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【ギフトにも】おすすめオーガニックスキンケア17選!メリット・デメリット、ナチュラルスキンケアとの違いも

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ドラッグストアなどでも取り扱いが増えた「オーガニックスキンケア」製品。

オーガニックスキンケアは、「肌をきれいにする」だけではなく、「健康になる」や「元気になる」「心がやすらぐ」など多くの効果を期待できます。また、オーガニックスキンケア製品を選ぶことで、実は世界が抱える問題の解決にもつながっています。

この記事では、「オーガニックスキンケアとは?」から、ナチュラスキンケアとの違い、メリット・デメリット、おすすめのブランドと商品、そしてSDGsとの関係についてご説明します!

目次

オーガニックスキンケアとは?

まず、オーガニックの定義から確認しましょう。

オーガニックとは

オーガニックとは、有機栽培と同じ意味で、農薬や化学肥料に頼らず、その地の土壌の持つ力と、自然の恵みを活かした農法、栽培、加工方法のことです。

オーガニックスキンケアとは、有機栽培された植物成分が主原料として使用されているスキンケアのことを指し、欧米では「植物療法」として、医療機関でも確立しているほど重宝され、深く根ざしています。

オーガニックスキンケアとナチュラルスキンケアとの違い

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オーガニックスキンケアとナチュラルスキンケアは混同されがちですが、明確な違いがあります。

ナチュラルスキンケアとは

ナチュラルスキンケアとは、自然素材、天然由来成分を使用したスキンケアです。化学合成物質の使用は最低限に抑えてあり、香料や防腐剤なども自然素材をベースにして作られているのが特徴です。

敏感肌や乾燥肌、赤ちゃんでも使用でき、肌に悩みを抱えている人が使いやすいスキンケアと言えるでしょう。

オーガニックスキンケアとの違いは原料の栽培方法に規定がないこと

ナチュラルスキンケア製品も自然素材や天然由来成分を使用しているので、肌には優しいスキンケア方法です。しかし、オーガニック製品とは違い、ナチュラルスキンケア製品は、素材の元となる栽培方法の規定はなく、農薬や化学肥料を使用して育てた素材を使用している可能性があります。

また、動植物由来成分(プラセンタ…豚や馬、セラミド…馬や牛の脊髄)が配合されているものがあり動物保護や、ヴィーガンを実践している人は注意が必要です。

【関連記事】オーガニックシャンプーおすすめ10選!普段使うものからSDGsを取り入れよう

オーガニックスキンケアのメリット

それでは、次にオーガニックスキンケアの特徴を見ていきましょう。

メリット①肌への負担が少ないスキンケアができる

植物成分が主原料となるオーガニックスキンケアは、石油由来の化学合成物質が入っていないため、肌への負担が少ないことが特徴です。また、有機栽培であることで栄養素を多く含む植物が育ち、自然の力をダイレクトに感じることができます。

メリット②肌本来の力を引き出すスキンケア

肌には、本来自ら潤う力が備わっています。しかし、肌に合っていないスキンケアをしたり、化学合成物質などの刺激によりバランスを崩すことでその力を発揮できないこともあるのです。オーガニックスキンケアは、肌本来の持つ力にアプローチし、肌本来の美しさを取り戻すことができ、使い続けることで自ら美しくなる力を高めることができます。

メリット③肌と心を一緒にケアできる

オーガニック製品のアロマ精油は、自然そのものが持つ力と深い香りを直接脳に働きかけることで、リラックス効果が期待できます。また、自然の力で心が元気になる作用もあるため、凝り固まった気持ちもほぐしてくれます。

メリット④環境にやさしい

オーガニック製品は、原料を栽培する際に農薬など化学肥料を使用しないため、環境への影響を最小限に抑えています。また、工場での製造過程や、消費者の手に渡るまでの輸送方法などにおいても、自然環境や生物へ負荷がかからないよう配慮しているブランドが多い傾向にあります。

 続いては、デメリットについて見ていきましょう。

オーガニックスキンケアのデメリット

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オーガニックスキンケアは、肌への負担が少ないなどメリットがたくさんある一方で、デメリットもあります。肌への負担を減らすためにも、デメリットも理解したうえで使用することをおすすめします。

デメリット①アレルギー反応が出る場合がある

食物と同様、アレルギー反応が出る可能性があるため、すべての人が安心して使えるわけではありません。食物や植物などのアレルギーがある人は、成分表記の確認を十分することが大切です。

デメリット②一般的なスキンケアコスメより、使い心地が劣るものもある

シリコンや合成ポリマーが入っていないため、一般的なスキンケアコスメより滑りが悪かったり、馴染みにくかったりという使い心地が劣るものもあり、丁寧に時間をかけてスキンケアする必要があります。

デメリット③なんちゃってオーガニックに注意

日本では、オーガニックの基準に統一性がなく、あいまいな部分があります。商品に1%でもオーガニック原料が入っていると、「オーガニック」と表記できるので、成分表記やホームページでの原料確認をすることが重要です。

