貸付型クラウドファンディング（ソーシャルレンディング）は、投資家が資金を提供し、企業が借り入れる仕組みのサービスです。
その中でも、「バンカーズ」は、1億円以上の大規模な案件にも最低1万円から参加できるというメリットがあります。さらに、申込手数料は無料です。
貸付型クラウドファンディングの金額が、グループ累計で800億円を突破しました。「バンカーズ」の特徴やメリット・デメリット、始め方などを詳しくご紹介します。
Bankers（バンカーズ）の特徴
| URL | https://www.bankers.co.jp |
| 運営会社名 | 株式会社バンカーズ |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802 |
| 設立年月 | 昭和49年8月 |
| 代表取締役 | 遠藤 慎一 |
| 登録番号 | 第二種金融商品取引業：関東財務局長（金商）第3216号 貸金業：関東財務局長(14)第00077号 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 日本貸金業協会：協会員番号 002411号 貸金業法 指定信用情報機関：株式会社日本信用情報機構 |
| 資本金 | 40,000万円 |
| 株主 | 株式会社バンカーズ・ホールディング |
| 上場有無 | 無 |
| 最小投資可能額 | 1万円 |
| 累計応募金額 | 800億円以上（2023年10月時点） |
| 参考利回り | 2~5.5%程度 |
バンカーズは、2020年12月にスタートした貸付型クラウドファンディングのサービスです。
貸付型クラウドファンディングとは、事業者を介して多くの投資家が様々な企業に資金を提供する仕組みで、ソーシャルレンディングとも呼ばれます。
つまり、事業者は、投資家から集めた資金を企業に貸し付け、返済期限までに利息をつけて返してもらった後、投資家に元本と利益を分配します。
バンカーズの運営会社は株式会社バンカーズで、2019年8月に設立された株式会社バンカーズ・ホールディングスの完全子会社です。株式会社バンカーズの前身である泰平物産株式会社は46年の実績を持つ信頼できる貸金業者です。
貸付型クラウドファンディングは貸金業の一種であり、その経験と知識がバンカーズのサービスに反映されています。
貸付型クラウドファンディングとは？
引用：PR TIMES
貸付型クラウドファンディングとは、一般の人々や投資家がプロジェクトやビジネスに資金を貸し付けることで、その発展に貢献する仕組みです。
貸付型クラウドファンディングでは、銀行融資や投資ファンドとは違って、多数の個人投資家が少額から大額までの資金を出資し、その見返りとして金利や元本の保障、またはプロジェクトの成果に応じた収益を得ることができます。
仕組みは次のようになります。
- 資金を必要とする企業が貸付型クラウドファンディングのプラットフォームに登録し、必要な金額や利率、返済期間などを提示
- 必要な金額や利率、返済期間などを見た個人投資家が自分の希望する金額を出資
- プラットフォームは個人投資家から集めた資金をまとめて企業に貸し付け
- 企業は定期的に利息と元本を返済し、個人投資家は分配金として受け取り
貸付型クラウドファンディングは、プロジェクトに対する「応援」の気持ちが強い投資家が多くいます。また高い利回りが期待できるため、資産運用の手段としても有効です。
出資した後にキャンセルすることは基本的にできませんが、運用コストや手間がかからず、分配金が入るのを待つだけで資産を増やすことができるのも魅力です。
Bankers（バンカーズ）のやばい口コミと怪しい評判・デメリット
バンカーズのデメリット・口コミについて、詳しく見ていきましょう。
途中解約はできない
運用期間中に解約できないのは少し不安でしたが、その分資金計画をしっかり立ててから投資するようにしています。こちらを利用する方は「途中解約は絶対にしない」と強い意志がないと難しいかもしれません。（30代・男性）
途中解約できないのは、意外と困ると思います。貯金代わりに投資したところ、途中解約できないため生活費が足りなくなってしまいました…。(20代・女性)
資金計画をしっかり考えてから投資しないと、すぐにお金が戻ってくることはないし途中で解約もできないので困る人絶対いると思う。無理のない金額で投資するしかないですね。(30代・男性)
