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マネックス証券は潰れる?評判が悪いからやめたほうがいい?将来性も徹底解説!

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マネックス証券は潰れる

マネックス証券は高評価を受けているネット証券会社です。しかし、「潰れるかもしれない」「評判が悪いのでやめたほうがいいかも」といった悪い評価があるのも事実で、複数のデメリットも指摘されています。

特に外国株の取り扱い数が少ないデメリットがあります。他の大手証券会社では6ヶ国以上取り扱っていることが多いため、米国株と中国株の2ヶ国しか取り扱っていないマネックス証券は投資しにくいでしょう。

一方で、投資信託の数が多く、分析ツールなども豊富なメリットがあります。投資信託の数が多ければ、自由に積み立て投資することが可能です。

目次

マネックス証券の基本情報

運営会社マネックス証券株式会社
口座開設数268万口座以上(2024年12月時点で2,680,616口座)
国内株取引所・東京証券取引所
・名古屋証券取引所
・福岡証券取引所
・札幌証券取引所
外国株取扱数2ヵ国(アメリカ・中国)
IPO取扱実績50社
NISA・iDeCo対応あり
クレカ積立最大1.1%
国内株式取引手数料税込55円~
ポイント投資・投資信託
ポイントサービス・マネックスポイント
・dポイント
公式サイトhttps://www.monex.co.jp/

マネックス証券はマネックス証券株式会社が運営する大手証券会社です。その主な特徴をご紹介します。

  • 国内の全ての株式市場に対応
  • ポイントが貯まりやすい
  • ロボアドバイザーが2種類ある

マネックス証券は、国内にある全ての株式市場に対応しています。他の証券会社は全て東京証券取引所に対応していますが、全ての株式市場対応なのは13社の中で8社だけというのが現状なので、東京証券取引所以外を利用する人におすすめです。

取引時などに貯まるポイントの種類は以前より減少して現在はマネックスポイントとdポイントだけですが、還元率が非常に高いので、投資をしながらポイ活をしたい人やポイント投資をしたい人にも適した証券会社です。

また、取引時にAI(ロボアドバイザー)を使うネット証券がほとんどなのですが、マネックス証券ではロボアドバイザーをON COMPASSとマネックスアドバイザーの2種類を用意しています。2種類のロボアドバイザーの特徴は以下の通りです。

ON COMPASSマネックスアドバイザー
サービス運営会社マネックス・アセットマネジメントマネックス証券
ロボアドバイザーのタイプ投資一任型(投資一任契約)アドバイス型(投資顧問契約)
運用コスト年間約0.9775%(税込)年率0.496%(税込)
最低投資金額1,000円5万円
積立額月1,000円~月1万円~
投資対象国内ETF・海外ETF国内ETF
運用方法質問に答えることで資産運用プランが提案され、その資産運用プランに応じて全自動でおまかせ運用する。運用方針を決定し、ロボットのサポートを受けながら自分で運用する。

特徴をチェックした上で自分に合ったロボアドバイザーを活用できます。

マネックス証券は不祥事があったから潰れる?悪い評判とデメリット

マネックス証券は以前不祥事があったため「潰れるのではないか」という悪い評判につながっている一面があります。

マネックス証券の運営方針や経営状態に不安や不満を抱く人による悪い評判やデメリットに挙げられている事項をチェックしてみましょう。

章の後半で不祥事の詳細も解説します。

ネット証券の中では高額な手数料

最近のネット証券会社は手数料が無料なところが多いのに、マネックスは最低でも55円かかるのがちょっと引っかかっているポイントです。他にはこれといった不満はないのですが、取引手数料だけがネックになっています。(40代・女性)

手数料が高い。他社も利用しているがそっちは手数料が無料なので比べるとやっぱりちょっと無駄が多いような気がする。取引手数料はもう少し下げてほしいと思います(30代・男性)

取引手数料が最低55円かかるのがデメリットだと思います。最低とはいえ55円毎回かかるのは無駄金なので、ちょっと他社の手数料無料の証券会社への乗り換えも考えています(20代・女性)

マネックス証券の国内取引株の取引手数料は最低額55円から発生するので、手数料がかからないメリットのある証券会社と比較して不満を訴える利用者が少なくありません。

しかし、マネックス証券の米国株の取引手数料の安さは業界でもトップクラスなので、米国株に投資する利用者に歓迎されています。

国内株と外国株のどちらにも資金を投入する利用者なら、手数料を総合的に見た場合にマネックス証券の手数料総額が最も安くなるケースもあります。

外国株の取り扱い種類が少ない

国内株より外国株に興味があるのですが、マネックス証券は米国株と中国株しかないのでやや不満です。米国株が多いのはありがたいけど、米国と中国以外の国の株も取り扱ってほしいです!(30代・男性)

