北海道銀行のカードローン「ラピッド」に申し込んだものの、「審査に落ちた…」という経験をされた方は少なくありません。ラピッドは地域密着型の銀行商品で、柔軟な審査が期待できる一方、落ちるケースもしっかり存在します。
本記事では、ラピッドの審査に落ちる主な理由や対策、審査時間や土日の対応、仮審査と本審査の違いまで詳しく解説します。
再申込を検討している方や、他の選択肢を探している方も、ぜひ参考にしてください。
目次
ラピッドとは?【北海道銀行カードローン】
商品名 | ラピッド |
最大利用額 | 1万円~800万円 |
利用目的 | 個人事業性資金以外(消費・生活・投資など自由) |
対象者 | 満20歳以上75歳未満、安定収入のある方、パート・アルバイト可、北海道に居住または勤務の方 |
居住・勤務条件 | 公式明記なし |
金利(年) | 年1.9%~14.95%(固定金利) |
返済期間 | 3年ごとの自動更新(当座貸越型) |
必要書類 | 本人確認書類2点、借入限度額50万円超は収入証明書類 |
申込方法 | インターネット・電話・郵送・FAX |
ラピッドは、北海道銀行が提供する地域密着型のカードローンです。商品概要や申込条件、審査の流れ、審査時間を正しく理解することで、自分に合っているか、どのように準備すべきかが明確になります。
北海道銀行カードローン「ラピッド」の概要
ラピッドは、北海道銀行が提供する個人向けカードローンで、最大800万円までの借入が可能です。使い道は原則自由(事業資金を除く)で、生活費や急な出費、旅行資金、教育費など幅広く対応します。
利用条件は、満20歳以上65歳未満で北海道内に居住または勤務しており、安定した収入があること。専用カードや提携ATMを使って全国から借入・返済が可能です。電話で申し込むこともできますが、スマホだけで完結できるのも魅力です。
審査の基本的な流れ(仮審査→本審査)
ラピッドの審査は二段階構成です。まず仮審査で、申込時の情報と信用情報機関のデータをもとに簡易的な融資可否判定が行われます。仮審査に通過すると本審査に進み、在籍確認や書類確認、返済能力の詳細なチェックが行われます。
仮審査はあくまで目安であり、本審査で否決されることも珍しくありません。特に年収や勤務先、信用情報に関する情報が不正確だと、仮審査通過後でも落ちる可能性があります。事前に必要書類を用意し、申込内容を正確に記載することが重要です。
審査時間の目安(平日・土日)
平日であれば、午前中に申し込むと最短で即日回答が得られることがあります。ただし、混雑時や確認事項が多い場合は時間がかかることもあります。
土日や祝日は申込は受け付けても、審査部門が休業している場合が多く、実際の審査は翌営業日以降になるのが一般的です。急ぎの借入を希望する場合は、平日午前中の申込が最もスムーズです。
ラピッドの審査に落ちる主な理由
ラピッドは柔軟な審査といわれることもありますが、通過できないケースも少なくありません。ここでは否決の代表的な理由を詳しく解説します。
年収や勤務先など申込条件を満たしていない
ラピッドは安定かつ継続した収入がある人を対象としています。パートやアルバイトでも申し込みは可能ですが、勤務期間が短い、雇用形態が不安定、収入が季節変動するような場合は否決されやすくなります。
特に転職直後や試用期間中は評価が低くなりがちです。勤務先の規模や業種も影響し、倒産リスクが高い業種や小規模事業所は慎重に見られる傾向があります。勤務実績を積み、安定性をアピールできる状態で申し込むのが理想です。
信用情報に問題がある(延滞・多重債務など)
信用情報に延滞や債務整理などのネガティブ情報があると、審査通過は難しくなります。延滞情報は5年間、自己破産や個人再生などは5〜10年間残り、その間はほとんどの金融機関で否決されます。
また、短期間に複数社へ申し込むと「申込ブラック」となり、一時的に信用評価が下がります。申込前に信用情報を開示請求し、異動情報や延滞がないかを確認することが重要です。
他社借入額や件数が多すぎる
複数のカードローンやクレジットカードのリボ払いなどを抱えていると、返済能力が低いと判断されます。特に借入総額が年収の3分の1に近い場合は、銀行ローンでも否決される可能性があります。
件数が多い場合も「借入依存度が高い」とみなされます。借入整理やおまとめローンの利用で件数と金額を減らすことが審査通過の近道です。