バンカーズの貸付型クラウドファンディングは、投資家に高い利回りを提供する一方で、一定のリスクも伴います。
運用期間中は、いかなる理由でも解約することができないため、資金提供先の企業の信用力や将来性を十分に確認することが必要です。
また、資金提供先の企業に何らかのトラブルが発生した場合、元本割れや遅延利息の発生などの可能性もあります。
そのような場合に備えて、バンカーズの貸付型クラウドファンディングは、自分の財務状況に見合った範囲で、かつ余裕のある資金で行うことが望ましいです。
元本保証はない
元本保証がないため、リスクをしっかり理解する必要があると感じました。持ち金すべてを使用するのではなく、ある程度の現金は確保しつつ、余剰資金で始めることをおすすめします。ただ、自分でリスクを見極める力が身につきます。（20代・女性）
やっぱり一番怖いのは元本割れですね。元本保証がないのはデメリットだと思います。でも元本保証やってるところってほとんどないので、仕方ないんですけど…。やっぱり不安はあります。(20代・女性)
元本割れは起こってほしくないですね。意外と大丈夫なようで今まで元本割れはなかったといった表記も見ますが、第一号になるとも限らないので…本当に大丈夫かは必ずチェックしておきたいです。(30代・男性)
貸付型クラウドファンディングの一つであるバンカーズでは、投資家は事業者と匿名組合契約を結び、その事業に資金を提供します。
匿名組合契約とは、事業者が営む事業に対して匿名組合員（投資家）が出資し、その事業から得られる利益に応じて分配金を受け取る契約です。
法的には、匿名組合契約に基づく出資金は事業の損失によって減少する可能性があり、その場合は事業者は残存する出資金を返すだけでよいとされています。
したがって、投資先の企業の事業が不振に陥ったり、破綻したりした場合、出資金の回収ができなくなり、貸し倒れの危険があります。
貸し倒れが発生すると、出資金の全部または一部を失いかねません。このように、貸付型クラウドファンディングは運用中の価格変動や利率変動などのリスクはありませんが、融資先企業の経営状況や倒産などによって貸し倒れが発生するリスクがあります。
また、元本保証のない投資方法であることを理解しておく必要があります。
ファンドの数が少ない
ファンド・投資先の数が少ないですね。その中に興味があるものがあればいいですけど、興味がないものにお金を払うのも違う気がしますし…他の場所と併用前提ですね。もう少し増やして欲しいです。（20代・女性）
まだまだバンカーズは新しい会社なので、取り扱いファンドが少ないように感じます。もっと増えてくれると嬉しいのですが…おそらく成長中の会社なのでどんどん増やしてくれると期待してます(20代・女性)
ファンドの数が少ないですね…。もっと多くないと選べない感じがしてしまいますが、まだ若い会社だから仕方ないかもしれません。早めにファンド数増やしてもらえると嬉しいですね(50代・男性)
2020年にスタートしたバンカーズ(Bankers)は、300件以上のファンドで無事に運用が終了しています。とはいえ、歴史の長いサービスに比べるとファンドの数は少ない傾向にあります。
新しいサービスである以上仕方ないことではありますが、ファンド数に不満を感じる利用者も一部いるようです。貸金事業として実績のある会社が運営していることから、今後ファンド数が増えることが期待できるでしょう。
将来的な成長を見込んで登録しておくことをおすすめします。
投資手数料や管理費用などのコストが発生する
投資手数料や管理費用など追加のコストが多く発生して不満に感じました。投資しているはずなのにどんどんお金が飛んでいく、他社の方が魅力的に見えることも多いです。（30代・男性）
投資自体は1万円からだけど…いろんな手数料が結構かかるのがネックです。結局いろいろかかるなら、無駄金な気がしてしまうので、もっと管理費用など安くしてほしいですね(20代・女性)
運用手数料とか振込手数料とか絶対にかかる余計なお金が多い…。意外と多いので注意が必要です。1万円から投資できるのはまちがいないけど、他にもお金かかるので1万円だけだと絶対心もとないと思います(30代・男性)
バンカーズ(Bankers)を利用する際には、以下の手数料がかかります。
