
アセクシャル・アロマンティックを題材にしたテレビドラマ「恋せぬふたり」が、2022年NHKで放送され、文化庁芸術祭で入選するなど話題になりました。
では、このアセクシャルとはいったい何なのでしょうか。この記事ではこのアセクシャルについて、ノンセクシャルなどの他のセクシャリティについても交えながら解説します。
関連記事:「ジェンダーレスとは?世界・日本の現状・企業の取り組みやSDGsとの関連性」
目次
アセクシャルとは?

アセクシャルとは、性別を問わず他者に対して性的に惹かれない人を指します。
このようにアセクシャルは、他者に対する性的に惹かれるのか・惹かれないのかに着目した分類です。アセクシャルであることに、当人自身の性欲・性行為・性嫌悪の有無は関係ありません。
アセクシュアル・エイセクシャル・エイセクシュアル・無性愛・Aセクシャルともいう
アセクシャルには、他にもいくつかの表記があります。
まず、アセクシュアルの英語表記は「Asexual」であるため、カタカナ表記にしたときにア/エイ、セクシャル/セクシュアルといった表記の揺れが生じます。どの表記が正しいという決まりはありませんが、学術的な論文や辞典では「アセクシュアル」と表記されることが多い傾向にあります。また当事者間を中心に、アセク、Aセクと言われることもあります。いずれにしても、基本的には同じ意味を指します。
加えて、日本語で「無性愛」という表記もあります。ただしこの「無性愛」の定義は曖昧で、学術研究や当事者間で使われることは少ない傾向にあります!
アセクシャルになる原因はある?後天的なもの?
アセクシャルになる原因は一概には断定できず、生まれつきの性的指向として先天的に持つ人もいれば、後天的な要因によって性的関心が薄れる場合もあります。先天的なケースでは、単に「性的欲求を感じない」という個人の特性として存在します。一方、後天的な要因としては、過去の性的なトラウマや心身の健康状態、ホルモンバランスの変化、ストレスや心理的影響などが考えられます。
ただしこれらはすべての人に当てはまるわけではなく、多様な背景を持ちます。重要なのは「原因探しよりも、その人がどう感じているかを尊重すること」です。アセクシャルは異常ではなく、性的指向の一つとして理解されるべき存在です。
アセクシュアルと他のセクシャリティとの違い

セクシャリティ(個々人の性のあり方)は、グラデーションと形容されることもあるほど多様です。そのためセクシャリティの名称も非常に多くあり、混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
様々なセクシャリティについて知ることは、当事者への誤解の軽減や理解につながります。アセクシャルと混同されやすいセクシャリティについて、確認してみましょう。
アセクシャルとノンセクシャルとの違い
ノンセクシャルとは、他者に対して恋愛感情は抱くが、性的惹かれを感じない人のことを言います。「ロマンティック・アセクシャル」と呼ぶこともできます。
アセクシャルの定義が「性的惹かれを感じない人」であり、恋愛感情の有無は問わないことから、ノンセクシャルの方がより範囲を限定した用語であるといえます。
アセクシャルとアロマンティックとの違い
アロマンティックとは、(性別を問わず)他者に対して恋愛感情を抱かない人のことを言います。
アセクシャル(他者に対して性的に惹かれない)とアロマンティックの両方を自認する人も多くいます。そのような人(他者に対して性的に惹かれなく、恋愛感情もない人)のことをアロマンティック・アセクシャルとも言います。
※エイロマンティック、Aロマンティック、アロマ、Aロマと言われることもあります。
ただし日本では、アセクシャルでアロマンティック(他者に対して性的に惹かれなく、恋愛感情もいどかない)の人のことも、アセクシャルと呼ぶこともあります。
Aro/Ace(アロ・エース)
アセクシャルとアロマンティックは異なる意味ではありますが、両方を自認する人も多く、また境界が曖昧でもあります。そのためこの両方を含む広い界隈のことを、Aro/Ace(アロ・エース)と呼ぶ事があります。
ここまで紹介したアセクシャル・アロマンティック・ノンセクシャルのほか、Aro/Ace関連のセクシャリティをいくつか簡単に紹介します!
