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法人・個人事業者向け「アップサイダー」は審査が厳しい?評判・年会費・申し込み条件

近年アップサイダーという会社が発行している法人カード「アップサイダー」ですが、年会費永年無料、最大1.5%のポイント還元率、そして最大10億円という破格の融資上限額が注目されています。

スタートアップ企業でも申し込み可能な点や、決算書・登記簿謄本の提出が不要な点など、独自の基準を設けていることがメリットである一方、不正補償の限度額が物足りない点、法人のみが申し込み可能であり、個人事業主やフリーランスは対象外であることなどがデメリットとも言えます。

アップサイダーの審査基準、メリット・デメリット、そして申し込み条件について詳しく解説していきます。

目次

アップサイダーの基本情報

アップサイダーを発行しているのは、株式会社アップサイダーです。株式会社アップサイダーの会社概要をまとめました。

会社名株式会社UPSIDER
事業内容法人間決済サービスの企画・運営
代表者宮城徹(代表取締役)
水野智規(代表取締役)
所在地東京都港区六本木7-15-7新六本木ビル 811
設立年2018年5月14日
資本金87億9,400万円

株式会社アップサイダーは2018年設立です。設立して5年しか経過していませんが、資本金は80億円以上、累計資金調達額は600億円超えと急成長を遂げています

法人カードはメガバンクや有名カード会社も発行しており、大企業と比べると知名度は決して高くはありません。しかし、累積で600億円以上も資金調達できているのは、多くの企業から信頼されている何よりの証拠です。

後述しますが、セキュリティ面もかなり強固なので、安心して使い続けられることができます。

そのほか、基本的な機能については以下の表にまとめています。

カードブランドVISA
月会費・年会費無料
発行手数料無料
カード発行枚数無制限
融資上限額最大10億円
申し込み条件法人
必要書類本人確認(WEB)
カード発行日最短3営業日

アップサイダーは法人のみが申し込める法人カードであり、従業員・フリーランスの人は申し込めません。

続いてアップサイダーと一般的な法人カードとを比較します。

アップサイダー一般カード
月会費・年会費永年無料無料~10数万円
ポイント還元率1.0~1.5%0~1.0%
カード発行枚数制限なし数十枚程度
融資上限額最大10億円最大数十万円~1,000万円ほど
申し込み条件法人法人(個人事業主も申し込めるものあり)
必要書類本人確認(WEB)本人確認と登記簿謄本(WEBまたは郵送)
カード発行日最短3営業日
(バーチャルカードは最短即日)
1週間~数週間
支払い方式前払い・後払いの両方に対応後払いのみ
ETCカードなしあり
旅行損害保険なし付帯されているカードあり
ポイント利用次月の支払いに自動で使われるさまざまな使い方が可能

アップサイダーと一般的な法人カードを比較すると、ポイント還元率が大きく異なります。

大部分の法人カードは還元率は0.5%ですが、アップサイダーは通常で還元率1.0%、最大1.5%と破格の高さです。

融資上限額を比べると、他社の法人カードが高くても1,000万円なのに対してアップサイダーは最大融資上限額10億円と桁違いに高いのも大きなポイントです。カード発行スピードも他社を大きく凌駕しています。

一般的な法人カードの発行スピードは早くて1週間、カードの種類によっては1ヶ月近くかかってしまいます。いっぽうアップサイダーは審査に合格すれば最短で3営業日でカードが発行されます。

更にネット上で利用するバーチャルカードであれば審査通過後即時発行と驚異的なスピードです。

カード機能について細かく見ていくと、一般的な法人カードではETCカード発行可で旅行損害保険が付帯されているものもありますが、アップサイダーにはそういった昨日はありません。

また、他社の法人カードは付与されたポイントは別のポイントに交換するなどさまざまな用途に使えますが、アップサイダーのポイントは自動的に翌月の支払いとして消費されます。

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アップサイダーの審査は厳しい?申し込み条件

アップサイダーへの申し込みを検討する際に一番気になるのは、審査に合格できるかという点ではないでしょうか。

アップサイダーの審査がほかの法人カードと比べて厳しいのか、さまざまな視点から検証していくことにします。

アップサイダーの申し込み条件

アップサイダーの申し込み条件は、「法人であること」としか明記されていません。ですが、一般的な法人カードの申し込み条件と基本的に変わりないと見て良いでしょう。

想定される申し込み条件は以下の通りです。

  • 法人であること(従業員・個人事業主・フリーランスは申し込み不可)
  • 法人として安定した収益を確保している、または将来性があること
  • 企業の財務状況が健全であること
  • 申し込みする人(会社経営者)の信用情報に不備がないこと

