受験に落ちたと分かった瞬間、悔しさや不安で頭がいっぱいになり、前を向く余裕がなくなる人は多いものです。
なぜここまで心が苦しくなるのか、この感情はいつまで続くのか。
そうした疑問に対し、心の中で起きていることを整理し、今のつらさを軽くしながら次の一歩を考える視点を解説していきます。
目次
私のほぼ全落ち寸前体験談
私は当時、一般入試で私立大学の薬学部を目指していました。 合格のために、毎日朝4時に起床。友達との遊びも家族との団らんも、すべての娯楽を捨てて、人生のすべてを勉強に捧げる日々を送っていました。
しかし、現実は残酷でした。 受ける大学、受ける大学、画面に映るのは「不合格」の三文字ばかり。 その文字を見るたびに、自分の存在そのものを否定されたような、悲しい気持ちになりました。さらに追い打ちをかけたのは、経済的な焦りです。 「不合格」が増えるたび、追加の受験料がかさんでいく。 「親にこれ以上、負担をかけられない……」 申し訳なさと情けなさで、胸が締め付けられる毎日でした。
限界を超え、悲鳴を上げた身体
「全落ち」という言葉が現実味を帯びてきたとき、私の体はついに限界を迎えました。
- 止まらない涙: 机に向かっても、布団に入っても、意志とは関係なく涙が溢れてくる。
- 消えないめまい: 試験会場に向かう電車の中でも、解答用紙に向かっている最中でも、常に天井と机がぐるぐると回り続ける。
一番記憶に残っているのは、神社へ合格祈願に行ったときのことです。 当時は気づかなかったのですが、私は「メニエール病」を発症していました。平衡感覚を失い、わずか30センチ先にある賽銭箱にお金を投げ入れることさえできなかったのです。
3月中旬、卒業式後の教室で掴んだ奇跡
私がようやく合格通知を手にしたのは、卒業式もすべて終わった3月の半ば、卒業式の前日までボロボロになりながら試験会場へ足を運んでいました。後期日程よりもさらに遅い、「3次試験」での合格でした。
あんなに苦しくて、生きた心地がしなかった日々でも、大人になった今、あの時間を振り返って心から思うことがあります。
「あの時、最後まで戦い抜いた経験が、私を誰よりも強くしてくれた」
そして何より、「健康以上に大切なものはない」という真理です。 心と体を壊してまで自分を追い詰めた経験があるからこそ、今の私は「元気でいられること」の尊さを誰よりも知っています。
あの地獄のようなプレッシャーを耐え抜いた記憶は、社会に出た今、何があっても「私は大丈夫」と思わせてくれる、揺るぎない自信の源になっています。
例えば、大学では無事ストレートで大学卒業・国家試験合格をしました。紛れもなく大学受験の経験のおかげです。
大学によって変わる3つのもの
この章では、大学ごとに実は大きく異なる「環境」「ブランド力」「出会えるチャンス」の3点について解説します。
合否だけでは見えにくい大学の現実を知ることで、今感じている不安や焦りを客観的に捉え直せます。
ここを読めば、進学先を見る視点が少し変わるかもしれません。
「頑張るのが当たり前」という環境
大学によって大きく違うものの一つが、「頑張ること」に対する空気感です。
ある大学では、授業に真剣に出て課題をこなし、自主的に勉強するのが当たり前という雰囲気があります。
一方で、最低限の出席と提出だけで単位が取れる環境もあります。
これは良し悪しの話ではありませんが、どんな空気の中に身を置くかで、人の行動は驚くほど変わります。
人は基本的に、周囲の基準に影響されます。周りが努力していると、「自分もやらなきゃ」と自然に思えるものです。
逆に、誰も頑張っていない場所で一人だけ努力を続けるのは、想像以上に大きなエネルギーが必要です。
学習時間や学外活動への参加には大学ごとの差があり、大学の環境は「努力できる人を選別する場所」ではなく、「努力が習慣になりやすいかどうか」を左右する場所でもあります。
受験の結果だけを見ると見えにくいですが、こうした環境の違いが、その後の4年間の過ごし方に影響することは少なくありません。
就職活動で有利になる「ブランド力」
就職活動の話になると、「結局、大学名で決まるんでしょ」と不安になる人も多いと思います。
正直に言えば、大学名がまったく関係ないとは言えません。