- デミロマンティック 強い感情・友情・信頼を抱く相手にのみ恋愛感情を抱く人
- デミセクシャル 強い感情・友情・信頼を抱く相手にのみ性的惹かれを感じる人
- リスロマンティック 他者に恋愛感情を抱くが、相手からの恋愛感情を望まない(または必要としない)人
- リスセクシャル 他者に性的惹かれを感じるが、相手からの性的惹かれを望まない(または必要としない)人
- グレーロマンティック アロマンティックと他の恋愛指向の中間。つまり他者に対して恋愛感情を抱くことが稀な人
- グレーセクシャル アセクシャルと他の性指向の中間。つまり他者に対して性的惹かれを感じることが稀な人
複数のセクシャリティの自認
先述のとおり、複数のセクシャリティを自認することもよくあることです。そこで、代表的なものを改めてまとめてみました。
- アロマンティック・アセクシャル
他者に対して、性的惹かれも恋愛感情も抱かない人
日本では単に「アセクシャル」というと、この人々を指すこともある。 - アロマンティック・セクシャル
他者に対して恋愛感情は抱かないが、性的惹かれは感じる人
- ロマンティック・アセクシャル(ノンセクシャルとも)
他者に対して恋愛感情は抱くが、性的惹かれは感じない人
なおこれらのセクシャリティにおいて、恋愛感情・性的惹かれの対象者の性別・性自認や、自身の性別・性自認は問われません。
【関連記事】LGBTQとは?日本の現状と問題点、SDGsとの関係・取り組み事例を解説
日本においてのアセクシャルの割合
アセクシャルに関する研究はまだ十分ではなく、日本全体での正確な割合を示すことは難しいのが現状です。2019年に大阪市民を対象に行われた「大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート」では、4,285人の回答者のうち0.8%が自身をアセクシャル(無性愛者)であると回答しました。
一方で、「決めていない・決めたくない」「質問の意味が分からない」と答えた人が合計12.4%おり、その中に潜在的なアセクシャルが含まれている可能性も考えられます。また、調査によってはAro/Aceの人が首都圏に多い傾向も見られ、地域差の存在も指摘されています。
こうした背景から、日本におけるアセクシャルの割合は推定段階にとどまっており、今後さらなる研究が求められます。
アセクシャルの特徴
アセクシャルには恋愛感情はあっても性的欲求を持たない人や、恋愛自体に関心を示さない人など多様なタイプが存在します。ここでは、一般的にみられるアセクシャルの特徴について整理して紹介します。
恋愛感情はあるが性的欲求がない
アセクシャルの中には、恋愛感情を抱くことはあっても、性的欲求を持たない人がいます。例えば「好きな人と一緒に過ごしたい」「結婚したい」という気持ちはあるけれど、性的関係を望まないタイプです。一般的な恋愛観と異なるため誤解されやすいですが、恋愛とセクシュアリティは切り離して考えられるという特徴です。
恋愛感情や結婚への関心が薄い場合もある
一方で、恋愛や結婚にあまり関心を持たないアセクシャルの人もいます。恋愛そのものを重視せず、結婚や家庭を築くことに必ずしも価値を見いださない場合があります。ただしこれは「人を好きになれない」という意味ではなく、恋愛や結婚が生き方の中心でないだけです。
趣味や人間関係に重きを置く傾向がある
恋愛や性的欲求にとらわれにくい分、趣味や学業、仕事、友情などに時間やエネルギーを注ぐ傾向があります。アイドルや芸能人を応援する「ジャニオタ」のように、熱中できる対象を持つ人も少なくありません。こうした関わり方は自己実現や人生の充実感につながります。
周囲から「生きづらい」と感じやすい
恋愛や結婚が「当たり前」とされる社会において、アセクシャルは誤解や偏見にさらされやすく、生きづらさを感じることがあります。「なぜ恋人をつくらないの?」「いつ結婚するの?」といった質問がプレッシャーとなり、自分を説明しにくい場面も多いです。そのため、理解者や安心できる環境が重要です。
性的指向として多様性の一つに位置づけられる
