#インタビュー

AWAKE& | 「こんなサービスがあったらいいのに」からはじまった、エシカルなライフスタイルを学べる動画視聴サービス

AWAKE&代表 濱島優里さん インタビュー

濱島 優里

1993年生まれ。慶應義塾大学商学部卒。米Bryn Mawr Collegeに留学。学生時代から環境問題に関心をもつ。新卒で株式会社サイバーエージェントに入社し、広告の営業/運用に携わる。2018年より株式会社TABIPPOにて海外政府観光局や航空会社のプロモーションを担当。持続可能で倫理的な社会作りのために誰でも体系的に学べる環境を自分で作ると決意し、2020年11月株式会社Twenty-Twoを設立。2021年よりエシカルなライフスタイルを提案するオンラインスクール「AWAKE&」を運営。

introduction

エシカルなライフスタイルを提案するオンラインスクール「AWAKE&」は、2021年にスタートしました。気候変動、食品ロス、ソーシャルビジネス、LBGTなど幅広いジャンルを、専門的な知識を持った講師から体系的に学べる動画視聴型サービスです。

今回、サービスを運営する代表の濱島さんに、事業内容や事業をはじめたきっかけ、サービスを提供する想いなどについて伺いました。

AWAKE& 3つの特徴

まずは、AWAKE&の事業内容を教えてください。

濱島さん

AWAKE&は、エシカル※なライフスタイルが学べる動画視聴型サービスです。このサービスには、以下3つの特徴があります。

  1. 1コース約15分×7回の短い動画
  2. 入会特典のプラントベースボックス
  3. 毎月届くエシカルギフト
エシカルとは

直訳は「倫理的」「道徳上」。「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」という意味で使われている。

①の特徴は、気候変動やアニマルライツなど各分野の専門家による13のコースを、いつでもどこでも好きな時間に動画視聴できることです。それぞれのコースでは、約15分の動画を全7回に分けているので、忙しい方でも通勤時間などのスキマ時間に学習できるよう工夫しています。

15分なら気楽に見られますね!

濱島さん

はい。重要なポイントを絞り、講師の皆様のご説明に補足やイラストを追加することで、はじめての方でもわかりやすいよう編集しています。

7回のテーマは多岐にわたっていますね。

濱島さん

1つの事柄についてもさまざまな要因が絡み合っているので、体系的に学ぶ必要があると考えています。たとえば気候変動1つとっても、現在の状況や原因、気候変動と畜産業との関係など多くのことが言えますよね。それをテーマごとに区切り、そして最後には「あなたが今日からできること」というテーマを入れるようにしています。

学びから行動までスムーズに移行できるよう、講座作りを工夫されているんですね!

濱島さん

はい。また、②の特徴は、入会特典として「プラントベース※BOX」をお届けしています。環境問題や社会問題を学んでいくと、菜食の重要性に気づく方も多くいます。しかし、最初は何を選んだらいいのかわからないんですよね。そこで、このBOXをプレゼントし、合わせて、その料理動画もご覧いただけます。

プラントベースとは

動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食事。主に野菜、果物、穀物、種子類、豆類、海藻類、きのこ類などを中心にした食生活。

動画だけでなく、材料が送られてきたら、はじめての方でもできそうですね!

濱島さん

そうなんです。そして、③の特徴はエシカルなギフトを毎月プレゼントしていることです。「竹の歯ブラシ」や、「プラスチックを使っていないエコな食器洗いブラシ」などのエシカルグッズをお届けしています。

エシカルギフトの1つ「オーガニックメッシュバッグ」

毎月プレゼントが届くなんてうれしいですね!

濱島さん

エシカルな商品って、まだコンビニやスーパーではなかなか売っていないんですよね。でも自分で探したり、調べたりするのはハードルが高い。だから毎月グッズが送られてくることで、エシカルなライフスタイルを実践していただけたらと思っています。商品を気に入ったら、その後自分で継続して購入されている方もいるんですよ。

はじめの一歩のハードルが、グッと下がりますね!

