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【2024年版】法人・個人事業主に人気のおすすめクレジットカード15選|年会費・審査基準で比較

<※PRを含みます>

法人向けのクレジットカードは経理業務の簡素化や福利厚生など、法人代表者や個人事業主にとって利用しやすいように工夫されています!

この記事では、法人カードの中でも、特に人気の高いおすすめのクレジットカードを10枚厳選しました。あわせて、法人カードの選び方や審査基準も解説しているので、カード選びの参考にしてくださいね。

目次

法人クレジットカードの審査基準

法人カードの審査基準は、個人のクレジットカードとは異なります。法人カードには、次のような審査基準が設けられています。

法人クレジットカードの審査基準
  • 経営者の信用情報
  • 財務状況(安定した収入があるか)
  • 会社の設立時期(設立後どれくらい時期が経っているか)など

ただしカード会社によっては、法人の証明書が不要で、個人の本人確認書類のみで審査してくれることもあります。

法人設立当初や開業したばかりの個人事業主はどうしても社会的信用が低くなるので、クレジットカードを作成するのが難しいため、本人確認書類のみで審査してくれるクレジットカードを検討しましょう!

法人におすすめの人気クレジットカード【年会費や還元率で比較】

法人や個人事業主におすすめの人気クレジットカードを紹介します。

①アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

年会費36,300円(税込)
還元率(ポイント名)0.50%(メンバーシップ・リワード)
マイルANAマイル、JALマイル、スカイマイル
発行可能枚数
付帯保険・海外旅行保険
・国内旅行保険
・キャンセル・プロテクション(チケットやホテルなどのキャンセル代補償)
・リターン・プロテクション(購入店が商品の返品を受け付けないときの補償)
・国内航空機遅延費用 など
支払日①20日(前後)締め翌月10日払い
②1日(前後)締め同月21日払い
③5日(前後)締め同月26日払い
※①~③は会員ごとに個別で設定
申し込み条件法人代表者、個人事業主

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」の特徴は、サービスや福利厚生が充実している点です。年会費は34,100円(税込)とやや高額なものの、金額に見合う豊富なサービスがあります。

たとえば「ペイフレックス あとリボ® for Business」を利用すれば、ビジネス目的の利用分について、後からリボ払いに変更可能です。金額の大きな事業費を決済して、支払い日までに資金を用意できないときには、ペイフレックス あとリボ® for Businessが役に立ちます。

海外出張が多い法人や個人事業主の方は、「手荷物無料宅配サービス」も便利です。海外渡航の出発時と帰国時に、自宅~空港間でスーツケースを無料で1個配送してくれるサービスです。

出張の際には、どうしても荷物は多くなってしまいますが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード保有者であれば、国内の移動時に大きな荷物を減らすことで負担を軽減できます。

他にもこちらのカードには、便利なサービスが数多くあるので、年会費を支払って充実したサービスを受けたい方に、おすすめのクレジットカードです。

②三井住友ビジネスカードゴールド

年会費1枚目 11,000円(税込)※2024年3月末までに申し込みで初年度無料
2枚目以降 2,200円(税込)
還元率(ポイント名)0.5%~2.5%(Vポイント)
マイル
発行可能枚数20枚以下(目安)
付帯保険旅行傷害保険(最高5,000万円)、ショッピング補償(年間300万円まで)
支払日①15日締め翌月10日払い
②月末締め翌月26日払い
(①②は自由に選択可能)
申し込み条件法人代表者

三井住友カードにはさまざまなビジネスカードがあり、その中でも法人限定で発行しているゴールドカードが「三井住友ビジネスカードゴールド」です。

三井住友カードらしくサービスが充実していて、ビジネスサポートサービスでは、優待価格でレンタカーを利用できたり、国内ゴルフエントリーサービスでは、電話1本でゴルフ会場を予約できるなどのサービスが利用できます。

また、他の法人カードと比べて、還元率が0.5%~2.5%と高還元率な点も特徴となっています。ポイントUPモールを経由してオンラインストアで物を購入したり、ポイント特約店で利用したりすれば還元率が上がります。

