SDGs全体の目標を達成するには個人の力が大きな原動力となります。とはいえ、
「実際にどういうことができるの?」
「どんな方法があるの?」
「どんなことが目標達成につながるの?」
「家にいてもできることってあるの?」
このような疑問をお持ちの方もいますよね。そこでこの記事では今すぐ簡単にできるアクションを目標別に並べました。
ひとりの力が集まれば、相乗効果が生まれ、大きなパワーとなります。
それでは最初に、SDGsの基本の「き」を簡単に解説してみましょう!

目次
そもそもSDGsって何?
SDGsとは「だれひとり取り残さない」という決意のもと、持続可能な未来をつくるために今私たちが何をすべきかをまとめたものです。
環境、貧困、人権、開発、平和など世界はさまざまな問題をかかえています。
子どもたちであれば自分たちが大人になったときのため、大人であれば今日からの未来をもっと生きやすくするため、SDGsはすべての人に必要な達成目標がギュッと詰め込まれています。
17の目標・169のターゲットで構成されている

もう少し踏み込むと、SDGsは17の主要な目標と、それを達成するための169のターゲットで構成されています。
目標とターゲットを詳細に設定することで、各国や地域は自分たちの問題でもあるという意識を持つことができ、「社会」「経済」「環境」の大きな3つの分野で確実に取り組みを進められるような仕組みになっているのです。
そしてSDGsは達成状況を測ることも特徴で、毎年ランキング形式で世界各国の状況がまとめられています。次では日本の達成状況を確認しましょう。
日本のSDGsの達成状況
<日本の達成状況年度別 Sustainable Development Report>
2015年に提唱されてから今年(2021年)で6年が経過しました。
2021年の日本の順位は世界で18位と低い達成状況となっています。
Sustainable Development Report(持続可能な開発報告書)2021によると、特に目標15「陸の豊かさも守ろう」の悪化が見られます。(※1)
また、この報告書からは、ある課題が見えてきます。
今後の課題
SDGs達成のために私たちが持つ課題は、いかに「自分ごと化」に置き換えられるかです。
繰り返しになりますが、SDGsが採択されて今年(2021年)で6年です。
当初と比較して認知度は4倍、項目によっては起きている問題や解決方法も理解していると応える人は増えてきています。
一方で、課題もあります。
寄付をする、オーガニック食材を消費する、再生可能エネルギーへの投資など金銭が伴うアクションに関しては、なかなか踏み出せないと感じる人も多いようです。
- 「活動に参加したいけど自分に何ができるかわからない」
- 「経済的に余裕がなくても世界を変える行動をしたい」
そんな声から生まれたのが国連が提唱した「ナマケモノにでもできるアクション・ガイド」です。
だれひとり取り残さない、というSDGsの決意の中にはすべての人が参加できるように!という意味合いも込められているのです。
ナマケモノにもできるアクション・ガイド
国連ではすべての人がSDGsにかかわれるよう「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を推奨しています。(※2)
レベル1 ソファに寝たままできること
レベル2 家にいてもできること
レベル3 家の外でできること
レベル4 職場でできること
これは私たちはナマケモノだと言っているのではなく、力を抜きながらでも日常からSDGs達成に進んでいけるということを示しています。
とはいえもう少し積極的にアクションを起こしたい!という方に向けて、今回は私たちが目標達成のために日々の生活でできることをご紹介していきますね。
目標別!できることリスト
ではここから目標別にできることを紹介していきましょう。
記事のボリュームが大きいので、自分が興味のある目標だけを読んでいただくだけでも良いかもしれません。
目標1「貧困をなくそう」の解決に向けてできること

「貧困をなくそう」の概要
全世界で7億8,300万人の人が日本円にして1日210円未満という極度の貧困状態で生活をしています。また日本にも相対的貧困が存在し、子どもの学力や雇用にも影響がでています。
貧困の撲滅は、教育、雇用、気候変動などその他の目標達成にも関わる重要な内容です。
オンラインイベント「子どもの貧困対策情報交換」