外国株が本当に少ないように感じます。他の国のものも取り扱ってほしいです。他社はもう少し多いところもあるので、乗り換えなきゃダメかなと思っています(40代・女性)

外国株がアメリカと中国のみはちょっと少ないように感じます。せめてもう少し増えてくれるといいのですが、難しいのでしょうか?(50代・男性)

マネックス証券でよく指摘されるデメリットは、外国株をアメリカと中国の2カ国の分しか取り扱っていないことです。人気大手証券会社のSBI証券では9カ国、楽天証券では6ヵ国の株を取り扱っているので、そちらと比較して不満に感じている利用者が多いのです。

しかし、マネックス証券は、取り扱う数多くの銘柄のうちでも米国株式と中国株の取り扱いに特に強いことで定評があります。

2023年時点では米国株が約4,500、中国株が約2,000でしたが、2025年2月現在は米国株が5,000以上、中国株が2,500以上になっています。

米国株と中国株が順調に増え続けているので、他国の株も取り扱うようになる可能性があります。

また、現状でも米国株単体の銘柄数は国内でもランク入りするほどの数なので、米国株に投資しながら他国株が増えるのを待ちましょう。

マネックスポイントが楽天ポイントに交換できない

楽天のヘビーユーザーなので、マネックスポイントが楽天ポイントに交換×なのがものすごく不満です。楽天証券も使っているから楽天ポイントが無駄になることはないんだけど、マネックスポイントも楽天ポイントになるならもっといいのに。(20代・男性)

マネックスポイントが貯まるのは嬉しいのですが、楽天ポイントには交換できないと聞いてショックでした。ポイントといえばVか楽天だと思っていたので、ちょっと悲しいですね。(30代・男性)

楽天ポイントをメインに貯めているのですが、マネックスで貯めたポイントは楽天ポイントに変換できないらしいです。他にメインで貯めているポイントはないので、交換先に悩みます。(20代・女性)

マネックスポイントのデメリットの1つは、マネックスポイントを楽天ポイントに交換できないことです。楽天ユーザーが多いため、これに対して改善を求める声が非常に多いのです。

しかし、楽天ポイントには交換できないものの、交換できる他社のポイントサービスは充実しています。マネックスポイントから変換できる他社ポイントサービスは以下の通りです。

  • dポイント
  • Vポイント
  • nanacoポイント
  • Amazonギフトカード
  • Pontaポイント
  • WAONポイント
  • ANAマイル
  • JALマイル

どのポイントサービスも使い勝手が良いものばかりなので、楽天ポイントが交換不可でも他のポイントサービスを利用することでデメリットを払拭できます。

マネックス証券は以前行政処分を受けている

マネックス証券は使い勝手がいいって印象だけど、上司に「前に不祥事があったけれど、今は大丈夫?」と聞かれたので少し不安になりました。でも、現在は問題がないようなので引き続きマネックス証券で投資を続けます。(30代・女性)

以前とは言え金融庁から行政処分を受けていると聞いて、候補から外しました。不祥事は不祥事なので今後も絶対にないとは言い切れないですよね。(30代・男性)

不祥事がある会社は上層部が変わったりと変化していれば反省が見られますが、そのあたりも心配です。でも結構前のことで最近は10年くらい不祥事も起こしてないので、自浄作用がある会社なのかもと思います。(30代・女性)

マネックス証券の不祥事というのは、マネックス証券が2006年6月と2009年3月に金融庁から行政処分を受けたことです。

(参考:金融庁・2006年6月「マネックス証券株式会社に対する行政処分について」金融庁・2009年3月「マネックス証券株式会社に対する行政処分について」

2006年3月には「顧客の有価証券の売買などに関する管理が不公正取引の防止の上で不十分」「証券業に関わる電子情報処理組織管理が不十分と認められる」という指摘を受けて行政処分を受けました。

2009年3月には、証券取引等監視委員会に「2006年の行政処分後のマネックス証券と委託先の改善状況が充分ではない」と指摘されています。

実際に、2008年4月から半年の間に容量不足が原因のトラブルが9回生じたほか、改善報告書において「外部システム監査などを実施する」としていたのに実施していなかったことで行政処分を受けたのです。

しかし、それから10数年にわたって行政処分を受けていないため、指摘された部分は十分対策・改善されていることがわかります。そのため、2025年現在ではマネックス証券の過去の行政処分を問題視する声は少なくなりました。