デメリット④価格が高い

原料となる有機栽培には手間がかかります。また、抽出にも手間がかかるため大量生産することができない分、一般的なスキンケア製品より値段が高い傾向にあります。

デメリット⑤即効性はなく、ゆるやかに効果を実感

一般的なスキンケアと違い、効果を実感できるまで時間がかかる可能性があります。

デメリット⑥使い方や保存方法に注意が必要

保存料や防腐剤が入っていないため、品質が変化しやすい性質を持つため、使用期限が短い製品が多く見られます。

「使用期限は開封後1~3ヶ月」「保管は冷蔵庫」などの取り扱いに注意が必要なアイテムも。

ここまで見てきたように、オーガニックスキンケアはメリット・デメリットの両面を持ち合わせます。自身の体調や肌の調子、お財布事情と相談しながら購入を検討すると良いでしょう。次では、オーガニックスキンケアの選び方をご紹介します。

オーガニックスキンケアの選び方

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オーガニックスキンケアを選ぶにはポイントがあります。なんちゃってオーガニックと呼ばれる製品を選ばないためにも、しっかりポイントを押さえておきましょう。

認証マークがついたものを選ぶ

オーガニック製品には、判断するための認証機関があります。それぞれの機関の厳しいチェックをクリアした製品には以下のような認証マークが貼られるのです。そのため、初めてオーガニック製品を購入する場合には、マークの有無で判断すると良いでしょう。

認証マーク一覧

・ヨーロッパ…ECOCERT(エコサート)

・フランス…COSMEBIO(コスメビオ)

・ドイツ…BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)

・イギリス…Soil Association(英国土壌協会)

・イタリア…ICEA(イチュア)

・demeter

・NATRUE

・leapingbunny

注意点

オーガニックの基本的な考え方は「環境保全」です。認証されているオーガニック製品は、生態系や環境保全をするために有機栽培を広めることが目的としてあります。

そのため、認証マークがついているからといって、必ずしも肌への効果が高いというものではない点を理解しておくことが大切です。

自分の肌に合わない成分が含まれていないオーガニックスキンケアを選ぶ

アレルギー物質や、肌に合わない成分が入っていないか確認してから購入するようにしましょう。(成分表の上から5~6個目までが化粧品に含まれている主成分です。)

つけ心地と香り

スキンケアで大切なのが、心地良さです。特にオーガニックスキンケアは香りのするものが多く、つけた時に香りが好みでないと、使い続けることがむずかしいかもしれません。オーガニックは心にも響くスキンケアアイテムです。

つけ心地と香り、五感を研ぎ澄まして心地よいと感じる香り、好きなテクスチャーで選びましょう。

お店に足を運ぶ

はじめてオーガニック製品を使う場合、植物のパワーに肌がびっくりすることがあります。そのため、まずは植物エキスの割合の配合が少量のものを選択することをおすすめします。

ぜひお店で香り、テクスチャーを実感し不安なことはショップスタッフに聞き、自分に合ったものを購入するようにしましょう。

オーガニックスキンケアおすすめ17選 

使用感に個人差はありますが、この章では筆者が実際に使用したアイテムと、各ブランドのおすすめ、人気アイテムをご紹介します。

それぞれの章の見方

・商品紹介

・筆者おすすめアイテムもしくはブランドおすすめアイテム、人気アイテムの紹介

・ブランドの取り組み

・取得認証

の順番にまとめています。

※今回ご紹介しているブランドは、すべて動物実験を行っていないため、リーピングバニーやクルエルティフリーの記載は省いています。

【WELEDA】ヴェレダ/スイス

創立100年という歴史を持つヴェレダは、創業時より「人と自然の調和」を大切にするサスティナブルな考えを持つブランドです。

足りないものを補うスキンケアではなく、健康のためには身体・心・精神のバランスの調整が重要という考えのもと、ホリスティックなアプローチをしています。

また、自社農園を各国にもっているほど品質にこだわっており、独自の「ダイナミック農法」で高品質な原料を栽培しています。

【筆者おすすめ】ホワイトバーチボディオイル 100ml

ヴェレダの代名詞といってもいいほど、人気が衰えることがないホワイトバーチオイルは、グレープフルーツの爽やかな香りが心地よいマッサージオイルです。ホワイトバーチ(白樺)には、きめを整えるビタミンCを豊富に含んでいます。

手のひらで温めることで浸透力がアップし、気になるヒップやウエスト、太ももをマッサージして揉むほぐすことで引き締まったハリのある肌に導いてくれます

ブランドの取り組み

ヴェレダでは、

  • 自然原料のみ、合成保存料・合成着色料・合成香料不使用
  • 石油系原料は一切踏まない
  • フェアトレード
  • 環境保全…自然エネルギー、再生エネルギーの活用
  • 容器包装…リサイクルされた素材をできる限り使用、FSC認証された外箱の使用

