七十七銀行カードローンの審査は厳しい?審査時間や口コミ、借入・返済方法まで徹底解説

 七十七銀行カードローンは、地元宮城県を中心に展開する地方銀行ならではの安心感と、銀行系ならではの低金利が魅力です。しかし、その一方で「審査が厳しい」「申し込みから結果が出るまで時間がかかる」という声も少なくありません。

この記事では、七十七銀行カードローンの審査基準や審査時間、実際の口コミ、借入・返済の方法まで幅広く解説します。特に「なぜ厳しいと言われるのか」「どうすれば通過できるのか」というポイントを、具体的な事例や対策とあわせて紹介します。

これから申し込みを検討している方は、審査落ちを避けるための事前準備として、ぜひ参考にしてください。

七十七銀行カードローンの基本情報

七十七銀行カードローンの基本情報は以下の通りです。

商品名カードローン〈77スマートネクスト〉
最大利用額10万円~800万円(10万円単位・審査により決定)
※前年税込収入の2分の1以内
利用目的自由(ただし事業資金は除く)
対象者ご契約時年齢が満20歳以上70歳未満、安定した定期収入がある方、エム・ユー信用保証㈱の保証を受けられる方
居住・勤務条件お住まい又はお勤め先の所在地が当行本支店の営業地域内の方
金利(年)固定金利/極度額に応じた段階制(年1.5%~14.8%)
返済期間1年(1年毎自動更新)
※満70歳の誕生日以降は更新なし
必要書類本人確認資料/収入証明書(お借入極度額50万円超の場合)
申込方法Web・電話・郵送・FAX・来店

七十七銀行〈77スマートネクスト〉は、事業性資金を除き自由に使えるカードローンです。極度額は10~800万円(前年税込収入の1/2以内)で、金利は固定・極度額連動の年1.5~14.8%です。

お申し込みは20歳以上70歳未満で安定収入があり、エム・ユー信用保証の保証を受けられ、居住地または勤務先が営業地域内の方が対象です。返済は残高スライド元利定額で毎月5日に自動引落しとなります。余裕があれば随時返済で利息を軽減できます。

必要書類は本人確認書類、極度額50万円超は収入証明が必要です。郵送・来店契約時は通帳と届出印をご用意ください。申込方法はWeb・電話・郵送・FAX・来店に対応しており、平日早めの申込みと書類不備ゼロを意識するとスムーズです。

審査は厳しい?通過のポイント

七十七銀行カードローンは、一般的な消費者金融系ローンと比べるとやや審査が厳しい傾向があります

これは銀行系カードローン全体に共通する特徴で、申込者の返済能力や信用履歴を慎重に確認する体制が整っているためです。

厳しいと感じる主な理由

  1. 二重の審査体制
    申込みは保証会社のエム・ユー信用保証が受付・保証審査を行い、その結果も踏まえて七十七銀行が所定の審査を実施します。二重チェックとなるため、基準に満たない場合は否決・減額となることがあります。
  2. 信用情報の徹底確認
    信用情報機関(CICやJICCなど)に登録されている過去の返済履歴や延滞履歴、債務整理の有無などを詳細に確認します。わずかな延滞でも、状況によっては審査に影響することがあります。
  3. 安定収入へのこだわり
    年収だけでなく、その収入が安定して継続しているかどうかが重視されます。特に勤続年数が短い場合や、収入に大きな変動がある職業は慎重に判断されやすいです。

通過しやすい条件

  • 勤続年数が1年以上(可能であれば2〜3年以上が望ましい)
  • 他社借入が少ない、または借入件数が1〜2件程度
  • 直近6か月〜1年間、延滞や滞納の履歴がない
  • 必要書類(本人確認書類や収入証明書)を正確に提出できる

在籍確認の流れと注意点

在籍確認は原則電話で行われます。個人名や社名のみで連絡されることが多く、用件は伏せられます。

どうしても電話対応が難しい場合は、申込時に事情を説明し、給与明細や社員証などで代替できるかを相談してみるのも一つの方法です。

借り入れできない場合の原因と対策

七十七銀行カードローンの申し込みをしたにもかかわらず「借り入れができない」となるケースは少なくありません

これは単純に審査落ちという場合だけでなく、契約後でも限度額がゼロに設定されてしまう、増額申請が通らないなど、さまざまな理由が考えられます。ここでは主な原因と、その解決策を解説します。