貧困の撲滅のために、オンラインイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
例えば、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク」が主催するオンラインイベント「子どもの貧困対策情報交換」が2021年7月10日(土)に開催されます。参加費は無料、300名まで参加ができます。
イベント内容は、社会的養護経験者(ケアリーバー)の現状の把握と支援のあり方について学ぶ機会となっています。
登壇されるのは子ども・若者の尊厳と権利を重視し、その人らしい生、生活の歩みが尊重される社会福祉、ソーシャルワークとは何かを模索し研究する伊部恭子さん、『愛されなかった私たちが愛を知るまで』(かもがわ出版2013年)『子どもの未来をあきらめない』(明石書店2015年)の著者である高橋亜美さんです。
「なくそう!子どもの貧困」では参加無料の子どもの貧困対策情報交換会を不定期で開催しています。
イベント情報が知りたい!今後の活動に参加してみたい!という方は下記のリンク内のお知らせ一覧を定期的に確認してみましょう。
子どもの貧困実態のを知るための活動 LFA
貧困の現状を知るのも私たちにできる行動です。
「子どもの貧困に、本質的解決を」をミッションに掲げるLFAは、法・制度を変え、子どものあらゆる「貧」と「困」をなくす社会をつくろうとしている団体です。
LFAでは子どもの貧困の実態を多くの方に知ってもらうきっかけとしてオンラインにて、活動説明会、座談会を開催しています。
日本の子どもたちの状況を良くしたいという気持ちのある方、貧困解決に一緒に取り組める横のつながりが欲しい方はチェックしてみてください。
目標2「飢餓をゼロに」の解決に向けてできること

「飢餓をゼロに」の概要
目標2では、飢えをなくし、だれもが栄養のある食糧を手に入れられるように世界規模で農業の仕組みを変えることが求められています。
目標2のキーワードの1つに「食品ロス」があります。
食品ロスをなくすためにはまず、食の消費行動を変える必要があります。日常で始めやすい行動を3つご紹介しましょう。
肉の消費を少なく、野菜を多く食べる

毎日の食生活のなかで野菜を多く取り入れることも、私たちにできるアクションです。
世界で生産された穀物のうち、人が食べるのは全体生産量の43%、36%が家畜のエサになり、そのほかはバイオ燃料など食用以外に使われます。
家畜のエサに関しては牛肉1kg生産するには11kgの穀物、豚肉1kg生産するには7kgの穀物が必要です。
私たちが肉の消費を減らし、その分野菜を多く食べることで人が食べられる穀物の量が増え、多くの人に食糧が行き渡ります。
地産地消を心がける
地産地消は食品ロスを減らす大切なアクションです。
輸入農産物の消費を減らし地産地消を心がけることで世界の人に食材がまわり、国内農家の方々の応援にもつながります。
日本には地元野菜や食材をふんだんに使った「地産地消カフェ」が多く存在し、SNSでも#地産地消カフェでお店の検索が可能です。
例えば兵庫県淡路市にある地産地消カフェ「LOHAS CAFE(ロハスカフェ)」では地元の食材を使用し自然菜園でとれた30品目以上の野菜を使ったメニューが豊富です。
お住まい地域近くで地産地消カフェを検索しぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
自家製コンポストで家庭から出る食品廃棄物を減らそう!

自宅でコンポストを始めることで、食品廃棄物を削減できます。
飢餓の増加は気候変動による洪水や干ばつも大きな要因とされています。「飢餓をゼロに」の目標達成には気候変動の対応が必要です。
気候変動の要因はさまざまな背景がありますが、中でも私たちの家庭から出る食品廃棄物が処理される過程で温室効果ガスが発生することが報告されています。
埼玉県の調査では、廃棄物処理に伴う温室効果ガスの排出量は県内全体で約95万トン(CO2換算)、焼却施設からはその95%に当たる約90万トンが排出されていると推測されました。
廃棄物を減らすために私たちができることは食品ロス削減に加え、自宅で楽しく挑戦できる「おうちコンポスト」です。
ずぼらだからな・・・と自信のない方でもできる放置するだけで完成するコンポストの作り方をご紹介します。
ずぼらな人でもできちゃう「ほったらかしコンポストの作り方」
・ごはん
・野菜、果物
・卵の殻
・魚、肉類(ただし骨を取り除いて!)
・パン・麺
・落ち葉
・枯草
・土
※作る前の下準備
コンポスト容器がある方は容器を、畑や庭がある場合は穴を掘る
1.水を切っておく
野菜や果物は細かく切っておき、水を切っておく。水分が多いとカビや悪臭の原因となってしまいます。
2.いざコンポストに投入
下準備したコンポスト材料と土を混ぜます。水分が多すぎるとNG。逆に乾燥していると感じたら水道水を霧吹きでさっとかける。混ぜた後は土で覆われるようにします。
4.定期的(週に1度か2度)かき混ぜる
新鮮な酸素を入れて微生物の活動を助けましょう
5.1から4を繰り返し、コンポストが満タンになったら放置
コンポストが満タンになったら1ヶ月放置し熟成させます。その後半月に1度くらいコンポストの中身をかき混ぜると発酵の効率が良くなり質の良い堆肥ができます。
目標3「すべての人に健康と福祉を」の解決に向けてできること

「すべての人に健康と福祉を」の概要
目標3では、世界のすべての人々が生涯健康的で幸せな生活をおくれることをめざしています。
感染症にかからないことはもちろん、薬物乱用、アルコール依存をなくすことも求められます。
すべての人が無料で好きなときに参加できるコミュニティイベント「parkrun」

