しろくま電力は高い?評判・料金の仕組みと「もっと安くなる」SDGsな新電力3選

従来の大手電力会社より安い「グリーン電力」を提供する新電力・しろくま電力の特徴や料金システムや口コミを紹介します。

市場連動型を取り入れた料金システムについて「怪しい」という声があるしろくま電力の実態を確認すると共に、しろくま電力と比肩する新電力3社との比較もチェックしてみましょう。

30秒でわかる!しろくま電力の特徴・評判まとめ

運営会社しろくま電力株式会社
供給エリア北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・中国電力・関西電力・北陸電力・四国電力・九州電力のエリア
基本料金無料
解約金無料
オール電化プランなし
セット割なし
割引・キャンペーンなし(2025年12月時点)
ポイント節電ポイント(要申し込み)
支払い方法クレジットカード/払込票(コンビニ・銀行振込・LINEPay)
申し込み方法WEB公式サイト
公式サイト公式サイトを見てみる

しろくま電力は、蓄電池使用により電気代を安くする構造を備えており、グリーン電力に特化しているので、SDGsを意識する人に向いている新電力です。

しろくま電力の特徴

「多彩な料金プランを導入している新電力はわかりづらい」という意見が多いのですが、しろくま電力は「シンプルな料金プランを実施しているのでわかりやすい」と定評があります。

主な特徴は以下の通りです。

基本料金0円・解約金0円の「縛りなし」

従来の大手電力会社はアンペアによって基本料金が上がる仕組みです。しかし、しろくま電力の基本料金はアンペアの縛りがなく常に0円です。

また、契約期間などの縛りもないので、解約時に解約金が発生することも基本的にはありません。

実質再エネ100%(CO2排出量ゼロ)が標準プラン

電気代にも再エネ賦課金が加算されるようになるなど、世間のSDGsの意識は高まる一方で、契約中の電力会社のエコ・プランをチェックする人が増えています。

しかし、CO2排出量ゼロの実質再エネ100%が標準プランのしろくま電力なら、悩まずに電気を使えます。

大手電力会社よりも従量料金単価が安い

従量料金単価が安いのも、しろくま電力の魅力です。

大手電力会社の電力量料金は最初の120kWhが約30円、120~300kWhが約35円、300kWh以上は約40円ですが、しろくま電力は電力量が何kWhでも20円台、高くても30円台前半です。ただし、これはあくまで「ベース単価」です。実際の請求額には、この金額に市場価格と連動した「電源調達調整費」が加算されるため、市場価格によって最終的な単価は変動します。

しろくま電力の良い評判

しろくま電力の良い評判は以下の通りです。

  • 電力会社を変えるだけでエコに貢献可能
  • 基本料金0円なので家にいない月は安くなる

口コミをチェックしてメリットを確認しましょう。

「電気を変えるだけでエコ活動ができる」

「電気代が上がったのもあり、SDGsが気になっていたのもあってしろくま電力にしました。(パート・40代・女性)」

しろくま電力の評判を調査すると「電気代が高騰したのをきっかけに新電力に切り替えた」という声が目立ちました。

しろくま電力はSDGsを意識して電力供給を行っているというスタイルを前面に押し出しているので、エコに貢献するためにしろくま電力を選んだ人が多いです。

「基本料金0円なので、あまり家にいない月はすごく安い」

「SDGsを推進しているのも好印象だけど、自分の決め手は基本料金が無料なこと。夫婦共働いていて日中家にいないので、電気代がかなり安くなっている。(会社員・30代・男性)」

しろくま電力は基本料金が0円なので、仕事や学校などで家族が家にいない時間が多い人は従来よりも電気代の節約が可能です。

しろくま電力の悪い評判

しろくま電力には以下のような悪い評判もあります。

  • 燃料費が高騰したときのリスクが分かりづらい
  • ポイント還元・セット割がない

メリットだけではなく、注意点も把握しておきましょう。

「電源調達調整費(市場連動)」で燃料費高騰時のリスクが分かりにくい

「先月は安かったのに今月の電気代が高くて驚いた。電源調達調整費のせいだって。(会社員・30代・男性)」

しろくま電力では独自の電源調達調整費を料金要素に組み込んでおり、電源調達調整費は市場電力単価に応じて月ごとに変動するので、燃料費が高騰した時に電気代が跳ね上がるケースもあります