上記条件で何かしら引っかかる項目があれば、審査に通過するのは難しい可能性があります。

審査時間は短く、即日発行も可能

通常、法人カードは審査に合格して利用可能となるまで、早くても1週間程度かかります。

一方で公式ホームページを確認すると、バーチャルカードならば最短で申し込み当日に発行、即日利用可能とあります。

その日にどうしてもお金を融資してほしいといった状況でも、アップサイダーならば十分間に合うというわけです。

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アップサイダーの法人カードのデメリット・悪い評判

全ての人が使いやすいと感じる法人カードは存在しません。

アップサイダーは他の法人カードにはない強みをたくさん持っていますが、その一方で劣っている部分や不便に感じる部分があるのも事実です。

メリットだけではなく、デメリットについても理解しておくとより有効にカードを使えます。

不正補償の限度額は2,000万円

アップサイダーを不正利用された場合、補償される限度額は2,000万円までとなっています。その一方で融資上限額は最大10億円です。

不正補償よりも融資上限額の方が大幅に上回っているので、不正利用されたお金全額が補償されないこともあるのはデメリットと言わざるを得ません。

ETCカードを発行できない

アップサイダーは非常に優れた機能を有するカードですが、残念ながらETCカードを発行できません。会社で社用車に乗るときは高速道路を使うことも多々あるでしょう。

ETCカードを発行したいのであれば、他社の法人カードで作る必要があります。

付帯保険がない

アップサイダーには国内旅行保険や海外旅行保険といった付帯保険が一切ない点にも注意が必要です。

取引などで出張が多いのであれば、別途旅行保険が付帯されているカードを持っておきましょう

ポイント還元率は高いがポイントの使い道が決まってしまっている

貯めたポイントを支払いにしか使えないことに不満を感じている口コミが多く見られました。法人カードのなかには貯めたポイントを別のポイントに交換できるものもあるため、それらと比べれば使い勝手が悪いのは事実です。

しかし、アップサイダーのポイントは自動的に翌月の支払いに使われるため、期限切れでポイントを失効することがないのはある意味メリットとも言えます。

限度額が思ってるよりも低かった・審査に通らなかった

審査には合格したものの、希望通りの限度額にならなかったといった口コミや、そもそも審査に通らなかったといった口コミが一定数ありました。

アップサイダーだけではなく、ほとんどのクレジットカードや法人カードでは審査条件について具体的に明記されていません。

したがって、希望通りの限度額になるという保証もありませんし、審査に100%合格するかどうかも事前に調べられないのが現状です。

法人カードの審査で一番チェックされるのはやはり資金面や収益です。アップサイダーはその企業の将来性をほかの法人カードよりも重要視してくれるので、新規企業でも審査に通りやすいのは事実です。

しかしお金を返してもらえない企業は融資してもらえません。アップサイダー側に融資したいと思わせるような経営方針を提示しましょう。

法人しか利用できない

アップサイダーの申し込みをしたいが法人限定であり、個人事業主では申し込めないことを不満に感じている人も一定数いました。

法人カードのなかには個人事業主や、フリーランスでも利用可能なものもたくさんあるので、そういったカードの作成を検討しましょう。

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アップサイダーの法人カードのメリット・良い口コミ

アップサイダーは、不正補償の限度額が物足りないなど、いくつかのデメリットはありますが、それを補って余りあるほどたくさんのメリットがあります。

ここではアップサイダーのメリットを以下の5つに絞って紹介します。

年会費・手数料無料

アップサイダーは発行手数料も年会費も一切かかりません。法人カードの中には年会費が10万円を超えるものもあります。

年会費が高いものはその分サービスや特典が充実していますが、カードを使い続けるにあたって年会費はどうしても負担に感じます。

年会費永年無料のアップサイダーは、気軽に作成・所有し続けられるカードです。

業界最高峰のポイント還元率が1.0%〜1.5%

アップサイダーは、ほかの法人カードと比べてポイント還元率がとても高くなっています。有名法人カードの大部分がポイント還元率0.5%で、1.0%の法人カードとなると、ほとんどがプラチナクラスです。

プラチナカードは年会費が数万円単位で発生するので、年会費を差し引けばポイント1.0%でもそこまでお得に感じないでしょう。

アップサイダーは年会費無料でありながら、ポイント還元率は 1.0%〜最大1.5%なので、法人カードでポイントを貯めたいのであれば、アップサイダーを使った方が断然お得です。

最大10億円まで使える融資上限額

アップサイダーは年会費無料でありながら、融資上限額は最大で10億円と、法人カードの中でもかなり高額に設定されています。

もちろん最大限度額である10億円まで利用枠を引き上げるためにはそれ相応の実績が必要です。しかし、審査に合格すれば最短で即日10億円を融資してもらえるというのは、企業からすれば非常に大きなメリットといえるでしょう。