③オリコEX GOLD for Biz M

年会費初年度無料、2年目以降 2,200円(税込)
還元率(ポイント名)0.25%~0.50%(暮らしスマイル)
マイルANAマイル、JALマイル
発行可能枚数追加のメンバーカード3枚まで(年会費無料)
付帯保険ショッピングガード (年間100万円まで、免責金額10,000円)、国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険、紛失・盗難保障
支払日月末締め翌月27日払い(土日祝の場合は翌営業日)
申し込み条件法人代表者

ゴールドカードの中でも、年会費の安い法人カードが「オリコEX GOLD for Biz M」です。年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)と、お得な法人カードとなっています。メンバーカードは、年会費無料で3枚まで発行できます。

ゴールドカードは、年会費が万単位になることも多いですが、オリコEX GOLD for Biz Mでは、たったの2,200円でゴールドカードの恩恵を受けられます。もちろんゴールドカードなので、国内の空港ラウンジも利用できます。

他にもオリコEX GOLD for Biz Mには、「クラウド会計ソフト『freee(フリー)』で、3ヶ月の利用料が無料になる特典」がついています。

freeeを1年利用した場合、ミニマムプラン(3つの内最も安いプラン)ならば年間5,940円(税抜)、ベーシックプラン(昼間)ならば年間11,940円(税抜)も安くなります。そのため法人や個人事業主で、これから会計ソフトfreeeの導入を検討している方にもおすすめの法人カードです。

④freee MasterCardワイド

年会費無料
還元率(ポイント名)
マイル
発行可能枚数従業員カード 999枚まで(年会費無料)
付帯保険なし
支払日5日締め翌月27日または翌々月3日払い
申し込み条件法人代表者・個人事業主
発行までにかかる期間申込書類が到着後、最短14営業日

クラウド会計ソフト「freee(フリー)」の発行しているカードが、こちらの「freee MasterCardワイド」です。freee MasterCardワイドの特徴は、法人設立当初の方や開業したばかりの個人事業主でも、発行しやすい点です。

法人設立当初や開業したての個人事業主の場合、事業所得が低く実績も少ないため、どうしても信用は低くなってしまいます。freee MasterCardワイドの場合、限度額200万円以内なら、本人確認書類のみで審査してくれるため、法人証明書である決算書や、印鑑証明などは必要ありません。

社会的信用の低い方でも、作りやすいクレジットカードです。また、会計ソフトの会社が発行しているクレジットカードなので、freeeならではの特典を受けられます。たとえば、利用料2,000円分の割引クーポンや、所定の弁護士・税理士・社労士への相談が月1回無料など、お得なサービスがあります。

⑤ダイナースクラブ ビジネスカード

年会費27,500円(税込)※2024年6月末までの申し込みで初年度無料
還元率(ポイント名)0.4%~1.0%(ダイナースクラブ リワードポイント)
マイルANAマイル、スカイマイル、マイレージプラス
発行可能枚数
付帯保険国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険、ショッピング・リカバリー、ゴルファー保険
支払日15日締め翌月10日払い(土日祝の場合は翌営業日)
申し込み条件基本会員:当社所定の基準を満たす方で法人
団体等の代表者・役員または個人事業主
追加会員:基本会員が代表者・役員を務める法人等
個人事業の役職員あるいは従業員で18歳以上の方※あくまで目安

ダイナースクラブ ビジネスカードは、年会費27,500円(税込)の法人カードです。特徴はサービスが充実している点です。

たとえばカード保有者は、株式会社ダイヤモンド社が経営する「銀座サロン」を利用できます。銀座サロンでは商談、ビジネス書籍の閲覧、セミナーを特別価格で参加できるなど、プロのビジネスパーソン向けに充実したサービスがあります。

<銀座サロンの詳細>

住所東京都中央区銀座4-9-8 NMF銀座四丁目ビル3階
アクセス東京メトロ銀座線「銀座駅」B2出口から徒歩3分
営業時間月~金 10:00~18:00

※2021年3月10日現在、新型コロナウイルス感染拡大により利用できません

またカードを申し込むと、freeeの利用料が2ヶ月分お得になります。そのため、これからfreeeの導入を検討している方にも、おすすめの法人カードです。

⑥ライフカード ビジネスライト

年会費無料
還元率(ポイント名)0.5%(LIFEサンクスポイント)
マイルANAマイル
発行可能枚数追加カード3枚まで
付帯保険
支払日5日締め・当月26日~29日払い または翌月3日払い
申し込み条件法人代表者または個人事業主
発行までにかかる期間最短3営業日

