【個人ができること5選】目標12「つくる責任、つかう責任」

SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」は、私たちが暮らしの中で手にするすべての製品を、生産~廃棄までの過程を考慮して選択することが求められています。

近年の気候変動や地球温暖化は、製品を製造・輸送・廃棄のすべての段階で排出される温室効果ガスが大きく影響しています。

これからの社会では、私たちが使うモノは、

  • どれくらい地球環境にインパクトを与えるのか?
  • 使った後はどこへ行くのか?

これらに思いを巡らせたうえで製品を選び、大切に使う必要があるのです。

そこで今回は、SDGs目標12の達成に向けて、個人でできる行動のヒントを5つ集めました。

暮らしに身近な「モノ」を通して、よりよい社会や地球環境をつくるために、私たちができることを一緒に実践していきましょう!

SDGs12「つくる責任つかう責任」現状と取り組み、私たちにできること

【モノについて考える、第一歩!】まずは必要なモノを見直そう

私たちは、より便利な環境を求めて、たくさんのモノに頼った生活をしています。

手持ちのスマートフォンが壊れる前に新しいモデルを求めたり、すでにある服が流行に合わないからといって着なくなってしまったり…。思い当たる節があるのではないでしょうか。

しかし、どんなモノも、

  • さまざまな原料を集める
  • 加工・製造
  • 捨てる際には焼却のような処理

が必要で、どの過程においても地球のエネルギーを利用し、二酸化炭素を排出しているです。

このまま私たちが何も意識せずにモノを消費し続ければ、資源の枯渇温暖化の加速など、地球に負担をかけることになるでしょう。

そこでまずは「今の自分にとって、本当に必要なモノは何か?」を考えてみましょう。

モノを必要以上に多く持たない、ということは、つかう側が持つ地球への立派な責任です。

自分の持ち物を整理して、本当に必要なモノを洗い出す

まずは持ち物を整理してみましょう。

もしかしたら、

  • 似たような服を何着も持っている
  • 買ったまま何年も眠っている家電製品

など発掘されるかもしれません。

そういったアイテムを前にして、1年先も使うかな?を想像しながら、自分にとって本当に必要なアイテムを洗い出してみることをおすすめします。

「必要かどうか」の基準がよく分からない人には、グリーンピースが公開している、表がヒントになります。

本来、こちらは新しいモノを買うときの指標ですが、既に持っているモノを整理する場面でも有効です。

必要・不要を判断する段階で、もしかしたら、後から使うかも?と思うこともあるでしょう。しかし、それは必要になったときにまた探せばいいだけで、今は必要ありませんよね。

筆者は移動の多い暮らしを何年も続けているため、持ち物は必要最低限にとどめていますが、あるモノで案外何とかなるものです。それに、アイテム数が少ないぶん、管理や補充のために時間を取られることがなく、快適ですよ。

不要だと感じても、捨てずに「循環させる」を意識!