アセクシャルは病気や異常ではなく、LGBTQ+に含まれる性的指向の一つとして国際的に認識されています。人によって恋愛感情の有無や結婚観は異なり、多様性の中の自然なあり方とされています。社会全体が理解を広げることで、アセクシャルの人も安心して自分らしく生きられる環境づくりが進んでいくと考えられます。
アセクシャルについて学べるおすすめの本・論文
三宅大二郎、今徳はる香、神林麻衣、中村健『いちばん優しいアロマンティックやアセクシュアルのこと(単行本)』
アセクシャルについて初めて知るという方におすすめの本です。アセクシャルとは何なのか、様々な疑問を問いかけながら紐解いていくことでアセクシャルについての理解が深まっていきます。初めて知る方だけでなく、説明を読んでしっかりと理解したい方、さらに詳しく知りたい方に向けてもステップごとに解説しています。
当事者の声も知れるパートもあります。セクシャルマイノリティについて初めて考えるという方におすすめの一冊です。
ジュリー・ソンドラ・デッカー(訳:上田勢子)『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』
この本は、アセクシャルについての基本的なことも体系的にまとまっていますが、アセクシャルに関する社会的な部分についても記載されているのが特徴的です。
アセクシャルはその特性上、制度の変革や誰かへの働きかけを望むことが少ないです。主張が少ない分これまで注目される事も少なく、情報も少ないため孤独に感じる人が多かったセクシャリティです。
アセクシャルに関する誤解についても丁寧に解説されています。アセクシャルの感じる生きづらさを知るのにおすすめの本です。
吉田恵里香『恋せぬふたり』
最後におすすめするのは小説です。2022年にNHKで放送された同名のドラマをノベライズしたものになります。
恋愛や性的な話がよく分からず居心地の悪さを感じている咲子が、「アセクシュアル・アロマンティック」を自認する高橋と出会う。二人は自分たちなりの生き方を模索すべく共同生活を始めるが、家族や友人など周りの人へも波紋は広がり様々な反応が返ってくる…。
「普通の幸せ」とは何なのか?幸せのあり方について、登場人物と通して考えることのできる本です。
アセクシャルなどのセクシャリティを公言している芸能人・有名人
続いては、アセクシャル・アロマンティックなどAro/Ace関連のセクシャリティを公言している有名人を紹介します。
(モデル・俳優)中山咲月さん
2018年にTBS系列で放送されたテレビドラマ「中学聖日記」に出演、また舞台や映画でも活躍中のモデル・俳優、中山咲月さん。2019年に自身のブログでトランスジェンダー(戸籍上の性別は女性、精神的な性別は男性)、そして無性愛者※であることを発表しました。当時のブログ記事を読むと、『いつか絶対恋愛する時が来るよ』という声掛けに対する悩み、「恋愛感情を強要されるのが辛い」といった気持ちなどが、当事者自身の言葉で赤裸々につづられています。
※本人の表現を尊重し、そのまま記載
(政治家)東友美さん
2018年より町田市議会議員として活動を行う東友美さんは、自身のセクシャリティについてXジェンダー(性自認が男女どちらにも属さない人)・アロマンティック・アセクシャルであることを公表しています。
市議会の答弁では、恋愛感情が湧かない自らのことを長年「人として大きな欠落がある」と考えていた東さんが、専門家の方からそのことを否定してもらえた時の気持ちを述べました。2023年1月現在もセクシャルマイノリティ当事者として、様々なマイノリティが暮らしやすい街づくりのための政策を掲げて活動しています。
(ファッションコンサルタント・タレント)ティム・ガン
アメリカのファッションコンサルタントで、バラエティ番組などでも活躍するティム・ガンさんも、アセクシャルを公表している有名人の一人です。
2011年に出版した自著の中で、「アセクシャルという表現が一番真実に近いと思っている」と述べています。これは、当事者自身でも自分のセクシャリティがどのようであるのか簡単に分かるものではなく、人それぞれであることを示唆しています。
周囲にアセクシャルの人がいたら・アセクシャルと言われたらどう接するべきなのか