ライフカードは年会費無料、決算書などが不要で、本人確認書類のみ提出すれば作成できる法人カードです。追加カードも、3枚まで無料で発行できるため、設立してすぐの法人や従業員の少ない自営業の方には、かなりおすすめです。

作るハードルが低いにもかかわらず、最大で限度額が500万円までと普通の法人カードと遜色ないため、コストを抑えつつも、高額決済に対応できるのは嬉しいポイントです。

また、「国際ブランドがVISA、Mastercard、JCBの中から選べるため、それぞれのブランドのビジネス特典が利用できる点も特徴です。他にも分割、リボ払いにも対応しているため、個人用カードと同じように利用できます。

⑦JCB Biz ONE

年会費永年無料
還元率(ポイント名)1.00%~10.50%( Oki Dokiポイント)
マイルANAマイル、JALマイル
発行可能枚数
付帯保険旅行傷害保険
支払日15日締め翌月10日払い(土日祝の場合は翌営業日)
申し込み条件18歳以上の法人代表者・個人事業主(フリーランス・副業を含む)

JCB Biz ONEは、株式会社ジェーシービーが発行しているビジネス向けクレジットカードです。年会費は永年無料なため、設立まもない法人にとっては、経費がかからず魅力的なクレジットカードと言えます。

また、JCB Biz ONEは法人の登記事項証明書や履歴事項全部証明書などの書類が不要なこと、個人名義の口座でも申し込みが可能なことからも、特に起業したばかりの個人事業主にとっては大きなメリットです。

JCB Biz ONEの通常のポイント還元率は1.0%と標準的ですが、JCBカードの個人カードと同様、セブンイレブンやAmazonなどの特約店で利用するとポイント還元率が上がります。

ビジネスカードを利用することで個人カード並みにポイント還元率がアップするのは、とてもお得と感じるでしょう。

⑧三井住友ビジネスカード for Owners クラシックカード

年会費初年度年会費無料(インターネット入会の場合)※2024年4月30日まで
2年目以降 1,375円(税込)
還元率(ポイント名)0.5%~2.5%(Vポイント)
マイル
発行可能枚数
付帯保険旅行傷害保険(最高2,000万円)、ショッピング補償(海外のみ、年間100万円まで)
支払日①15日締め翌月10日払い
②月末締め翌月26日払い
(①②は自由に選択可能)
申し込み条件満20歳以上の法人代表者・個人事業主

年会費を抑えながら法人カードならではの、サービスを受けたい方におすすめのカードが、「三井住友ビジネスカード for Owners クラシックカード」です。

三井住友ビジネスカード for Ownersの中でも、最も年会費の安いクラシックカードです。クラシックカードの年会費は1,375円(税込)で、インターネットで入会すると、初年度の年会費は無料になります。年会費が1,375円は、他の法人カードと比べても安い年会費です。

さらに、明細書をWeb明細にすれば550円(税込)の割引を受けられたり、「マイ・ペイすリボ」の利用で翌年度以降も年会費無料になるなど、三井住友カードには年会費をかなり安く抑える方法があります。

また、年会費は安いにもかかわらず、法人カードならではのサービスを受けられる点も大きなメリットです。たとえば、「ビジネスサポートサービス」では優待価格でレンタカーを利用できたり、「国内ゴルフエントリーサービス」では、電話1本でゴルフ会場を予約できます。

このように、年会費の割にコスパの良い法人カードなので、経費を抑えながら法人カードの恩恵を受けたい方におすすめのクレジットカードです。

⑨アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

年会費165,000円(税込)
還元率(ポイント名)0.5%(メンバーシップ・リワード)
マイルANAマイル、JALマイル、スカイマイル
発行可能枚数追加のビジネス・プラチナ・カードは4枚まで無料で発行、5枚目以降は年会費13,200円(税込)
付帯保険国内旅行傷害保険、国内航空機遅延費用、海外旅行傷害保険、キャンセル・プロテクション(チケットやホテルなどのキャンセル代補償)
支払日①20日(前後)締め翌月10日払い
②1日(前後)締め同月21日払い
③5日(前後)締め同月26日払い
※①~③は会員ごとに個別で設定
申し込み条件法人代表者、個人事業主、専門職・有資格者(弁護士、医師など)