「マネックス証券は潰れる」と検索されている

ネットでマネックス証券を検索すると潰れるという単語がよく出てきます。そのため会社の状態が良くないんじゃないかと思い、口座を開設しようと思いません。実際はどうなのでしょうか?良い評判や口コミを聞くまで利用できない状況です。(40代・男性)

マネックス証券を検索しようとすると、毎回潰れるとかのワードが出てきて不安になります。実際利用していて不安になることはないので大丈夫だと思っていますが、不安にはなりますよね。(20代・男性)

マネックス証券が潰れるとか言われていますが、特に利用していて不安はないです。なので、ネットの情報に惑わされなくてもいいとは思いますが、不安に思う人にとってはだいぶマイナスイメージだとは思います(30代・女性)

実際にマネックス証券が潰れるか説明している記事や検索結果が出てきますが、検索されているからといって潰れるとは限りません。

マネックス証券の2023年3月期の営業収益は、約310億円です。当期の純利益は約26億円でした。最近と比較して経営状態が大きく悪化している様子はありません。口座数も2015年以降、右肩上がりで上昇を続けています。

また、マネックス証券が潰れてもユーザーが預けている資産は基本全額返金されます。金融商品取引法により顧客から預かった資産を自社資産と区別して管理することが義務付けられており、返済の準備ができているためです。

マネックス証券利用者は潰れると検索されていても、必要以上に懸念する必要はないでしょう。

マネックス証券の良い評判とメリット

マネックス証券の良い評判とメリット

悪い評価や複数のデメリットも存在していますが、マネックス証券を利用している人からは数多くの良い評価も寄せられています。

利用者からの良い評判から確認できるマネックス証券のメリットを見ていきましょう。

投資信託の取扱数が多い

投資を始めます。SBI証券でも良かったんだけど「IPO抽選が完全に公平」って聞いたのでマネックス証券にしました。マネックス証券でも投資信託の銘柄数がSBI証券の半数以上あるって聞いたから十分!(30代・女性)

投資信託メインで利用しているので、投資信託の取扱数が多いのは本当に助かってます。もっと増えてくれたら嬉しいですが、現時点でも国内で3番目に多いってことなので嬉しいですね。(40代・女性)

ワンコインから積立投資ができるのは嬉しいです。投資信託の銘柄も多いので選ぶ楽しみもあるのが、大切ですよね。不祥事などもあったらしいですが、とりあえずマネックス証券でいきます(30代・男性)

マネックス証券の投資信託の取扱数は、国内のネット証券会社では、SBI証券・楽天証券に次いで3番目に多い銘柄数となっています。

豊富な投資信託の中では100円から積み立てていける銘柄もあるので、ワンコイン投資から投資に馴染んでいきたい」と考えている投資初心者にもぴったりです。

暗号資産CFDなど上級者向け商品も取り扱っている

株を始めてから10年経ったので、少し違ったことをしたいと思って暗号資産CFDを始めた。口座開設は少し面倒だったが、運用を始めてからは期待していたよりもいい収益が出ていて満足している。(50代・男性)

初心者向けの商品も多数扱ってますが、マネックス証券は上級者向けの金とか暗号資産の取り扱いもあります。やりたい投資ができる証券会社だと思います(40代・男性)

暗号資産に挑戦したいと思っていましたが、なかなか勇気も出なかったところマネックス証券という安心できる証券会社で取り扱っていると聞いて、口座開設しました。とりあえず金などから始めてゆくゆくは暗号資産に挑戦していきます。(30代・男性)

初心者向けと言われるマネックス証券には上級者向け投資も多数用意されているため、上級者の域に達している利用者の投資にも適しています。

上級者向け商品に該当するのは暗号資産CFD・金・プラチナ・eワラントなどで、上級者にとっては非常においしい商品なのです。

特に暗号資産CFDが取引できるネット証券会社は少なく、ネット証券会社13社のうち3社という状態なので、暗号資産CFDを始めたい人はマネックス証券で始めるのがおすすめです。

上級者向け商品のうちeワラントはまだ未対応ですが、将来的にマネックス証券でもeワラントも取り扱うことが期待されています。

分析ツールなどが便利

色々な証券会社を調べたけれど、ツールの使いやすさでマネックス証券に決めました。自分が気に入っているのは銘柄スカウター。時間がない時でも銘柄分析を短時間でやってくれるからすごく便利です!(30代・男性)

マネックス証券が独自に展開している分析ツールが意外に優秀ですね。使い勝手も良いので、投資歴の長い自分でも利用させてもらっています。(40代・男性)

