個人事業主や法人経営者にとって、事業用のクレジットカードは必要不可欠なツールです。中でもライフカードビジネスライトプラスは、年会費永年無料という手軽さから、多くの経営者に選ばれています。
しかし、「審査はどのくらい厳しいの?」「限度額はいくらくらい?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、ライフカードビジネスライトプラスの審査基準から審査期間、利用限度額、さらには実際の利用者の口コミまで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたがこのカードを申し込むべきかどうかの判断材料がすべて揃うでしょう。
目次
ライフカードビジネスライトプラスの基本情報

公式サイト | 公式サイトはこちら |
カード種類 | 法人向けクレジットカード |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
申し込み条件 | 20歳以上で、法人代表者または個人事業主であること |
必要書類 | 代表者の本人確認書類のみ<br>※法人の場合は登記簿謄本、個人事業主の場合は開業届の提出は不要 |
ポイント制度 | ライフサンクスポイント |
基本還元率 | 0.5%(1,000円につき1ポイント) |
主な特典 | ・空港ラウンジサービス<br>・福利厚生サービス「ライフ・サポート倶楽部」<br>・弁護士無料相談サービス<br>・会員向け優待サービス |
付帯保険 | なし |
ETCカード | 年会費永年無料、複数枚発行可能 |
1. ライフカードビジネスライトプラスの審査は厳しい?甘い?
ライフカードビジネスライトプラスの審査は、比較的、申し込みやすいと言えます。一般的な法人カードやビジネスカードと比較しても、審査のハードルは高くないと評価されています。
その理由は、以下の3つの特徴にあります。
- 代表者の信用情報が重視される
- 決算書・事業計画書の提出が不要
- 年会費が永年無料
これらの特徴から、設立間もない法人や、赤字決算の法人、個人事業主の方でも審査に通る可能性が十分にあります。
1-1. 審査の厳しさを判断する4つの基準
クレジットカードの審査は、以下の4つの要素で決まります。ライフカードビジネスライトプラスも、これらの基準に基づいて総合的に審査を行います。
① 申し込み者の属性情報
属性情報とは、申し込み者の「年収」「勤務先」「勤続年数」「居住形態」など、返済能力を示す情報です。法人カードの場合、代表者個人の属性情報が審査の重要なポイントとなります。
- 年収: 安定した収入があることが重要です。個人の年収が極端に低い場合は、審査が厳しくなる可能性があります。
- 勤務先・勤続年数: 事業が安定しているかどうかを判断する材料になります。
- 居住形態: 持ち家か賃貸かなども判断材料の一つとなります。
② 信用情報
信用情報とは、これまでのクレジットカードやローンの利用履歴です。ライフカードビジネスライトプラスは、申し込み者の信用情報を「CIC」「JICC」「KSC」といった指定信用情報機関に照会します。
- 支払い延滞の有無: 過去にクレジットカードやローンの支払いを61日以上、または3ヵ月以上遅延した履歴(異動情報)があると、審査に通ることはほぼ不可能です。
- 債務整理の有無: 自己破産や任意整理などの債務整理を行った履歴がある場合も、審査に通るのは困難です。
- 多重申し込み: 短期間に複数のクレジットカードに申し込んでいる場合、「申し込みブラック」と判断され、審査に落ちる可能性が高まります。
③ 決算状況・事業内容
多くの法人カードは、申し込み時に決算書や事業計画書の提出を求め、法人の経営状況を厳しく審査します。しかし、ライフカードビジネスライトプラスはこれらの書類提出が不要です。
これは、審査が代表者個人の信用情報に重きを置いていることを意味します。設立直後で決算がまだない法人や、赤字決算の法人でも、代表者個人の信用情報に問題がなければ、審査に通る可能性が高いと言えます。
④ 申し込み者の事業形態
ライフカードビジネスライトプラスは、法人だけでなく個人事業主も申し込みが可能です。個人事業主の場合、開業届の提出も不要です。この点も、他のビジネスカードと比べて審査が甘いと言われる大きな理由の一つです。
1-2. 他社ビジネスカードと比較した審査難易度
ライフカードビジネスライトプラスの審査は、他のビジネスカードと比べて、以下のような位置付けです。
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードなど:審査が厳しく、決算状況や事業規模が重視される傾向。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなど:審査は比較的厳しめだが、決算書は不要。個人の信用情報が重視される。
- オリコEX Gold for Bizなど:審査難易度は比較的近い。
ライフカードビジネスライトプラスは、**審査難易度で言えば「易しい部類」**に入ります。特に、事業の実績よりも、代表者個人の信用情報に自信がある方には最適なカードと言えるでしょう。
2. ライフカードビジネスライトプラスの審査期間はどのくらい?