在籍確認が取れなかった
在籍確認は、本当に申込者がその勤務先で働いているかを確かめる重要な手続きです。勤務先が休業日で電話が取れなかったり、担当者が不在だったりすると審査が進みません。
申込時に連絡が取れる時間帯を指定し、勤務先に事前に伝えておくことでスムーズになります。
申込内容に虚偽・不備があった
住所や勤務先、年収の誤記や虚偽申告は即否決につながります。金融機関は複数の情報を照合するため、不一致や矛盾があると信用性が損なわれます。
送信前に必ず入力内容を見直し、正確かつ一貫した情報を提供しましょう。
「甘い」と言われるけど本当?審査基準の実態
インターネット上では「ラピッドの審査は甘い」という意見も見られますが、その真意や実際の審査基準は誤解されがちです。ここでは、そう言われる背景と、実際の審査の厳しさ、地域密着型ならではの特徴を解説します。
他社より柔軟と言われる背景
ラピッドは北海道銀行が地元利用者を対象に提供しているカードローンで、地域経済の活性化や顧客維持のため、全国規模の銀行よりも柔軟な審査を行うと考えられます。
特に、北海道内での長期居住や地元企業への長年の勤続、同行との既存取引がある場合は、評価がプラスに働きやすい傾向があります。
そのため、大手銀行では否決された方がラピッドでは承認されるケースも存在し、「甘い」という口コミにつながっています。ただし、これは条件を満たした場合に限られ、返済能力や信用情報に重大な問題があれば否決されます。
それでも落ちるケースがある理由
柔軟な審査といっても、返済能力の確認や信用情報のチェックは厳格です。特に、長期延滞や債務整理など重大な金融事故が記録されている場合は、ほぼ間違いなく否決されます。
また、他社借入が過剰、勤務先が不安定、在籍確認が取れないなど、基本条件を満たしていない場合も審査通過は難しいです。
つまり、「甘い」という評判はあくまで他社との比較上の印象であり、基本的な審査基準は変わらず、金融機関としてのリスク管理はしっかり行われています。
地域密着型銀行ならではの審査傾向
地域密着型の銀行は、顧客との信頼関係や地域経済の状況も審査に影響を与えると考えられています。
北海道銀行では、地元企業勤務や同銀行との長期取引履歴がプラスに評価されやすい一方、北海道外からの申込や取引歴が全くない場合は慎重に審査されると言われています。
さらに、地域の景気や雇用状況によっても基準が微妙に変動することがあるようです。こうした要素は全国規模の銀行にはあまり見られない特徴であり、利用を検討する際には自分の状況が有利に働くかどうかを確認することが大切です。
審査時間と本審査の流れ
ラピッドをスムーズに利用するには、審査時間や手続きの流れを正確に理解しておく必要があります。ここでは、仮審査と本審査の違いや、平日と土日の審査速度の差、即日融資が可能な条件を詳しく説明します。
仮審査と本審査の違い
仮審査は、申込者が提示した情報と信用情報をもとに融資の可否を簡易的に判断する段階です。仮審査を通過すれば次は本審査に進み、在籍確認や本人確認書類の提出、収入証明のチェックなど、より詳細な審査が行われます。
本審査は金融機関側が実際に融資可能かを最終的に判断する重要な工程で、仮審査に通過しても本審査で落ちることは珍しくありません。特に、申込内容と書類内容に食い違いがあった場合や、在籍確認が取れない場合は否決になる可能性が高まります。
平日と土日での審査時間の差
ラピッドの審査速度は、申込日や時間帯によって変わります。平日は審査部門が稼働しているため、午前中に申し込めば即日中に結果が出るケースもあります。
一方で土日や祝日は申込の受付こそ可能ですが、実際の審査は翌営業日以降に回されることがほとんどです。これは審査部門が平日稼働であるためで、土日申込では在籍確認も難しく、即日回答はほぼ期待できません。急ぎの場合は平日午前中を狙うのが鉄則です。
即日融資の可否
ラピッドで即日融資を受けるには、必要書類が全て揃っていること、在籍確認がすぐに取れること、そして申込が審査部門の稼働時間内に行われることが条件です。
特に、勤務先の在籍確認が取れないとその日のうちの契約は難しくなります。また、混雑時や申込内容に確認事項がある場合は時間がかかります。即日融資を狙うなら、事前に必要書類を揃え、勤務先にも連絡を入れておくと安心です。
ラピッドの審査に落ちた時の対策
