NUWORKS株式会社
NUWORKSは、営業職に特化したシェアオフィスを東京、福岡、大阪の3拠点で展開しています。シェアオフィスとしての場所の提供だけではなく、ビジネスマッチングやツールや販売商品の提供など入居企業の事業を加速させるための様々な支援を行っております。
introduction
NUWORKSは、営業特化型のシェアオフィスを展開する会社で、東京に続いて福岡、大阪と拠点を広げています。そんなNUWORKSでは新たに「SDGsのすすめ!」というサービスを開始しました。
今回は「SDGsのすすめ!」に関する内容から、会社の進める取り組みまでを担当者の方に伺いました。“営業”に対する熱い思いはもちろん、SDGsの実現を通して社会を変えたいという気持ちも、ひしひしと伝わってきました。
営業力が強みの「NUWORKS」が展開する「SDGsのすすめ!」への想い
–まず、NUWORKSの事業内容について教えてください。
NUWORKS:
当社の主な事業内容は、営業職・営業会社に特化したシェアオフィスです。東京・福岡・大阪の3拠点で展開しており、入居者は、フリーランスで営業をしている方、従業員が10人程度の小規模な営業会社から100人規模の会社までさまざまです。
–営業特化型のシェアオフィスをメイン事業としてやられている中で、今回新たに「SDGsのすすめ!」を始められました。「SDGsのすすめ!」について、どのようなサービスなのか教えていただけますか。
NUWORKS:
一言で言うと“SDGsを有名タレントと一緒に推進していきましょう”というサービスです。
サービスの利用者である企業は、月額で使用料を払っていただくことで、ryuchellさんのの肖像画像をPRや販促に使えるようになります。
–利用する企業にとって、どのような効果がありますか?
NUWORKS:
短期的なメリットと長期的なメリットがあります。
まず短期的なメリットとしては、我々が用意している素材は、Web広告や資料、採用ページなどでの使用を想定しており、クリック率やコンバージョン率の向上につながることです。例えばバナー広告の場合、タレントが使われているものとそうでないもので、数値にかなり差が出ます。
実際利用していただいている企業さんでも、コンバージョン率が約3倍になったという嬉しい報告がありました。
ちなみに通常、有名タレントを広告に起用する場合のコストとしては、年間で1,000万~5,000万円ほどが相場です。対して、当社のサービスは月額約30万円で肖像画像を利用できるので、その面でもメリットがあります。
長期的なメリットとしては、企業がSDGsへの取り組む第一歩を進めることができることです。企業の取り組みとして一番わかりやすいもののひとつに、SDGsに関する活動をしている方々への支援が挙げられます。そこでryuchellさんには、子ども食堂にて、規格外で売り物にできない野菜を使って、出身地である沖縄の料理を作ってもらう計画を立てています。つまり、我々のサービスを利用することは、この活動を支援することにもつながるのです。
他にも、採用や社内のモチベーションアップにもつながります。肖像画像は、採用ページや社内資料にも利用できるため、学生へのイメージアップに、既存の社員にとっては「うちはSDGsに貢献している」「有名タレントを起用している」といったインナーブランディングの効果があります。また、社員に対してSDGsの啓発も期待できると考えています。
中小企業がSDGsに取り組むきっかけづくりをしたい
このような宣伝サービス以外にも、簡単なアンケートに答えることで、自社の立ち位置を把握できる「SDGsスコア」を算出するサービスを提供しています。
–「SDGsスコア」について、もう少し詳しくきかせていただけますか。
NUWORKS:
自社のSDGsに関する取り組み状況(非財務情報)を見える化するための、スコアリングサービスです。簡単なアンケートに答えていただくと、「環境管理◯点」「ダイバーシティ◯点」といったスコアが算出されます。
近年、スコアリングサービスは広がりを見せていますが、回答すべき質問数が多く、時間と労力がかかるものがほとんどだと思います。これは中小企業にとって、かなりハードルが高いものです。対して我々が提供するスコアサービスは、1〜2時間で回答できます。
その分、結果も簡易的にはなってしまいますが、自社のスコアを外部機関にも示せるようになる点で、企業にとって大きなメリットになると考えています。
さらに詳細なスコアを知りたい場合は、通常のスコアリングも用意しています。アンケートの数は多くなりますが、より本格的に算出したい場合に使っていただけます。