追加手数料なしで無制限に発行ができる

アップサイダーは複数枚発行可能で、発行枚数に制限はありません。したがって、全社員にアップサイダーを渡して使ってもらうことも可能です。

無制限にカードを作れると言っても、年会費が発生するとカードを増やせば増やすほど年会費が増幅するので、複数枚カードを発行するのをためらってしまうでしょう。

しかしアップサイダーは永年無料なので自由にカードを増やせます。全社員に配布し、就業中に利用してもらえばポイントが一気に貯まっていくことでしょう。

カードごとに支払い先や限度額を設定できる

アップサイダーは、カードごとに限度額や支払先を自由に設定できます。

例えば、社員用と会社全体の支払用でそれぞれ発行し、社員用ば月の限度額を数十万円、会社全体用は月の限度額を1億円に設定するといった使い分けも可能です。

個別に設定しておくことで予算管理がしやすくなりますし、限度額を2,000万円以下に設定しておけば不正利用が発生しても全額補償してもらえます。

成長志向のスタートアップや起業直後の方をターゲットにしている

会社を立ち上げる際にはまとまった資金が必要になりますが、審査の際にこれまでの実績を調べられることがとても多いです。

会社を起業するためにお金を融資してもらう状況で実績を残しているところは少ないため、融資してもらうのに苦労します。

アップサイダーでも審査する時には実績を重要視していますが、企業の将来性についても高く評価しています

公式ホームページでは設立したばかりの企業でも利用可能であると明言されており、後払いではなく前払い利用も可能です。

起業直後でも審査が通った

アップサイダーの良い口コミで最も多かったのは、「起業直後でも審査に通ってお金を融資してもらえた」という意見です。

起業直後はとにかくお金が必要ですが、当然収益はありません。自己資金でお金を集めるのも限界があるため、金融機関等に融資の相談をするのですが、起業直後では実績がなく、なかなか希望通りの資金を集められないものです。

公式ホームページにもスタートアップを応援するとある通り、起業したばかりの会社であっても、将来伸びるであろうと判断してくれれば積極的にカードを発行してくれます。

さらに法人カードとしては珍しく前払いに対応しているので、先にまとまった資金が欲しいという状況で心強いカードです。

安全性がとても高い

アップサイダーは支払先を設定できるので安心して使えると、安全性を高く評価する口コミが見られました。

アップサイダーは支払先を設定できる機能を有しており、法人カードとしては当時初めての機能だったため、とても注目されました。

支払先を固定しておけば、不正利用で別の支払先を指定されても支払い自体が成立しないため、不正利用防止に繋がります。

また、支払い状況をAIと専門スタッフでチェックしており、AIが不正利用だと判断した場合は自動でカードをブロックし、使用を停止します。

全社員に配布しやすい

アップサイダーは全社員に配布しやすいといった口コミもありました。アップサイダーは永年無料で持ち続けることができます。

発行枚数の制限もないので、出費を気にすることなく好きなだけ発行できます。また、カードごとに上限額や支払先を設定できるため、社員用と会社用で上限額などを変えておけば、社員に大金を使われる心配もありません。

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アップサイダーの審査に落ちる企業の特徴・原因

アップサイダーの審査に落ちる原因はさまざまです。

審査通過率を高めるために参考にしてください。

企業の財務状況が悪い

アップサイダーは審査を通過させるかに、企業の財務状況を重視していると言われています。返済能力の高さを確認して、貸し倒れリスクを低下させるためです。

特に現預金比率やキャッシュフローなどを重視しています。コストを削減したり、商品・製品の在庫を減らしたりすると、キャッシュフローが改善するためおすすめです。

代表者の信用情報が低い

代表者の信用情報が悪ければ、クレジットカードを発行できません。信用情報では、借入状況・支払い状況・金融事故の履歴などを確認されます。

クレジットカードやローンを利用する際に、返済遅延を起こさないようにしましょう。

アップサイダーは個人事業主でも審査に通る?