先ほどの段階で、自分にとって不要なアイテムが出てきた場合、「捨てる」という選択はいちばん最後に回しましょう。

なぜなら、そのアイテムを必要としている人が、ほかにいる可能性があるからです。

まずは、モノを「循環させる」意識を持つとよいでしょう。

たとえば、

  • 本であれば古本屋さん
  • 家具や家電製品ならリサイクルショップ

といった具合に、それぞれの種類別に応じた場所へ持っていくといいですね。

近年は、気軽に中古アイテムを出品できるさまざまなアプリやプラットフォームがあるので、インターネットを活用するのもおすすめです。

これらの過程を経て、どうしても再利用が難しいと感じた場合のみ、廃棄を選びます。

このように、少しずつ持ち物を減らし、自分の暮らしに必要なモノを厳選していくことが、つかう側の責任として踏み出す最初のステップになります。

どのようにSDGsの達成につながるのか

必要な持ち物を見直す取り組みは、SDGs目標12の中でも、特にターゲット12.8にある、

2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

の達成に関連します。

自分にとって必要なモノ選びの習慣が身に付けば、今後の買い物でも「これは本当に必要かな?」と考えられるようになります。

まずは、できるだけ無駄をなくしていくことが、地球の限りある資源を守り、環境に配慮することへつながっていくのです。

【買い物=投票!】購入先を検討しよう

衣服や食べ物・日用品のようなアイテムを新しく購入する際は、「どこで・誰によって・どのように」つくられているのかについて、よく考えて買い物をしましょう。

つかう側の責任とは、支払ったお金の流れる先まで考えることも含まれます。

  • 素材
  • 製造方法
  • 梱包
  • 消費者が使用した後の廃棄

まで、できるだけ地球環境に負担をかけないように考慮することで、初めて使う側の責任を果たせるのです。また、モノづくりに関わる人たちにとって働きやすい環境をサポートすることも大切です。

モノが出来るまでの流れに、想いを巡らせてみよう

何かを「必要だから購入したい」と思い立つと、現代のモノに溢れる社会では複数の選択肢があるため、どれにすれば良いのか迷いますよね。

そんなとき、商品のパッケージや企業のウェブサイトから読み取れるメッセージ・情報を参考にしながら、その商品のあらゆる情報に意識を向けてみましょう。

たとえば、

  • 素材は何を使用し、どのように栽培・加工されているか
  • 生産の現場で働く人たちの待遇は適切か(強制労働のような実態はないか)
  • 万が一、商品が故障した際の修理やアフターサービスのケアは充実しているか
  • 製造から販売まで、どの国・地域で行なわれるのか(輸送エネルギーはどれくらいかかるのか)
  • 使い終わった後の商品回収・リサイクルは実施しているか

といったポイントを確認することが大切です。

すべてのチェックポイントに当てはまる商品は、なかなかないかもしれません。しかし、単純に販売価格だけで判断するのではなく、こうした項目も可能な範囲で確認し、すこしでも環境への負担や労働者の人権に配慮したアイテムを選びたいですよね。

スーパーやコンビニに訪れた際、上記のポイントを確認するためには、商品に貼られた有機JASマークや、フェアトレード認証といったラベルをチェックする方法もあります。

また、商品説明や企業のウェブサイトをチェックしても分かりくい場合は、遠慮せずメールや電話で問い合わせてみるのもおすすめです。

もし検討中の商品が、環境汚染につながるなどの理由で見送ったとしても、つかう側の声を企業へ届けることで、改善が行われるかもしれません。

セカンドハンド(中古品)やシェア(共有)も、選択肢に入れよう!

衣服や日用品・家具のようなアイテムの場合、すでに誰かが使用したセカンドハンド品を購入するのもおすすめです。

状態が良いまま手放されたアイテムも多く、現行品にはないデザインを見つけられる可能性もあります。

ほかにもレンタル・シェアサービスを利用するのも、かしこい選択のひとつです。近年は、ファッション診断から似合う服をセレクトしてくれるairCloset(エアクローゼット)や、家具・家電を幅広く借りられるCLAS(クラス)のように、さまざまなサービスが充実しています。

特に、移動が多い場合や、本格購入の前にお試し期間が欲しい人にとっても、シェアサービスは気軽に使えるのがうれしいポイント。レンタル期間が終わったあとも、同じアイテムを別の人に利用してもらえる点も大きなメリットです。

どのようにSDGsの達成につながるのか

購入先を検討するアクションは、SDGs目標12のうち、特にターゲット12.4にある、

2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

に貢献できます。

買い物を通してお金を投じることは、つかう側の個人が、企業や団体に「本当に必要なアイテム・サービス」を意思表示できる貴重な機会だと考えましょう。

【土に還すことも責任!】できるだけ自然素材を選択しよう

次に紹介するアクションは「できるだけ自然素材を選択すること」です。

具体的には、

  • 衣服
  • アクセサリー・バッグといった小物
  • ベッドリネン
  • バスマット
  • 食材を保存するラップ

まで、あらゆるアイテムを指します。

こうしたアイテムを新しく手にするとき、できるだけ土に還る自然素材を選択すれば、少しでも地球環境に配慮した暮らしを送ることができるのです。

たとえば、プラスチックの代わりに、コットンやリネン・木のような自然素材を選べば、使い終わったあとも自然に還すことが可能です。

ここで、非営利団体Fabric of the Worldによる以下の図「素材が土に還るまでにかかる年数」を見てみましょう。

【図の見方】

上段左から:リネン・ジュート・テンセル

中段左から:シルク・コットン・ウール

下段左から:竹・レザー・天然ゴム

この図から、全体的に植物繊維であるほど早く土に還ることが分かりますね。

土に還るということは、廃棄処理のためにエネルギーを使わなくても良いということ。プラスチックのように、何百年も土壌や海に残る心配がなく、ほかの生き物が口にしてもOKなため、環境にやさしい素材といえるのです。

なぜ、プラスチックを控えるべきなの?

