不動産投資をしている人の間で評判になっているのがCOZUCHI(コヅチ)という不動産クラウドファンディングです。
COZUCHI(コヅチ)は投資家から資金を募って、そのお金で物件を運営するという仕組みです。
ほかの不動産投資と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
不動産クラウドファンディング『COZUCHI(コヅチ)』の特徴
COZUCHI(コヅチ)はLAETOLI株式会社が提供している不動産クラウドファンディングサービスです。
LAETOLIの会社概要を表にまとめました。
会社名 | LAETOLI株式会社 |
代表者 | 代表取締役 武藤 弥 |
設立 | 1999年5月20日 |
資本金 | 1億円 |
所在地 | 東京都港区南青山2丁目26-1D-LIFEPLACE南青山2F |
COZUCHI(コヅチ)の運営会社であるLAETORIは1999年に創業しました。
創業当時は不動産事業を始めたいと考えている事業者向けに、起業する際の免許を取得するサポートや、運用アドバイザーといった事業を展開しています。
2008年にはオリジナルブランドである「ゆうゆう倶楽部」の販売・運用を開始、それと同時に不動産の取得・売却・リフォーム・仲介といった不動産事業を本格的にスタートさせました。
そして2019年にこれまでの不動産事業で培ってきたノウハウを生かすことを目的とした、不動産クラウトファンディング、「WARASHIBE」の運用を開始しています。
WARASHIBEを開始してから2年後の2021年、名称をCOZUCHI(コヅチ)に変更しました。
COZUCHI(コヅチ)の運用実績
COZUCHI(コヅチ)を運営しているLAETOLI株式会社の沿革によると、2022年6月には運営調達額100億円を突破、更に9月には運営調達額200億円を突破しています。
また、2024年度四半期レポートでは、累計投資額は825億円に達していると報告されています。調達額の伸びを見ても、順調に成長している不動産会社といえます。
COZUCHI(コヅチ)はどんな人におすすめ?
- 不動産投資初心者
- 少額から不動産投資を始めたい人
- 不動産投資で大きな利益が欲しい人
- 不動産投資で社会貢献もしたい人
不動産投資と聞くと、数千万円、場合によっては数億円単位のお金が必要で、自分には縁遠いものだと思っている人も多いですが、COZUCHI(コヅチ)は1口1万円 から投資でき、手軽に不動産投資を始められます。物件の運用もCOZUCHI(コヅチ)側が行ってくれるので、事前に不動産投資の知識を身につけておかなければならないという心配もありません。
したがってCOZUCHI(コヅチ)は不動産投資に興味はあるものの、金銭的に不安に感じている人や不動産投資の知識があまりないという不動産投資初心者に特におすすめできる不動産クラウドファンディングサービスです。
また、COZUCHI(コヅチ)には想定利回りの上限が設けられていません。物件によっては思っている以上の配当金が得られることもあり、不動産投資で大きな利益を得たいという人にとっても、COZUCHI(コヅチ)は魅力的な不動産投資ファンドといえます。
COZUCHI(コヅチ)が公開しているファンドは「まちづくり・地域活性化」が主な目的となっています。COZUCHI(コヅチ)は社会にとって価値のあると思える物件に出資することをモットーとしていることからも、COZUCHI(コヅチ)のファンドに出資することで、地域の活性化に貢献できたという達成感も得られます。
COZUCHI(コヅチ)は元本割れするリスクがある?デメリットは?