ライフカードビジネスライトプラスの審査期間は、申し込み方法や状況によって異なりますが、最短4営業日で審査が完了します。
申し込みからカードが手元に届くまでの一般的な流れは以下の通りです。
- ウェブサイトから申し込み:必要事項を入力し、本人確認書類の画像をアップロードします。
- 審査:ライフカード社が審査を行います。
- 審査結果通知:審査通過の場合、メールで通知が届きます。
- カード発行・郵送:カードが発行され、郵送されます。
通常は、1〜2週間程度でカードが手元に届くことが多いようです。
2-1. 審査期間が長くなるケース
以下のような場合は、審査に時間がかかることがあります。
- 申し込み情報に不備がある:氏名、住所、電話番号などの入力ミスがあると、確認に時間がかかります。
- 本人確認書類に不備がある:提出した書類が不鮮明であったり、有効期限が切れている場合など。
- 申し込みが集中している:キャンペーン期間中など、申し込みが殺到すると審査が混み合い、通常よりも時間がかかります。
- 在籍確認が取れない:申し込み情報の内容に疑義がある場合など、勤務先への在籍確認が行われることがあります。
2-2. 審査期間を短くするコツ
少しでも早くカードを手に入れたい方は、以下の点に注意して申し込みましょう。
- 正確な情報を入力する:申し込みフォームは、誤字脱字がないか入念にチェックしましょう。
- 本人確認書類を鮮明に撮影する:アップロードする書類は、文字がはっきり読めるように撮影しましょう。
- 申し込み前に信用情報を確認する:ご自身の信用情報に問題がないか、事前に確認しておくことで、審査落ちのリスクを減らせます。
3. ライフカードビジネスライトプラスの利用限度額は?
ライフカードビジネスライトプラスの利用限度額は、10万円〜500万円です。
これは一般的なビジネスカードと比べると、やや低めの設定と言えます。利用限度額は、審査によって個別に決定されます。
3-1. 限度額が低く設定されるケース
- 設立間もない法人や個人事業主:事業の実績がないため、最初は限度額が低く設定される傾向があります。
- 申し込み者の信用情報が十分でない:過去に支払い遅延の履歴があるなど、信用情報に懸念がある場合。
- 年収が低い:代表者個人の年収が低い場合。
3-2. 限度額を増額する方法
ライフカードビジネスライトプラスは、利用実績を積むことで限度額の増額が可能です。
- 支払いの遅延をしない:毎月の支払いを期日通りに行うことで、信用が積み重なります。
- カードを継続的に利用する:毎月一定額を継続的に利用することで、カード会社からの評価が上がります。
増額の申し込みは、カードを半年以上利用した後に行うのが一般的です。
4. ライフカードビジネスライトプラスの審査に関する口コミ・評判
実際にライフカードビジネスライトプラスを申し込んだ方や利用している方の口コミを見てみましょう。良い口コミと悪い口コミ、両方をご紹介します。
4-1. 良い口コミ
- 「開業したばかりで、他の法人カードは審査に落ちたけど、これだけ通った!」
- 設立間もない事業者でも審査に通ったという声が多く見られます。
- 「決算書不要なのがありがたい!手続きが簡単だった」
- 提出書類が少ないことを評価する声です。
- 「年会費が永年無料だから、とりあえず持っておいても損はない」
- コストをかけずに法人カードを持ちたいという方に支持されています。
- 「ETCカードが複数枚発行できるので、社用車が何台あっても便利」
- 複数のETCカードを無料で持てる点を評価する声です。
4-2. 悪い口コミ
- 「利用限度額が低くて、すぐに上限に達してしまう」
- 事業規模が大きい方にとっては、限度額が物足りないという声もあります。
- 「ポイント還元率が低いので、あまりポイントが貯まらない」
- ポイント還元率を重視する方には不向きかもしれません。
- 「付帯保険がないのが不安」
- 海外旅行傷害保険やショッピング保険が付帯していない点を懸念する声です。
- 「審査に時間がかかって、なかなかカードが届かなかった」
- 申し込み状況によっては、審査に時間がかかることもあるようです。