- 運用手数料：出資金額に一定の割合を掛けた額
- 契約解除手数料：ファンド毎の匿名組合契約書に基づく額
- 契約解除に伴い払い戻し金額の算定に必要な時価評価の費用が発生した場合の費用：当該費用に相当する額
- 出資持分の譲渡手数料：ファンド毎の匿名組合契約書に基づく額
- 振込手数料：金融機関が定める額
「想定以上にコストがかかる」といった悪い口コミが見受けられました。
なお、振込手数料に関しては、GMOあおぞらネット銀行から振り込む場合は無料となります。
お得にソーシャルレンディングを始めるならオルタナバンクもおすすめ！
オルタナバンクは、2023年1月にSAMURAI FUNDからブランドリニューアルした投資プラットフォームです。
オルタナバンクのメリット
①高利回りの案件が多い
②短期〜長期の案件から選べる
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バンカーズと合わせて登録しておきたいクラウドファンディング会社
バンカーズと合わせて登録しておきたいクラウドファンディング会社を紹介します。募集しているファンドの種類や期間が異なるため、両者の違いを見極め使い分けることが大切です。
それぞれの詳細を解説するので、参考にしてみてください。
オルタナバンク
| サービス名 | オルタナバンク |
|---|---|
| 運営会社 | SAMURAI証券株式会社 |
| 運営会社の情報 | 未上場 |
| サービス開始 | 2023年 |
| 平均利回り | 5.87% |
| 最小投資金額 | 1万円 |
| 累計ファンド数 | 474件 |
| 主な投資対象 | 金融債権・不動産・未上場株式など |
| 累計調達額 | 634億円 |
| 元本割れ | ０件 |
オルタナバンクは、国内外問わずさまざまなファンドを組成しています。国内外分散長期運用型や海外短期運用型などです。他の融資先クラウドファンディングでは見られないファンドを扱っているため、分散投資をしたい方に適しています。
また保証や担保が付帯しているファンドも組成されているので、安全面でも優れています。保証・担保の内容は各ファンドの詳細ページで確認できるため、投資する前にどういった保証があるのか確認しましょう。実際に、元本保証されていれば安心して投資できます。
オルタナバンクは、数ヶ月単位の期間が短いファンドが多いです。ソーシャルレンディングは投資すると解約できない特徴があるため、期間が短ければ取引したお金がすぐに返ってくる可能性があります。不測の事態が起きても対応しやすいサービスです。
＼1口1万円から投資ができる！／
CREAL（クリアル）
| サービス名 | CREAL |
|---|---|
| 運営会社 | クリアル株式会社 |
| 運営会社の情報 | 東証グロース上場 |
| サービス開始 | 2018年 |
| 平均利回り | 4.0～5.5% |
| 最小投資金額 | 1万円 |
| 累計ファンド数 | 98件 |
| 主な投資対象 | マンション・学校・保育園・宿泊施設・物流施設など |
| 累計調達額 | 405億円 |
| 元本割れ | ０件 |
CREALでは、ほぼ毎月1件以上の新規ファンド募集を行っています。ソーシャルレンディングに登録しても、募集数が少なければ意味がありません。CREALのように募集数が多ければ、すぐに次の投資機会を得られるため、取引しやすくなります。
投資対象も賃貸マンション・保育園・物流施設などさまざまでバリエーションが豊富です。個人では投資が難しい物件が多く扱われているため、ユーザーは取引を楽しめます。
また、募集ページにファンドの概要から周辺情報まで詳細に記されています。情報が詳細に掲載されていれば、投資すべきか判断できるため安心して取引することが可能です。
募集頻度が高いうえに情報が不足なく記載されているため、投資しがいがあるクラウドファンディングサービスです。
バンカーズのメリット・良い評判
バンカーズのメリット・評判を詳しく見ていきましょう。
最短1日で投資ができる
本人確認がスマホで簡単にできるので、スムーズに投資を始められるのが嬉しいです。今始めたい！今やる気があるといったタイミングで始められるので、おすすめです。それに忙しい毎日でもスピーディーに資産運用を始められました。（30代・男性）
