ソマリアでは壊滅的な飢餓のため、50万人の子どもたちが命の危険にさらされている

ソマリアでは壊滅的な飢餓のため、2011年の飢饉のときよりも17万3千人多い51万3千人以上の子どもたちが命の危険にさらされていると、国連の人道支援者が火曜日、警告を発した。

国連児童基金ユニセフ、世界食糧計画(WFP)、食糧農業機関(FAO)は、相次ぐ干ばつ、食糧価格の高騰、紛争などで打撃を受けた脆弱なコミュニティを支援するため早急に資金援助を行うよう呼びかけ、緊急事態が収束する兆しがないことを強調した。

FAOは、対策を講じなければ飢饉が「今後数週間のうちに起こるだろう」と述べた。

国連機関は、干ばつによる死者は「発生している」とし、避難民キャンプで記録された数に比べ、支援が届きにくい農村部では犠牲者がはるかに多くなる可能性があると付け加えている。

今世紀なかった「悪夢」

2011年の飢饉の際、34万人の子どもたちが重度の急性栄養失調の治療を必要としていたと、ユニセフのジェームズ・エルダー報道官はジュネーブで記者団に語った。「現在では51万3,000人です」とも述べた。「今世紀になかった未解決の悪夢です。」

FAOによると、ソマリア全土で約670万人が今年10月から12月にかけて、深刻な食糧不足(IPCフェーズ3またはそれ以上)に耐える可能性があるとしている。

この中には、同国の三重の緊急事態によって「手ぶら」になり、飢饉に陥ることが予想される30万人以上の人々が含まれている(IPCフェーズ5)。

斃死する家畜

牧民が必死に牧草地を探していた牧畜地域では、「今、家畜がハエのように斃死していくのを目撃しています。」とソマリアFAO代表のエティエンヌ・ペーターシュミットは述べている。

ソマリア南部のベイ地域のバイドアで、飢餓によって故郷を追われた人々の危険な状況が特に気になると、ペーターシュミット氏は付け加えた。

「繰り返される警告な明らかです:今すぐ行動を起こさないと、今後数週間のうちに飢饉が起こるでしょう。」と彼は主張した。

「干ばつの状況は驚くべき速さで広がっています。複数の雨季に雨が降らない累積的な影響が犠牲となり、より多くの地区や地域が緊急レベルの食糧不安に直面しています。」

ユニセフのエルダー氏は、飢饉の再発を防ぐための抜本的な改革を求める中で、ソマリアの最悪の被災地ですでに繰り広げられている不穏な情勢について述べた。

日常的なバグが命取りに

「子どもたちはすでに死んでいっています。」と彼は語る。「私たちのパートナーの報告によると、いくつかの安定化センターは実際満員で、重篤な病気の子どもたちは床で治療を受けているとのことです。

より多くの資金があれば、より深刻な急性栄養失調の子どもたちにも、健康な若者と同じように病気を寄せ付けない強さを身につけさせることができる救命食を与えることができる。

「これはただ栄養についてではなく、栄養失調の子どもたちは栄養状態の良い子どもたちに比べて、下痢やはしかなどで死亡する確率が実際に11倍も高いのです。」とエルダー氏は述べ、最悪の被害を受けた地域ではどちらの病気も「急増している」と付け加えた。

国連の対応には、飢饉が宣言される前に最も脆弱なコミュニティに手を差し伸べ、大規模な移住を防ぐことで、より早い回復を促すことが含まれる。

FAOのピーターシュミット氏によると、人道支援は増加傾向にあり、2022年4月から6月は月平均310万人、7月から9月は月平均450万人に達したという。

WFPソマリア代表兼カントリーディレクターのエルキディール・ダロウム氏は、「2011年の死者の半分が、飢饉の宣言前に起こったことが分かっています。」と述べている。

「こうしている間にも、私達は支援が届きにくいとされる15の地域に向かっており、ユニセフと共同で、栄養と優先分野の規模を拡大しているところです。」

6月、ユニセフは、6ヶ月から59ヶ月の子どもたちのうち38万6千人が重度の急性栄養失調による治療を必要としていると報告した。「この数字は、(今日)50万人以上の51万3,000人まで増加しました。これは33%の増加です。言い方を変えると、12万7000人の子どもたちが死の危険にさらされているということです。」とエルダー氏は述べた。

この記事はUN NEWSの記事を翻訳したものです。

Original article: https://news.un.org/en/story/2022/09/1126491

公開日:2022/09/13