#インタビュー

アイグッズ|持続可能なものづくりを実現!コーヒーからできたコーヒー好きのためのSUS coffee

アイグッズ 佐藤さん 根岸さん インタビュー

アイグッズ株式会社

フルオーダーオリジナルグッズの企画生産がコア事業。百貨店外商・アパレル・化粧品・コンサート業界の販売用雑貨、ノベルティや製品用資材を製造してきた当社は、コロナウイルスの感染拡大に伴い、創業以来培ってきた輸入・生産管理技術を活用し、2020年2月から業界に先駆けて様々なウイルス対策グッズの製造やグッズ情報を積極的に発信。さらには、高まるSDGs需要に対し、企業のサステナブルな取り組みを後押ししたいと考え、OEM事業・SDGsに関する情報発信を開始。他にも直接消費者にサステナブルな選択肢を提供したいという思いから、コーヒーカスを再利用した「SUS coffee」ブランドの立ち上げも行う。このように、社会の要請を敏感に察知し、スピーディーに事業展開を行うことで斜陽化著しいものづくり業界にありながら、安定成長を実現。『アジア太平洋地域の急成長企業ランキング』では、対象企業100万社以上の中、2021年に総合45位、2022年には総合39位、国内製造業では日本1位にランクインするなど、国内外で高い評価を受けている。

introduction

経済大国日本を支えたものづくり産業。近年、日本のものづくり産業の国際競争力が低下し、業界は低迷していると言われています。そのような状況の中で快進撃を続けるのがオリジナル販売用グッズやノベルティの製作会社・アイグッズです。ヒット商品であるSUScoffeeシリーズ誕生のストーリーを伺いながら、なぜアイグッズがものづくり業界で成長を続けられるのか、広報担当の佐藤さん・根岸さんに伺いました。

コーヒー好きを極めたエコブランド・SUS coffee

-アイグッズのSUScoffeeシリーズ、とてもおしゃれですね!マグカップやタンブラーなど、ブラウンの色味に温かさがあって、コーヒーにぴったりなデザインですね。

佐藤さん:

ありがとうございます。SUS coffeeは、弊社の商品の中でも特に開発に力をいれている商品なんです。

-SUS coffeeにはどのような特徴があるのでしょうか?

佐藤さん:

この商品は、コーヒーを淹れた後の残りかすから製造しています。実際に手に取ると、ほのかにコーヒーの香りがするのが特徴です。

-香るタンブラー、素敵ですね!なぜコーヒー豆のかすを再利用しようと思ったのですか?

佐藤さん:

弊社には、毎日コーヒーを片手に出社してくる社員が多くいますし、オフィスにもコーヒーマシンがあります。ある日、みんなでコーヒーブレイクしている際に、大量に廃棄されるコーヒー豆のかすを見て、再利用できないかと考えたのがきっかけです。

-ユニークな発想ですね。コーヒー豆のかすを再利用するメリットは何ですか?

佐藤さん:


メリットはたくさんあります。まず、捨てるものであるコーヒー豆のかすを利用することはゴミの削減につながりますし、プラスチックの使用量も減らせます。
また、コーヒー豆のかすを廃棄する際に大量のメタンガスが発生するのですが、再利用することでその発生も抑えられます。
さらに、コーヒー豆のかすには脱臭・消臭効果があります。タンブラーには匂いがつきやすいので、消臭効果のある材質はピッタリです。

-そんなにメリットがあるんですね。とはいえ、コーヒー豆のかすをタンブラーに利用するのは大変そうです。開発する際、かなり苦労したのではないでしょうか。

佐藤さん:

素材にコーヒー豆のかすをどのくらい配合するかに悩みました。できるだけ多く使いたかったのですが、かすの分量が多すぎると素材がもろくなり耐久性が落ちてしまいます。完成までに何度も試作を繰り返しました。

佐藤さん:

このタンブラーには表面に黒いつぶつぶがありますが、これはコーヒー豆のかすによる模様なんですよ。

-味が出ていてすごくいいですね。製品づくりの際、アイディアやデザインはいつも社員の中から出すのですか?

佐藤さん:

はい。弊社内にデザイナーがいるのが強みです。デザイナーもお客様との打ち合わせに同席し、消費者の心に刺さるデザインは何かを考えています。

オシャレとエコを両立!生活に溶け込むSDGs

-では、製品づくりの上でアイグッズのこだわりは何ですか?