企業は限られた時間で多くの応募者を見るため、大学名を一つの目安として使うことがあるからです。
実際に採用実績を見ると、特定の大学に学生が集まっている企業もあります。
また、OB・OGが多い大学では、選考の情報が入りやすかったり、相談できる先輩が身近にいたりと、スタート時点での情報量に差が出ることもあります。
ただし、それは「人生が決まる差」ではありません。大学名は、最初の扉を少し開けやすくする鍵のようなものです。
その先に進めるかどうかは、入学後に何をしてきたかで決まります。
すごい人や設備に出会える「チャンス」
大学によって差が出やすいもう一つの点が、「人」と「設備」に出会えるチャンスです。
研究費や設備投資、教員の層には大学ごとに違いがあり、それが学生の経験の幅を左右します。
先端的な研究拠点は特定の大学に集中しやすい傾向があります。
たとえば、第一線で活躍する研究者の話を直接聞けたり、最新の設備を使った実習に参加できたりする大学もあります。
また、意識の高い学生が集まる環境では、「こんな考え方があるのか」と刺激を受ける場面も増えます。
こうした出会いは、進路や価値観に大きな影響を与えることがあります。
もちろん、チャンスがあるだけで自動的に成長できるわけではありません。
しかし、そもそも環境に存在しなければ、掴むことすらできません。
第一志望に落ちて涙が止まらない理由と「悔しさ」の正体
第一志望に落ちたときの強い悔しさや涙は、弱さではなく人として自然な反応です。
この章では、その感情が生まれる理由を心理学の視点から4つに分解して解説します。
今の苦しさを言葉にできれば、気持ちは少しずつ落ち着きます。
理由①【自己アイデンティティの崩壊】で「未来の自分」を失ったから
第一志望に落ちたとき、胸の奥がぽっかり空いたように感じるのは、「大学に落ちたから」だけが理由ではありません。
実は多くの場合、「その大学に行くはずだった自分」「その先の未来」を一気に失った感覚が、大きなダメージになっています。
ここでは、自己アイデンティティという考え方から、その苦しさの正体を整理していきます。
自己アイデンティティの崩壊とは
自己アイデンティティとは、「自分は何者で、これからどう生きていくのか」という自分自身のイメージのことです。
受験生の多くは、「第一志望の大学に合格した自分」を前提に、将来の生活や人間関係、評価まで無意識に思い描いています。
そのため、不合格という結果は、進学先を失うだけでなく、「思い描いていた自分そのもの」を否定されたように感じさせます。
たとえば、「この大学に受かったら自信が持てる」「やっと努力が報われる」と思っていた場合、その前提が崩れると、「自分には価値がないのでは」と極端に考えてしまうことがあります。
自己アイデンティティの崩壊を乗り越えるために
この状態を乗り越える第一歩は、「今感じている空虚さは異常ではない」と理解することです。
未来像を一つ失っただけで、自分そのものが消えたわけではありません。
むしろ今は、「一つのシナリオが壊れた直後」なだけです。
大切なのは、新しい未来を無理に描こうとしないことです。すぐに前向きになれなくても構いません。
「今は分からない」「考えられない」と認めることが、次の自己アイデンティティを作る土台になります。
時間をかけて少しずつ現実を受け止めることで、自分の価値が一つの大学に縛られていなかったことに、後から気づけるようになります。
理由②【認知的不協和】【予測誤差】脳内での大事故が起きているから
「こんなに頑張ったのに、なぜ?」という混乱が止まらないのは、気持ちの問題というより、脳の仕組みによるものです。
第一志望に落ちた直後の頭の中では、認知的不協和と予測誤差という二つの現象が同時に起き、強いストレスを生み出しています。
認知的不協和とは
認知的不協和とは、「自分の考え」と「現実」が食い違ったときに生じる強い違和感のことです。
受験生の場合、「努力すれば報われる」「ここまでやったから大丈夫」という信念と、「不合格」という現実が真っ向からぶつかります。
このズレが大きいほど、脳は強いストレスを感じます。
その結果、「全部無意味だった」「自分はダメだ」と極端な結論に陥りやすくなります。