エリートビジネスパーソンにおすすめの最上級カードが、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」です。年会費は165,000円(税込)とかなり高額ではあるものの、優待やサービスが充実しており、ステータスを示すには十分なカードです。

こちらのカードは、福利厚生やサポートが非常に充実していて、カードを保有するだけで、福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員に登録できます。

クラブオフでは、国内20万箇所以上の施設が優待価格で利用可能です。追加カードで発行した従業員も、クラブオフを利用できます。

さらに「ヘルスケア」のサポートセンターでは、24時間365日、食事や運動などに関する質問を受け付けています。自分に合った健康的な食事メニューや、おすすめの運動方法などを聞いてみるとよいでしょう。

ほかにも、カード利用者向けに充実したサービスが数多くあり、さすがアメックスといえます。上質なサービスを利用したい場合や、ステータスを示したい方におすすめの法人カードです。

⑩JCBゴールド法人カード

年会費11,000円(税込)
還元率(ポイント名)0.47%~1.49%(Oki Dokiポイント)
マイル
発行可能枚数
付帯保険旅行傷害保険、国内・海外航空機遅延保険、ショッピングガード保険
支払日15日締め翌月10日払い(土日祝の場合は翌営業日)
申し込み条件18歳以上の法人代表者・個人事業主

JCBの発行しているゴールドの法人カードが「JCBゴールド法人カード」です。ポイントが貯まりやすく、補償も手厚い法人カードです。

JCBゴールド法人カードで決済すると、1,000円(税込)で1ポイント貯まります。貯まったポイントは、JCBギフトカードやAmazonの買い物などで利用できるため、日々の事業費の決済でポイントを貯めたい方におすすめのクレジットカードです。

またJCBゴールド法人カードの特徴は、「国内・海外の航空機遅延保険」がついている点です。この保険では、飛行機の遅延や乗り継ぎに間に合わなかったことによって発生した費用を補償してくれます。

「国内・海外の航空機遅延保険」の補償内容
  • 出航や乗継遅延、受託手荷物の遅延によって発生した費用→2万円まで
  • 受託手荷物の紛失→4万円まで

そのため国内外の出張が多く、頻繁に飛行機に搭乗する法人や個人事業主は、補償の手厚いJCBゴールド法人カードをもっておくと安心です。

⑪アップサイダー

年会費無料
ポイント還元率1%
マイル
発行可能枚数
付帯保険不正利用時の補償は2,000万円まで高額補償
支払日月末締め・翌月20日払い
申し込み条件18歳以上の法人代表者

アップサイダーは、VISAのみの発行で、年会費がかからないのが大きな特徴です。年会費もかからず、法人の代表者が申し込みを行えます。

スマホ決済にも対応しており、Googlepayが利用できます。支払いの度にカードを出す必要もないので、スムーズに利用できます。UPSIDERユーザー限定で、様々な優待特典が利用できる点もメリットです。

また最大10億円の限度額を利用できたり、最短1営業日で結果を連絡してもらえる点もメリットで、バーチャルカード、リアルカードともに発行枚数は無制限なので、従業員の多い場合も安心して利用できます。

⑫三井住友カードビジネスオーナーズ

年会費本会員・パートナー会員ともに永年無料
ポイント還元率最大1.5%
マイルVポイントをマイルに変換可能
発行可能枚数18枚
付帯保険最高2,000万円の海外旅行傷害保険
支払日15日締め翌月10日支払い
月末締め翌月26日支払い
申し込み条件満20歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業主)
パートナー会員の方は満20歳以上の役職員の方のみ