電源調達調整費の概要は次章で解説します。

ポイント還元やセット割引がない

「いい電力会社だと思うけど、ポイ活している人には物足りないかも。(派遣社員・20代・女性)」

新電力会社の多くは新規入会キャンペーンやポイント還元、セット割引などの特典を用意していますが、しろくま電力はポイント還元やセット割引を導入していないので「特典ないのを不満に感じる」という声がありました。

結論:シンプルに脱炭素したいなら「しろくま」でOK

安価な新電力が多いですが、結論としては、シンプルな料金プランでシンプルに脱炭素生活をしたい人ならしろくま電力がおすすめです。

しろくま電力のシンプルでわかりやすい料金システムを理解した上で利用を始めましょう。料金システムは次の章で解説します。

環境にやさしい電気を使うならしろくま電力!

しろくま電力は、基本料金0円・解約金0円なので、安心して使える新電力会社です
実質CO2排出ゼロのグリーン電気を供給しています。

シンプルでわかりやすい料金プランです!
<<しろくま電力の公式サイトで料金詳細を見る>>

しろくま電力の料金は高い?「電源調達調整費」の仕組み

「安価な新電力の中では少し高い」という意見もあるしろくま電力は実際に高いのでしょうか?しろくま電力の電源調達調整費の仕組みをご確認ください。

基本料金0円のメリット

多くの電力会社の基本料金は設定するアンペアによって異なり、アンペアが多いほど基本料金が高くなりますが、しろくま電力はアンペア制ではないので、アンペアがいくつでも基本料金が発生しません。

「電源調達調整費」とは?

しろくま電力が「高い」と言われる原因の1つは電源調達調整費です。

電源調達調整費は日本卸電力取引所のスポット市場価格に基づき、しろくま電力の電力調達費用の変動を月ごとに反映します。つまり、電気代の仕組みは「固定の従量料金 + 変動する電源調達調整費」となっています。

市場価格高騰で電気料金が上昇するのを抑制するために実施しているのが、市場価格が安い時期に一部を預かり、料金高騰時に預かった額を半額ずつ還付するという仕組みです。

透明性は高いのですが、市場価格を予測しにくいのがデメリットです。

徹底比較!しろくま電力 vs おすすめ新電力3選

項目しろくま電力楽天でんきリボンエナジーテラセルでんき
環境配慮◎ (再エネ100%)○ (寄付・DR)◎ (再エネ100%)○ (超安値)
ポイントなし◎ (楽天pt)なし◎ (楽天pt)
割引制度少なめSPU倍率UP※◎ (激強)セット割等
おすすめシンプル派楽天ユーザー最安狙い高使用量

※SPUの対象・倍率は変更になる場合があるため楽天公式サイトでご確認ください。

しろくま電力以外で利用者が増えているおすすめ新電力3社を比較してみましょう。

3社はしろくま電力と違った特色があるので、比較・確認することでしろくま電力より自分に適した新電力を見つけられるかもしれません。

楽天ユーザーなら「楽天でんき」一択

おすすめポイント

  • 楽天ポイントが貯まる
  • 基本料金が0円
  • アプリで常時料金を確認できる

楽天ユーザーにおすすめなのは楽天でんきです。楽天でんきは新電力の中で料金が安い方ではありませんが、楽天ポイントをもらえる機会が多く、楽天カードを持っている人を対象にした特典などを揃えているからです。

基本料金はしろくま電力と同様に0円なので、電気使用量が多い世帯にも適しています。

アプリで電気使用量・料金をリアルタイムで確認できるのもメリットです。

デメリットに挙げられることが多いのは、オール電化プランがないことです。

楽天ポイントを貯めてる人なら楽天でんきもおすすめ!
楽天でんき

楽天でんきは、基本料金が0円といううれしいメリットがある新電力会社です
楽天SPU対象なので、ポイントの還元率も◎!