これは論理的な判断ではなく、違和感を早く消したいという脳の反応です。
予測誤差とは
予測誤差とは、「起こると思っていた未来」と「実際に起きた結果」の差のことです。
人は日常的に未来を予測して行動していますが、第一志望不合格は、その予測を大きく裏切る出来事です。
特に、「受かる前提」で生活リズムや気持ちを作っていた場合、そのズレは非常に大きくなります。
脳が想定していなかった事態に直面すると、感情が追いつかず、涙や怒りとして一気に噴き出します。
認知的不協和とはを乗り越えるために
認知的不協和を和らげるには、「努力=必ず成功」という考えを一度手放すことが必要です。
努力は無意味ではありませんが、結果を100%保証するものでもありません。
これは受験に限らず、人生全体に言えることです。
「今回は結果につながらなかったが、努力そのものが消えたわけではない」と言葉にするだけでも、脳の混乱は少し落ち着きます。
予測誤差を乗り越えるために
予測誤差に対しては、「想定外だった」と認めることが回復の近道です。
自分の予測が間違っていた=自分が間違っている、ではありません。未来は誰にも完全には読めないからです。
今は先のことを考えられなくても問題ありません。
脳が新しい現実に慣れるまでには時間がかかります。
その時間を「ダメな期間」だと思わず、「調整期間」だと捉えることが、次の一歩につながります。
理由③【自己効力感(セルフ・エフィカシー)】悔しさは自分を信じていたから
第一志望に落ちて、胸の奥からこみ上げてくるような悔しさを感じると、「いつまでも引きずっている自分は情けないのでは」と思ってしまう人もいますが、その感情は弱さの証拠ではありません。
むしろ、それだけ本気で自分を信じ、ここまで積み上げてきた時間があった証です。
期待していなければ、ここまで強く心は揺れません。
自己効力感(セルフ・エフィカシー)
自己効力感とは、「自分ならできる」「やり切れるはずだ」と感じる力のことです。
受験勉強を続ける中で、あなたは問題が解けるようになった経験や、点数が伸びた瞬間を何度も積み重ねてきたはずです。
その一つ一つが、「自分はやれる」という感覚を静かに育ててきました。
だからこそ、不合格という結果は、単なる失敗以上に重く感じます。
「今回はダメだった」ではなく、「自分はダメだった」と受け取ってしまいやすいのです。
自己効力感(セルフ・エフィカシー)を乗り越えるために
傷ついた自己効力感は、すぐに元通りにしなくて構いません。
成功体験だけが自信を作るわけではなく、失敗したあとにどう立て直したかも、大きな支えになります。
むしろ、「一度崩れても、また動けた」という経験は、後になって強い自信に変わることが多いものです。
今は自分を信じられなくても問題ありません。
勉強でも生活でも構いません。
小さな行動を一つずつ重ねることで、「まだ何も終わっていない」「まだ動ける自分がいる」と、少しずつ実感できるようになります。
理由④【生物的防衛反応】「選ばれなかった」ということが悔しいから
最後に、もう少し根本的な理由があります。
それは、「選ばれなかった」という事実が、人間の本能に強く刺さるからです。
この悔しさは、理屈ではなく、生き物としての反応に近いものです。
生物的防衛反応とは
人は集団の中で生き延びてきた生き物です。
そのため、「排除される」「認められない」という状況に対して、強いストレス反応が起きます。
大学に落ちたときの悔しさや惨めさは、「集団から外された」と脳が感じているサインでもあります。
これは性格や根性の問題ではなく、人間に備わった防衛反応です。
だからこそ、気合いや理屈だけで消すことはできません。
生物的防衛反応を乗り越えるために
この反応を和らげるには、「自分は拒絶された人間ではない」と繰り返し確認することが大切です。
大学に落ちたことと、人としての価値は一切関係ありません。
今は誰かと比べたり、評価を気にしたりしやすい時期ですが、意識的に距離を取ることで心は守れます。
時間が経つにつれ、脳は「危険ではない」と学習し、感情の波は少しずつ落ち着いていきます。
【先輩直伝】大学受験が人生のすべてではない3つの理由