マネックス証券の分析ツールは、初心者から上級者まで使い勝手が良く便利だと思います。無料で利用できるのも良くて、みんな使ったほうがいいと思います(20代・女性)

マネックス証券が提供している分析ツールは「すごく使いやすい」「無料で使えるツールの性能がすごい」といった高い評価を受けています。

たとえば、口コミで評価されているツール「銘柄スカウター」なら銘柄分析を約5分で終わらせる性能を備えています。

特に人気が高いツールとその特徴をご確認ください。以下のツールはすべて無料で利用できます。

ツール名特徴
銘柄スカウター銘柄ごとに売上高・営業利益などの情報を表示・分析
マネックストレーダー国内株式のリアルタイム取引に活用可能
MONEX VIEWグラフで保有資産全体の動きを確認可能
MONEX VISION資産の詳細分析・資産設計アドバイスを実施

これらのツールの画面の見やすさや使いやすさも、口コミに多数投稿されています。有料のツールではSNS型投資アプリ「ferci」と「フル板情報ツール」の人気が高いです。

当選確率が平等

他社でIPOチャレンジを何度かしたのですが1度も当たらないので、抽選を平等で実施しているマネックス証券に切り替えました。投資家1年生の自分でも3回目に当選したので感激しています!(30代・男性)

IPOチャレンジで外れまくって全然できないのが悔しかったのですが、マネックス証券なら平等に抽選してもらえるとのことで、マネックス証券にも口座作ってみました。ちゃんと当たるようになったので嬉しいです(20代・男性)

IPOで全然当たらないのが嫌になって、平等に抽選してくれるところを探していました。平等なのがやっぱり一番ですよね。おかげさまで何度か当たるようになったので、よかったです(30代・男性)

マネックス証券の大きなメリットという声が多いのは、IPO投資の際に実施される抽選が完全に平等なことです。

SBI証券・野村證券・大和証券などの大手証券会社もIPO投資に力を入れていますが、大半は完全平等抽選を実施していません。

抽選参加したけれど落選した場合に次の当選確率が上昇するシステムを採用している証券会社も多いのですが、複数回IPO抽選に参加するには一定以上の資金力が必要なので、その結果、資金力が低い人の当選確率がさらに低くなってしまうのです。

しかし、マネックス証券は資金力や投資歴を抽選の条件に入れず、抽選に参加した人全員が同じ当選確率です。

投資歴が浅い・多額の資金を導入できないといった弱みを持つ投資家でも好条件のIPO投資を始められる可能性が高いので、公平な抽選を望む利用者に信頼されています。

dポイントが貯まる

マネックス証券でdアカウントと連携させることで、dポイントが貯まるようになりました。普段ドコモを愛用しているドコモユーザーなので、dポイントが使える点は非常にありがたいです。これからも特典やサービスをもっと増やしてほしいです。(20代・女性)

dポイントが貯まるのは意外と助かります。メルカリとか飲食店でも使えるので、どんどん貯まると家計の足しになるので嬉しいですね。(30代・女性)

docomoユーザーじゃなきゃダメなのかと思ったら、dアカウントと連携するとdポイントが貯まるらしいです。今までdポイントは利用してませんでしたが、これを機に作ってためようと思います(50代・男性)

2024年9月よりマネックス証券での取引でdポイントが貯まり、投資信託の購入にもdポイントが使えるようになりました。証券総合取引口座とdアカウントを連携させることで、マネックスポイントの代わりにdポイントを利用できます。

さらにdアカウントと連携すると、投資信託の保有残高に対し最大0.26%のdポイントが貯まります。dポイントを活用できる点は、ドコモユーザーにとってありがたいでしょう。

1ポイント1円で、dポイントをマネックス証券の投資信託の買い付けに利用できます。期間・用途限定ポイントも利用可能です。dポイントの普及により、利用機会が広がっています。

普段dポイントを利用している方は、この機会にマネックス証券を活用してみましょう。

マネックス証券がおすすめな人

マネックス証券がおすすめな人

マネックス証券で投資をするのに適している人の特徴のうち、代表的な特徴を紹介します。

米国株式や中国株式など多数の銘柄から選びたい人

マネックス証券は外国株の米国株式と中国株の取り扱いに力を入れており、取扱数は順調に増え続けています。

国内株・外国株共に国内の証券会社の頂点ではないものの、多数の銘柄から選択したい人が満足できるだけの銘柄が揃っています。

投資信託は取扱数が多い上に購入手数料が無料で、米国株式の取引手数料も最高で22米ドルという業界でも飛び抜けた安さなので、多数の銘柄を選んだ上で取引コストを節約できるという利点もあります。