審査に落ちた場合でも、原因を正しく理解し改善すれば、次回以降の通過率を高められます。ここでは具体的な改善策を解説します。
信用情報を確認して問題を把握
多くの否決理由は信用情報に起因します。CICやJICCで情報を開示し、延滞や異動情報が残っていないかを確認しましょう。記録が残っている場合は、それが消えるまで待つか、影響の少ない金融商品を検討することが現実的です。
信用情報は金融機関間で共有されるため、1社で否決された場合でも、同様の情報を見て他社も判断します。申込前の自己チェックは必須です。
他社借入を減らしてから再申込
既存の借入が多いと、返済能力が低く見られます。不要なカードローンを解約し、総額を減らすことで評価が改善します。
また、複数の小口借入はおまとめローンで一本化するのも有効です。借入件数が減ることで管理も楽になり、審査通過率が上がる可能性があります。
在籍確認がスムーズにいくよう準備
在籍確認は審査の必須工程であり、これが取れないと否決の可能性が高まります。申込時に勤務先の電話がつながる時間帯を指定し、事前に電話がある旨を会社に伝えておくとスムーズです。
特に小規模事業所や個人経営の職場では事前連絡が有効です。
再申込までの期間(6ヵ月ルールなど)
短期間での再申込は、信用情報に「申込履歴」が残り、審査に不利になります。一般的には6ヵ月以上空けてから再申込を行うのが望ましいです。
その間に信用情報を改善し、借入状況を整えておくことで次の審査に備えられます。
どうしても借りたい時の代替案
ラピッドの審査に通らなかった場合でも、他の手段で資金を調達できる可能性があります。ここでは代替案を紹介します。
他の銀行カードローン
地方銀行やネット銀行にも多様なカードローンがあります。金利や利用条件、限度額を比較し、自分に合ったものを選びましょう。既に口座を持っている銀行であれば、取引履歴がプラス評価になる場合もあります。
消費者金融(大手・中小)
消費者金融は銀行に比べて審査が柔軟で、即日融資にも対応しています。プロミスやアコム、アイフルなどの大手は審査がスピーディーで、最短即日で借入が可能です。
ただし金利は高めなので、短期利用を前提に計画的に利用する必要があります。
公的融資制度(生活福祉資金など)
生活困窮者や低所得者向けに、自治体や社会福祉協議会が無利子または低金利で貸付を行う制度があります。審査はありますが、金融機関のローンよりも条件が柔軟な場合が多いです。
急な生活費不足や医療費の支払いなど、特定用途であれば利用価値は高いです。
ラピッド審査に関するよくある質問
申込前に疑問点を解消しておくことで、不要な不安や手間を減らせます。
ラピッドは土日でも審査してくれる?
土日でも申込は可能ですが、審査の進行は申込時間帯や状況により翌営業日以降となる場合があります。そのため、土日に申し込んだ場合は審査結果が翌営業日以降になることがほとんどです。
急ぎの場合は平日午前中の申込が推奨されます。
審査に通りやすくする方法はある?
信用情報を良好に保ち、借入件数や総額を減らすことが基本です。
また、勤務先や雇用形態、収入の安定性も評価対象になるため、申込時期を工夫して条件が整った状態で挑戦するのが効果的です。
仮審査に通ったら本審査も大丈夫?
仮審査はあくまで事前判定であり、本審査での詳細確認次第では否決されることがあります。書類の不備や在籍確認が取れない場合は特に注意が必要です。
まとめ
ラピッドは北海道銀行が提供するカードローンで、地域密着型ならではの柔軟な審査が特徴ですが、条件を満たさなければ否決されます。
収入の安定性、信用情報の健全性、借入状況、在籍確認の可否など、基本的なポイントは全国の金融機関と同様に重要です。
審査を通過するためには、信用情報を整え、借入を減らし、在籍確認の準備をすることが不可欠です。落ちた場合は6ヵ月以上空けて再申込するか、他のカードローンや消費者金融、公的融資制度を検討しましょう。急ぎなら平日午前中の申込が有利です。
この記事を書いた人

エレビスタ ライター
エレビスタは「もっと"もっとも"を作る」をミッションに掲げ、太陽光発電投資売買サービス「SOLSEL」の運営をはじめとする「エネルギー×Tech」事業や、アドテクノロジー・メディアなどを駆使したwebマーケティング事業を展開しています。
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