では身の回りにアセクシャルとカミングアウトする人がいた場合、どのように接するのがよいのでしょうか。相手を傷つけず、円滑な関係を保つための二つのポイントをご紹介します。
カミングアウトされたことによって関係性を変えない
セクシャルマイノリティの当事者が、カミングアウトをするときに躊躇する大きな理由が、相手との関係性が崩れてしまうことです。あなたが知人にカミングアウトされたということは、信頼できる相手として認められているということです。相手の話をきちんと聞き、ありのままの相手を受け入れることが、多くの当事者にとって心の支えとなります。
なお本人の同意なく他者にセクシャリティを明かす「アウティング」は、たとえ悪意がないとしてもやってはいけないことです。驚きのあまり他者に伝えてしまうことのないよう、注意しましょう。
性的惹かれ・恋愛感情がないことを「かわいそうなこと」と捉えない
他者に対して性的に惹かれないアセクシャル、また恋愛感情の湧かないアロマンティックの人々の気持ちは、そうでない人から見るとなかなか想像しづらいものです。
さらに他者に対して性的惹かれ・恋愛感情が生じる人からすると、これらの感情が湧かないアセクシャル・アロマンティックの人々のことを「かわいそう」だと捉えてしまう可能性もあります。しかし人生は性的惹かれや恋愛感情がすべてではなく、これらがないアセクシャル・アロマンティックの人々も、各々が自分の人生を謳歌することができます。決して「かわいそう」な存在などではないということを、忘れないでください。
アセクシャルに関するよくある疑問
続いては、アセクシャルやその他のAro/Aceの人々に関する特徴や、よくある疑問について解説します。
アセクシャルは恋愛感情はある?
アセクシャルであることを判断するにあたって、基本的に※恋愛感情の有無は関係ありません。あくまでも他者に対して性的に惹かれるかどうかという点に着目します。つまり、恋愛感情のある人もいます。
ただし、先述したようにアセクシャルの中には、他者に対して恋愛感情を抱かない(≒恋愛感情のない)人もいます。
セクシャルの人の結婚観は?
そもそも、他者に対して性的に惹かれ、恋愛感情を抱く人々(つまり、性的惹かれ・恋愛感情に関してマジョリティの人々)でも、結婚観は人それぞれですよね。それと同じように、アセクシャルの人の結婚観も人それぞれです。
アセクシャルの人の中でも、他者に対して恋愛感情を抱くロマンティックアセクシャルの人は、恋愛結婚を望むことは十分に考えられることです。
また、恋愛感情も抱かないアロマンティックアセクシャルの人の中にも、友情結婚や、パートナーを求める人はいます。信頼できる人と一定の関係を持ち、生涯を共にしていくという点では、恋愛感情がなくても特定のパートナーを持ちたいという想いが湧くことはありえることなのです。
アセクシャルの人にも恋愛感情はある?
ここまでで解説してきた通り、アセクシャルは他者に対する「性的惹かれ」について着目したセクシャリティの分類です。そのためアセクシャルだからといって、誰も恋愛対象にならないという訳ではありません。
では、アロマンティックはどうでしょうか。アロマンティックは他者に対して恋愛感情を抱かないセクシャリティのため、基本的には「誰も恋愛対象にならない」が答えとなります。ただし性のあり方は変化することもあり、中には従前はアロマンティックを自認していたが、特定の人に恋愛感情を抱き、グレーロマンティック※に自認が変わる人もいます。
アセクシャルは生きづらい?
一概に言えることではありませんが、セクシャルマイノリティ全体として「生きづらさ」を感じることが多い傾向にあります。
他者に対して性的に惹かれないアセクシャルの人が特に感じる悩みとしては、
- 恋愛関係にある以上、性交渉をすることが一般的であるので、アセクシャルでない恋人との関係を維持しづらい
- 結婚相手・パートナーを見つけづらい
- 「まだ運命の人と出会えていないのでは?」と言われる
- カミングアウトしていない場合、他者と会話するときウソをつかざるをえない
- 性的惹かれに関する会話が盛り上がるとき、ついていけない
- 「アセクシャル」というセクシャリティを知らず、他者と違うことに悩みを感じる
などが挙げられます。
アセクシャルの診断方法は?