投資は始めるまでに口座開設など準備が大変と思っていたら、バンカーズでは最短で1日あれば始められると聞いて、すぐに申し込みをしてみました。やりたいと思ったら待てないので、スムーズにできて満足です。(20代・男性)
本人確認のシステムが独自のもの？らしく、1日あれば投資が始められました。出資の申し込みまでの期間が今までは4日もかかっていたと聞いて、このタイミングで初めてよかったと安心しました。(30代・女性)
バンカーズでは、会員登録時の本人確認をより効率的かつ安全に行うために、新たなシステムを導入しました。
これは、ネクスウェイの「オンライン本人確認サービスeKYC」であり、スマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影するだけで、犯収法に準拠した本人確認が完了します。このシステムの導入により、従来の方法である本人確認書類2点の写しをWebサイトへアップロードし、書留郵便等で書面を送付するという手間が省かれます。
その結果、会員登録から出資の申込までの期間が最短4営業日から最短1営業日に短縮されました。これは、サービス利用者にとって、出資したいファンドへ迅速にアクセスできるというメリットがあります。
バンカーズは、このシステムを利便性とセキュリティの向上のために採用しました。
1口1万円から投資可能
少額から始められるので、投資初心者でも気軽に挑戦できました。リスクを考えると、大きな金額を投資するのはどうしても抵抗が大きかったですが、無理なく資産運用をスタートできるのが魅力的です。（20代・女性）
まとまった投資資金なんてないけど、貯金に回す予定だった1万円を投資できたらなーと思ってたらバンカーズで1万円から投資できると聞いてとりあえずやってみようと思えました。小額からできるのは嬉しいです。(30代・女性)
投資資金がないと思っていたけど、バンカーズでは1万円から投資できるので自分でも投資家になれました。株式投資はやっぱり難しいのでクラウドファンディング式なら大丈夫そうです。このまま損にならないことを祈ります。(20代・男性)
バンカーズの貸付型クラウドファンディングは、最低1万円から参加できる投資サービスです。
一般的な企業への出資方法としては株式投資がありますが、国内株式の現物取引では、100株単位での購入が基本となります。このため、株式の現物取引には、数十万円以上の資金が必要になる場合が多いです。
しかし、バンカーズの貸付型クラウドファンディングなら、1万円から企業に貸付ができます。少額からでも企業に間接的に出資できるというのは、バンカーズの貸付型クラウドファンディングの大きな魅力です。
さらに、バンカーズでは1億円以上の規模の募集も頻繁に行われており、過去には10億円のファンドを成功させたこともあります。
難しい運用は不要
投資や資産運用と聞けば、すごく難しいもの、大変なものといったイメージがありましたが運用の手間がほとんどないのが助かります。普段は忙しいですが、安心して長期運用に取り組めました。（40代・男性）
難しいと思っていた投資ですが、やってみると意外と簡単で特に何かする必要はありませんでした。こまめにチェックしたりとかもないので、仕事で忙しくても十分できる内容です。(20代・女性)
運用が難しいと思っていましたが、実際にやってみると特に運用中はやることもなく、手間がかからないのは本当に助かりました。仕事の合間にチェックしたりもしますが、しなくても大丈夫そうなので今のところは安心してみています(30代・男性)
バンカーズの貸付型クラウドファンディングは、難しい運用が不要です。口座開設からファンドへの申込、入金までの手続きはすべてオンラインで行えます。
運用期間中は分配金の支払いを受けるだけで、返済や催促などの面倒なことはありません。ただし、ファンドは先着順で募集されるため、人気の案件はすぐに満員になる可能性があります。
そのため、申し込みを希望するファンドの募集状況をよく確認し、開始時間に合わせて早めに申し込むことが重要です。
元本変動がない
株式投資のような値動きがなく、安定感があるので安心して運用できました。株式投資に失敗してしまった人や初心者にこそおすすめだと思います。（30代・女性）