COZUCHI(コヅチ)は不動産投資初心者でも安心してチャレンジ出来るような仕組みが整っており、他の不動産クラウドファンディングサービスにはないさまざまなメリットがある事が分かりました。
しかしどのようなものにもメリットがあればデメリットがあります。COZUCHI(コヅチ)にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
元本割れする可能性がある
COZUCHI(コヅチ)は想定利回りの上限が設定されていないため、思っている以上の利回りを記録して多くの配当金が得られることもある非常に魅力的な不動産クラウトファンディングですが、その一方で元本保証がされていないということも頭に入れておかなければなりません。
元本保証がなされていないということは、自分の出資したお金が元本割れしてしまい、出資額よりも少なくなって返ってくる可能性があるということです。
COZUCHI(コヅチ)では優先劣後方式を採用しているから、元本割れをしたとしてもCOZUCHI(コヅチ)を運営しているLAETOORI側が補填してくれるので元本を割る事はないと思っている人もいるかもしれません。ですが、その考えは大きな間違いです。
LAETORI側が損失分を補填してくれるのは間違いありませんが、補填してくれる金額には上限があります。
補填でまかなえる金額を超えて損失が出てしまった場合は、残りの損失分は出資側が賄わなければなりません。
優先劣後制になっているから、自分の出資したお金は100%保証されるといった安易な考えは持たず、他の不動産投資と同様に場合によってはリスクを伴う投資であることを十分に認識したうえでCOZUCHI(コヅチ)を利用するようにしましょう。
とはいえ、公式サイトで過去の運用実績を確認した限りでは、今のところこれまで出資を募ったファンドの運用利回りが当初の想定利回りを下回ったことはありません。
案件数が少ない
COZUCHI(コヅチ)と他の不動産クラウドファンディングサービスとを比較して最も感じるデメリットが、扱っている案件数の少なさです。
想定利回りの上限がないということもあって、COZUCHI(コヅチ)で不動産投資をしたいと考えている投資家は多く、新しいファンドが発表されるとあっという間に資金が集まって満額になってしまう事が多々あります。
物件の少なさに関してはすぐに改善する事は難しいでしょう。
COZUCHI(コヅチ)で不動産投資をするつもりであれば、毎日公式サイトにアクセスし、出資したいファンドが見つかり次第すぐに入金できるよう準備しておくようにしましょう。
抽選方式の案件がほとんどでなかなか当たらない
COZUCHI(コヅチ)で公開しているファンドの参加方法は、先着順でお金を入金できる「先着制」と、先に応募をしておき、当選した場合にのみ入金が可能な「抽選制」のふたつの方法がありますが、「先着制」となっている物件は多くはありません。
ほとんどのファンドが抽選制となっています。
抽選制は応募時間内にエントリーすれば当選する資格が得られるので、平日なかなか時間が確保できないサラリーマンの人でも応募しやすいでしょう。
しかし応募時間内であれば際限なくエントリーできるということもあって、出資できる人数よりも多くの人からのエントリーがあればその分抽選に当選する可能性は低くなります。
COZUCHI(コヅチ)のファンドはどれも人気があり、抽選制になると少なくとも倍率は2倍以上、過去には倍率12倍という難関大学も真っ青の非常に高い倍率を記録したこともあります。
抽選は完全に運の世界なので、人によってはいつまで経っても当たらないということにもなってしまうでしょう。
COZUCHI(コヅチ)のファンドには必ず参加できるとは限らないという点については頭に入れておいたほうがよさそうです。
COZUCHI(コヅチ)のメリット
不動産クラウドファンディングサービスを実施している不動産会社は数多くありますが、COZUCHI(コヅチ)の不動産クラウドファンディングサービスを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
高利回りの案件がある
基本的に不動産クラウドファンディングサービスの対象になっている物件には想定利回りが設定されていますが、想定利回りには通常上限が定められているので、上限を超える利回りを達成することはほとんどありません。
しかしCOZUCHI(コヅチ)では想定利回りは記載されているものの、利回りの上限は設けられていません。したがって想定利回り以上の運用ができれば思っている以上の配当が得られる場合もあります。
実際にCOZUCHI(コヅチ)で募集していたファンドの中には、想定を大幅に超える利回りを記録した物件もいくつかあるので、ご紹介します。
ファンド名 | 想定利回り→実績 |
---|---|
広尾区分店舗 フェーズ3 | 4.5%→27.7% |
自由が丘 一棟ビル | 5%→8.8% |
目黒区 東が丘 レジデンス | 5%→37.5% |