生活の中に運動を取り入れることもSDGsでは大切な取り組みです。
とはいえ運動を継続したいけどなかなかひとりでは続かない、ジムに通いたいけれど経済的に厳しい、健康維持のために運動をしたいけれど定期的に通う時間を確保できない。
そんな方も多いと思います。
そこでおすすめしたいのが、すべての人が無料で自分のタイミングで参加できるコミュニティイベント「parkrun(パークラン)」です。
parkrunの特徴は、
- 登録・参加費、ずっと無料
- 世界中(日本では25箇所)で毎週土曜日決まった場所で開催されている
- 開催日時の中で好きなタイミングで参加可能
- 決められた5kmコース内を自由に歩く・ジョギングする・観覧のみでの参加もOK
日本ではすでに25箇所が開催地となっていて、お住まいから近い場所で無料で運動を楽しむことができます。
2020年11月にスタートをした愛知県豊田市白浜公園parkrunイベントディレクターの青木宏和さんは、parkrun開催について次のように話します。(※3)
「parkrunは小さなお子さんからご年配の方まで誰もが自由に参加できる温かい雰囲気のコミュニティイベントです。今後も地域の方にとって交流の場にしていきます。」
詳細を知りたい方、自宅から一番近い開催場所を知りたい方はparkrun 公式サイトをご覧ください。
目標4「質の高い教育をみんなに」の解決に向けてできること

「質の高い教育をみんなに」の概要
生きていくために必要な知識や能力を身につけるために質の高い教育はすべての人に必要なものです。目標4の達成は子どもたちの将来の選択肢が増え、収入が安定し、生きる目的が見つかるなど人生の生きがいにつながります。
新しい教育の形。オルタナティブスクールの魅力にふれる

オルタナティブスクールの魅力に触れ、新しい教育のあり方を知ることも目標4達成のためのひとつの方法です。
多様性を理解するオルタナティブスクールの教育概念が、だれひとり取り残さないSDGsのゴールへと導く可能性があります。
オルタナティブスクールは個人が尊重され主体性を重視した教育が基本です。
モンテッソーリ教育やシュタイナー教育が一例です。
公立学校が合わない場合、また何らかの理由で学校に行けない子どもたちはオルタナティブスクールを選択してもいいでしょう。
オヤトコ発信所では日本のオルタナティブスクール一覧を紹介しています。
お子さまがいらっしゃる方、新しい教育のあり方に興味があるという方はぜひのぞいてみてください。
子どもの給食をオーガニックに!#無償オーガニック給食

オーガニックに興味がある方は、無性オーガニック給食に賛同してみてはいかがでしょうか。
世界ではオーガニック栽培や製品販売が急速に進み、日本でも2050年までに有機農業を農地の25%に増やすと発表されました。
そこで子どもたちの学校給食にも質の良いオーガニック食材を!と始まったのが「#無償オーガニック給食」キャンペーンです。
無償オーガニック給食への賛同は、「オーガニック農業の促進」「食糧自給率の向上」「新規就農による雇用拡大」にもつながります。
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の解決に向けてできること

「ジェンダー平等を実現しよう」の概要
目標5のゴールは女性と男性が同様に経済的な権利を獲得し積極的に社会に貢献できるジェンダー平等が確立された社会をつくることです。
子どものおもちゃをジェンダーフリーに!

おもちゃをジェンダーレスにしてみることで、目標5の達成に近づきます。
子どもたちが生まれて最初に受けるジェンダー不平等は、おもちゃです。
言葉が発達していない小さな幼児は自分の好きなあそびをうまく伝えられません。
男の子用、女の子用と売り場が分かれていますが、それは固定観念から生まれた勝手な判断なのです。
どんなおもちゃで遊びたいのか、どんなおもちゃに興味を示しているのか保護者はこどもたちの目線や表情をじっくりと観察してみましょう。
ご家庭にお子さまがいらっしゃる方や保育所で働いている方、また近くに子どもたちのいる環境にある方は、ぜひ子どもたちの声なき声に耳を傾けてみてください。
そうすることで、将来就きたい職業や夢の幅が広がる可能性があります。
「教えてくれてありがとう」その言葉がマイノリティ理解への第一歩

「打ち明けてくれてありがとう」
性的少数者の方が自らのマイノリティを告白した際、打ち明けてくれたことに対して感謝の意を述べることが、ジェンダー理解の第一歩だと日本のトランスジェンダーである西原さつきさんは話します。(※4)
西原さんは男性の体で生まれ、女性として生活をするために26歳のときにタイで性別適合手術を受け、今は女性として生きています。
ジェンダー平等の社会を実現するには私たちが性的少数者の方々を個性として前向きに捉えることが重要です。
生きにくさを感じているのは女性に限ったことではありません。ありのままの自分をすべての人が出せる社会を目指すことがジェンダー平等につながります。
目標6「安全な水とトイレを世界中に」の解決に向けてできること

「安全な水とトイレを世界中に」の概要
世界で起きている水不足は全世界の40%の人に影響を与えています。すべての人が安全な水を確保することで健康維持にかかわり、持続可能な環境づくりにつながります。
今日食べたものは水がどれだけ使われたか知ってる?自動計算ツールを使うとおもしろいほど水の消費がわかる!