信用情報に問題がある場合

最も多い原因が、信用情報機関に登録されている内容にマイナス要素があるケースです。具体的には、過去の延滞履歴や債務整理歴、短期間に複数のローンやクレジットカードを申し込んだ「申込ブラック」などが該当します。

対策としては、まずCICやJICCなどの信用情報を開示請求して現状を把握することです。もし誤った情報が登録されていれば訂正申請が可能ですし、延滞などが記録されている場合は、一定期間の経過を待つことが必要です。

年収・勤続年数が基準に満たない場合

銀行系カードローンは、年収や勤続年数に一定の基準を設けています。特に勤続年数が1年未満の場合は、たとえ年収が高くても不安定と見なされることがあります

この場合は、同じ勤務先での勤続期間を伸ばすか、契約社員や派遣社員の場合は正社員登用を目指すなど、安定性を高める工夫が有効です。

また、初回は少額の希望額(30〜50万円程度)で申し込み、利用実績を積み重ねた上で増額申請を行う方法もあります。

他社借入状況による影響

既に他社から複数の借入がある場合や、年収に対する負担が重いと審査上不利になりやすい傾向にあります。銀行カードローンは貸金業法の総量規制対象外ですが、保証会社は総量規制を意識して審査します。

解決策としては、不要なカードローンやクレジットカードのキャッシング枠を解約する、あるいはおまとめローンで借入件数を減らすといった対応が考えられます。

書類不備や情報相違

提出書類に不備があったり、申込内容と実際の勤務先・収入が異なっていた場合も、借入不可の原因となります。特に、勤務先の住所や電話番号、収入額の記載間違いはよくあるミスです。

この場合は再申し込みの際に、最新の情報と正確な書類を準備することが重要です。

増額申請が通らない理由

契約後に限度額の増額を希望しても、直近の返済遅延や、他社での新規借入があると認められない場合があります。また、利用実績が少ないうちは信用が蓄積されていないため、増額は難しいです。

まずは半年〜1年間、期日通りの返済を続け、利用頻度を適度に保つことが増額成功のカギです。

ATMでの操作方法と注意点

七十七銀行カードローンは、銀行ATMはもちろん、提携ATMからも借入や返済が可能です。店舗の窓口に行かなくても利用できるため、日常生活の中で手軽に資金を動かせるのが魅力です。

ただし、ATMの操作方法や手数料、利用可能時間を事前に理解しておかないと、思わぬトラブルやコスト増につながることがあります。

借入の操作手順

  1. ATM画面で「お引き出し」または「カードローン」のメニューを選択します。
  2. 七十七銀行のキャッシュカード、もしくはローン専用カードを挿入します。
  3. 暗証番号を入力します。
  4. 希望する借入金額を入力します。
  5. 内容を確認し、現金を受け取ります。

七十七銀行ATMならほぼリアルタイムで利用可能ですが、提携ATMではシステムメンテナンス時間などにより反映が遅れる場合があります。

返済の操作手順

  1. ATM画面から「ご入金」または「カードローン返済」を選びます。
  2. ローン専用カードやキャッシュカードを挿入します。
  3. 返済したい金額を入力します。
  4. 硬貨・紙幣を投入します(ATMによっては硬貨非対応)。
  5. 返済後、明細票を受け取り確認します。

返済額は最低返済額だけでなく、余裕があれば繰り上げ返済を行うことで利息負担を減らすことができます。

提携ATMの利用と手数料

七十七銀行はコンビニATMや他行ATMとも提携しています。コンビニATMは24時間利用可能なケースが多く、急な資金ニーズにも対応できますが、利用時間や曜日によって手数料が発生する場合があります

たとえば平日日中は無料でも、夜間や土日祝日は110〜220円程度の手数料がかかることがあります。頻繁に利用する場合は、手数料無料の時間帯を把握しておくと節約につながります。

利用可能時間の確認

七十七銀行ATMは原則7:00〜23:00頃まで利用可能ですが、店舗や設置場所によって異なります。また、提携ATMは各社の稼働時間に準じるため、深夜や早朝は利用できない場合もあります。

システムメンテナンス(特に月末・月初や深夜時間帯)は借入・返済ともに一時停止されることがあるので、事前に公式サイトやATM設置場所の案内を確認しておくと安心です。

操作時の注意点

  • 暗証番号は周囲から見られないよう手で隠す
  • 提携ATM利用時は引き出し限度額が異なる場合がある
  • 手数料や利用可能額はその都度ATM画面で確認
  • 明細票は必ず受け取り、金額に誤りがないか確認する