「こんなサービスがあったらいいのに」自身の体験からAWAKE&のサービスを実現

なぜこの事業をはじめようと思ったのでしょうか?

濱島さん

私は小学生の頃から環境問題や社会問題に関心があり、ごみの分別をしっかりしたり、なるべくプラスチックを使わないように気をつけたり、自分の身のまわりでできることを実践していました。

しかし大人になってからあるドキュメンタリー映画を見て、畜産業が地球温暖化に大きな影響があることをはじめて知って衝撃を受けたんです。それまで大好きだったお肉も、今では食べなくなりました。

そして社会問題について本や映画、インターネットなどで学んでいたのですが、情報がいろんなところにあって、1つにまとまったものがなかったんですよね。そのときに「こんなサービスがあったらいいのに」と思ったのを実現させたのが、AWAKE&です。

確かにAWAKE&のホームページを見ると、いろんなジャンルのことを一度に学べて、今までにないサービスだと感じました。サイトもすごくおしゃれですよね。

濱島さん

ありがとうございます。社会問題って、難しくてとっつきにくいイメージがあると思うんです。それを若い世代の方に「おしゃれ」「楽しそう」というイメージで、入口は入りやすいように意識しています。「自分を一歩高められる習い事」のような感覚で来ていただいて、そこから深い気づきを得られる場所になったらいいなと思っています。

AWAKE&を利用し、実践する

サービスを利用する人は、どのような人が多いのでしょうか?

濱島さん

割合としては、20代の女性が1番多いですが、10代から60代の方まで幅広くご利用いただいています。また最近は男性の利用も少しずつ増えてきて「子育てをするなかでサステナビリティについて勉強しなきゃいけないと思った」という理由で利用されるパパさんもいます。

サービスを利用した方からは、どのような感想がありましたか?

濱島さん

「ギフトが毎月来るのが楽しい」「ここまでうまくまとまっているものが今までなかったから、ありがたい」という声をいただきます。なかには「会社でSDGs勉強会を開くことを提案して、全社員に向けて話をした」という方もいました。

動画視聴から、そこまで行動に移したのはすごいですね!

濱島さん

そうですね。環境問題や社会問題って大きく考えてしまいがちだけれど、自分の身のまわりでできることって実はたくさんあるんですよね。プラントベースの料理を作って家族に紹介したり、電力を自然のものに変えたり、生ごみコンポストをしたりなど。AWAKE&のサービスを通して、自分の行動を改めて見直す方が増えたらいいなと思います。

学びだけではなく、実践することが大事ですね!

平和的コミュニケーションでエシカルを広める

今後の展望を教えてください。

濱島さん

今後は、現在13あるコースをもっと増やしていきたいです。そのなかで、平和的コミュニケーションの方法も組み込んでいきたいと思い、今勉強中なんです。

平和的コミュニケーションとはどういったものでしょうか?

濱島さん

社会問題に関して、どれだけ知識が増えてもコミュニケーションができないと難しいことがあると思うんです。たとえば、ヴィーガンとそうではない人がネット上でケンカしていることがあるんですよね。ヴィーガン同士でも、考え方の違いで言い合っている人たちもいる。方向性は同じはずなのに、意見の食い違いから争いをしてしまっています。

エシカルギフトの1つ「有機野菜セット」

これを解決するために、知識を身につけるだけではなく、伝える手段も考えなければいけないと思いました。平和的なコミュニケーションの構築や、相手に対する共感が大事ですね。

確かに、私も健康志向同士の人がケンカしているのを見たことがあります。

濱島さん

正義感が、行きすぎてしまうこともありますよね。私は「善悪」や「正しい、間違っている」という考え方に捉われすぎないことが大事だと思っています。正義の反対は悪ではなく向こう側にも、もう1つの正義があります。だからこそ、建設的な対話ができることが理想ですね。

平和的なコミュニケーションを学んで、みんなが楽しくよい世界を目指していけたらいいですね。

濱島さん

はい。ポジティブで友好的な方法でエシカルを広めていけるように、これからもがんばります。

本日は、ありがとうございました。

関連リンク

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