日々の生活に必要なものがどこからやってきて、どのくらいの資源が使われているかを知ることから始めてみましょう。
そのために有効なのがバーチャルウォーターです。
環境省の調べでは、
- 1kgのとうもろこしを生産するには1,800リットルの水が必要
- 牛肉1kgを生産するには2万リットルの水が必要
とされています。
環境省のバーチャルウォーター自動計算機では昨日食べたもの、今日食べたものにはどれだけの水が消費されたかを知ることができます。
日頃の節水対策で年間18,000円の節約になる!今すぐ始めるべき2つの方法
日々の節水を心がけましょう。
水の無駄遣いをなくすには日常生活のルーティンから変える必要があります。
こまめに節水対策を行えば節約がかない、経済的にも助かるかも。今からできる2つの方法をご紹介します。
顔を洗うとき、歯磨きするとき、食器を洗うときに蛇口を開きっぱなしにしていませんか。
蛇口をこまめに閉めることで年間75,000リットルの節水、金額換算すると年間18,000円の節約になります。
フライパンについた油、お皿についた油をそのまま水で洗おうとしてもすぐには取れず、結果水をたくさん使って洗うことになります。油を流すことは環境にもよくありません。
あらかじめキッチンペーパーで油をできるだけ拭き取っておけば節水にもなりますし大量の洗剤を使わず経済的です。
目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の解決に向けてできること

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の概要
世界の10億人が電気のない生活をしています。目標7のポイントはすべての人が電気を使えるようにすることに加え、地球環境の保全の両立が求められます。
私たちが最初にすべきことは、省エネ対策とエネルギーの無駄遣いをなくすことです。
オフグリッドなスマホ生活を楽しんでみる

とはいえ、すべての電気を切ってしまうのはなかなか難しいもの。
そこでおすすめしたいのが、スマホを自家発電機で充電してみることです。
ちなみに筆者一押しの自家発電機は持ち運び可能なポータブル発電機・スマートタップというもの。車の荷台に収納できるコンパクトサイズなのでアウトドアにも大活躍です。
ここで自宅で自家発電に取り組んでいる方に、その魅力を聞いたところ次の応えが返ってきました。
「コンセントを差せば簡単に得られる電気、大事に使おうと思えるようになったんだ。
スマホ充電をするのに何ワット電気を使っているのかエコが数値化できることで、自分の生活で必要なエネルギーがわかったし、それをするためにはこのエネルギーをどうやって作るかを考えるきっかけとなったね」
当たり前のようにコンセントから供給される電気、届くまでに誰がかかわりどう作られるのか、電気は当たり前ではない、ということを知るには自らが作ってみることも手段のひとつですね。
自家用車の代わりに歩いたり自転車に乗る

私たちが手身近に始められることはエネルギー放出を少しでも減らすことです。
足腰に問題がない、という方は自家用車の使用を減らしなるべく歩いたり、自転車に乗ったり、駅周辺に住んでいる方は公共交通機関を利用することを心がけてみましょう。
一般的なガソリン車の場合、年間10,000kg走行すると仮定して、二酸化炭素排出量は1年間で約2,300kg、人間7人分の呼吸による排出量に相当します。(※5)
通勤時間を自転車に変えてみる、というのもひとつの手ですね。目標3「すべての人に健康と福祉を」も同時に叶えることができます。
目標8「働きがいも経済成長も」の解決に向けてできること

「働きがいも経済成長も」の概要
「働きがいのある人間らしい仕事」は1999年に国際労働機関で提起されました。すべての人が人間らしい仕事につくには、社会の仕組みを学ぶこと、有給休暇をしっかりと取得すること、エシカル企業を応援することがポイントです。
経済と余暇はつながっている。映画「マイ・プレシャス・リスト」から学ぶ働きがいと生きがい

働きがいや経済成長に関する映画を見て理解を深めるのも私たちにできるアクションです。
例えば、映画「マイ・プレシャス・リスト」はアメリカ・ニューヨークを舞台にハーバード大卒のしヒロインが本質的な幸福を求めて「幸せになるためのリスト」を作るところから始まります。
リストには「デートにでかける」「子どものころ好きだったことをする」など10項目。
それぞれの項目を達成するごとに主人公は働きがいと生きがいを見つけていきます。
私たちもこのような余暇の目標を作ってみましょう。
例えば、「有給休暇を取得してハイキングしてみる」「1日で5人からありがとうと感謝される行動をしてみる」等、リストに書く内容はなんでもいいのです。
経済と余暇は循環しています。ぜひ自分自身のプレシャス・リストを作り、本質的な幸せを探求してみましょう。
エシカルなお店を応援しよう。筆談カフェの魅力