新宿区〈曙橋〉事業用地 追加買取ファンド 2 | 6%→41.5% |
最後のファンドの利回り実績は、凄まじいものがあります。もちろん必ずしも想定以上の実績が得られるわけではありませんが、可能性はあります。想定利回りを大きく上回る実績があるため、COZUCHI(コヅチ)は不動産投資者からの評判もとても良い不動産クラウドファンディングです。
また、表のファンド名を見てもらえばわかる通りCOZUCHI(コヅチ)では、東京都内の不動産物件のみを取り扱っています。不動産のプロが厳選に厳選を重ねた物件だからこそ、これだけの利回り実績を記録できています。
出資確定後に入金手続きに移れる
不動産クラウドファンディングサービスの中には、出資が決まっていないにも関わらず、先に入金手続きをするように指示してくるところもあります。
出資前に入金してしまうと、出資が確定しない事には口座に入れたお金を動かす事ができません。多少遅れても出資が確定すれば、まだ良いのですが、出資が確定するという保証はありません。
更に入金させたお金を運用する事なく奪い取る事を目的としている「不動産クラウドファンディング詐欺」も横行しており、近年被害を受けている人は増加傾向にあります。
先に入金させるタイプの不動産会社で不動産クラウドファンディングを行う際は、運営会社に怪しい点はないかを必ずチェックしなければなりません。
COZUCHI(コヅチ)ではファンドの出資が決定してから入金手続きを進める事ができます。
出資が決まっているという事は、入金をすれば確実に運用してもらえますし、後ほど詳しく解説しますがCOZUCHI(コヅチ)では運用している最中に途中解約することも可能です。
入金したお金が運用されずに留まってしまうといった心配をしなくて済むというのは大きなメリットと言えるでしょう。
運用期間中でも途中解約ができる
不動産クラウドファンディングの中には、運用中は途中解約が出来ないものもあります。
もし不慮の事態になって、早急に大きな出費が発生したという場合でも、途中解約が出来ないと運用していたお金を出費に回すことができません。
しかしCOZUCHI(コヅチ)では出資したお金の途中解約が認められています。
途中解約すると事務手数料が発生しますが、運用期間中でも出資していたお金を換金してもらい、現金として手元に戻せます。
運用をプロに任せられる
COZUCHI(コヅチ)の出資者は不動産にお金を出資した後は特に何かをする必要はありません。
出資したお金の運用実績そのものはCOZUCHI(コヅチ)側がすべて行なってくれます。
不動産を自分で運用するとさまざまな知識を身につけなければなりませんが、COZUCHI(コヅチ)では運用に関する知識が無くても不動産投資を始める事ができます。
サポート体制がしっかりしている
COZUCHI(コヅチ)では「優先劣後方式」という運用方式を採用していて、優先劣後方式とは運用している不動産で万が一元本割れが発生し、元本や分配金の損失が発生した場合、まずCOZUCHI(コヅチ)を運営しているLETOLI側が損失の穴埋めをすることです。
COZUCHI(コヅチ)は優先劣後方式になっているため、損失を出せばLETOLI側が穴埋めをする必要があります。そのため、運用する事業者側も必死に利益を出そうと運用してくれます。
運用に関してのサポート体制が手厚く、リスクを抑えた運用ができる可能性が高いのが、COZUCHIです。もちろん不動産投資に関して聞きたい事や不安に感じる事があれば、24時間いつでも質問できます。
COZUCHI(コヅチ)の登録〜投資までの手順と流れ
COZUCHI(コヅチ)に会員登録し、実際に物件に投資するまでのステップについて解説します。
COZUCHI(コヅチ)の会員登録・物件の投資はすべてインターネット上でおこなうことができます。
パソコンだけではなくスマホでも可能なので、登録や出資をしたいと思ったときはいつでもどこでも手続きができるのもメリットといえるでしょう。
COZUCHI(コヅチ)に登録する前に確認してほしいことがいくつかあります。
- メールアドレス
- 電話番号
- パスワード
- SMS認証の受け取り
COZUCHI(コヅチ)では出資確定の連絡や新しいファンドの情報などもすべて登録したメールアドレス宛に届くので、普段常に確認しているメールアドレスを登録しましょう。
また、電話番号も登録するので覚えていない人は事前にメモ書きしておくと便利です。登録の際はSMS認証を受け取ることになるため、こちらの確認は必ず事前におこないましょう。
パスワードは会員登録の際にアクセスする際に必要となります。不動産投資サイトなので、大きなお金を入金することもあるでしょう。
できるだけ自分だけが分かるような、複雑なパスワードにしておくことをおすすめします。
COZUCHI(コヅチ)で会員登録をして投資をするまでの手続きを大まかに分けると以下のようになります。
- 会員登録をする
- 投資家登録をする
- 出資したいファンドがあれば投資の申し込みをする
- 出資確定すれば実際にお金を入金する
会員登録をする