個人事業主が申請しても、アップサイダーの審査には通りません。法人に対してのクレジットカード発行を業務としており、フリーランスや個人事業主を対象にしていないからです。

個人事業主やフリーランスは申し込み対象外であるため、注意しましょう。

アップサイダーの審査に落ちた時の対処法

  • 経営者の信用情報が悪い
  • 企業の財務状況が良くない
  • 起業まもない
  • 申込条件を満たしていない
  • 設定した限度額が高すぎる

アップサイダーの審査に落ちた時の対処法として、自社の財務状況を見直し、改善点を探ることが重要です。特に、現預金比率やキャッシュフローの改善に努めましょう。

また、経営者の個人的な信用情報も重要です。借入状況や支払い履歴などに問題がないか、必要に応じて確認し、改善すると審査通過に近づくでしょう。

アップサイダーは再申し込みが可能です。設定限度額の見直しを行い、企業の実績を積み、経営状況が改善したタイミングで再度チャレンジもおすすめです。

さらに、審査なしで利用できるプリペイド式の前払いUPSIDERカードを活用し、利用実績を作ることも審査通過へのポイントです。

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アップサイダーがおすすめな企業の特徴

  • スタートアップ企業
  • 急成長中の企業
  • 資金調達に課題を抱える企業
  • 高額な経費支出が必要な企業

アップサイダーは、特にスタートアップ企業や急成長中の企業にとって魅力的なビジネスカードです。従来の法人カードとは異なり、企業の実績や財務状況よりも、将来性や成長性を重視した審査を行っています。

このことから、設立間もない企業や、急激な成長期にある企業でも利用しやすいのが特徴です。

また、最大10億円という破格の利用限度額を設定しているため、大規模な設備投資や運転資金が必要な企業にも適しています。

以上のことからも、アップサイダーは従来の金融サービスでは十分なサポートを受けられなかった新興企業や成長企業にとって、強力な資金調達ツールとなる可能性があります。

アップサイダーをおすすめしない企業の特徴

  • 個人事業主やフリーランス
  • 安定した収益が確保できていない企業
  • 財務状況が不健全な企業
  • 将来性が見込めない企業

アップサイダーは法人向けのビジネスカードサービスであり、その特性から、すべての企業に適しているわけではなく、例えば、個人事業主やフリーランスの方々は申し込みの対象外となっているため、このサービスを利用することができません。

また、アップサイダーは最大10億円という高額の利用限度額を設定していますが、これは企業の財務状況や将来性を考慮して決定されるため、収益が不安定であったり財務状況に問題がある企業は、高額の利用限度額を得られない可能性が高く、サービスの利点を十分に活用できないことになります。

さらに、将来性が見込めない企業も、審査に通過できない可能性が高く、たとえ通過できたとしても、サービスの恩恵を十分に受けられない可能性があります。

アップサイダーの審査・評判に関するQ&A

ここまでアップサイダーの特徴やメリット・デメリットについて解説しました。

最後にアップサイダーの発行を検討する人の多くが抱くであろう疑問点5つをQ&A方式で回答します。

審査にどれくらいかかる?

審査に問題がなければ当日のうちに審査結果が分かります。また、バーチャルカードであれば即日発行されるので、その日のうちに利用可能です。

カードは最短でいつ届く?

カードは審査結果が出てから最短で3営業日後に指定された住所へ送付されます。

アップサイダーは安全性の高いカードなの?

アップサイダーは業界唯一の機能である「利用崎限定機能」を実装しており、決済先を限定させることが可能です。

また、独自開発のAIと専任チームが常に決済情報を確認しています。もし不正利用が疑われる支払いが発生した場合、「自動ブロック機能」が発動、カードがブロックされ、利用できなくなります。

カードが自動ブロックされた場合はユーザーにすぐ通知が届き、もし支払いが不正なものでなければユーザー側でロックを解除できます。

以上のようにカードの安全性は非常に高く、安心して利用できます。

貯まったポイントはどこで使えるの?

アップサイダーを使って溜まったポイントは、自動的に支払いに充てられるため、カードを使ってポイントを貯めれば貯めるほど、支払いの出費を減らせます

アップサイダーの与信枠はいくら?

アップサイダーの与信枠は最大10億円です。

もちろんそう簡単に10億円の与信枠が認められるわけでは有りませんが、年会費無料の法人カードとしては、与信枠はかなり高額に設定されています。

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まとめ

法人カードのひとつ、アップサイダーは株式会社アップサイダーが発行するカードです。他社の法人カードと比べて発行スピードの速さと限度額の金額が高く設定されている点で高く評価されています。

一般の法人カードは発行スピードが遅いと数週間かかりますが、アップサイダーはWEB上で使えるバーチャルカードなら最短で即時発行、その日のうちに利用できます。

そして限度額は一般的な法人カードが最大でも1,000万円程度なのに対し、アップサイダーは最大10億円と桁違いの金額です。そのほか、年会費・発行手数料無料で作成枚数にも制限がないため、簡単に全社員用に作成して配布できます。

更にポイント還元率が最低でも1.0%と高く設定されており、ポイントは自動的に翌月の支払いに使われるので、会社の経費をすべてアップサイダーでの支払いにすれば、会社全体の出費をかなり抑えられるでしょう。