東武カードは、東武グループを利用する方にとって非常に魅力的なクレジットカードです。しかし、2025年5月にリニューアルされ、年会費やポイント制度、カードの種類が変更されたことをご存知でしょうか。
この記事では、2025年8月時点の東武カードのメリット・デメリットを徹底的に解説します。年会費や還元率、審査基準、現在開催されている入会キャンペーンについて、最新の情報に基づき詳しく紹介します。さらに、実際に東武カードを使っている方の口コミも掲載し、東武カードがどんな人にぴったりなのかを明確にお伝えします。
東武カードへの入会を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
2025年5月リニューアル!新しい東武カードの概要と特徴
東武カードは、東武グループ(東武鉄道、東武百貨店、東武ストア、東京ソラマチなど)が発行する、東武沿線ユーザーに特化したクレジットカードです。2025年5月にカードデザインやサービス内容が大幅にリニューアルされ、より東武グループでの利用に特化した設計になりました。
新しい東武カードは、東武グループの共通ポイントサービス「TOBU POINT」と一体化しており、カードの利用でTOBU POINTが貯まります。貯まったポイントは、東武グループの施設やサービスで「1ポイント=1円」として利用でき、日常のお買い物やレジャー、交通費まで幅広く活用できるのが特徴です。
リニューアル後のカードは、スタンダード・ゴールド・VIPの3種類が用意されており、それぞれ年会費や付帯サービス、ポイント還元率が異なります。スタンダードカードは初年度無料、年1回以上の利用で翌年度の年会費が無料になるため、実質無料で持つことが可能です。ゴールドカードは、旅行保険の補償額が増えたり、空港ラウンジが利用できたりするなど、より充実したサービスが付帯しています。
また、最高ランクのVIPカードは、東武百貨店での還元率が最大10%になるなど、東武グループを頻繁に利用する方にとって大きなメリットがあります。このように、新しい東武カードは、利用者のライフスタイルや利用頻度に合わせて最適な1枚を選べるようになっています。
東武カードの基本情報|年会費・還元率・審査・入会キャンペーン
ここからは、東武カードの入会を検討する上で重要な、年会費、還元率、審査、そして入会キャンペーンについて、2025年8月時点の最新情報をもとに詳しく解説していきます。
東武カードの年会費
新しい東武カードは、カードの種類によって年会費が異なります。ご自身のライフスタイルや利用頻度に合わせて、最適なカードを選びましょう。
カード種別 | 年会費(税込) | 初年度無料 | 家族カード年会費(税込) |
---|---|---|---|
東武カードスタンダード | 1,320円 | ○(年1回以上の利用で翌年度無料) | 440円 |
東武カードゴールド | 7,920円 | × | 無料 |
東武カードVIP | 33,000円 | × | 無料 |
東武カードスタンダードは、年1回以上のカード利用があれば翌年度の年会費が無料になるため、実質無料で保有できます。初めて東武カードを持つ方や、東武グループを時々利用する方に最適なカードです。
東武カードゴールドは、年会費7,920円(税込)で、空港ラウンジサービスや手厚い旅行傷害保険が付帯します。東武グループの優待に加え、旅行や出張の機会が多い方におすすめです。
東武カードVIPは、年会費33,000円(税込)の最高ランクカードです。東武百貨店での還元率が最大10%になるなど、東武グループを頻繁に利用する方にとって、年会費を上回る大きなメリットがあります。専用のコンシェルジュサービスも付帯しており、特別なサービスを求める方におすすめです。
東武カードの還元率
新しい東武カードでは、利用シーンやカードの種類によってポイント還元率が大きく異新しい東武カードでは、利用シーンやカードの種類によってポイント還元率が大きく異なります。
利用シーン | 東武カード(スタンダード) | 東武カードゴールド | 東武カードVIP |
---|---|---|---|
東武百貨店 | 最大5.0% | 最大7.0% | 最大10.0% |
東武ストア | 最大1.5% | 最大2.0% | 最大2.0% |
モバイルのPASMO定期券購入 | 5.0% | 5.5% | 6.0% |