IPO投資をしたい人

マネックス証券の2025年2月時点でのIPO取扱実績は50社に及んでおり、業界でもかなりの実績を重ねています。

しかし、取扱実績にも増して魅力的なのは、IPO分配の際の抽選が完全に平等に実施されることです。投資をしたくても抽選に当選しなければIPO投資を始められません。

IPO投資をしたい人なら、抽選が公平に実施されるマネックス証券で始めることを推奨します。

株式投資が初めての人

初めての投資の際には、いきなり多額の資金を投入するのをためらうのが普通ですが、マネックス証券では株式を1株単位で購入できるワン株(単元未満株)に対応しているので、株式投資初心者にぴったりです。

一般的には株式は100株単位(単元株)で購入するので、100株単位となるとある程度まとまった資金が必要ですが、ワン株なら1株の取引が可能なので、1,000円以下やワンコイン(500円)の資金で株式投資を始められるのです。

ワン株は買付手数料が無料なので、取引コストの節約もできるという利点もあります。マネックス証券のワン株はNISA口座にも対応しているので、NISA口座内取引なら買付・売却共に手数料がかかりません。

初めて株式投資をする人にも強くおすすめできる証券会社がマネックス証券なのです。

マネックス証券がおすすめできない人

では、マネックス証券がおすすめできない人はどのような人か、解説いたします。

米国株と中国株以外に興味がある人

マネックス証券は米国株と中国株の取り扱いに強みがありますが、それ以外の国の株式の取り扱いが限られています。

米国株の取扱数は国内トップレベルですが、欧州やアジア(中国以外)、新興国市場などの株式に投資したい場合、十分な選択肢が得られないでしょう。グローバルな分散投資を目指す投資家にとっては、選択肢が不十分に感じられる可能性があります。

より幅広い国際分散投資を行いたい投資家は、他の証券会社を検討する方が良いかもしれません。

高度なチャート分析を重視している人

マネックス証券のチャートやシステムの利便性に関して、一部のユーザーから不満の声が上がっています。

テクニカル分析や高度なチャート分析を重視する場合、マネックス証券のツールが十分に機能を満たしていない可能性があります。

また、リアルタイムでの情報更新や、大量のデータを処理する際のシステムの応答速度に不満を感じているなら、より専門的なツールを提供する他の証券会社を選択することを検討しましょう。

手数料にあまりお金をかけたくない人

マネックス証券は2022年3月に手数料を引き下げ、業界最安水準になったとされていますが、一部の取引手数料が他社と比べて高めに設定されている場合があります。

頻繁に取引を行う場合や、大口の取引を行う場合は、わずかな手数料の差も大きな影響を与える可能性があります。

取引コストを最小限に抑えることを最優先するなら、より低コストの取引を提供する他の証券会社を選択することも一つです。ただし、手数料だけでなく、サービスの質や取引ツールの使いやすさなど、マネックス証券ならではのメリットも踏まえ、総合的に判断することをおすすめします。

マネックス証券とSBI証券はどっちが良い?

マネックス証券とSBI証券はどっちが良い?

マネックス証券とSBI証券はどちらも投資家に高評価を受けている証券会社ですが、どちらにも特徴があるので、投資にも向き不向きがあります。

マネックス証券とSBI証券のどちらが自分の投資スタイルに適しているのかを、両社の比較表や特徴を見てご確認ください。

ここでご紹介するのは、2025年2月に確認した情報と特徴ですが、口座開設数などは2024年末に公開されている情報が多いです。

マネックス証券
マネックス証券
SBI証券
SBI証券
口座開設数268万口座以上1,300万口座以上
投資信託取扱本数1,750本以上2,715本
米国株取扱銘柄数5,000銘柄以上5,073銘柄
外国株の取扱2カ国9ヵ国
国内株式取引手数料税込55円~無料
国内株取引所・東京証券取引所・名古屋証券取引所・福岡証券取引所・札幌証券取引所・東京証券取引所・名古屋証券取引所・福岡証券取引所・札幌証券取引所
つみたて投資枠234本250本
IPOの実績50社76社
クレカ積立最大1.1%0.5%
iDeCo28本(2024年3月時点・以降の情報なし)38本
ポイント投資・投資信託・投資信託・投信積立・国内株式
ポイントサービス・マネックスポイント
・dポイント
・Vポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALマイル
キャンペーン期間限定キャンペーンのほかお得なプログラムを実施期間限定キャンペーンの実施率が高い
ロボアドバイザーの有無と手数料・2種類あり
・手数料:月中平均額の0.33%の1/12(月額)
・あり
・手数料:残高×1.1%
株アプリ・ツール一括管理できるアプリや無料ツールが充実している投資方法ごとにアプリ・ツールが分かれている
銀行との連携多数の銀行と連携可多数の銀行と連携可