エシカルなお店に積極的に通ってみましょう。
エシカルビジネスを推進する企業や個人店を応援することで、雇用問題や環境問題、社会問題を解決するきっかけになるのです。
たとえばエシカルな個人店ってどんなものがあるの?という疑問に、筆者がおすすめしたいのは「筆談カフェ」です。
筆談カフェとは「おしゃべり禁止」ではなく、音声を使わないコミュニケーションができるカフェです。筆談、ジェスチャー、手話、アイコンタクトを用いて言語ではない会話を楽しむ空間です。
三重県いなべ市に、「桐林館喫茶室」という筆談カフェがあります。
ここは聴覚障害に対するイメージを変えたいという思いから誕生したお店、聞こえないを体験して非言語への理解を深めています。
みなさまもお近くのエシカルなお店を探してみて、社会で起きている不平等を改善していきましょう。
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の解決に向けてできること

「産業と技術革新の基盤をつくろう」の概要
持続可能な開発には新しい価値を創造するイノベーションが必要です。私たちができることは、日本の技術はどんなものがあるのか、それが世界にどのような影響を与えているのかを知ることから始めてみましょう。
新しい技術が貧困地域にどんな影響を与えているか知ってみよう
先進国と開発途上国、国境を越えた技術共同開発が、貧困撲滅の解決になることを知ってみましょう。
北海道大学発、AI開発にかかわる調和技研が2019年12月にバングラデシュに「AI SAMURAI JAPAN」という開発拠点を設けました。
調和技研の中村拓哉代表取締役は現地開発に向けてこう話します。
「バングラデシュに開発拠点を設置した理由は、人材の優秀さだ。バングラデシュ発のAIでバングラデシュを豊かにしていきたい」
将来は優秀な人材がバングラデシュと日本の架け橋になってもらい、共に社会問題に取り組んでいきたいということです。(※6)
日本のAI技術が開発途上国にどんな影響を与えているか知ることで、子どもたちであれば技術者への夢が膨らみ、私たちが新技術に対する評価もおのずと高くなるでしょう。
目標10「人や国の不平等をなくそう」の解決に向けてできること

「人や国の不平等をなくそう」の概要
目標10のゴールのポイントはひとつの国の中で起きている不平等と、国同士のかかわりの中で生じる不平等をなくすことです。
私たちがまずできることは、自分が差別していないか、もしくは差別されていないかを考えることから始まります。
身の回りに差別や不平等がないか周りの人と話してみる

個人の持っている価値観の共有が差別や不平等をなくすきっかけとなります。
差別や不平等というのは受けた側が「受けた」と感じた際に発生します。
たとえば、「ワーキングマザー」や「キャリアウーマン」という言葉。
最近ではワーキングマザーを肩書きにしている方もいらっしゃいますし、人によっては嫌う方もいます。
話し手は、母親もしながら働くってすごいね!という尊敬の意を込めているのかもしれませんが、差別表現だと捉える方もいます。
そうした場合、この言葉が相手にとってどう影響を与えるかを話し合うことが、良い関係づくりのきっかけになります。
目標11「住み続けられるまちづくりを」の解決に向けてできること

「住み続けられるまちづくりを」の概要
目標11のゴールのポイントは、自分が住む地域の運営について知ること、自分がいいと都市のあり方を考えることです。道は安心して歩けるか?危険なところはないか?そうしたことを意識して周囲を見渡してみましょう。
地に足つけて、住んでいる地域を探検してみよう!実は住みやすいということが判明する真実