モバイルのPASMOオートチャージ | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
チケットレスサービス | 最大15.0% | 最大15.5% | 最大16.0% |
一般加盟店 | 0.5% | 1.0% | 1.5% |
東武百貨店での還元率は、年間の利用金額に応じて段階的に上昇します。VIPカードなら最大10.0%の還元率となり、高額な買い物を頻繁にする方には非常に魅力的です。
モバイルのPASMO定期券購入では、東武カードVIPが6.0%と最も高い還元率を誇ります。通勤・通学で東武線を利用する方は、カードランクに応じて大きな節約効果が期待できます。
チケットレスサービスでは、特急券購入で最大16.0%の還元率が適用されます。東武の特急列車を頻繁に利用する方にとって、非常に大きなメリットとなります。
一般加盟店での還元率は、カードのランクが上がるごとに高くなります。VIPカードでは1.5%となり、東武グループ以外の利用でも高還元を享受できます。
東武カードの審査
東武カードの審査基準は、カードの種類によって異なります。
カード種別 | 申込条件 |
---|---|
東武カード(スタンダード) | 18歳以上(高校生を除く) |
東武カードゴールド | 20歳以上(学生を除く) |
東武カードVIP | 完全招待制 |
スタンダードカードは比較的申し込みやすいですが、ゴールドカードは20歳以上で安定した収入のある方が対象となります。最高ランクのVIPカードは、完全招待制のため、自分で申し込むことはできません。これは、東武グループでの利用実績や支払い能力が一定以上と認められた方のみが持てる特別なカードであることを意味します。
東武カードの審査
東武カードの審査基準は、他の流通系クレジットカードと比べて標準的とされています。安定した収入があれば、正社員だけでなく、パート・アルバイト・専業主婦(夫)でも比較的審査に通りやすい傾向にあります。
特に、東武カードスタンダードは、初めてクレジットカードを持つ方でも申し込みやすいカードです。ただし、ゴールドカードやVIPカードは、より高い属性が求められるため、審査基準は厳しくなります。
しかし、一般的な銀行系プレミアムカードに比べると、ゴールドカードは比較的取得しやすい部類に入るでしょう。審査の際には、申込者の年収、勤務先、勤続年数、信用情報などが総合的に判断されます。最高ランクのVIPカードは、完全招待制のため、自分で申し込むことはできません。これは、東武グループでの利用実績や支払い能力が一定以上と認められた方のみが持てる特別なカードであることを意味します。
東武カードの入会キャンペーン
2025年8月現在、東武カードでは様々な新規入会キャンペーンが実施されています。キャンペーンの内容は時期によって変動するため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
キャンペーン内容 | 期間 |
---|---|
東武カード ゴールドポイントアップキャンペーン | 2025年5月29日~2025年12月31日 |
東武カード(スタンダード)初年度年会費無料 | 2025年4月25日~2025年12月31日 |
新しい東武カードへ切替申込でもれなく100ptプレゼント! | 2025年4月25日~2025年12月31日 |
新しい東武カードへ早期切替申込で300名様に最大5,000pt当たる! | 2025年4月25日~2025年10月31日 |
東武カード ゴールドポイントアップキャンペーンは、期間中に東武カードゴールドを新規で申し込むと、東武百貨店や東武ストアなど特定の加盟店でのポイント還元率が通常よりもさらにアップするキャンペーンです。東武グループでの利用が多い方は、この機会にゴールドカードに入会することで、通常よりも多くのポイントを獲得できます。
東武カード(スタンダード)初年度年会費無料は、スタンダードカードを新規で申し込んだ方の初年度年会費が無料になるキャンペーンです。実質無料でカードを試せるため、東武カードの利用を検討している方にとって、最も手軽に始められるチャンスと言えるでしょう。
新しい東武カードへ切替申込でもれなく100ptプレゼント!は、古い東武カードから新しい東武カードへの切り替えを申し込んだ方全員に100ポイントがプレゼントされるキャンペーンです。この機会に新しいカードへ切り替えて、新しい特典やサービスを利用してみましょう。