ここで簡単に、プラスチックが環境にもたらす影響について、改めて確認しておきましょう。

プラスチックは、自然に還りにくい素材であり、地球環境の汚染を引き起こす大きな原因として問題になっています。

私たちがモノを買うとき、さまざまなプラスチックや化学繊維といったアイテムを目にします。レジ袋や使い捨てカップのほか、ポリエステルのような化学繊維でつくられた衣服なども含まれます。

みなさんは、このプラスチックが何から出来ているかを考えたことはありますか?

ほとんどの場合、プラスチックの原材料は石油です。限りある資源を使い、燃やして加工することで大量の二酸化炭素を放出しています。

環境団体・グリーンピースの報告によると、せっかく資源やエネルギーを費やしてプラスチックをつくっても、きちんとリサイクルされている割合は、たったの9%

残りの90%以上は、

  • 焼却処理
  • ポイ捨てされたまま放置
  • 国によって発展途上国へ輸出され、ゴミの山に

といった現状があるのです。

ポイ捨てされたプラスチックゴミが土に還るまでにかかる時間は、

  • レジ袋:10~20年
  • プラスチック製タンブラー:50年
  • 紙おむつ:450年
  • ペットボトル:450年

となっており、アイテムによっては、何世代ににもわたって地上に残り続けてしまいます。そのため、ほかの生き物がプラスチックを食べてしまい、死に至る事例も多数報告されています。

また、ある研究では、人間の体内からも小さなマイクプラスチック片が堆積していることが明らかになり、環境面だけでなく健康面にへの影響も懸念されているのです。

とはいえ、プラスチックは安価で軽いため、紛争が怒った地域へ水や食料を支援する際などに役立ちます。このような「なくてはならないもの」という側面もあるため、すべてのプラスチックをなくすことは不可能ではありますが、私たちは必要最低限の利用を心がけるべきでしょう。

プラスチック→自然素材への置き換え例

プラスチックを控えるべき理由がわかったところで、ここでは身近なアイテムを、自然素材に変えるヒントを、いくつか例に挙げてみました。

  • ・服やバッグ:化学繊維(ナイロンやポリエステル)→リネンやコットン・テンセルなど
  • ・アクセサリー:プラスチック →木や天然石など
  • ・タッパー:プラスチック →アルミ・ガラスなど
  • ・ラップ:プラスチック→ ミツロウラップなど

無理のない範囲で、少しずつ切り替えていくことがポイントです。

すでにみなさんの手元にあるアイテムを大切にしながら、次に購入するときは、こうした選択肢から選んでみて下さいね。

どのようにSDGsの達成につながるのか

自然素材のアイテムを選ぶ取り組みは、SDGs目標12の中でも、ターゲット12.4にある

2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

の達成に関連します。

同じ自然素材でも、

  • 農薬を使用しないオーガニックコットンを選ぶ
  • 森林保全の認証マークが付いた紙・木製アイテムを選ぶ

といった工夫も大切です。

【食材を選ぶとき・食べ終わったあとに】食べるものに敬意と責任を持とう

今度は、主に食べものにターゲットを絞った取り組みです。

私たちが普段から口にする食べものは、自然の資源である土や水・太陽の光があってこそ。

自然の恵みをいただき、自分たちの活動エネルギーに変える行為だからこそ、食べものに対して敬意と責任を持ち、SDGs目標12と関連するアクションを実践したいですね。

今回は、大きく分けて

  • 環境にやさしい食材選び
  • 食べ終わったあとの処理

の2つを紹介します。

環境にやさしい食材選び

食べものを選ぶとき、その食材がどこで・どんな風に作られたのかを気にして選ぶようにしましょう。

特に、有機や無農薬のような栽培方法の場合、科学的な物質を土に撒かないため、周囲の環境を汚染する心配がありません。こうした食材は、積極的に選びたいですね。

最近ではほとんどのスーパーや食品店で、次のような情報が書かれています。

  • 産地(国や地域)
  • 加工食品の場合、原材料(遺伝子組み換えや有機・産地といった情報もあり)
  • 認証ラベル(有機JASやフェアトレード認証・エコファーマー認証など)
  • そのほか、文字や写真による情報