ATMは便利な反面、手数料や利用時間を把握しないと余計な負担が増えます

特に、毎月の返済を提携ATMで行う場合は、長期的に見ると数千円単位の差が出ることもあるため、できるだけ七十七銀行ATMや無料時間帯の利用を心がけましょう。

口コミから見る利用者の声

七十七銀行カードローンの評判は、利用者の立場や借入目的によって大きく異なります

ネット上には公式情報ではわからないリアルな口コミが多く投稿されており、それらを分析することで、メリットとデメリットの両面が見えてきます。ここでは代表的な声をまとめます。

良い口コミ

まずは、良い口コミから見ていきましょう。

金利が比較的低め

利用者からは「銀行系なので金利が低く安心」「消費者金融よりも負担が少ない」という声が目立ちます

七十七銀行カードローンの金利は上限でも14.8%程度と、消費者金融(上限18%前後)より低く設定されており、長期利用でも利息が膨らみにくい点が評価されています。

地元密着で安心感がある

宮城県を中心とする東北エリアでの知名度が高く、「普段から七十七銀行を利用しているので安心」「店舗やATMが身近にあるから使いやすい」という口コミも多く見られます

特に高齢層や地方在住者にとって、馴染みのある銀行で借りられる安心感は大きいようです。

在籍確認がスムーズ

在籍確認について「勤務先に不自然な形で連絡が来なかった」「電話が短時間で済み、周囲に気づかれなかった」というポジティブな意見もあります。

プライバシーに配慮した対応は、申し込み時の心理的ハードルを下げる要因になっています。

悪い口コミ

続いて、悪い口コミも紹介します。

審査が厳しい

一方で「銀行系はやはり審査が厳しい」「収入や勤務先が安定していないと通りにくい」といった声も多く、特に非正規雇用や短期間の転職歴がある人は不利になりやすいようです。

また、信用情報に傷がある場合は、ほぼ通過が難しいとの意見も見られます。

審査時間が長い場合がある

「即日融資を期待していたが、実際には数日かかった」という口コミもあり、急ぎの資金調達には不向きな場合があります

審査は保証会社のチェックを含め、土日や祝日を挟むとさらに遅れるケースもあるため、事前の余裕を持った申し込みが必要です。

提携ATM手数料がかかる

「コンビニATMを使うと手数料が発生してもったいない」という不満もあります。提携ATMは時間帯により手数料が発生し、長期的にはコスト増につながる場合があります。

なお、〈77スマートネクスト〉の毎月の約定返済は口座自動引落しで、ATMは随時返済や借入時に利用します。随時返済を提携ATMで行う場合は、手数料の有無・金額を事前に確認しましょう。 

口コミから見える傾向

口コミ全体を通じて、七十七銀行カードローンは「低金利で安心感があるが、審査は厳しめ」という評価が共通しています

安定した収入と信用情報に問題がなければメリットを最大限活かせますが、そうでない場合は申込前に他の選択肢も検討することが推奨されます。

また、急ぎの借入を希望する人や、頻繁に提携ATMを使う人にとってはデメリットが目立ちやすく、逆に「計画的に借入と返済を行える人」にとっては長く付き合えるローン商品と言えるでしょう。

まとめ

七十七銀行カードローンは、東北地方を中心に長年親しまれてきた地銀系ローンであり、安心感や金利面での優位性が際立っています。

特に、普段から七十七銀行の口座を利用している人や、安定した収入がある人にとっては、生活資金の急な補填や計画的な資金運用に活用できる頼れる選択肢です。

Subscribe
Notify of
guest
0 Comments
Oldest
Newest Most Voted
Inline Feedbacks
View all comments

SHARE

この記事を書いた人

エレビスタ ライター

エレビスタは「もっと"もっとも"を作る」をミッションに掲げ、太陽光発電投資売買サービス「SOLSEL」の運営をはじめとする「エネルギー×Tech」事業や、アドテクノロジー・メディアなどを駆使したwebマーケティング事業を展開しています。

エレビスタは「もっと"もっとも"を作る」をミッションに掲げ、太陽光発電投資売買サービス「SOLSEL」の運営をはじめとする「エネルギー×Tech」事業や、アドテクノロジー・メディアなどを駆使したwebマーケティング事業を展開しています。

次の記事へ

関連記事