さず」——目から鱗のクレジット会社の本音

クレジット会社はあなたに死なれては困る。返済してほしいから督促してくるだけ——この「生かさず殺さず」の論理を知ったことで、督促への恐怖が和らぎました。

ブログ記事で得た「目から鱗」の気づき

サトシさんは延滞中、自己破産経験者のブログやnote記事を読みました。そこで「目から鱗」の情報を見つけたといいます。

「クレジット会社とかすごい嫌な督促、すごい威圧的な督促、弁護士で訴訟を起こしますみたいなのが来るけど、基本的に死なれちゃ困るんですよ、当たり前ですけど。だってお金回収できないんで」

「命までは取られない」という冷静な理解

「生かさず殺さず」が難しい——だからクレジット会社は返済を促すために強い督促をかけてくるのです。

「結局、返済をして欲しいんで、命までは取られないというか。すごい怖いけど、命までは取られないみたいな。逆に体ボロボロにしたら働けないし、返さなきゃいけないんだけど、返済をさせる意識をその方向に向けさせなきゃいけないから、あんなすごいひどい感じでやってくるんであって、みたいな」

この理解があると、督促への過剰な恐怖から少し距離を置くことができます。

こういう情報こそ求められている

もちろん、これは「督促を甘く見ていい」という意味ではありません。

「だからって甘く見ればいいって問題じゃないんですけど。でも、そういう情報がやっぱり整理されたりとか、返済について気軽に相談できたりとか、そういう情報があるサイトとか情報が集積されるところがあればいいなとは思います」

自己分析・マインドセット・相談先などの「地味な情報」こそクローズアップされるべきだと、サトシさんは強調します。

同じ状況の人へ——「まず自分の状況を整理せよ」

サトシさんが最も伝えたいのは「現状把握」。残高・動かせるお金・毎月の支出・返済額・利子を整理することが、すべての始まりだとアドバイスします。

現状把握こそすべての始まり

「今、自分と同じ状況で困っている人がいたら、どんなアドバイスをしますか」という質問への答えは、明快なものでした。

「まずは自分の状況の整理ですよね。残高とか、確かにしたくないとか苦しいとか見たくないとか、そういう部分はあるんですけど、やっぱり自己分析というか、自分の元のお金、動かせるお金、使えるお金いくらか。あと支出は毎月いくらかみたいな返済額、何年くらいその返済で利子はどのくらいか。そういう情報把握、現状把握こそが大事。そこからすべて始まる」

「人に相談するにも、現状把握から」

サトシさんは続けます。

「結局、人に相談する時も、人もそこ分からないとアドバイスしようがないと思うんですよ。『残高いくらなの』『いくら残期残ってんの』みたいな。結局そこから始まるんで、まずはそこです」

専門家に相談するにしても、AIに相談するにしても、まずは自分の状況を数字で把握することが第一歩なのです。

行政・国は助けてくれないという現実認識

「国や行政は基本的に助けてくれないと思ってる」と、サトシさんは冷静に語ります。

「物価だとか色々国も大変で手一杯で、『自分たちのことを自分たちでやってください』みたいな感じなので、もう仕方ないかなって思っていて」

だからこそ、民間の信頼できる情報源が重要になります。

必要なのは「地味だが手堅い」情報

「商業的なコンテンツではなく、本当に役に立つ情報——自己分析、マインドセット、借入れ先や相談できる場所、返済計画の立て方。すごい地味なんですけど、そういう情報がクローズアップされればいいなとは思います」

多くの人が興味を持たない「地味な情報」こそ、必要としている人々に届くべき——サトシさんの願いが詰まったメッセージです。

よくある質問(FAQ)

自己破産を一度経験すると、もう一度自己破産できますか?

法律上は可能ですが、前回の免責確定から7年経過していることが原則条件です。サトシさんのように「2度目はプライドや意地で避けたい」と感じる方も多くいます。再度の自己破産は審査も厳しくなる傾向があるため、安易な選択ではありません。

ブラックリストに載っている状態で、新規にクレジットカードは作れますか?

通常のクレジットカードは難しいですが、デポジット型クレジットカード(事前にお金を預けるタイプ)なら作れる可能性があります。SNSで「ブラックでも作れた」という情報は、デポジット型のケースも多いため、注意が必要です。

延滞は1枚に集中させた方がいいですか?

一概には言えませんが、複数カードに分散して延滞すると、それぞれに遅延損害金が発生します。サトシさんは「1〜2枚に集中させた」と語っていますが、根本的には延滞自体を避けることが最善です。延滞が続けば信用情報への影響は同じです。

AIを返済計画の相談に使っても大丈夫ですか?

個人情報の取り扱いには注意が必要です。サトシさんは有料プランで情報遮断機能を使っていると話します。数値分析や客観的な判断には強い一方、機密情報の入力には十分配慮しましょう。法的判断は弁護士・司法書士に確認することをおすすめします。

自営業者がクレジットカードを延滞すると、事業にどんな影響がありますか?

事業用ローン・新規カード作成が困難になり、仕入れや資金繰りに支障が出ます。サトシさんも「投資できない、チャレンジできない」状況を語っています。自営業者は信用情報の影響が会社員より大きいため、債務整理を選ぶかどうかも慎重な判断が必要です。

「お金を増やす」検索に切り替えるのは賢明ですか?

返済方法は法的に選択肢が限られているため、検索しても精神的に消耗するだけというサトシさんの判断は理にかなっています。ただし、債務整理という選択肢を完全に排除する前に、一度専門家の無料相談を受けることをおすすめします。状況によっては早めの債務整理が最善のこともあります。

まとめ——「債務整理しない選択」は、誰にでも当てはまる答えではない

サトシさんの体験談から得られた学びをまとめます。

  • 20代で自己破産経験のあるサトシさんが、30代後半で再びブラック入り
  • 3つの複合要因(プライベート支出・コロナ後の資金繰り・体調不良)が引き金
  • 唯一の特徴:今回は任意整理も自己破産も選ばず、自力返済を選択
  • 「2度目の自己破産は避けたい」というプライドと意地
  • 「自分を信じたい」という選択
  • AIを相談パートナーに、現状把握と数字管理で乗り切る
  • 「返済」より「お金を増やす」検索で精神的負担を軽減
  • 「生かさず殺さず」の論理を知り、督促の恐怖を客観視

【★重要な注意点】
サトシさんの「債務整理しない」選択は、経験者ならではの判断です。初めて借金に苦しんでいる方は、必ず一度は専門家(弁護士・司法書士)の無料相談を受けることをおすすめします。
自力返済が現実的かどうか、債務整理した方がいいかは、人それぞれの状況によります。「賢い人は早めに自己破産する」とサトシさん自身も語っているように、早めの決断が人生を救うケースも多くあります

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