野菜や乳製品・加工品まで幅広い商品に記載される情報は、消費者である個人にとって大切な判断材料となります。

つくり方にこだわっている生産者さんは、ほとんどの場合その情報をきちんと商品に記載しているため、選ぶ際によく読んでみましょう。

食べた後にも、つかう責任が重要!

繰り返しになりますが、つかう責任には、使い終わった(食べた)あとの廃棄過程までが含まれています。

調理の際、どうしても出てしまうのが、野菜の皮や種・魚の骨といった、食べきれない部分

しかしこれらは、決してごみではありません。ぜひ、自宅にコンポストボックスを用意して、食べきれなかった部分を土に還してみてはいかがでしょうか。

コンポストとは

食べもののかすや落ち葉・泥のような「自然のもの(有機物)」を土に混ぜ、微生物の力で発酵させるシステムのこと。

日本では古くから伝わる方法で、化学農薬が誕生する前までは、コンポストによってできた堆肥を、田畑の肥料に使うのが主流でした。

コンポストの種類や作り方には、さまざまな方法があります。以下は、家庭でも手軽にできるコンポストの一例です。

  • ぼかしコンポスト
    ぼかし(EM)菌を使った方法
  • ミミズコンポスト
    土にミミズを入れ、分解してもらう方法
  • 段ボールコンポスト
    段ボールに土を入れ、食べかすを入れる方法
  • 庭コンポスト
    庭に直接穴を掘り、食べかすを入れる方法

コンポストを行なうことで、食べかすを生ごみとして処理する際の手間がなくなります。

また、できた堆肥は肥料として活用できるため、家庭菜園鉢植えの植物を育てている人にもぴったりのアクションです。

どのようにSDGsの達成につながるのか

食べモノの選び方と処理に関する取り組みは、SDGs目標12の以下のターゲットの達成に貢献します。

12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。

12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

環境にやさしい食材を選ぶことはSDGs目標13~15に、私たちの健康意識向上にもつながる点では、SDGs目標3の達成に関連していますね。

【私たちにできること】食品ロスの削減に向けて皮ごと食べてみよう

【つくる側の気持ちも体感できる】手づくりを通して「つくる」と「つかう」を自分ごとにしよう

最後に紹介するのは、出来る範囲で手づくりをする取り組みです。

私たち消費者にとって、すでにつくられたアイテムを手にとることが当たり前。しかし、SDGs目標12の達成に向かうには、つかう側としての責任を果たすだけでなく、つくる側の立場に立ってみることも必要です。

それに、自分の手でモノを作ることは達成感と満足感につながり、暮らしの充実度がぐっと上がりますよ。

今回は、誰もが実践しやすい「料理」と「DIY」について、それぞれ見ていきましょう。

「つくる」を楽しむ~料理編~

料理は、食べものをよりおいしくいただくための手段。今ではさまざまな国・地域の文化が伝わり、多様なバリエーションを楽しむことができます。

今回、特にお伝えしたいのは、できるだけ調味料や食材から「手づくり」すること。

なぜなら、普段の暮らしで何気なく消費している「つかう」行為から、素材を自分の手で用意することで「つくる」側に立ち、その責任を実感する大切さを知るためです。

たとえば、

  • パン
    市販のドライイーストではなく、小麦粉と水を混ぜて発酵させ、パン種をつくってみる
  • 梅干し
    市販の梅干を買うのではなく、梅の実と塩からつくる(副産物として、梅酢もゲットできます!)
  • 味噌
    大豆と塩・糀からつくり、自分だけの味噌をこしらえる