大学受験の結果が出た直後は、「ここで人生が決まった気がする」と感じやすいものです。
しかし実際には、大学名がその後の人生を一方的に決める場面はほとんどありません。
この章では、進学先に関係なく人生が動き続ける理由を、現実的な視点から3つ紹介します。
「どの大学か」ではなく、「どう生きるか」が毎日の幸せを決めるから
大学の名前は、確かに人生の「看板」にはなります。
ただし、その看板が、日々の満足感や心の充実まで保証してくれるわけではありません。
どれだけ有名な大学に入っても、興味のない勉強を続けていたり、周りに合わせて本音を押し殺していたりすれば、心はすり減っていきます。
逆に、知名度に関係なく、自分が納得できる時間を積み重ねている人は、毎日を前向きに生きています。
幸せの正体は、とても地味です。
朝起きて「今日はこれをやろう」と思えること、気の合う友人と何気ない話で笑えること、自分の好奇心に従って動けること。
こうした瞬間は、大学名が何であれ、自分の選択次第で今日からでも増やせます。
誰かが決めた成功ルートに乗っているかどうかより、「自分の一日をどう使っているか」のほうが、心の満足度には直結します。
受験結果は変えられませんが、これからの生き方は毎日更新できます。
どの大学に通うかより、どんな姿勢で日々を過ごすか。
その積み重ねが、数年後の自分の表情や人間関係を大きく変えていきます。
挫折を知ることで、「世間の正解」ではなく「自分の正解」を選べるようになるから
一度レールを外れる経験は、想像以上に価値があります。
全落ちという結果はつらいものですが、それは同時に、「この道しかない」という思い込みを壊してくれます。
順調に合格を重ねた人ほど、無意識のうちに「有名大学→大企業→高年収」といった、世間が用意した正解を追い続けてしまうことがあります。
そして気づいたときには、「本当は何がやりたいのか分からない」と立ち止まる人も少なくありません。
一方で、大きな挫折を経験した人は、「失敗=終わり」ではないことを、身をもって知っています。
もう一度どん底を見ているからこそ、失敗を過度に恐れなくなり、「それでもやってみよう」と踏み出せる強さが育ちます。
これは、順風満帆な人にはなかなか身につかない感覚です。
今の時代は、みんなが同じエリート街道を目指すより、自分なりの軸やストーリーを持っている人のほうが評価される場面も増えています。
全落ちは遠回りに見えるかもしれませんが、「自分はどう生きたいのか」を真剣に考えるチャンスでもあります。
世間の正解ではなく、自分の納得を基準に選べるようになることは、これからの人生で大きな武器になります。
人生は「どこに所属するか」より「何を実現するか」のオーディションの連続だから
大学受験は、人生で最初に強く意識する選択かもしれません。
でも、それが最後の審査というわけではありません。
社会に出れば、誰もあなたの受験の点数や偏差値を聞いてきません。
その代わりに問われるのは、「今、何ができるのか」「これから何をしたいのか」という、もっと実践的な部分です。
仕事でも、人間関係でも、趣味でも、人生には何度も再スタートの場面が訪れます。
そのたびに求められるのは、所属先の名前ではなく、あなた自身の考え方や行動力です。
「目の前の人にどんな価値を提供できるのか」「何を実現しようとしているのか」。
そうした姿勢が、評価され続けます。
だからこそ、過去の結果に縛られすぎる必要はありません。
受験という一つのオーディションの結果が、あなたの人生すべての可能性を奪うことはありません。
むしろ、過去の肩書にしがみついて、その後何も挑戦しない人生のほうが、ずっともったいないです。
これから何度でも、自分を表現し、選び直し、挑戦していい。
その自由は、今もこれからも、あなたの手の中にあります。
社会に出てから役立つ「挫折」の経験|挫折を経験した人と、していない人の決定的な3つの違い
挫折の経験は、社会に出てから思っている以上に大きな差を生みます。
この章では、挫折を経験した人とそうでない人の間に生まれる決定的な違いを3つの視点で整理します。
なぜ挫折が“不利”ではなく“武器”になるのか。その理由を知れば、今の経験の意味が変わります。
「リカバリー力(レジリエンス)」の有無