出典画像:KURKKU FIELDS
自分が住んでいる村や町、市の運営に関心を持つと、これまで知らなかったプロジェクトにお目にかかることができたりするものです。
千葉県木更津市に「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」は、農業、食、アート、プレイ&ステイ、自然、エネルギーの6つの顔を持つ複合施設、それぞれのカテゴリーでサスティナブルな活動を行なっています。
クルックフィールズでは季節ごとに自然の恵みを五感で楽しめるイベントが開催されています。公式サイトのイベント情報で最新イベント情報を確認することができます。
2021年7月1日からは「サマーアドベンチャー2021」(2021年7月1日(木)から9月30日(木)の期間)が開催されており、親子で楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
子どのたちの環境教育にぴったりの水辺の生き物観察会や、新鮮な野菜やハーブを使ったピザ作り体験、広大な敷地をめぐるクルックフィールズツアーなど、ワクワクする企画が満載です。
これまでは長期連休や夏休みに海外旅行や遠出を楽しみにしていたという方もおられたでしょう。
これからは身近な場所でどう楽しむかに意識を向けてみると、新しい発見が見つかるかもしれませんね。
「どんな条件で心地良いまちなる?」地域のありたい姿を書き出してみよう!
自分がいいと思う都市のあり方、村のありかたを考えてみることから住み続けられるまちづくりはスタートします。
ここで北海道下川町を例にあげてみましょう。
人口約3,300人、地域の9割が森林という下川町は人口減少率が北海道1位、過疎化が進んでいました。
役場職員と町民が知恵を絞り「住みやすい町はなんだろう?」と考えた結果、
- 移住体験(ちょっと暮らし)ができる
- 住宅購入補助制度導入
- 起業補助制度
- 車がなくても生活できる(半径1km圏内で生活できる)
等のまちおこしを行いました。
その活動が評価され、移住してくる人が急増し雇用が増えるなど、住み続けられるまちづくりに貢献したのです。(※7)
目標12「つくる責任つかう責任」の解決に向けてできること

「つくる責任つかう責任」の概要
目標12のゴールのポイントはものの循環を考えることです。たとえば使うものや食べるものがどんな原料からできているか知る、お金の使い方を勉強する、など生活の中に存在するものの生い立ちを学んでみましょう。
お金の良い循環とは?お金の持つエネルギーを考えてみよう

持続可能な未来のためには消費者教育が必要です。そのためには子どもの頃からお金の循環について学ぶことも大切でしょう。
作家でワークライフスタイリストの宮本佳実さんはお金の良い循環についてこう話します。
『お金は自分の幸せを交換できるチケット』ということを前からお伝えしていますが、あなたがお店で何かを買うという行為は、“お金”というチケットを使い、あなたが自分の“幸せ”と交換をするという仕組みです
『お金がどんどん自分のところに巡ってくる考え方とは?』宮本佳実の「#年収1000万円ガール」になるまで
私たちは毎日、どこかで誰かがつくったものを消費して生活しています。
お金を支払う際も、どこの誰が作ってどんな思いで始めたのかを知って消費をすれば、宮本さんのようなお金の良い循環を生み出すことができます。
目標13「気候変動に具体的な対策を」の解決に向けてできること

「気候変動に具体的な対策を」の概要
目標13のキーワードは二酸化炭素排出量を減らすことです。
私たちができる簡単なアクションは
- リサイクルを意識する
- 余分なエネルギーを使わない
- 自家用車ではなくなるべく公共交通機関を使う
です。
室内の温度が最大6℃下がる!グリーンカーテンを取り入れてみよう

植物の特徴を生かしたグリーンカーテンを取り入れてることは省エネとなり、経済面と環境面に良い影響をもたらします。
横浜市の調査では、グリーンカーテンがある場合、窓は約4℃、室内の床は約6℃下がることがわかりました。
グリーンカーテンを使用することで室内の熱の蓄積を抑えられ、冷房温度を極端に下げる必要がないので省エネになり二酸化炭素排出量を減らせます。
グリーンカーテンに向いている植物は、ゴーヤやヘチマ、あさがお、ひょうたんなどツル科の植物です。育てやすさではゴーヤがおすすめ。実がなれば食材にもなるのでこの夏ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
抜いていいコンセントとそうでないものを見分けるコツを伝授。今日から節電始めてみましょう。

地球温暖化を防ぐために家庭でできることは「使わないエネルギーは徹底して使わない!」という意識です。
うまく調整すれば年間4,800円以上節約できるのです。
とはいえ、冷蔵庫などの大きな電化製品は抜き差しを繰り返すと起動時の消費電力が高くなり余分なエネルギーを放出してしまいます。なんでもかんでも抜けばいいということではなくコツがあります。
自宅で抜いていいコンセントは下記がポイントです。
- 長時間使わないもの(エアコン、電気ポット、テレビを週に数回しかみない人はテレビ)
一方で頻繁に抜き差しNGのコンセントは下記の類のものです。
- 冷蔵庫(起動時の消費電力がフルパワー)
- 頻繁に使う家電(テレビ・デスクトップパソコン・全館空調システム)
テレビをなんとなくつけている、という方は「プチ脱テレビ週間」に挑戦してみてもいいでしょう。
筆者はもう1年以上テレビを観ておりません。情報過多の時代、なんとなく耳に入ってくる情報よりも、本当に必要な情報だけに集中することで物理的な節電だけでなく脳のエネルギー節約にもつながります。
目標14「海の豊かさを守ろう」の解決に向けてできること