マネックス証券がおすすめな人

マネックス証券での投資をするのに向いているのは以下の項目に当てはまる人です。これらの条件が自分に向いていると感じた人は、マネックス証券で投資を始めましょう。

  • クレカ積立をしたい人
  • ポイントを貯めたい人
  • 米国株をメインに投資したい人
  • 上級者向けの投資を始めたい人
  • 自分に適したロボアドバイザーを選びたい人

マネックス証券はマネックスカードでクレカ積立ができますが、他社が導入しているクレカ積立の中で還元率が1.1%という業界では最高水準と言えるポイントが還元されます。この還元率はランクが低めのカードにも適用されるのが大きな利点です。

ポイ活をしている人は貯まるポイントの種類が少なめなのが気になるようですが、マネックスポイントはVポイント・dポイント・Amazonギフトカードなどのポイントサービスに交換できるので問題ありません。

また、マネックス証券ではクレカ積立で多くのポイントが貯まるだけではなく、キャンペーンやプログラムにエントリーすることでマネックスポイントとdポイントを効率よく貯められます。

マネックス証券の米国株の取引手数料の安さが業界トップクラスなのは冒頭で解説しましたが、買付をする際の手数料が0円なのもうれしいポイント。米国株メインで投資をしたい人にはマネックス証券がベストと言えます。

また、初心者向けと言われるマネックス証券には上級者向け投資も多数用意されています。上級者向け商品に該当するのは暗号資産CFD・金・プラチナなどで、上級者にとっては非常においしい商品なのです。

ロボアドバイザーが2種類用意されているのも利用者に好評です。基本情報の項で紹介したように、SBI証券には2種類のロボアドバイザーがあるので、自分の投資スタイルに適したロボアドバイザーを選んで便利に活用できるからです。

SBI証券がおすすめな人

SBI証券は以下の特徴を備えた人におすすめしたい証券会社です。該当する項目が多い方はSBI証券で投資ライフをスタートさせましょう。

  • 投資にまだ慣れていない人
  • 豊富な取扱銘柄から選びたい人
  • 運用コストを抑えた投資をしたい人
  • 投資信託を投資のメインにしたい人
  • 新NISA・iDeCoに関心がある人

投資初心者には、SBI証券を推奨します。SBI証券は投資初心者向けの安価なワン株も数多く扱っており、マネックス証券よりも取扱数が多いので、少額投資からスタートしたい投資初心者に向いているのです。

少額投資は売買手数料無料でスプレッドなどのコストもかからないため、手数料負けしないのも、投資初心者にうれしいポイントです。

取扱銘柄が国内トップというのもSBI証券の強みです。国内株も外国株も好きなものを選び放題なのです。

また、2023年9月から始まったゼロ革命という制度により、国内株式の取引手数料が条件を満たせば無料になるので、運用コストを節約したい人にも向いています。

投資信託をメインに運用したい人に向いているのもSBI証券です。SBI証券はネット証券の中でも特に投資信託のポイント付与率を高く設定しており、クレカ積立を投資信託買付の際に利用すると0.5%から3.0%のポイントが貯まるからです。

SBI証券の新NISAは成長投資枠および積立投資枠のどちらにも活用可能で、iDeCoは運用管理手数料が無料なので、新NISAとiDeCoを始めたい人にもSBI証券がおすすめです。

マネックス証券の手数料

マネックス証券の手数料

マネックス証券の主な手数料をまとめてみました。

項目手数料(税込)
NISA無料
取引毎手数料コース(現物取引)最低55円〜
取引毎手数料コース(信用取引)最低99円〜
米国株最低0米ドル〜
中国株約定代金の0.275%
投信・積立0円
債券0円〜
FX0円
暗号資産CFD0円
日経225ミニ38.5円

マネックス証券のNISAでは、すべての取引の売買手数料が基本無料になります。さらに、旧NISA口座での保有分の売却手数料も無料です。

現物取引手数料は約定5万円以下で55円〜になります。他の大手ネット証券会社と同程度の手数料です。

マネックス証券は、ネット証券の中で手数料が決して安いわけではありません。しかし店頭証券に比べるとかなり安い部類です。米国ETFの投資を考えている方におすすめします。

マネックス証券で投資を始める前に知っておくべき注意点

マネックス証券で投資を始める前に知っておくべき注意点

マネックス証券では、投資を始める前にいくつかの知っておくべき注意点があります。注意点も知らずに投資を始めると予想よりも手間がかかり、ストレスを感じてしまうかもしれません。