社会に出てから本当に問われるのは、失敗しないことよりも「立て直せるかどうか」です。
仕事でも人間関係でも、思い通りにいかない場面は必ず訪れます。
挫折を経験している人は、一度気持ちが折れた状態からどうやって戻るかを、身をもって知っています。
挫折経験がある人
挫折経験がある人は、失敗そのものよりも「その後どう動くか」に意識を向けられます。
一度大きく落ち込んだ経験があるため、感情が乱れた状態でも「この感じは永遠には続かない」とどこかで分かっています。
そのため、少し休んでから状況を整理したり、人に相談したりと、立て直すための行動に移りやすくなります。
また、「助けを求めること=弱さ」ではないと理解している点も特徴です。
自分一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら回復する選択ができます。
この柔軟さが、仕事や人間関係のトラブルに直面したときの安定感につながります。
挫折経験がない人
挫折経験がない人は、これまでの成功体験を前提に物事を考えがちです。
そのため、想定外の失敗が起きたとき、「なぜこんなことになったのか」と思考が止まり、感情の整理に時間がかかることがあります。
これまで経験してこなかった落ち込みに直面すると、どう対処すればよいか分からず、行動に移れなくなる場合もあります。
結果として、問題そのものよりも「気持ちの混乱」にエネルギーを取られ、立て直しが遅れてしまうことがあります。
「共感の深さ」と「想像力」の違い
挫折は、自分の視野を強制的に広げます。
うまくいかない気持ちや、報われなさを知ることで、他人の痛みを想像できるようになるからです。
社会では、正論だけで人は動きません。
相手の立場や感情を理解できるかどうかが、信頼関係やチームワークに直結します。
挫折経験は、この力を自然と育てます。
挫折経験がある人
挫折経験がある人は、他人のつらさに対して即座に判断を下しません。
「自分もあのときは何も考えられなかった」「ああいう状況なら、こう感じるかもしれない」と、感情の背景を想像する癖が身についています。
そのため、言葉を選びながら相手に接せられ、安心感を与えやすくなります。
この共感力は、仕事でも大きな強みになります。
相手の立場を理解したうえで行動できる人は、自然と信頼を集め、チームの中でも頼られる存在になりやすいです。
挫折経験がない人
挫折経験がない人は、無意識のうちに「できる人の基準」で物事を考えてしまうことがあります。
「自分はできた」「普通はこうする」という感覚が強いため、うまくいかない人の気持ちを想像しづらい場合があります。
その結果、正論をぶつけてしまったり、相手を追い詰めたりする言い方になってしまうこともあります。
悪意がなくても、共感が伝わらないことで距離が生まれやすくなり、人間関係がぎくしゃくする原因になることがあります。
「健康と自分」を守るリスクマネジメント能力
挫折を経験すると、心や体が限界を迎えたときの感覚を知ります。
無理を続けた結果どうなるかを体感しているため、自分を守る判断ができるようになります。
社会では、頑張りすぎて壊れてしまう人も少なくありません。
挫折経験がある人
挫折を経験した人は、心や体が限界に近づいたときのサインに敏感です。
眠れなくなる、集中できなくなる、何をしても楽しく感じないなど、一見すると小さな変化でも見逃しません。
「前にも似た状態があった」「あのときは無理をして後悔した」という記憶があるため、違和感に早く気づけるからです。
その結果、「このまま続けると危ないかもしれない」と一度立ち止まる判断ができます。
早めに休息を取ったり、作業量を調整したり、信頼できる人に相談したりと、自分を守る行動を選びやすくなります。
短期的には遠回りに見えても、長い目で見ると大きく崩れず、安定して働き続けられる人が多いのは、この感覚を身につけているからです。
挫折経験がない人
挫折経験がない人は、「まだ頑張れる」「ここで止まったら負けだ」と、自分を追い込み続けてしまうことがあります。
これまで大きくつまずいたことがない分、限界のラインが分からず、疲れや不調を気合いで押し切ろうとしてしまうのです。