佐藤さん:

弊社は『オシャレ×使いやすい×安い』にこだわってます。具体的には「シンプルで洗練された飽きのこないデザイン」「毎日使える使い勝手のよさ」「手が届きやすい価格帯」の3つを実現できるよう努力しています。

-確かに、どの商品もオシャレです。そして、どれも見ただけではサステナブル製品だとわかりませんね。

佐藤さん:

消費者が「たまたま商品を手に取ったらエコだった」という形を私たちは目指しています。商品を選ぶ際に、「環境保護のため」とか「貧困をなくすため」とか意識するのではなく、選んだものがエコにつながる、それが理想です。

-それであれば、生活の中に自然とサステナブルが溶け込みますね。

佐藤さん:

消費者にエコやサステナブルについて啓発するよりも、まず企業側がSDGs関連商品を含めたさまざまな選択肢を提供することが大切だと考えています。目指すのは一過性の流行ではなく、普遍的に日常生活にSDGsのグッズが存在してる状態です。そのために機能性やデザイン性にもこだわりたいと思っています。

高品質なものづくりを叶える秘密はSDGs

-高品質でデザイン性の高い製品がアイグッズのラインナップに並んでいますが、社会のニーズを察しながらデザインに落とし込む秘訣は何でしょうか?

佐藤さん:

お客様への丁寧なヒアリングや情報収集、これに尽きます。ものづくりの基本的なところですが、弊社ではここに最も力を入れています。
そして、私たち広報担当がSDGs情報を社内に提供して、旬のアイディアを製品デザインに落とし込めるようにしています。

とことんお客様に向き合う、という妥協しない姿勢が大切なんですね。

佐藤さん:

実はSUS coffeeも、私たちが「これをメインに売り出そう」と決めたわけではないんです。商品ラインナップを出した際、お客様や消費者から一番ご好評いただいたのがこの商品でした。
「香りがいい」「ブラウンがオシャレ」など、感度の高い大人のお客様にマッチする商品だったことから、弊社はこのシリーズを推すことを決めました。

-ここまでお話を伺い、気になるのはコスト面です。一般的には、サステナブル商品の製造はコストがかかる傾向にあるのに、アイグッズは品質がいいだけでなく、料金もリーズナブルと聞いています。高い品質を保ちつつ価格を抑えるコツは何でしょうか?

佐藤さん:

受注、企画から納品までを弊社がワンストップで請け負っている点です。
一般的な製造では、工程に代理店などいくつもの業者が入るため、納期やコストに無駄が生じていました。そこを弊社では、すべての工程を引き受けることで不要なコストをカットでき、価格を抑えられました。

「ものづくり大国日本」を甦らせたい

-話は変わりますが、日本はかねてから「ものづくり大国」と言われてきました。しかし、近年は海外企業の台頭や不況などで、業界は低迷しています。その中で、アイグッズはものづくり企業として急成長していますが、会社の成長にSDGsの理念が役立ったと感じますか?

佐藤さん:

はい、大いに感じます。弊社はまさにサステナブルの実現を軸に会社を成長させています。SDGsの理念が会社のビジョンそのものだと言っても過言ではありません。

-「アジア太平洋地域のおける急成長企業ランキング2022」において総合39位、日本国内6位に評価されたのも頷けます。

佐藤さん:

ありがとうございます。ものづくりという日本の経済的な強みをもう一度甦らせたいと思っています。「サステナブルなものづくりをしたいけど、どうしたらいいかわからない」というお客様に対し、弊社の知恵を結集して全力でお手伝いしていきたいですね。

社員一人ひとりの成長を支える会社でありたい

-ところで、アイグッズの社員はみなさんフレッシュな印象ですが、平均年齢は何歳ですか?

佐藤さん:

27歳です。現在は新卒採用のみとしています。

-20代の社員で構成するメリットは何でしょうか?

佐藤さん:

新卒のみの採用なので、社員は業界未経験者ばかりです。未経験者だからこそ「こんなことは無理」「できない」という前例や常識にとらわれず、どんどん挑戦できると思います。

-「挑戦できること」は働きがいにもつながりますよね。新人の頃から意見やアイディアを出せる環境なら、みなさんイキイキ仕事しているのではないでしょうか?

佐藤さん:

はい、私も含め皆仕事にやりがいを感じています。弊社は2016年創業と若い会社ですが、GPTWジャパンが評価する働きがいの水準が高い上位1,000社のうち「2022年度働きがいランキング5位」の評価を頂きました。

-新人教育はどのように行っていますか?

佐藤さん:

新入社員と先輩社員がペアを組み、成長を支えるエルターエルティー制度を導入しています。もともと20代の社員ばかりなので、先輩と言っても同年代で、新人社員も緊張感なく仕事を教わることができていると思います。
また、内定が決まった学生に入社前から弊社の会議に出席してもらっているんです。もちろん意見を出すこともできます。やる気のある学生には、入社前からどんどん成長を後押しできるような環境を整えています。

-やる気のある新人社員にとって魅力的な職場ですね。では最後に今後の展望を教えてください。

佐藤さん:

弊社は「1000年成長し続ける会社をつくる」というビジョンを通じてお客様に価値を届け続けたいという展望を掲げています。ものづくり業界の「持続可能」「実現可能」にするため、今後も努力してまいります。

-SDGsをイノベーションの源泉として会社を成長させる秘密をたくさん聞かせていただきました。本日はありがとうございました。

関連リンク

アイグッズ株式会社公式サイト https://www.i-goods.co.jp/