ユーザーが不便に感じやすい点を解説します。

NISAで米国株式を購入するのに手間がかかる

NISAでは、米国株式を購入するために資金振替する必要があります。資金振替の手順は、以下のとおりです。

  • 証券総合取引口座にログイン
  • My Page
  • 入出金
  • 資金振替
  • 外国株取引

上記の手順を踏めば、証券総合取引口座の資金を外国株取引口座に振替できます。

振替が完了するとMy Page→米国株・中国株→管理サイトに進み外国株取引口座にログインしましょう。ログイン後に円を米ドルに振り替えます。

米ドルへの振替完了後に「NISA口座へ資金を割り当て」クリックすると、NISA口座で米国株式を取引できるようになります。国内株よりも手間がかかりやすいです。

NISA口座で米国株式を購入するには、上記の手続きが必要で手間がかかる点を把握しておきましょう。

マネックスビットコインの利用には口座開設が必要

マネックスビットコインとは、暗号資産を対象にする差金決済取引のことです。差金決済取引では、現物資産の受け渡しを行うことなく、売買価格差が損益になります。マネックス証券ではマネックスビットコインを利用するために、証券取引総合口座以外にマネックスビットコインの口座開設が必要です。

口座開設するには、マイナンバーカードや運転免許証が必要です。また、住所を始めとした個人情報を入力しなければいけません。そのため、開設手続きが面倒と感じる方も多いです。

またマネックスビットコイン口座で取引するためには、銀行口座に入金後、証券総合取引口座からマネックスビットコイン口座に振替する手続きも必要です。

マネックスビットコインを利用する点でも手間がかかります。

銘柄スカウターは機能制限される

マネックス証券では、日本株式以外に米国株式や中国株式を分析できる銘柄スカウターを提供しています。「銘柄スカウター米国株式」及び「銘柄スカウター中国株式」はノーマル機能とプロフェッショナル機能で分かれており、プロフェッショナル機能のほうが優秀です。

ノーマル機能で2銘柄しか比較できませんが、プロフェッショナル機能では6銘柄の比較ができます。他にプロフェッショナル機能は、以下の性能を有しています。

  • キャッシュフロー推移が長く表示される
  • 四半期業績推移の表示期間が長い
  • アナリスト予想を利用できる

プロフェッショナル機能は、過去1年以内に米国株式または中国株式の取引をしていれば利用することが可能です。

ノーマル機能だと一部機能が制限されてしまうため注意が必要です。

マネックス証券の投資の始め方

マネックス証券の投資の始め方

マネックス証券で投資を始める際には、最初に口座開設を申し込まなければなりません。

口座開設はオンラインまたは郵送で申し込めます。まずは口座開設を申し込む際に必要な書類から見ていきましょう。

マネックス証券で投資開始に必要な書類

マネックス証券で投資を始めるために口座開設をする場合、オンラインでの申し込みの際に揃えておくべき書類は以下の通りです。

  • アプリで申し込む場合:マイナンバーカード
  • ウェブで申し込む場合:マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードと運転免許証
  • 郵送で申し込む場合:本人確認書類

投資開始手順・入金方法

投資を開始する場合には以下の手順に従ってお手続きください。

STEP.1
①口座開設

オンラインまたは郵送で口座開設を行います。オンラインなら申し込むと最短翌営業日に口座が開設されます。アプリで申し込む場合にはマネックス証券アプリを最初にダウンロードしてください。

オンライン申し込みに必要なマイナンバーカードまたは運転免許証+通知カードを持っていない場合は、申込フォームに申込者情報を入力して口座開設キットを発注しましょう。口座開設キットが自宅に届いたら案内の通りに必要な情報を書類に記載し、本人確認書類など請求された書類を返送してください。

STEP.2
②審査・口座開設通知を受信

オンラインでも郵送でも審査が終了すると「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」という件名が記載されたメールが届きます。メールに記載されているURLを開いて会員サービス用のログインIDとパスワードをご確認ください。

STEP.3
③マネックス証券にログイン
公式サイトまたはスマホアプリを開いてIDとパスワードを入力してログインします。初めてのログインの際にはアンケートへの回答が求められます。アンケート回答後にスタートガイドが表示され、サービスの操作方法を確認できます。

STEP.4
④口座に入金・振替

投資を始める前に証券総合取引口座か各種商品取引口座に資金を入金しましょう。各種商品取引口座には直接入金できないため、証券総合取引口座に入金して証券総合取引口座から各種商品取引口座に資金を振り替えてください。