新しい東武カードへ早期切替申込で300名様に最大5,000pt当たる!は、新しいカードへの早期切り替えを申し込んだ方の中から抽選で300名に最大5,000ポイントが当たるキャンペーンです。早期切り替えでポイントがもらえるチャンスがあるため、すでに東武カードをお持ちの方はお早めの申し込みがおすすめです。
東武カードのメリット
東武カードの最大の魅力は、やはり東武グループでの高いポイント還元率と優待にあります。特に、東武線沿線に住んでいる方や、通勤・通学で東武線を利用する方にとっては、日常生活の中で自然とポイントが貯まる仕組みが整っています。
PASMOオートチャージ・定期券購入で高還元
通勤・通学で東武線を利用する方にとって、最も大きなメリットがモバイルPASMOの東武鉄道定期券購入やオートチャージ設定でポイントが貯まることです。新しい東武カードでは、東武カードゴールドの場合、モバイルPASMOの定期券購入で5.5%という驚異的な還元率が適用されます。通常のカード利用が1.0%であることを考えると、非常に高い還元率です。また、モバイルPASMOへのオートチャージでもポイントが貯まります。毎日の通勤・通学で定期券やオートチャージを利用するだけで、年間で数千円〜数万円相当のポイントが貯まるため、交通費の実質的な節約につながります。
東武百貨店・東武ストアでの優待と高還元
東武百貨店での利用では、年間購入金額に応じてポイント還元率が最大10%までアップします。たとえば、年間100万円以上東武百貨店で買い物をすれば、10万円相当のポイントを獲得できます。また、東武ストアや一部の専門店では、東武カードスタンダードで2.0%、東武カードゴールドで5.0%の還元率が適用されます。食品や日用品の買い物で効率よくポイントが貯まるため、東武沿線に住んでいる方や東武ストアを頻繁に利用する方には大きなメリットです。さらに、東武百貨店で開催される会員限定の特別セール「サンクスフェア」への招待や、東京ソラマチの駐車場優待など、買い物以外でも様々な特典が受けられます。
レジャー施設・ホテルの割引
東武カード会員は、東武動物公園や東武ワールドスクウェアなどのレジャー施設で入園料や入場料の割引を受けられます。また、東武ホテル系列の宿泊割引や、レストランでの優待サービスなども利用可能です。家族や友人とレジャーを楽しむ機会が多い方、旅行好きな方にとって嬉しい特典です。
ポイントの使い道が幅広い
貯まったTOBU POINTは、PASMOチャージや東武百貨店での利用、東武グループのショッピングサイト「TOBU MALL」での買い物に「1ポイント=1円」として利用できます。さらに、JALマイルへの交換も可能です。このように、貯めたポイントを日常生活、レジャー、旅行など、様々なシーンで有効活用できるため、ポイントの使い道に困ることはありません。
東武カードのデメリット
東武カードは多くのメリットがありますが、その一方で、特定の利用シーンやユーザーによってはデメリットと感じられる点もあります。
東武グループ以外での還元率が低い
東武カードは、東武グループでの利用に特化しているため、東武グループ以外の一般加盟店でのポイント還元率は0.5%と、他の高還元率カードと比較するとやや低めです。例えば、楽天カードやリクルートカードは還元率が1.0%以上であることが多く、幅広い店舗で効率よくポイントを貯めたい人にとっては、東武カードだけでは物足りなさを感じるかもしれません。東武グループの利用が少ない方や、東武沿線外に住んでいる方にとっては、この点が最大のデメリットとなり得ます。
ポイント有効期限の制限
新しい東武カードでは、ポイントの有効期限はポイントを獲得した年度の翌々年度末までとされています。たとえば、2025年度(2025年4月〜2026年3月)に獲得したポイントは、2028年3月末までが有効期限です。東武グループを頻繁に利用する方であれば、期限内にポイントを使い切ることは難しくありませんが、利用頻度が低い方は、せっかく貯めたポイントを失効させてしまう可能性があります。
東武カードの良い口コミ
東武沿線に住んでいる方や東武グループを頻繁に利用する方からは、以下のような高い評価が多く見られます。
毎日の通勤でモバイルPASMOを使っているので、東武カードゴールドで定期券を買うだけで、すごい勢いでポイントが貯まります。年間で数万円分戻ってきている感覚です。(30代男性/会社員)