まず、COZUCHI(コヅチ)のサイトから「無料会員登録はこちら」を選択、電話番号、メールアドレス、パスワードを入力して「会員登録をする」をタップします。
すると登録した電話番号宛てにSMSコードが届くので、コードを入力して送信しましょう。
これで会員登録は完了です。
投資家登録をする
続いて投資家登録に進みます。
会員登録が完了すると自動的に投資家登録の案内が出るので、案内通り「投資家登録」をタップします。
投資家登録の際は本人確認書類が必要なので、以下の書類のうちいずれか1つを準備しましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
投資家登録では名前、住所、生年月日などの基本情報や勤務先や年収、金融資産などのお金に関する情報を入力します。
最後に元本割れすることへの理解について聞かれるので、よく読んでおきましょう。その後は取引口座(入金や出金する口座など)の登録をします。
最後に上記の本人確認書類と顔を写真で撮影し、送信すれば投資家登録は完了です。
出資したいファンドがあれば投資の申し込みをする
投資家登録完了後、「投資家登録完了の案内」というメールが届けば出資可能となります。
COZUCHI(コヅチ)のサイトから、募集中のファンドや募集前のファンドを確認し、出資したいものがあれば出資の申し込みをしましょう。
COZUCHI(コヅチ)のファンドは人気なので、先着順のものは募集開始前に張り付く必要がありますし、抽選制のものは数倍の競争率になる可能性があることは覚悟しておきましょう。
出資確定すれば実際にお金を入金する
先着制は募集人員前に出資できれば、そして抽選制は抽選に当選すれば入金可能となります。
入金可能となった場合はCOZUCHI(コヅチ)からメールが届くので、申し込み後は常にメールを確認しましょう。
マイページから実際に入金する金額を入力し、入金手続きをすればファンドに出資は完了です。
COZUCHI(コヅチ)の評判・口コミ関するよくある質問
COZUCHI(コヅチ)や不動産クラウドファンディングに関するよくある質問について、解説していきます。
COZUCHI(コヅチ)の配当金は確定申告が必要?
COZUCHI(コヅチ)で配当金を受け取った場合は、原則確定申告が必要です。COZUCHI(コヅチ)で受け取った分配金は、短期運用が他であれば雑所得にあたり、総合課税の扱いをされます。
また中長期の運用型は、不動産所得税になるため、確定申告の際には注意が必要です。
COZUCHI(コヅチ)の配当金はいつ支払われる?
COZUCHI(コヅチ)の配当金は、原則各ファンドの運用機関の末日から、30日以内に支払われます。運用が終了した時に送られてくる運用終了メールに、分配金の支払い予定日が記載されているので、確認しておきましょう。
COZUCHI(コヅチ)は途中で解約できる?
COZUCHI(コヅチ)は途中で解約したい場合は、マイページから買い取りの申し込みを行うことで、いつでも途中解約ができます。
ただ中途換金の手続きをする場合は、ファンド運営事業者が定めている事務手数料がかかるので注意が必要です。買い取りの申し込みが承諾された場合、事務手数料を引いた金額が返金されます。
COZUCHI(コヅチ)は何歳から利用できる?
COZUCHI(コヅチ)は満18歳以上から利用できます。高校生は不可ですが、大学生であれば学生であっても登録できるため、早いうちから始めたいという人にもおすすめです。
COZUCHI(コヅチ)の募集頻度はどのくらい?
COZUCHI(コヅチ)のファンドは、月に1回から3回程度募集されます。他社のサービスは多くの場合、月1程度の募集のみなので、COZUCHI(コヅチ)の募集頻度は多いことがわかります。
COZUCHI(コヅチ)の事務手数料はいくらかかる?
COZUCHI(コヅチ)の事務手数料は、換金手続きをする際にかかります。換金手続きの事務手数料は、出資元本の3.3%がかかります。
換金するタイミング次第では、出資金よりも少なくなってしまう場合があるため、注意が必要です。
まとめ
COZUCHI(コヅチ)はLAETORI株式会社が運営している不動産クラウドファンディングです。COZUCHI(コヅチ)では1万円 から投資を始められるので、不動産投資初心者にもはじめやすいサービスです。
運用自体はCOZUCHI(コヅチ)が行うため、知識が乏しくても気軽に不動産運用を始められますが、他の不動産投資と同様に場合によっては元本割れといったリスクを伴うこともあるので、よく考えて始めましょう。
優先劣後方式なので、損益が出た場合にはCOZUCHI(コヅチ)側から補填してくれるものの、補填してくれる金額には上限があるので、超えてしまった損失に関しては出資側が賄わなければならないことは、覚えておく必要があります。
COZUCHI(コヅチ)の想定利回りは公式サイトに記載されていますが、利回りの上限は設けられていないため、想定利回り以上の運用ができれば思っている以上の配当が得られる可能性もあります。