キャンペーンを折々に実施しているので、お得に乗り換えできます!
<<楽天でんきの公式サイトで料金詳細を見る>>

割引フル活用で最安を狙うなら「リボンエナジー」

おすすめポイント

  • 基本料金と燃料費調整額が0円
  • 実質CO2ゼロ電気を使用可能
  • 割引メニューが豊富

リボンエナジーは市場連動型の料金システムを導入しており、30分ごとに変動する従量料金をアプリで確認できるので、基本料金・燃料費調整額が無料なのにあわせてリーズナブルに利用できます。

SDGs意識が高い人にはCO2排出量が実質ゼロの電気を使えるのも高ポイント。

割引メニューの充実度も高いです。

ポイントが貯まらないといったデメリットはありますが、オール電化割引など様々な割引が多く、それをカバーできるほどのメリットを揃えています。

リボンエナジーなら基本料金・燃料費調整額が無料!

基本料金・燃料費調整額が0円でコストを抑えられる!
時間帯や使い方を工夫して、電気代を賢く節約。

多様な割引を併用できる割引メニューが充実!
<<リボンエナジーの公式サイトで料金詳細を見る>>

使用量が多い&特典狙いなら「テラセルでんき」

おすすめポイント

  • 料金プランが多彩
  • 契約特典の選択肢が多い
  • 使用量に応じた楽天ポイントが貯まる

テラセルでんきは生活スタイルに合わせて選べる料金プランを多く用意しています。

契約特典では、2,000円相当または2,000ポイントを楽天ポイント・PayPayポイント・Amazonギフト券・Apple Gift Card・StockPointから選択できます。電気料金の2%相当の寄付をテラセルでんきに代行してもらうことも可能です。

月々の使用量に応じた楽天ポイントが貯まるので、ポイ活をしている人にもおすすめです。

デメリットと言えるのは、楽天ポイントを電気料金の支払いには使えないこととオール電化プランがないことです。

4つのお得な料金プランがあるテラセルでんき!

4種類のお得な料金プランを用意しています!
世帯人数が多いほど電気料金がお得になる超TERASELプランがおすすめ!

楽天ポイントも貯められます!
<<テラセルでんきの公式サイトで料金詳細を見る>>

あなたはどれを選ぶ?タイプ別のおすすめ診断

しろくま電力・楽天でんき・リボンエナジー・テラセルでんきは、どれを選んでも間違いのない新電力ですが、向き不向きもあります。

タイプ別のおすすめ診断をチェックして自分に適した新電力を決めましょう。

「しろくま電力」がおすすめな人

まずはしろくま電力がおすすめな人の主な特徴をご覧ください。

ポイントとか面倒くさい人

しろくま電力は2025年12月時点ではポイント制度を導入していません。

しかし、ポイントを必要としない人やポイ活・ポイント消費が面倒だと感じる人ならしろくま電力が向いています。

シンプルに電気を使いたい人単身〜2人世帯

シンプルなプランでクリーンな電気を使いたい単身世帯や2人世帯にもしろくま電力が適しています。

しろくま電力は日中家にいないことが多い世帯向きの市場連動型プランなので、昼間外で働いている単身・2人世帯には最適と言えるでしょう。

「楽天でんき」がおすすめな人

楽天でんきをおすすめしたいのは以下の特徴に合致する人です。

楽天カードを持っている人

楽天カードを所有しており、楽天経済圏での活動が多い人なら、楽天でんき一択と言っても過言ではありません。

通常は電気料金200円につき1ポイントが貯まりますが、楽天カードで支払う場合にはそれとは別に100円で1ポイントが付与されるからです。

ポイ活で節約したい人

楽天ポイントでポイ活をしている人も、楽天でんきならポイ活での節約が可能です。

楽天でんきは通常の電気使用でポイントが貯まるだけではなく、特典やキャンペーンでポイント獲得のチャンスが多いからです。

「リボンエナジー」がおすすめな人

以下の特徴に該当する人はリボンエナジーをおすすめします。

ペットを飼っている人

ペットを飼っているご家庭なら、ペット割引が適用されるリボンエナジーがおすすめです。

ペットを室内飼いしている場合、居住者が留守な時にもエアコンを付けたままにすることが多いのですが、ペット割引適用なら、月の使用量が400kWhの世帯だと年間2,400円が割引になります。