自分(または友人・家族など)がアセクシャルかもしれないと悩んでいる方の中には、ハッキリさせたいという思いからか、医師による診断を望む人もいるようです。
しかし、性的指向や恋愛指向について医学の観点から診断することは、一般的ではありません。自分のこれまでの経験を元に、自らのセクシャリティを「自認」することが基本的な考え方です。
また悩んでいる場合は、セクシャリティを得意とする心理カウンセラーに相談し、自分の考えを整理するのも、一つの選択肢です。セクシャルマイノリティの支援をするNPO法人などは各地にあり、一部は相談業務も行っています。常設のセンターを持つ団体もありますので、調べてみてくださいね。
【関連記事】虹色ダイバーシティ| 常設型のLGBTQセンターを拠点に、社会の課題を解決に導く
カミングアウトすべき?
アセクシャルにかかわらず、セクシャルマイノリティの人が自らのセクシャリティについてカミングアウトするべきかどうかは、よくある質問です。これに関しては、当人の希望や性格、相手の性格や理解の度合い、環境などによって結果が異なってくるため、ケースバイケースであるといえます。
カミングアウトすることになって生きやすくなったと感じる人は少なくありません。その一方で、勇気を出してカミングアウトしたにもかかわらず、理解してもらえなかったというケースもあります。カミングアウトをしたい人が悩まずにカミングアウト出来る社会になることが望まれます。
アセクシャルとSDGsの関係
最後に、アセクシャルとSDGsの関係についても解説します。
SDGsの17の目標のうち、アセクシャルと最も関連のあるのは目標5「ジェンダー平等を実現しよう」です。
ただしSDGsはこの目標5も含めて、セクシャルマイノリティに関する記述はありません。これは、SDGsが国連加盟国の中にはセクシュアルマイノリティの権利確保に否定的なスタンスをとる国もあることが理由です。そのため目標5では、主に女性や少女といった社会的弱者の権利拡大がうたわれています。
ただしSDGs全体の理念として「誰ひとり取り残さない」というキーワードがあります。セクシャルマイノリティの人もそうでない人も、全ての人々の平等を実現することが、目標5達成の鍵と言えます。
【関連記事】SDGs5 「ジェンダー平等を実現しよう」の現状と問題点|企業の取り組みを解説
まとめ
この記事では、他者に対して性的に惹かれない「アセクシャル」と、それに関連する「アロマンティック」「ノンセクシャル」などのセクシャリティについて解説しました。
LGBTと言われるレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーと比べると、まだまだ知名度が低く、研究も進んでいない「アセクシャル」ですが、割合的には少なくない人数が存在しています。より多様性のある社会を目指すため、様々なマイノリティの人について知識をアップデートすることは大切です。ぜひこの記事で得た知識を周りの方にシェアしてみてくださいね。
<参考文献>
(論文)三宅大二郎・平森大規「日本におけるアロマンティック/アセクシュアル・ スペクトラムの人口学的多様性」
特定非営利活動法人 にじいろ学校
Aro/Ace調査2020 概要報告資料
中山咲月 公式ブログ – 無性愛 – Powered by LINE
性的マイノリティ当事者であることを公表致しました(2018年9月議会) – 立憲民主党 東友美【公式サイト】
SocArXiv Papers | Asking about Sexual Orientation and Gender Identity in Social Surveys in Japan: Findings from the Osaka City Residents’ Survey and Related Preparatory Studies
この記事を書いた人

田中 宏樹 ライター
台湾第二の都市・台中に暮らしながら、日本語教師とwebライターをしています。自身がセクシャルマイノリティの当事者であり、また日本では公立学校での勤務経験もあるため、マイノリティの人権や教育といったテーマが得意。最近は少し「厄介ごと」のように思われてしまうことも増えてきたSDGsですが、読者の皆さんがもっと「自分ごと」と捉え、「思いやり」の気持ちを持つきっかけになるような記事を目指しています。
台湾第二の都市・台中に暮らしながら、日本語教師とwebライターをしています。自身がセクシャルマイノリティの当事者であり、また日本では公立学校での勤務経験もあるため、マイノリティの人権や教育といったテーマが得意。最近は少し「厄介ごと」のように思われてしまうことも増えてきたSDGsですが、読者の皆さんがもっと「自分ごと」と捉え、「思いやり」の気持ちを持つきっかけになるような記事を目指しています。