株式や投資信託だと元本変動があり怖いのですが、バンカーズなどの貸し付け型クラウドファンディングなら、基本的に元本が変動する心配がない点が安心できる要素です。(40代・男性)
元本割れのリスクはあるものの、元本が変動する心配をしなくていいのが大きいですね。定期的に利息も支払ってもらえるので手間もかからず投資でお金を増やしたいならおすすめだと思います。(20代・女性)
バンカーズの貸付型クラウドファンディングは、株式や投資信託とは異なり、元本が変動するリスクがありません。
貸付期間中は、定期的に利息が支払われ、満期には元本が返還されます。
出資方式にセイムボートを採用している
事業者と一緒にリスクを共有できる仕組みが信頼感を与えてくれます。損して喜ぶ人はいませんからね。安心して投資を続けています。（40代・男性）
一心同体で出資するセイムボート方式を採用している点から、バンカーズを選びました。一緒にリスクを背負っているので、バンカーズも下手なことはしないだろうという安心感がありますね。(30代・男性)
出資者だけでなく事業者も同じように出資していると聞いて、バンカーズに決めました。意外とセイムボート出資方式を採用している事業者は少ないと聞いてなおさらバンカーズで良かったと思いました。(20代・男性)
バンカーズは「セイムボート出資方式」を採用したユニークなファンドです。
セイムボート方式では、企業に投資する際に、一定の割合で事業者（バンカーズ）自身も資金を出します。これにより、投資家と事業者の利害が一致し、リスクを共有することがことが可能です。
バンカーズは投資家の視点で厳選したファンドを組成し、安定的な運用を目指しています。
情報が開示されている
詳細な情報が公開されているので、リスクを理解した上で安心して投資判断ができました。他のサービスでは、詳細な情報が公開されていないこともあり、不安でしたが、こちらは透明性が高いです。（50代・女性）
細かな情報まで公開されているバンカーズさんは安心できるクラウドファンディングプラットフォームだと感じました。投資先がはっきりわかるため、投資するかしないかするならいくらまでなど、詳細を決められます。(20代・女性)
詳細が公開されていて安心感がありました。自分のお金を投資して元本割れの恐れもあるのを覚悟して投資するので、詳細までしっかり確認してから投資したいと思っていましたが、バンカーズはちゃんと公開してくれているので安心して投資できました。(30代・男性)
他の貸付型クラウドファンディングプラットフォームと比べて、バンカーズの優れた点は、投資先の企業に関する情報の透明性が高いことです。
投資家は、資金提供先の企業の名称や事業概要、モニタリングの方法などを事前に知ることができます。さらに、予想される利回りや運用期間だけでなく、貸付先企業の返済能力やリスク要因も詳細に公開されています。
貸付先企業の返済原資や返済方式、担保の有無や内容、過去の不渡り歴などを確認することで、投資家は自分の判断基準に合わせて投資判断ができます。
バンカーズに投資家登録をすると、さらに詳しい情報を閲覧することが可能です。投資家限定で公開されている情報には、貸付先企業の財務諸表や事業計画書などが含まれています。
バンカーズ利用前に知っておくべき注意点
バンカーズには複数の懸念点があります。金利が低かったり、実績が少なかったりする点です。懸念点を把握しておけば、投資を始めてからの後悔を防げるでしょう。
それぞれの注意点について詳細に解説するので、参考にしてください。
延滞や貸倒れのリスクがある
投資先企業によっては、延滞や貸し倒れのリスクがあります。そのため、事業が失敗する確率がある企業を見極めて避けることが大切です。貸倒れを起こしやすい企業の特徴は、以下のとおりです。
- 社長のワンマン経営
- 社会の変化に対応できていない
- 事業の柱が1つしかない
- 不足の事態や不景気に弱い
社長が1人で経営していたり1つの事業のみ実施していたりする会社は、安定しにくいためリスクがあります。投資する際は問題ないか慎重に検討することが大切です。
延滞や貸倒れが起きてしまえば、出資額の範囲内で損失を被ってしまいます。また、お金が返ってくるのに1〜2年かかることもあります。バンカーズは投資であり、出資したお金が返ってこない可能性を考慮しておきましょう。
金利が低い