三井住友カードビジネスオーナーズは、会員番号が印字されていないナンバーレスカードを採用しているため、安全性が高いクレジットカードです。

本会員もパートナー会員も、永年年会費が無料なので維持費がかからない点や、年会費がかからずに、海外旅行損害保険が付帯している点はメリットです。

利用額に応じて200円あたり1ポイントの、Vポイントが貯まっていきます。Vポイントは、マイルにも交換できますし、使い勝手の良いポイントです。

⑬三井住友カードビジネスオーナーズゴールド

年会費本会員 5,500円(税込)
年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料
パートナー会員は永年無料
ポイント還元率最大1.5%
マイルVポイントをマイルに変換可能
発行可能枚数18枚
付帯保険最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険
年間300万円までの買物を安心保険
支払日15日締め翌月10日支払い
月末締め翌月26日支払い
申し込み条件満20歳以上の会社経営者(中小企業代表者もしくは個人事業者)
パートナー会員の方は満20歳以上の役職員の方に限る

三井住友カードビジネスオーナーズゴールドは、一般カードに比べると、補償などが充実しているカードです。ゴールドカードなので、年会費が5,500円かかりますが、年間100万円の利用があれば翌年の年会費が無料になるため、お得にゴールドカードが利用できます。

またパートナー会員は年会費無料で最大18枚まで、カード発行できます。一般カードにはない、国内旅行の補償と年間300万円まで安心保険が付帯している点も、三井住友カードビジネスオーナーズゴールドのメリットです。

⑭セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費初年度年会費無料
2年目以降は、22,000円(税込)
ポイント還元率0.50%~1.00%
マイル変換可能
発行可能枚数9枚まで発行可能
付帯保険海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
支払日10日締め・翌月4日払い、
申し込み条件個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有する連絡可能な方(学生、未成年を除く)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは発行ブランドがセゾンなので、永久不滅ポイントが貯まります。1ポイント5円で利用できることに加え、ANAマイルには、1ポイント=3マイルで交換上限や交換手数料もかからず交換できます。

海外だけでなく、国内旅行の保険も付帯しており、ショッピング保険までついているので安心して利用できるプラチナカードです。ステータス面でも優れていて、券面のデザインもプラチナカードらしく一般カードとは異なります。

⑮JCBビジネスプラチナ

年会費33,000円(税込)
ポイント還元率0.45%~9.90%
マイル変換可能
発行可能枚数9枚まで発行可能
付帯保険旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)
国内・海外航空機遅延保険
ショッピングガード保険
支払日毎月15日に締め切り、翌月10日
申し込み条件法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業を含む)カード使用者は25歳以上の方が対象

JCBビジネスプラチナは、法人の本人確認書類が必要なく、簡単に申し込みができる点が魅力です。プラチナカードなので、プラチナ・コンシェルジュデスクやプライオリティ・パスといった、プラチナカードだけの特別優待も利用できます。

請求書カード払いが利用でき、カード決済に対応していない取引先でも、JCBカードで支払いができるのは、大きなメリットです。

年間300万円以上利用した場合は、翌年70%のポイントアップが受けられるため、メインカードとして利用することをおすすめします。

ANA JCB法人カードワイド

年会費12,925円(税込)
ポイント還元率0.5%〜2.5%
マイル変換可能
発行可能枚数
付帯保険海外旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
ショッピングガード保険(海外)最高100万円
支払日15日締め翌月10日払い(土日祝の場合は翌営業日)
申し込み条件法人または個人事業主
カード使用者は18歳以上の方が対象

大手航空会社のANAとJCBが提携した「ANA JCB法人カード」です。年会費は12,925円(税込)で一般カードと比較するとゴールド並みの高い年会費設定になっています。

ポイントは個人カードと同じく、スターバックスやセブンイレブン、Amazonなどでの利用でアップします。

マイルは、ANAマイルに交換可能です。ただし、交換するには以降手数料が発生するので注意しましょう。

JCB法人カード

年会費1,375円(税込)
ポイント還元率0.3~0.45%
マイル変換可能
発行可能枚数
付帯保険海外旅行傷害保険 最高3,000万円
国内旅行傷害保険 最高3,000万円
ショッピングガード保険(海外)最高100万円
(1事故につき自己負担額10,000円)
支払日毎月15日に締め切り、翌月10日
申し込み条件法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業を含む)カード使用者は25歳以上の方が対象