「海の豊かさを守ろう」の概要
海の豊かさを守るには陸から出るゴミを減らすことがポイントです。私たちが今すぐできることは、使い捨てプラスチックを減らすこと、キッチン周りのものをエコなアイテムに変えることです。
ヘチマたわしが海を守る!エコな台所スポンジを使うメリット
台所スポンジを植物由来のものに変えることが海洋汚染ストップにつながります。
市販の食器洗いスポンジはほとんどがプラスチック製で、使い続けると徐々にすり減り、細かなマイクロプラスチック粒子として下水から河川、最終的に海へ流れ着き汚染物質となります。
何度も洗って使えるアクリルたわしもエコだと思われがちですが、アクリルもプラスチック仲間で立派な化学繊維。洗うたびに細かい繊維が下水に流れるため一概にエコとは言い切れません。
そこでおすすめしたいのが100%天然由来の「ヘチマたわし」です。
乾燥したヘチマは繊維が非常に細かく昔から靴の中敷や室内用スリッパ、台所スポンジとして使われ、最近では体洗い用のスポンジとしても使われるようになりました。
へちまスポンジを台所スポンジとして活用するメリットは、
- 天然繊維で環境に優しい
- 固めの繊維がフライパン焦げ汚れをごっそり落とす
- 根菜の皮にこびりついた泥を綺麗に掻き落とす
などキッチン周りで発生する日頃の困ったを解決してくれるのです。
市販スポンジの代わりにヘチマたわしを使うことで、キッチンから流れ出るマイクロプラスチックを減らすことができます。
ヘチマたわしはネット検索で簡単に見つけられますが、環境のために使うのであれば無農薬のヘチマを意識したいところです。
そこで筆者がイチオシするのは岐阜県御嵩町「みたけさいとう商店」のヘチマたわしです。
みたけさいとう商店のヘチマたわしの特徴は、
- 無農薬
- 土壌消毒不使用
- 長い一本のヘチマをそのまま販売
購入後は自宅で好きな長さにカットして使えます。
使い方次第で1本で1年以上使用可能で、使い終わっても庭に埋めたり畑に還したりとゴミになりません。
※大変人気のため現在はsold out。再販予定は2021年秋ごろとのことなのでお見逃しなく。
目標15「陸の豊かさも守ろう」の解決に向けてできること

「陸の豊かさも守ろう」の概要
2021年の日本の状況で遅れている項目がこの目標15です。私たちがまずできることはペーパーレスを心がけること、パーム油製品は持続可能なものかどうか確認すること、森林の大切さに触れることです。
森林に触れ、自然の豊かさを五感で感じる

自然の豊かさを五感を通じて好きになることが、美しい自然を後生に残したいという心の豊かさにつながります。
コロナ禍でニーズが高まったアウトドア。
屋外アクティビティやキャンプは森林に触れ自然の豊かさを肌で感じる絶好のチャンスです。
私たち人間にとっての森林は信仰の対象であり文化を伝える教育の場であり、森林浴やハイキング、キャンプなどのレクリエーションの場です。
陸の豊かさを守るには、まず実際に森林に触れ、その魅力を体いっぱいに吸収することがスタートです。
この夏から秋にかけておすすめしたいのは森林の中でのアクティビティです。
早朝に聞こえる鳥の声、川のせせらぎ、風に揺られてざわつく木々の葉、どれも心地よく心が解放されます。
自然の中で生きる意味を感じ、この地球上で私たちは生かされていることに改めて気がついてみましょう。
パーム油が使われている食品や製品を調べる

パーム油不使用の製品を選ぶ、持続可能なパーム油が使われているかを知ることで森林減少を食い止めることができます。
パーム油はアブラヤシの実から取れるオイルです。年中収穫でき汎用性が高いことから世界中で需要があります。
私たちの身の回りで言えば、ポテトチップスやカップラーメン、揚げ物の原料に使われ、原材料には植物油脂と記載されて登場しています。
このパーム油の出身地はマレーシアやインドネシアの熱帯雨林が多い地域。その地域ではアブラヤシ農園を拡大するために多くの熱帯雨林が伐採されていることが問題となっています。
私たちがパーム油の食品や製品を求めるほど、熱帯雨林は減少してしまいます。
そのために消費者である私たちができることは、
- パーム油が使われている製品を調べてみる
- パーム油不使用のものがあればそちらを選ぶ
- 持続可能なパーム油製品につけられる認証マークを選ぶ
ことから始めてみましょう。
目標16「平和と公正をすべての人に」の解決に向けてできること

「平和と公正をすべての人に」の概要
現在開発途上国で起きている紛争の原因は先進国の電子機器の普及が関係しているといわれています。すべての国が平和でいられるために、私たちは世界の紛争が起きている原因を知り、私たちが使っている製品が紛争にかかわっていないかを知ることから始まります。
使用しなくなったスマホをリサイクルしてみよう