バンカーズの平均金利は1.8〜4%ほどです。他のソーシャルレンディングでは8〜10%ほどの利回りファンドも少なくないため、利回りの点で見劣りしてしまうでしょう。
利回りが低いと価値が下がりにくいメリットがありますが、大きな収益を上げられません。そのため、ソーシャルレンディングで収益を狙っている方は、高利回りファンドを扱っているサービスを利用する必要があります。
例えば、LENDEXやクラウドバンクは不動産や医療関係のファンドが強く、利回り10%以上も少なくありません。実際に利回り13%のファンドも存在します。
また、TECROWDも平均利回り10.3%と高水準です。バンカースは他のソーシャルレンディングと比べて、金利が低い点を把握しておきましょうましょう。
実績が少ない
バンカーズは2020年12月にサービスを開始しています。まだ実績が少なく、過去のファンドから傾向を探ることも難しい状態です。2014年からサービスを実施しているソーシャルレンディングもあり、バンカーズの歴史が短いことがわかります。
以下は、ソーシャルレンディングごとの累計ファンド数を表したものです。
| ソーシャルレンディング | 累計ファンド数 |
|---|---|
| クラウドバンク | 7,305件 |
| LENDEX | 1,490件 |
| Funds | 486件 |
| オルタナバンク | 474件 |
| オーナーズブック | 337件 |
| バンカーズ | 94件 |
累計ファンド数からもバンカースの実績が乏しいことが判断できます。
実績が大きいサービスで安心して投資したい方は、クラウドバンクやLENDEXを選択したほうがよいでしょう。
バンカーズの評判・口コミに関するよくある質問
バンカーズの安全性の高さや貸し倒れのリスクなど、よくある質問を紹介します。
バンカーズの安全性は？
バンカーズは、安全性が高いといえます。最低1万円から始められ予算オーバーのリスクが低いため、無理のない投資が可能です。
また、投資先に関する情報が公開されており、自分でリスクを評価しながら投資先を選べるのも安全だといわれる理由のひとつでしょう。
貸し倒れが起こる可能性はある？
バンカーズではリスク回避のための工夫がなされていますが、貸し倒れなどの損失リスクはゼロではありません。
万が一、貸し倒れによって損失が発生した場合、確定申告を行うことで源泉徴収された税金を取り戻す方法がおすすめです。これは、源泉徴収された金額以上の損失が出た際に、その相当分の還付を受けられるためです。
退会方法は？
マイページにログイン後、お問合せかフォームから退会手続きが可能です。
ただし、運用中のファンドがあると退会できないため、運用期間が終了してから手続きを行いましょう。
誰でも会員登録できる？
以下の条件を満たす20歳以上75歳未満の人であれば、誰でも会員登録できます。
- 日本国内に在住している
- マイナンバーを所持している
- 反社会的勢力等に該当しない
- 「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の対象ケースに該当しない
- 「適合性の原則」により定める条件をクリアしている
登録完了後に登録情報は変更できる？
会員専用ページにログイン後、「会員情報」画面から登録内容を変更できます。住所や名前、銀行口座を変更する際は、問い合わせから手続きを行いましょう。
入金前キャンセルは可能？
利用者の都合で入金前にキャンセルすることはできません。
期限までに入金が確認できない場合、自動で申し込みがキャンセルされますが、キャンセルが続くとサービスの利用停止となってしまいます。
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バンカーズの会員登録・投資開始までの流れ
バンカーズの会員登録・投資開始までの流れを次の通り説明します。
会員登録方法
貸付型クラウドファンディングでバンカーズに投資するには、まず会員登録をする必要があります。
会員登録の手順は、次のようになっています。
個人か法人かを選ぶと、メールアドレス・パスワード・秘密の質問と答えを入力する画面に移ります。
メールマガジンの受信の可否も選択してください。すべての項目を入力し終えたら、「会員仮登録」のボタンを押してください。
これで会員仮登録が完了します。
2-1.申込者の情報の入力