今後、SDGs重視の流れはさらに加速していくはずです。大企業は仕入れ先・発注先がSDGsに取り組んでいるかも配慮するようになってくると思うんです。中小企業も取り組みを始めないと、取引が減ってしまうリスクがあり、それを抑えるためにも、スコアサービスは重要な役割を担うと考えています。
SDGsを通して営業のイメージ・社会を変えたい
–では続いて、NUWORKSさんのSDGsへの取り組みについて教えてください。4月から「NUWORKSとSDGs」と銘打って、5つのテーマの取組みをはじめたと伺っています。1つずつお話しいただけますか。
NUWORKS:
まず1つ目が「世界のあらゆる人が働くための制度、教育」です。
当社の代表は「営業の仕事は、学歴・国籍・性別は関係なく、やる気さえあれば結果が出る仕事」と考えています。NUWORKSでも事業の一環として、学歴・国籍・性別にとらわれずに仕事のあっせんや人材登用を行っており、今後もこの方針で推進していきます。
また、ワークライフバランスを重視した働き方を推進中です。今後は上場も目指しているので、労働条件などはクリアにするよう心掛けています。
–2つ目の「持続可能なパートナーシップの構築」についてご説明ください。
NUWORKS:
営業職は特にそうなんですが、瞬間的な利益は作りやすいんです。ただ、持続的に会社を成長させることを考えると、自分だけが利益を出すだけではいけません。持続可能な形にするためにも、様々な業種の企業とパートナーシップを組んでいこう、ということです。
パートナーシップを結ぶことは、様々な領域の知見を取り込むことができます。お互いにメリットのある「三方良し」の精神でやって行きたいと考えています。
–提携会社が多いのはこのような方針からだったんですね。3つ目は「スポンサーを通じて地域社会に貢献する」はいかがでしょうか。
NUWORKS:
当社はメインの事業であるシェアオフィスを、東京に続いて福岡と大阪にも展開しています。それぞれの地域に貢献することも、企業の責任の一つと考えています。
そこで、地域経済にも影響のあるスポーツ支援を行っています。具体的には、アビスパ福岡株式会社とオフィシャルパートナースポンサー契約を結び、アビスパ福岡や地域スポーツ振興と発展のためのサポートを行っています。
また「無限水」という空気中の水分から飲料水を作り出すウォーターサーバーがあるのですが、これを提供するENELL株式会社と資本業務提携をしました。これは災害対策としても優れているので、自治体や地域企業に営業を通して広めていきたいと考えています。
–4つ目は「学生が経営できる環境づくり」ですね。
NUWORKS:
こちらは、まさに今プロジェクトを進めているところで、大学生のうちに起業する方の支援を行います。
学生起業には赤字や場所の問題など、様々なリスクがあるんです。そこで、例えばシェアオフィス代を無料にしたり、ノウハウを提供するなどして、当社が支援していければと考えています。
当社はやはり「営業」が強みなので、営業関連の起業を目指す学生を支援する予定です。日本の経済成長にもつながることだと思います。
–では最後に、5つ目の「社会に必要とされる産業、革新的技術を支援」についてお願いします。
NUWORKS:
まず私たちの根本に「自分たちの強みの一つは営業力」という考えがあります。
社会を前に進めていくうえで求められる、サービスや仕組み。これらを営業のプロとして販売することや、さまざまなパートナーシップを組んでいくことで支援していこうと考えています。
–近年、他企業と手を結ぶハードルが低くなっていると感じています。このような考え方がさらに広がると、よりよい社会につながっていきそうです。取引先や関係者の反応はどうですか。
NUWORKS:
望ましい未来を創るために、必要なものを必要なタイミングで必要な人に届けるのが営業の仕事です。社会を未来に進めるために働いているということは、取引先や関係者の意欲につながっている実感があります。
社会全体の成長を目指して
–では最後に、NUWORKSさんの今後の展望をお聞かせください。
NUWORKS:
まず、持続的に成長していく会社でありたいと考えています。そのためには自社だけが“勝つ”ことではなく、社会全体がどう成長していくかといったことや、社会の中での我々の役割をしっかり見定め、立ち位置を作っていきます。
そしてこれらの取り組みをPR的側面ではなく、実態として、意味のある形で前に進めていきたいと考えています。
–最後に力強いお言葉を聞かせていただきました。本日はありがとうございました。
取材:大越
執筆:カナタ
NUWORKS株式会社:https://nuworks.site/