JCB法人カードは、スタンダードな法人カードです。パートナー店を利用すると最大20倍のポイントアップします。

また、クラウド会計ソフトとの連携や請求書払い機能など、リスクヘッジや業務効率化が行える便利なカードです。

また、情報セキュリティ事件・事故の被害が増えていることからも、業界初の損害賠償責任保険付のサイバーリスク保険を付帯しています。

そのため、トラブルを未然に防ぐことや発生してしまった場合でも素早く対処してもらえます。

法人・個人事業主がビジネスカードを作るメリット

個人事業主が法事カードを作るメリットは次の5つです。

限度額の多いカードが持てる

個人カードは限度額が10万円~300万円ほどである場合が多いのですが、法人カードなら限度額が10万円~500万円になることもあるため、より大きな決済にも利用できます。

個人事業主の方でも商品の仕入れを行う場合、決済額が高額になることもあるため、個人カードよりも法人カードを持っておく方がおすすめです。

ポイントが貯まる

法人カードでも個人カードと同じようにポイントを貯められます。事務所の賃料や水光熱費、通信費などの固定費をクレジットカードで支払えば、毎月かなりのポイントが貯まります。

ETCカードでもポイントが貯まるため、車で営業によく行く人にもおすすめですし、申し込むカードによっては個人カードと、ポイントを合算できる点も魅力です。

会計ソフトと連携できる

クラウド型の会計システムを使っている方であれば、銀行口座や法人カードを連携することで、利用履歴を自動でソフトに反映できます。

これは本カードだけでなく、社員カードについても連携できるので会計事務の手間を大幅に削減できます。また、法人カードの中には特典として、会計システムの割引特典が付帯していることもあるため、ソフト導入の費用負担も軽減できます。

ビジネス支援サービスの充実

法人カードはビジネス支援サービスが充実しています。空港ラウンジが無料で利用できたり、付帯している国内・海外旅行保険は個人カードよりも手厚い補償内容となっていますので、飛行機での出張が多い方にはうれしいポイントです。

さらに、回数制限はありますが、税理士への無料相談が受けられるサービスもあるため、ビジネスの際に心強い味方となってくれます。

キャッシュフローの改善に役立つ

事業をしていると、仕入れをしたいけども手元に現金がないということや、来月の収入だけでは支払いが追い付かない場合もあるかもしれませんが、クレジットカードで支払いを行えば、支払いを1ヵ月~2ヵ月先延ばしできます。

支払いに余裕が生まれることで、法人カードは会社のキャッシュフローの改善にかなり役立ちます。また、個人カードと法人カードを2枚持つことで、個人の買い物と明細が混ざってしまうこともありません。

経費の計上間違いを防げる点もうれしいポイントです。

法人・個人事業主がビジネスカードを作るデメリット

続いて個人事業主が法人カードを作るデメリットについて解説します。

年会費が個人カードより高い

法人カードには個人カードに比べてより充実した特典が付帯していることが多いため、年会費は高めに設定されています。

そのため、なるべく維持費をかけずにカードを持ちたいという人は年会費をデメリットととらえることもあるでしょう。

ただ、その分法人カードは個人カードにはない特典やサービスが付帯していることも事実です。

クレジットカードの年会費は経費として処理できますので、特典内容も考慮して法人カードを持つかどうか検討するのが良いでしょう。

リボ払いや分割払いができない

法人カードは、基本的にリボ払いや分割払いに対応していません。

もし今月の請求額を払うのが厳しいということになっても支払い金額を調整できないのはデメリットです。

後から支払い調整をしたいという方には、「ペイフレックス あとリボ® for Business」でリボ払いができるボアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードがおすすめです。

年会費は34,100円と少しお高めですが、あとリボができるというだけでも申し込みをする価値があるでしょう!

