#インタビュー

有限会社ジェークは贈る会社|人と環境に役立ち喜ばせる

有限会社ジェーク 盛 巧磨さん インタビュー

有限会社ジェーク 盛 巧磨

私は福島県の出身です。東日本大震災後の復興事業に携わる中で、「人の、そして環境に役立つ仕事がしたい」という強い思いが心の中で芽生えました。その思いは日々強くなり、やがて私の人生の指針となりました。

そんな時、環境に配慮した企業理念を持つイギリスのギフトブランド「レンデール・デザイン」との運命的な出会いがありました。彼らの理念に深く共感し、私は新たな挑戦として輸入卸売業を始めることを決意しました。

introduction

デジタルがメインとなっている現代社会だからこそ、人と人とのつながりを大切にした「贈り物」「人と人との絆」が重要視される傾向がありますよね。

有限会社ジェークは、「人と環境に役立つ仕事」をモットーとして2004年11月25日に設立された会社です。

元々は金属スクラップの売買業務を主な事業としていましたが、令和4年から新たに輸入販売業務を展開し始めました。

取り扱っている「リトルレン」というブランドは、ベビー服1着の販売ごとに1本の木を植樹する取り組みを行っています。

有限会社ジェークの「贈る会社」とは?

御社についてご紹介をお願いいたします。

盛さん:

私たちジェークは、「贈る会社」として、人々の絆を深め、関係性を豊かにすることを使命としています。デジタル時代だからこそ、英国の手紙文化に基づく温かみのある贈りものを大切にしています。

贈る人も贈られる人も、共に特別な時間を紡ぎ出せるよう、心を込めた贈りものをお届けすることに注力しているのも特徴ですね。

令和4年からはリトルレンというブランドを展開していて、ベビー服を取り扱っています。ベビー服が1着販売されるごとに、木を1本植樹しているのですが、この取り組みは他社ではあまり行っていない取り組みだと考えています。

御社が、SDGs・サステナブルに関する事業やサービス、活動を始めたきっかけや背景をお聞かせください。 また、理念、事業への思い、大切にしていることなどがありましたら、あわせてお聞かせください。

盛さん:

有限会社ジェークでは「人と環境に役立つ仕事」をモットーとしていて、私たちが扱う商品は、人に喜んでもらえるもの。

その喜びが人生を豊かにして、人々が共生していく上で最も重要な「人とのつながり」や「絆を感じられる」ことで、贈った側も贈られた側も幸せな気持ちになると考えています。

さらに、その喜びの先には優しさが生まれると信じていて、その理念のもと、人と環境がより良くなる商品を提供し続けることが、私たちの事業への思いであり、もっとも大切にしていることですね。

有限会社ジェークで取り扱っている商品とは

御社が手掛ける事業やサービス、活動により、どのようなことが社会で改善されていると感じていらっしゃるでしょうか。どのようなことが期待できますでしょうか。

盛さん:

当社が取り扱っているのは、世界5,800店舗で展開する英国発プレミアムベビー用品ブランド「Little Wren(リトル・レン)」の日本独占販売権を取得していて、英国発のロンパースなどのベビー服がメインです。

ベビー服だけでなく、ミトンやベビーの帽子、おくるみや靴下なども取り扱っています。

ベビーアイテムにあしらわれているイラストは、イギリス人画家である「ハンナ・デール」が柔らかなタッチで描くウサギを始めとした動物です。

生まれたてのベビーにぴったりの優しい雰囲気で高級感もあり、ギフトとしてはもちろん、自分たちのベビーに購入される方も多くいますよ。

今回、レンデールが手掛けるベビー服ブランド『リトル・レン』に私は大きな可能性を感じています。このブランドを通じて、赤ちゃんと家族が幸せに暮らすための地球環境づくりに貢献できると信じています。同時に、子どもたちが安心できる未来への希望を日本中に広げていきたいですね。

ロンパースなどのベビー服が1着販売されるごとに、1本の木を植樹する取り組みを行っています。

今後を担っていく子どもたちが暮らす世界に、今よりもっと自然豊かであると良いと考えて1着につき、1本植樹しています。

また、ギフト商品といえば豪華なラッピングがイメージされると思うのですが、有限会社ジェークでは、ギフトラッピングであってもプラスチックフリー包装を採用し、過剰製造も行わない環境に配慮した商品になっています。

過剰包装・過剰製造を行わない自然に配慮した商品を通じて、赤ちゃんの誕生を祝うと同時に、子どもたちが生きていく未来の地球を守る意識が日本中に広がっていくことを期待しています。

これにより、環境保護への意識向上と具体的な行動の促進が社会で進むと考えています。

生まれたベビーが暮らす未来の世界のために

現在事業やサービスを展開している中での課題や問題点がありましたらお聞かせください。また、どのよう に解決しているのでしょうか。

盛さん:

輸入ビジネスは日本にとって不可欠ですが、同時に課題も抱えています。

主な問題点として、輸送時の炭素排出量の削減と、過剰在庫を持たずに適正量でサービスを継続することが挙げられます。これらの課題に対し、私たちは環境に配慮した商品選択と在庫管理の最適化に取り組んでいます。

「リトルレン」のような環境配慮型商品を積極的に取り扱うことで、輸送による環境負荷を相殺する努力をしています。また、需要予測の精度を高め、適切な在庫量を維持することで、無駄を最小限に抑える取り組みを行っています。

最後に、今後どのように事業やサービス展開していくのか、展望をお聞かせください。

盛さん:

今後も「人と環境に役立つ仕事」というモットーを軸に、サステナブルな商品やサービスの拡充を目指します。特に、「リトルレン」のような環境保護と社会貢献を両立させた商品の取り扱いを増やしていく予定です。

また、デジタル技術を活用しつつも、人々の心に響く温かみのある贈り物文化を推進していきます。さらに、地域社会との連携を強化し、地元経済の活性化にも貢献していきたいと考えています。

これらの取り組みを通じて、人々の絆を深め、環境にも配慮した持続可能なビジネスモデルを確立していくことが、私たちの展望です。

私の夢は、生まれてきた赤ちゃんが美しい地球で生きていける未来を作ることなので、この素敵な贈り物の輪を皆さんと一緒に広げていきたいと考えています。一つ一つの小さな行動が、やがて大きな変化を生み出すと信じています。

環境保護と次世代への希望。この二つを結びつけることが、私たちの使命だと考えています。私たちの行動が、未来の子どもたちの笑顔につながると信じて、より良い未来を作り上げていきたいと考えています。

お話を伺って、未来を担っていくベビーたちに今ある自然をさらに豊かにして引き継ぎたいという気持ちが更に高まりました。

貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

関連リンク

有限会社ジェーク公式サイト:https://jakeimport.com/

クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/784717/view