その状態が続くと、ある日突然、心や体が動かなくなるケースも少なくありません。
自分では「少し無理しているだけ」のつもりでも、実際にはかなり危険なところまで来ていることがあります。
不調のサインを軽視してしまうと、回復にも時間がかかり、本来なら防げたはずのダメージを大きくしてしまいます。
この差が、挫折経験の有無として後からはっきり表れてくることがあります。
今、心がパンクしそうなあなたへ。吐き出す場所を確保して
今の苦しさを一人で抱え込む必要はありません。
受験の結果がもたらす感情は想像以上に重く、誰かに吐き出さなければ心が限界を迎えてしまうこともあります。
この章では、なぜ一人で抱えない方がいいのか、そして今すぐ安全に気持ちを外に出せる方法を紹介します。
一人で抱えるには、受験の闇は深すぎるから
受験のつらさは、「勉強が大変だった」という一言では片づけられません。
結果が出た瞬間、努力が否定されたように感じたり、周囲と比べて自分だけが取り残された気がしたりします。
こうした感情を一人で抱え続けるのは、想像以上に心に負担がかかります。
真面目な人ほど、「弱音を吐いたら負け」「自分で何とかしなきゃ」と考えがちですが、それがかえって苦しさを深めてしまうこともあります。
人は言葉にしない感情ほど、心の中で大きく膨らみます。
特に受験は、家族や友人に気を遣って本音を言いづらい場面が多く、孤立しやすい出来事です。
だからこそ、誰かに気持ちを外に出すことは、甘えではなく必要なケアだと言えます。
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受験の悔しさや不安は、頭の中で整理できていない状態だからこそ、苦しさが続きます。
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「Kimochi」を受験で使った人の声
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専門家の方に話を聞いてもらうだけで、気持ちが整理されていく感覚がありました。
答えを出してもらうというより、一緒に考えてもらえたのが救いでした。
親や友達には言えない不安を、匿名で相談しました。
顔出しなしで話せたので、緊張せず本音を伝えられたと思います。
感情を否定されず、落ち着いて向き合えたのがよかったです。
受験が終わってからも気持ちの切り替えができず、月1回のペースで利用しています。
全部解決するわけではないですが、定期的に話せる場所があるだけで心が安定しました。
初回は無料で相談できるので、今話す相手がいなくて困っている人、これからどうしらいいかわからない人は心の捌け口として気軽に使ってみてくださいね。
最後に
この記事のまとめは以下の通りです。辛い気持ちを思い出した時に振り返ってみてください。
- 今の痛みは「努力の証」
強い悔しさや虚しさを感じるのは、あなたが自分を信じ、本気で向き合ってきたからです。その感情を否定する必要はありません。 - 挫折がもたらす「一生モノの力」 で、この経験は、単なる失敗ではありません。
- 困難から立ち直る回復力
- 人の痛みに寄り添える共感力
- 自分の限界を知り、守るための判断力 これらを養う貴重な機会となります。
- 一番大切なのは「吐き出すこと」
心と体の不調を我慢しないでください。一人で抱え込まず、言葉や涙として感情を外に出すことから始めましょう。
今の苦しみを知るあなたは、将来、誰よりも強く素敵な大人になれます。
spaceshipearthの編集部は頑張る受験生を応援しています。
この記事を書いた人
エレビスタ ライター
エレビスタは「もっと"もっとも"を作る」をミッションに掲げ、太陽光発電投資売買サービス「SOLSEL」の運営をはじめとする「エネルギー×Tech」事業や、アドテクノロジー・メディアなどを駆使したwebマーケティング事業を展開しています。
エレビスタは「もっと"もっとも"を作る」をミッションに掲げ、太陽光発電投資売買サービス「SOLSEL」の運営をはじめとする「エネルギー×Tech」事業や、アドテクノロジー・メディアなどを駆使したwebマーケティング事業を展開しています。