追加カードの管理が大変

法人カードの追加カードは従業員1人ごとに1枚割り当てられ、記名している以外の人が利用することはできません。

管理を怠った結果、自分の見ていないところで従業員同士で貸し借りをしてしまうと、最悪の場合本カードも利用停止となってしまう危険性があります。

ただし、これは個人カードにおける家族カードでも同じことです。

そのため、この点については法人カードだけのデメリットではないと言えます。

ビジネスカードの申し込み〜発行までの流れ・必要書類

ここではビジネスカードの申し込みの流れや、必要書類について紹介していきます。

ビジネスカードの申し込みの流れ

ここでは、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの申し込み方法を例にご紹介します。

STEP.1
公式サイトにアクセス

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの公式サイトにアクセスして、「お申込みはこちら」をクリックします。

「個人事業主として申し込み」「法人格のある法人代表としてお申込み」のどちらか当てはまる方を選んでください。

STEP.2
必要事項入力

画面の案内に従い、以下の必要事項を入力してください。

  • 名前
  • 生年月日
  • 住所
  • 年収
  • 会社情報 など

最後の確認画面が表示されますのでよければ同意して申し込み完了です。

STEP.3
本人確認書類提出

申し込みが完了すると本人確認書類の提出を求められます。

こちらはWEBサイトにアップロードすることで提出完了です。

STEP.4
審査結果通知

審査に通ると、自宅に本人の所在確認書類が送られてきます。

この書類を受け取ったことがアメックスで確認できればカードが発行されます。

STEP.5
カード受け取り

申し込みから約3週間でカードが自宅に郵送されます。

受け取り後、WEBで引き落とし口座の設定をすれば法人カードを使用することが可能です。

必要書類

こちらも申し込み手順と同じく例としてアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの審査の際に必要となる書類をご紹介します。

まず、本人確認書類として利用できるのは次の書類です。

  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード(写真付き)
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード

個人事業主の場合は、これらのうちどれか1点の提出でOKとなっています。

ただし、本人確認書類の住所が現住所と異なる場合は、追加で発行から6ヵ月以内の住民票も添付する必要があるため注意してください。

次の法人の場合、追加で必要となる書類は次の2点うちどちらかです。

  • 商業登記簿謄本
  • 登記事項証明書

WEBでアップロードして提出することになるため、申し込み前にあらかじめデータを用意しておくのがよいでしょう。

法人クレジットカードの3つの選び方

今では、さまざまなクレジットカード会社が法人カードを発行しており、会社や個人事業主に合ったものを選ぶのは難しくなっています。そこで、法人カード選びにおいて、とくに抑えてほしい方法を3つ紹介します。

①年会費の安さ

まずは、年会費の安さは重要な判断基準です。

年会費は、そのまま会社や個人事業主の経費となります。そのため、なるべく年会費の安い法人カードを選ぶのがおすすめです。

この記事で紹介した中において、年会費も安く、かつサービスが充実しているのは「三井住友ビジネスカード ゴールド」と「三井住友ビジネスカード for Owners クラシックカード」です。三井住友カードでは、Web明細やマイ・ペイすリボを利用すると、年会費をかなり安く抑えられるようになっています。

また、「ポイントには興味がなく、なるべく低コストで法人カードを使いたい」という方には、年会費無料の法人カードがおすすめです。この記事で紹介した法人カードでは、クラウド会計ソフトfreeeが発行している「freee MasterCardワイド」がよいでしょう。

②追加カード

1枚だけでなく、たとえば社員用に何枚か複数のカードを発行する場合は、「追加カードの年会費や発行可能枚数」もしっかり確認しましょう。

法人カードの中には、追加カードにも年会費がかかることもあります。年会費のかかる追加カードを多く発行すると、当然経費が積み重なります。

中には、追加カードの発行枚数に制限をかけている会社も。そのため、今後追加でカードを多く発行する予定の法人や個人事業主は、発行可能枚数に制限のないクレジットカードを選ぶのがおすすめです。

③還元率

事業費の決済でポイントを貯めたいならば、還元率も考慮しましょう。還元率が高いほどポイントは多く付与されるので、その分オンラインショッピングや航空券の手配などに利用できます。

この記事で紹介した中において、還元率の高い法人カードは「楽天ビジネスカード」です。通常のカード利用だけでも、1%以上の高還元率です。さらに、楽天市場で決済すれば、還元率は最大5%にもなります。そのため、普段から楽天市場を使って物を購入する法人や個人事業主には、ぜひ手に入れておきたい1枚です。