これらの口コミは、あくまで個人の感想であり、すべての方に当てはまるわけではありません。しかし、ライフカードビジネスライトプラスの審査や利用のリアルな状況を知る上では、非常に参考になります。
5. ライフカードビジネスライトプラスの審査に落ちてしまう原因と対策
もしライフカードビジネスライトプラスの審査に落ちてしまった場合、考えられる原因は以下の通りです。
5-1. 審査落ちの原因
- 代表者個人の信用情報に問題がある
- 過去に支払いの延滞や債務整理の履歴がある。
- 申し込みブラックになっている
- 短期間に複数のクレジットカードに申し込んでいる。
- 申し込み情報に虚偽や誤りがあった
- 年収を水増ししたり、勤務先を偽ったりすると、審査に落ちるだけでなく、今後のカード審査にも悪影響を及ぼします。
- 事業の実態が確認できない
- 申し込み情報が不十分であったり、事業の存在が確認できない場合など。
5-2. 審査落ち後の対策
一度審査に落ちてしまったからといって、諦める必要はありません。以下の対策を試してみましょう。
- 半年〜1年間の期間を空ける
- クレジットカードの申し込み履歴は、信用情報機関に6ヵ月間保存されます。この期間は、新たなカードの申し込みを控え、信用情報の回復に努めましょう。
- 現在の借入額を減らす
- もし他社の借金がある場合は、できるだけ返済を進め、借入額を減らしましょう。借入額が少ないほど、返済能力が高いと判断され、審査に通りやすくなります。
- 申し込み情報を再確認する
- 次回申し込む際は、入力ミスがないか、正確な情報を入力しているか、入念にチェックしましょう。
- 属性情報を改善する
- 事業の実績を積み、収入を安定させることで、次回の審査に有利に働きます。
6. ライフカードビジネスライトプラスの審査に関するよくある質問
Q1. ライフカードビジネスライトプラスの審査で在籍確認はありますか?
A1. はい、あります。 ただし、すべての申し込み者に対して行われるわけではありません。申し込み情報の内容に疑義がある場合や、審査担当者が必要と判断した場合に、代表者の携帯電話や会社の電話に連絡が入ることがあります。
Q2. 法人設立前でも申し込めますか?
A2. いいえ、申し込めません。 申し込み条件に「法人代表者または個人事業主であること」と明記されているため、法人設立前の方や、これから個人事業を始める予定の方は申し込むことができません。
Q3. 赤字決算でも審査に通りますか?
A3. はい、通る可能性があります。 ライフカードビジネスライトプラスは、決算書の提出が不要なため、代表者個人の信用情報が重視されます。したがって、事業が赤字でも、代表者個人の信用情報に問題がなければ、審査に通る可能性は十分にあります。
Q4. 短期間に複数のクレジットカードに申し込むとどうなりますか?
A4. 審査に不利になります(申し込みブラック)。 短期間に複数のカードに申し込むと、「よほどお金に困っているのでは?」とカード会社に判断され、審査に落ちる可能性が高まります。クレジットカードの申し込みは、月に1枚程度に抑えるのが賢明です。
Q5. ライフカードビジネスライトプラスとビジネスカード(スタンダード)の違いは何ですか?
A5. 主な違いは以下の通りです。
- 年会費:ライトプラスは永年無料、スタンダードは初年度無料、2年目以降1,375円(税込)。
- 付帯保険:スタンダードには、海外旅行傷害保険やショッピング保険が付帯しています。
- 限度額:スタンダードの方が、より高い限度額を設定できる可能性があります。
7. まとめ:ライフカードビジネスライトプラスの審査は怖くない!
この記事では、ライフカードビジネスライトプラスの審査に関する疑問を徹底的に解説しました。
- 審査は厳しい?甘い? → 比較的、申し込みやすい。
- 審査期間は? → 最短4営業日。
- 利用限度額は? → 10万円〜500万円。
- 審査落ちの原因は? → 信用情報や申し込み情報に問題がある可能性。
ライフカードビジネスライトプラスは、年会費永年無料という手軽さから、初めて法人カードを持つ方や、設立間もない法人・個人事業主に最適なカードです。 審査に不安を感じている方も、この記事を参考に、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人

kaitooru ライター