電気自動車がある人

電気自動車を所有している人もリボンエナジー向きです。

リボンエナジーは電気自動車があればずっと適用されるEV割引があるからです。割引率はペット割引と同じです。

戸建てに住んでいる人

戸建て住まいの人にもリボンエナジーをおすすめします。持ち家の場合ならマイホーム割引が適用されるからです。割引率はペット割引・EV割引と同じです。

同じ割引率のオール電化割引もあるので、オール電化住宅にも適しています。

「テラセルでんき」がおすすめな人

下記の特徴に当てはまる人はテラセルでんきに適しています。

3人以上の家族世帯

テラセルでんきは複数の料金プランを用意していますが、その中で最もお得と言われているのが超TERASELプランです。

このプランは3人以上の家族が住む家に特にメリットがあります。電気使用量が多くなるほど通常のTERASELプランより単価が安くなっていくからです。

最初の特典(ギフト券など)でお得感を味わいたい人

契約時に獲得できる特典が重要な人もテラセルでんき向きです。2,000円または2,000ポイントを楽天ポイントなど数種類から選択できるからです。

SpaceShipEarthとしての見解:再エネを選ぶ意義

この章では、再生可能エネルギーを選ぶ意義について、SpaceShipEarthとしての見解を解説します。

どの会社を選んでも「投票」になる

当記事で紹介しているしろくま電力、比較対象として紹介した楽天でんき・リボンエナジー・テラセルでんきの4社は、どの会社も新電力会社であり、従来の大手電力会社とは異なる「新しい選択肢」です。

私たちがしろくま電力のような新電力に切り替えるという行動は、電力業界に対して「安くてクリーンな電気が求められている」と意思表示するための投票行動(バイコット=買って応援)になります。

我慢しないSDGsを始めよう

SDGsを始めるにあたり「我慢しない」ことを心がけましょう。

ここ数年の夏は連日猛暑が続き、CO2削減目的でエアコンを消すなどの行動をすると、熱中症で命を落としたり重い傷害が残ったりする危険性が高いのでおすすめできません。

エアコンを消すといった無理をするのではなく、再エネを導入している電力会社に切り替えるだけでCO2を減らせます。

加えて、シンプルがいい・ポイ活したい・ペットがいるといった自分のライフスタイルに合った新電力を選ぶことが、我慢しないSDGsを長く続けるコツなのです。

よくある質問(FAQ)

しろくま電力の公式サイトなどによく投稿される質問の一部とその回答を紹介します。

Q. しろくま電力の解約金は?

しろくま電力は契約期間を設定していないので、途中解約をした場合にも解約金が発生しません。

契約当時に特定の条件で料金が安くなるといったキャンペーンを利用している場合には解約金がかかるケースがあるので、解約前に契約時の状況をしろくま電力に確認しましょう。

Q. 賃貸でも切り替えられる?

利用者本人が電力会社と契約しており、契約名義が利用者なら切り替えられます。

しかし、利用者以外または賃貸住宅の持ち主名義の契約の場合には名義人の承認が必要になるので、契約名義人をご確認ください。

Q. 市場連動型って危険じゃない?

しろくま電力が怪しいと言われる理由の1つは市場連動型を実施していることです。「市場連動型は市場価格が高騰すると電気代も際限なく上昇するから危険では」と疑問を抱く人が多いからです。

しかし、しろくま電力は市場価格高騰による電気代上昇抑制のための措置を実施しているので大丈夫です。

措置の詳細は『「電源調達調整費」とは?』の項でご覧ください。

まとめ:環境への貢献と「安さ」を両立させよう

地球環境を改善するには、電気の使用も環境に配慮する必要があります。しかし、お金をかけたり我慢したりするとSDGsの継続が難しくなります。

自分のライフスタイルに適した、環境への貢献と安さが両立できる新電力で生活環境をより快適にしましょう。まずは公式サイトで、今の電気代とどれくらい変わるかシミュレーションしてみるのがおすすめです。

環境にやさしい電気を使うならしろくま電力!

しろくま電力は、基本料金0円・解約金0円なので、安心して使える新電力会社です
実質CO2排出ゼロのグリーン電気を供給しています。

シンプルでわかりやすい料金プランです!
<<しろくま電力の公式サイトで料金詳細を見る>>

通知設定
通知は
0 Comments
Oldest
Newest Most Voted
Inline Feedbacks
View all comments

SHARE

この記事を書いた人

fuyuhome ライター

前の記事へ 次の記事へ

関連記事