一見すると「面倒くさそう」と思われるかもしれません。しかし実は、やり方さえ分かればとても簡単。上記に示した例は、どれも仕込んだ後に定期的なお世話をする以外、放置するだけでいいのです。

昔は家庭ごとにこうした食材を手づくりしており、メーカー・企業ごとに味の特徴があるように、仕込む人によって出来上がりの味わいが変わる点も面白いところ。

一度作り方を覚えれば、毎度わざわざ商品を買って補充する必要がなくなるだけでなく、「つくる」と「つかう」の両方を自分の家庭内だけで完結させることができます。

スペースがある人は、さらに踏み込んで家庭菜園を行なうのもいいですね。自分で育てた野菜は、おいしさもひとしおです。

「つくる」を楽しむ~DIY編~

DIYとは

「Do It Yourself=自分でやろう」の略で、イギリス発祥の言葉です。

ここでは、大掛かりな家具や部屋のリフォームではなく、普段から使うような、ちょっとした道具を手づくりしてみませんか?というお誘いをしたいと思います。

たとえば、食器を洗うスポンジについて考えてみましょう。

よく見るような、四角くてカラフルなスポンジの原料は、プラスチックです。

こすることで水にプラスチック片(マイクロプラスチック)が付着し、外に流れてしまいます。

また、スポンジは清潔な状態が好ましいため、1か月もしないうちに捨ててゴミになってしまい、使い手本人が処理できない点も問題だと言えるでしょう。

では、スポンジの素材を自分で選び、手づくりしたらどうなるでしょうか。

  • オーガニックコットン
  • リネン
  • ジュート

といった植物繊維は、洗剤を使用しなくても汚れをきれいに落としてくれます。

参考までに、こちらは筆者が手編みしたスポンジたちです。着色は玉ねぎやアボカドの種のような、食べられなかった野菜の一部をつかって染色しているため、水に流れても安心な仕様にしています。

筆者提供

自分で手づくりしたスポンジは、使うのがもったいないくらい愛おしく感じられるものです。そうなれば、できるだけ最後まで使おう!と思えるのではないでしょうか。

こちらはオーガニックコットンを使用していますが、煮沸消毒を行なえば清潔な状態を保てるため、長い期間使うことが可能です。

食器洗いだけでなく、普段の掃除や洗顔にも活用でき、使い古したあとは細かく切ってコンポストに入れれば、時間をかけて土に還すことも可能。こうして、つくったモノを最後まで使い、さらに自然に還すことで、生産~廃棄までの循環に責任を持った行動がとれるようになります。

もうひとつ付け加えると、編み物を覚えれば、たわし以外にも靴下や帽子・セーターまで幅広いDIYを実践できるように。

編み物に限らず、何かをDIYするために覚えた技術は、別のアイテムづくりにも活かせるため、どんどん手づくりを楽しめるようになるはずです。

どのようにSDGsの達成につながるのか

手づくりをする取り組みは、SDGs目標12のターゲット12.08にある、

2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

の達成に大きく関わります。

また、手づくりをすることで、商品を購入する際のパッケージ・梱包材を省くことができる点もメリットです。

まとめ

今回は、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」について、個人が取り組める5つのヒントをお届けしました。

政府や企業のような、大きな規模で解決することも大切。ですが、私たち個人が普段の暮らしの中でコツコツ積み重ねていけば、小さな取り組みでも大きな効果が生まれます。

どれもすぐに実践できることばかりなので。ぜひ出来る範囲でチャレンジしてみてくださいね。

すべての生き物が、安全で快適に暮らせる環境を守るためにも、みんなでアクションを起こしましょう。

参考文献
国際環境NGOグリーンピース「ファッションの環境への影響を減らす、楽しい解決策」
国際環境NGOグリーンピース「“ごみの植民地主義” 廃プラスチック輸出、次の標的はアフリカ諸国」
Fabric of the World「Fabrics & their ability To Biodegrade」
National geographic「人体にマイクロプラスチック、初の報告」
農林水産省「エコファーマーの認定状況について」
LFCコンポスト「コンポストとは?やり方、方法、作り方、メリット、デメリット、種類、堆肥、特徴など 」