また、出張で飛行機を利用することが多い場合、「貯まったポイントをマイルへ交換できる」ことも重要なポイントです。マイルを使って特典航空券に交換できれば、通常通り航空券を購入するよりも、はるかに旅費交通費を抑えられます。

④限度額

法人カードの限度額は、企業の事業規模や経費支出に応じて適切に設定することが重要です。

限度額が低すぎると、急な出費や大きな取引に対応できない可能性があります。一方で、必要以上に高い限度額は、不正利用のリスクを高めることにもなります。

多くの法人カードは、利用実績に応じて限度額の引き上げが可能ですので、最初は少額からのスタートも検討しましょう。

また、プラチナやゴールドなどの上位ランクのカードは、一般カードよりも高い限度額が設定されていることが多いため、大規模な取引を行う企業には適しています。

カード選びの際は、月間経費や将来的な事業拡大も考慮に入れ、適切な限度額のカードを選択しましょう。

⑤付帯特典

法人カードの付帯特典は、企業の経費削減や業務効率化に大きく貢献する可能性があります。

例えば、出張の機会が頻繁にあるようなら、空港ラウンジを利用できる特典が付帯しているカードをおすすめします。空港ラウンジが利用できることで、待ち時間を有効に活用できます。

また、経費管理ツールの無料提供や、請求書の分割、明細のカスタマイズなど、経理業務を効率化する機能も重要な選択基準となります。

さらに、ビジネス向けのコンシェルジュサービスや、オフィス用品の割引、ガソリン代の優遇など、業種や企業規模に応じた特典があるカードも要チェックです。

自社のニーズに合った特典を提供するカードを選ぶことで、単なる決済手段以上の価値を得ることができます。

おすすめの法人クレジットカードに関するよくある質問

最後に法人用クレジットカードに関してよく寄せられる質問にお応えしていきます。

法人カードと個人用カードの違いは?

法人カードと個人用カードの違いは次の点です。

  • 審査内容
  • 限度額
  • 付帯サービス

法人カードは個人の信用情報ではなく会社の信用情報をもとに審査を行います。そのため、法人の経営状態や継続年数などに重点を置いた審査が行われることが多いです。

さらに、法人カードは個人用カードよりも限度額が高くなっているため、より高額な決済に対応できます。

付帯サービスも法人カードは法人向け、個人用カードは個人向けの内容となっているため、ビジネスで使うのであれば法人カード選ぶのが良いでしょう。

年会費のかからない法人カードはある?

法人カードは個人用カードに比べて年会費無料のものは少ないですが、設立してすぐの法人でも作成できるカードの中には、年会費が無料のものもあります

特にfreee MasterCardワイドは従業員用の追加カードが最大999枚まで無料で発行できるため、従業員は多いけれどもなるべくコストを節約したいという方にもおすすめです。

法人カードにキャッシング機能はついてる?

法人カードには基本的にキャッシング機能はありませんが、一部付帯している法人カードもあります。そのため、キャッシングの利用が必要なら、まずは自分が申し込むカードにキャッシング機能あるか、よく確認しておく必要があります。

引き落とし口座は個人口座でもいい?

法人カードは法人口座、個人口座のどちらを引き落とし口座にしても大丈夫です。どちらの口座にするか迷っている場合は、法人カードを利用するうえで自分が使いやすいと思う口座を設定しましょう。

ただし、個人事業主の方は個人口座しか引き落とし口座に設定できませんのでご注意ください。

ETCカードも複数枚発行できる?

法人カードの種類によっては、ETCカードを複数枚発行できます。だたし、1枚づつ年会費がかかることが多いため、年間の維持費がどれくらいかかるか計算しておく必要があります。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードであれば、本カードの年会費はかかりますが、ETCカードは無料で20枚発行できるため、ETCカードが有料の法人カードを選ぶよりも結果的にお得となる場合あるでしょう。

まとめ

この記事では、人気の高いおすすめの法人カードを10枚厳選しました。年会費の安いカードやポイント高還元率、豊富なサービスなど、法人カードごとにさまざまな特徴があります。

ぜひこの記事を参考にして、経営方法や事業内容に合ったクレジットカードを手に入れましょうね!