東武百貨店でよく買い物をするので、VIPカードの最大10%還元は本当に大きいです。お中元やお歳暮の時期にまとめて買って、ポイントをガッツリ稼いでいます。(40代女性/主婦)
子供を連れて東武動物公園や東武ワールドスクウェアに行くことが多いので、入園料割引は本当に助かります。沿線に住んでいるなら必須のカードです。(30代女性/パート)
これらの口コミからもわかるように、東武カードの最大の魅力は、東武グループでの利用に特化した高還元と優待です。日常生活に東武グループが密着している方にとっては、メリットを最大限に享受できるカードと言えるでしょう。
東武カードの悪い口コミ
一方で、東武沿線外に住んでいる方や、特典を十分に活用できていない方からは、やや辛口の意見も聞かれます。
沿線外に住んでいると、正直メリットがほとんどない。一般利用の0.5%還元では、他の高還元カードの方が断然有利。(40代男性/自営業)
ポイントの有効期限が短く、気づいたら失効していたことが何度かあった。もっと長くしてほしい。(30代女性/会社員)
ゴールドやVIPの年会費が高すぎて、年会費分を使いこなせなかった。自分にはスタンダードカードで十分だったと後悔しています。(50代男性/会社員)
これらの口コミから、東武カードは利用シーンやライフスタイルが限定的であること、そしてカードランク選びが重要であることがわかります。東武グループを頻繁に利用しない方にとっては、年会費やポイント有効期限がデメリットになる可能性があるため、注意が必要です。
東武カードはこんな人におすすめ
東武カードは、特典やポイント還元が東武グループに集中しているため、特定のライフスタイルを持つ方にとって非常に価値の高いカードです。以下のような方には特におすすめできます。
- 東武沿線に住んでいて、通勤・通学で東武線を利用する人
- 東武百貨店や東武ストアを頻繁に利用する人
- 東武動物公園や東京ソラマチなど、東武グループのレジャー施設をよく利用する人
通勤・通学で東武線を利用する方は、モバイルPASMOの定期券購入やオートチャージで高還元を受けられるため、毎日の交通費がポイントとして還元されます。特に、東武カードゴールドならモバイルPASMO定期券購入で5.5%という高い還元率を誇り、年間数万円分のポイントを貯めることも夢ではありません。交通費を少しでも節約したいと考えている方にとって、これほど強力なカードは他にないでしょう。
また、東武百貨店での年間利用額に応じて、ポイント還元率が最大10%まで上昇します。お中元やお歳暮、高級品の購入などで高額な買い物をする機会が多い方にとっては、年会費を払ってもお釣りがくるほどのメリットがあります。さらに、東武ストアでも2.0%の還元率が適用されるため、日々の食料品や日用品の買い物でも効率よくポイントを貯めることができます。
そして、東武カード会員限定の割引や優待も多数用意されています。たとえば、東武動物公園の入園料割引や、東京ソラマチの駐車場優待などがあり、家族や友人とレジャーを楽しむ機会が多い方にとって、家計の大きな節約につながります。
逆に、東武グループの利用がほとんどない方や、全国の様々な店舗で幅広くポイントを貯めたい方には、還元率の低い一般加盟店での利用が多くなり、東武カードのメリットを十分に享受できない可能性があります。
まとめ:東武カードは「東武沿線ユーザー」に特化した最強カード
東武カードは、2025年5月のリニューアルにより、東武グループのサービスをよりお得に、便利に利用したい人にとって、さらに魅力的なカードへと進化しました。
特に、モバイルPASMOの定期券購入やオートチャージでの高還元、東武百貨店や東武ストアでの優待は、東武沿線に住む・通勤する方にとって、持っていて損のない最強の1枚と言えるでしょう。
一方で、東武グループの利用が少ない方や、一般加盟店での利用がメインになる方には、メリットを十分に感じられない可能性があります。東武カードへの入会を検討する際は、ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、どのカードが最適かをしっかり見極めることが重要です。
この記事で解説した最新情報を参考に、ご自身にぴったりの東武カードを見つけて、よりお得な毎日を送ってください。
この記事を書いた人

takai ライター