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地方創生SDGs官民連携プラットフォームについてご紹介

地方創生SDGs官民連携プラットフォームをご存じですか?

このプラットフォームは、地域が抱える課題を解決し、SDGs達成を目指すための官民連携の場です。

地方の特色を活かした優れた取り組みが全国で進められており、その成果は多くの人々に希望を与えています。

地域発のSDGs推進事例から、私たちの未来を共に考えるヒントを探ってみましょう。

地方創生SDGs官民連携プラットフォームとは

地方創生SDGs官民連携プラットフォームは、内閣府が設置した官民連携の場で、SDGs(持続可能な開発目標)の国内実施を促進し、地方創生につなげることを目的としています。

このプラットフォームでは、地域が抱える課題を登録し、民間団体や専門家から解決策を提案してもらう仕組みを提供。

官民協力で地域課題に取り組むための広範なステークホルダーとのパートナーシップを深める場です。

活動内容は主に3つに分類されます。

  1. 普及促進活動
    会員が主催するイベント情報の共有や後援名義の使用が可能で、知識の普及や関係者間の交流を促します。
  2. マッチング支援
    課題を持つ地域と解決策を持つ団体をつなぐマッチングイベントや、登録された情報を基にした個別支援を行います。
  3. 分科会開催
    会員提案に基づき分科会を設置。共通課題の検討や異分野連携を進め、新しい地方創生事業の創出を目指します。

地方が抱える課題を共有し、多様なプレイヤーと連携することで、持続可能な地域社会の実現をサポートする仕組みです。

登録企業の取り組み紹介

では、地方創生SDGs官民連携プラットフォームに登録している企業はどのような取り組みを行なっているのでしょうか。

株式会社離島未来ラボ

株式会社離島未来ラボ(略称:リトラボ)は、宮古島を拠点に地域の未来を創造する活動を行うチームです。

宮古島出身者や移住者、東京のクリエイターなど、多様な視点を持つメンバーが集まり、島の価値を見つけ出し、それを磨き上げる取り組みを進めています。

主な活動には、地域ブランドの研究・開発、農業プロジェクトの推進、カフェ運営が含まれ、島の資源を最大限に活用した持続可能な地域づくりに力を注いでいます。

また、宮古島市と共同で開発した広報誌「島の色」を通じて、環境・暮らし・観光の魅力を発信し、地域内外のつながりを深めています。

「この島のワンダーを探しに行こう」をスローガンに、島の未来を共に創る仲間を募りながら、地域の持続可能な発展を目指しています。

具体的な取り組み内容

離島未来ラボは、持続可能な島の未来を目指し、SDGsに基づいた多様な取り組みを行っています。

  • 働きがいも経済成長も
    宮古島ならではの仕事を研究・創出し、島の資源を活用した心豊かな経済成長を追求しています。
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
    新しい産業の確立や既存産業の再構築に挑戦。特に島の可能性を最大化する技術革新に注力しています。
  • 住み続けられるまちづくりを
    宮古島市の「エコアイランド宣言」に賛同し、市民や観光客とともに持続可能な地域社会の構築を進めています。
  • つくる責任 つかう責任
    持続可能な生産・消費形態を研究し、エシカル消費を広める活動を実施。島民としての責任を果たす行動を推進しています。
  • 海の豊かさを守ろう
    島の生活に欠かせない海を守るため、緑との相互関係を重視しながら海洋環境保全に貢献しています。
  • パートナーシップで目標を達成しよう
    地域の人々や宮古島を愛する仲間と手を取り合い、長期的に続けられる取り組みを展開。

リトラボはこれらの活動を通じて、地域社会の課題解決を目指すと同時に、島の魅力を世界に発信し続けています。

株式会社離島未来ラボの基本情報

名称株式会社離島未来ラボ
代表者名大島康生
住所〒906-0306 沖縄県宮古島市下地字来間126-3
電話番号0980-79-8442
URLhttps://rito-labo.com/

まとめ

今回は、地方創生SDGs官民連携プラットフォームを紹介しました。

このプラットフォームは、地域が抱える課題を解決し、持続可能な未来を築くための官民連携の場です。

地域の特性を活かした多様な取り組みは、SDGsの達成に向けた重要な一歩となっています。

また、企業や団体の連携を通じて新たな価値を生み出す姿勢は、地方創生のモデルケースともいえるでしょう。

これからも各地で生まれる素晴らしい活動を見守り、私たち自身もSDGsへの取り組みを深めていきましょう。