STEP.5
⑤キャンペーン・プログラムに参加

投資開始前に、実施しているキャンペーンとプログラムをチェックし、よりお得かつ効率的に投資を始められるようにしましょう。

STEP.5
⑥投資開始

「銘柄を探す」機能で株式を検索します。検索した銘柄の価格やチャートを確認してから購入する銘柄を選択して数量と価格を指定することで注文手続きが終わり、投資のスタートとなります。

慣れていないときや不安なときはマネックス証券のロボアドバイザーなどに相談したり、ネットで初心者向けの案内記事をチェックするのがおすすめです。少額投資から始めるのも初心者向けの投資スタイルです。

マネックス証券の評判・口コミに関する疑問

マネックス証券の評判・口コミに関する疑問

マネックス証券には「潰れる」やら「やめたほうがいい」といった悪い評判があるため、マネックス証券を始めようとしている人の不安を煽っています。

評判が気になる人がマネックス証券公式サイトなどに寄せている質問を見てみましょう。質問への回答もあわせて紹介します。

マネックス証券の将来性はある?

マネックス証券に悪い噂があるのはご存知の通りですが、2025年2月時点でのマネックス証券の経営状態は安定しており、現状では倒産の危険性はなく、取り扱う銘柄の数が年々増えていることから将来性についても期待されています。

外国株式が米国株と中国株しかないことに不安を感じている人もいますが、米国株の取扱数は国内でもトップレベルの量なので、米国株を購入する分には不自由はありません。他国の株式も今後増えていく可能性があるので、将来性は充分にあると解釈してよいでしょう。

マネックス証券が潰れたらお金はどうなる?

マネックス証券の経営が破綻したり倒産したりした場合、預けていた資産がどうなるのかを心配する声も多いです。

しかし、金融商品取引法には「金融商品取引業者は顧客から預かった資産を自社資産と分別管理する」という条項があり、マネックス証券もその条項を守っているので、マネックス証券が破産しても預けた資産が失われません。

マネックス証券でも、利用者からの上記の疑問に対して分別管理を実施していると公式サイトで表明しているので、心配ありません。

マネックス証券が分別管理を怠っていた場合には、日本投資者保護基金が上限1,000万円まで保証するシステムなので、マネックス証券の倒産が心配な人は1,000万円以上の資産を預けないことでリスクを回避できます。

マネックス証券の提携銀行は?

マネックス証券と提携している銀行は以下の通りです。(五十音順)

  • auじぶん銀行
  • イオン銀行
  • 伊予銀行
  • SBI新生銀行
  • 香川銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 静岡銀行
  • 荘内銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ソニー銀行
  • PayPay銀行
  • 北都銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 楽天銀行
  • りそな銀行

以上の銀行のうち、住信SBIネット銀行とソニー銀行は口座振替契約が不要で、SBI新生銀行との即時入金サービスにおいては外貨でも入金できます。

このうち、即時入金サービスや入金サービスに対応している銀行は公式サイトでご確認ください。

マネックス証券はどこの会社?

マネックス証券を運営しているのはオンライン証券会社であるマネックス証券株式会社で、株式会社NTTドコモの子会社です。本社は東京都港区赤坂にあり、2024年12月時点で従業員が399人所属しています。

マネックス証券でトラブルが起きたらどうすればいい?

マネックス証券利用の際にトラブルが発生したときは、公式サイトのお客様サポートのQ&Aの質疑応答を確認し、そこを見ても解決しない場合にはマネックス証券のコールセンターにご連絡ください。

マネックス証券コールセンターの電話番号と受付時間は以下の通りです。

固定電話からかける場合0120-911-440(通話料無料)
固定電話以外からかける場合03-6737-1668(通話料有料)
受付時間平日8:00~17:00

米国株取引の顧客専用のサポート時間はこちらです。

米国夏時間平日21:00~翌6:00
米国冬時間平日22:00~翌7:00

米国で夏時間(サマータイム)が実施されるのは3月第2日曜日から11月第1日曜日までです。

マネックス証券でのクレカ積立の方法は?

マネックス証券では、dカードとマネックスカードによる積み立てができます。どちらも投資信託の積み立てを実施することが可能です。毎月の積立額に対して最大3.1%のポイントが還元されます。

興味がある方は利用してみてください。

まとめ

マネックス証券は国内の人気ランキングでベスト3に入っているネット証券会社です。

過去に行政処分を受けたことがありますが、ここ10数年の間の行政処分はなく、経営状態も安定しており、口座開設数・取扱銘柄数は増加の一途なので、将来性は十分にあります。

投資初心者から上級者まで安心して投資ができるマネックス証券を始めてみましょう。