会員本登録画面では、申込者の個人情報の入力を行います。入力後に画面下部のボタンを押して、本人確認書類・銀行口座情報に進んでください。
2-2本人確認書類と銀行口座情報の提出
運転免許証、マイナンバーカード、住基カード、パスポートなどの公的書類2種類をアップロードします。
また、通帳もしくはキャッシュカードの写真もアップロード必須です。ネット銀行の場合、口座番号を確認できる口座情報のスクリーンショットでも問題ありません。
不備がなければ3日〜1週間以内に会員本登録の書類確認完了のメールが届きます。その後、バンカーズからウェルカムレターが送付されます。
サイトにアクセスして、会員登録時に設定したメールアドレスおよびパスワードを入力。ウェルカムレターに書かれているコードをフォームに入力してください。
会員登録が正式に完了し、マイページにログインできるようになります。
入出金方法
入出金方法を次に説明します。
入金方法
入金の手順を説明します。
- 申し込み後に申込日を含めて3営業日以内に入金をすることで投資が確定します。
- 入金先口座に自分の銀行口座から入金を行います。
- 入金完了後に最低成立金額以上の投資額が集まった場合には期間給料日の翌日から運用が開始されます。
- もし終了日より前に満額集まった場合には、その時点でファンドが成立となります。なお、最低成立金額に満たなかった場合には、ファンドは不成立となり返金が行われます。
出金方法
出金の手順を説明します。
- ファンド運用で利益が出た場合は、マイページにログインして「入出金」メニューを選択します。
- 「出金依頼」ボタンを押して、出金したい金額を入力します。
- 出金の詳細を確認して、「出金内容を確認する」ボタンをクリックします。これで出金が完了しました。
出金した元本や分配金は、登録した口座に自動的に振り込まれますので、ご確認ください。
運用手数料
各ファンドには運用手数料として営業者報酬がかかりますが、これは融資先から受け取る利息の一部を運営会社に支払うものです。
運用手数料は投資元本から差し引かれることはなく、成功報酬型の手数料です。
運用手数料の金額は運営会社によって異なりますが、バンカーズでは年率2.0％程度となっています。
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まとめ
バンカーズは、貸付型クラウドファンディングのサービスです。最低1万円から投資可能で、高い収益性を目指せるというメリットがあります。
また、投資先の企業やプロジェクトの情報は透明性が高く、信頼できる運営者が厳格な審査を実施しています。しかし、バンカーズには元本保証がなく、投資した資金は途中で引き出すことができません。
そのため、投資家は、自分の財務状況や目的に合わせて、各案件の詳細や注意事項をよく確認してから、慎重に投資判断する必要があります。
SDGs17とバンカーズの関係
SDGsとは「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」のことで、全部で17個の目標があります。
バンカーズでは、数多くのSDGsに関する投資ファンドを取り扱っていて、SDGsに関するファンドにまとめて投資を行える「持続可能な開発目標（SDGs）の達成に関連する事業に投資するパッケージ」があります。
パッケージなので、多数のSDGsに関するファンドに一気に投資ができる反面、パッケージの内容は決まっているため投資したいファンドと投資したくないファンドがまとまっている可能性もあります。
一例としては以下のような内容です。
【メキシコペソ建て】メキシコ中小企業金融事業者ファンド8号 約25か月 9.3% 20.0%
【米ドル建て】南部メキシコマイクロファイナンス支援ファンド11号 約7か月 4.2% 20.0%
【米ドル建て】中東地域ソーラー事業者支援ファンド40号 約13か月 6.6% 20.0%
【ペルーソル建て】ペルー女性事業主向け協同組合支援ファンド20号 約13か月 8.0% 20.0%
【メキシコペソ建て】メキシコ女性起業家支援ファンド48号 約19か月 8.6% 20.0%
「目標10.人や国の不平等をなくそう」であったり「目標8.働きがいも経済成長も」など、多くの目標に貢献できます。
ぜひSDGsのパッケージへの投資を検討してみましょう。