スマホの再利用を行ったりリサイクルに出したりすることは、世界の平和を取り戻すきっかけとなります。
現代起きている紛争の原因のひとつに、先進国で使う電子機器の需要が影響しています。
武装団は武器調達のために電子機器の原料レアメタルダイアモンドを先進国に売り、アメリカ、イギリス、フランスが紛争当事者に紛争に使用する武器を売っています。
スマホの原料もまたレアメタルで開発途上国の鉱山労働者が採掘し、武力紛争の資金源となっています。
とはいえ、
「手持ちのスマホが紛争悪化に関わっている、だったらスマホを手放そう!」
というのは難しいところですね。
解決方法として有効なのは、スマホの端末リサイクル、もしくは再使用です。
端末を中古購入もしくは再使用すれば端末代がかからずお財布にも優しくなります。
国際環境経済研究所のサイトでスマホのエコな使用方法を説明しているので気になる方は下記リンクをご覧ください。
「子どもの虐待被害ほぼゼロ」のフィンランドから対策方法を学んでみよう

子どもの虐待ゼロに立ち向かう他国の取り組みを知ることで、私たちはさまざまな角度から子どもたちの人権を守ることができます。
厚生労働省の調べでは、2016年度の児童虐待相談件数は12万2,575件にのぼりました。
児童虐待は次のような内容です。
- 身体的虐待
- 性的虐待
- ネグレクト
- 心理的虐待
その一方で子どもの虐待被害がほぼゼロの国があります。それはフィンランド。
フィンランドでは子どもへの体罰は1984年に法で禁じられており、ネウボラというサポート制度が充実しています。
ネウボラはフィンランド語で「相談の場」を意味し、妊娠・出産・育児をサポートする機関です。
日本の子育て支援センターと決定的に違うのは、ひとりの保健師が継続して担当するシステムだということ。
赤ちゃんの発達や妊娠中の悩みだけでなく、父親の育児へのかかわりまでオールマイティに相談することができます。
フィンランドは世界の中でも唯一、母親より父親の育児時間が長いと言われパートナーシップにも長けていることから児童虐待被害がほぼゼロという結果につながっています。
日本でもネウボラシステムを導入している自治体が増えています。
詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の解決に向けてできること

「パートナーシップで目標を達成しよう」の概要
SDGsは、公的、民間、私たち市民がパートナーシップを組まない限り達成できません。ひとりでできる実施手段と人と協力する協働の活性化が全体をゴールへと導きます。そのためにエシカル(倫理的)に基づいたアクションが求められます。
生産者のことを考えて買い物をしてみよう

フェアトレード製品を意識して購入することが、生産者の人権を守ることになります。
消費大国とよばれる日本を含む先進国ではアジアやアフリカ、中南米など開発途上国で生産された製品がとても安く売られています。
しかし、安く販売される裏側では生産者に賃金が支払われていなかったり、健康に悪い農薬や化学物質が使われていたりと雇用環境に配慮されていません。
生産者に正当な賃金が届くシステムのフェアトレード製品を買うことで、生産者の応援や貧困解決、環境破壊撲滅につながります。
フェアトレード製品の見分け方は上記のフェアトレードマークが製品に付いていることです。
コーヒー、スパイス、チョコレート、ナッツ、フルーツ、野菜のほか、オーガニックコットンなど日用品が見つかります。
地球にやさしい融資をしているエシカル金融機関に切り替えてみよう

エシカル銀行を利用することが社会と環境に配慮した企業を応援することにつながります。
エシカル銀行とは、自分の預けているお金を環境破壊の原因となる原発などに融資していない銀行を指します。
たとえば国際NGOは、環境破壊の原因となる企業に融資している金融機関から引き上げています(ダイベストメント)。
いま、エシカル金融情報が知りたいという方のために、350ジャパンではやさしい銀行選びの情報を公開しています。これをきっかけどこにお金を預けるかを考え直してみましょう。
まとめ
今回は簡単にできるアクションを目標別にご紹介しました。
大きなことをしなければSDGsは達成できない?決してそうではありません。
もちろん、世界のすべての人がかかわることですから、日本と外国の架け橋となる行政や企業の大きな力も必要です。
がしかし、私たちがどう行動するかで企業や行政にはたらきかけるきっかけとなりますし、SNS等を利用すれば個人の声はきっと世界中に届くでしょう。
参考文献
(※1)「Sustainable Development Report 2021 の分析:SDGs進捗の世界的後退」
(※2)参考:国連広報センター
(※3)parkrun Japanより
(※4)朝日新聞 「個性として前向きに」 性的少数者が高校生を前に講演より
(※5)参考:西東京市
(※6)ジェトロ 北海道大学発AIスタートアップがバングラデシュに開発拠点を設立
(※7)北海道で暮らそう