といった取り組みを行っています。

オーガニック認証

・NATRUE認証

【ARGITAL】アルジタル/イタリア

創業40年となる、アルジタルはシチリア島で採掘されたグリーンクレイ(海泥)をベースに生まれたブランドです。

人の手を加えた「ダイナミゼーション」という方法で活性化された力強いエネルギーを素材に吹き込んでいます。さらに、アルジタルはイタリアで初めて防腐剤無添加の化粧品の発売し、防腐剤不使用が基本ポリシーとなっています。

【筆者おすすめ】グリーンクレイペースト 250m

シチリア島のグリーンクレイは海洋性のミネラルをたっぷり含んでいます。優れた吸着力で毛穴の古い角質や余分な皮脂を取り除き、やわらかくもっちりした素肌に導いてくれます。目元や口元を避け、クレイペーストを肌に伸ばすと、爽やかなハーブの香りが漂います。3~5分後、ぬるま湯で洗い流すとなめらかでツルンとした素肌に感動しますよ。

ブランドの取り組み

アルジタルでは、

  • 100%天然由来の素材と香り
  • 防腐剤無添加
  • Gold製法(アルジタル独自の精油の製法)
  • バイオダイナミック農法

といった取り組みを進めています。

認証

・demeter認証

・ICEA認証

・BDIH認証

【THE BODY SHOP】ザボディショップ/イギリス

ザボディショップは、1976年にエシカルでサスティナブルな化粧品として誕生しました。古くから伝承されているハーブなど、天然の植物を主原料とした製品の開発と共に、世界で起こっている社会問題にスポットを当て、問題提起のためのキャンペーンを行い、それぞれの人生をより良いものへと導くための取り組みをしています。

【筆者おすすめ】ボディバター シア 200ml

ザボディショップの名前を世に広めたアイテムのひとつ、ボディバター。保湿成分のシアバターババスオイルが配合されており、乾燥で固くなってしまった肌を柔らかくしてくれます。こっくりとしたテクスチャーは肌にのせるとバターのように溶け、肌を潤し、しっとりした肌にしてくれます。

ブランドの取り組み

ザボディショップでは、

  • コミュニティフェアトレード
  • リサイクルプラスティック,アルミの使用
  • 100%ヴィーガン対応

といった取り組みを行っています。

認証

・ヴィーガン認証

【ARGELAN】アルジェラン/日本

ドラッグストア「マツモトキヨシ」のプライベートブランドとして誕生したアルジェランは、国産の原料を使って生産されています。製造や流通を通して環境だけでなく、地方の地域活性化のために人・経済を循環させる取り組みをしています。

手に取りやすい価格なので、はじめてオーガニックを取り入れてみようと思っている人におすすめのブランドです。

【筆者おすすめ】モイストクリア スキンオイル 30ml

こちらは筆者が、何度もリピートしているほどお気に入りのオイルです。化粧水の前に使用することで、肌が柔らかくなり、化粧水が浸透するのを実感できます。また、万能オイルなのでスキンケアの最後に使用することで保湿力がアップします。サラっとしたテクスチャーはべたつきも気になりません。さらにネロリやセージの香りはほんのりと軽く香る程度なので、どんな気分の時にでも気軽に使用できます。

コスパもよく、惜しみなく使えるのもうれしいポイントです。

ブランドの取り組み

アルジェランでは、

  • 防腐効果のある植物由来原料を使用し石油由来の防腐剤を最低限に
  • 環境への配慮…原料には搾取後のユズやミカンの果皮などをスキンケア成分の核として使用
  • FSC認証の外箱の使用
  • バイオマス容器の使用

 といった取り組みを進めています。

認証

・エコサート コスモスオーガニック認証(一部の商品)

【LOGONA】ロゴナ/ドイツ

自然に逆らわないエキスの抽出方法、化学合成の防腐剤を使用せずに品質を保つ方法などの技術を生み出したロゴナ。世界で初めてオーガニック品質のメイクアップ製品を発表したのもロゴナです。また、BDIHコントロールド・ナチュラルコスメティックの運営やオーガニック第三者認証であるネイトィルー認証の設立の発起人としても活躍しています。

有機栽培された植物のエキスの抽出は自社工場でおこなうなど、品質には高いこだわりを持つブランドです。

【人気アイテム】リップクリーム キャレンドュラ 4.5g

ヒマシ油とホホバオイルをベースに、キャレンドュラ、ミツロウが配合。プロビタミンAとビタミンEが潤いを補給しながら、キャレンドュラエキスが肌をなめらかに整え肌を保護してくれます。寝る前に使用すると、翌朝にはぷるぷるに。長年使用するファンが多いアイテムです。

ブランドの取り組み

ロゴナでは、

  • リサイクル容器の使用
  • 防腐剤不使用
  • FSC認証のパッケージの使用

といった取り組みを行っています。

認証

・NATRUE認証

・BDIH認証(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)

を取得した商品を取り扱っています。 

【BAUM】バウム/日本

資生堂から誕生した新しいブランド、バウム。使うたびに深呼吸をしたくなるようなスキンケアブランドです。深い森の中を歩いているような感覚にさせるバウムは、樹々のパワーを感じ、その恩恵に感謝したくなるような気持ちにさせてくれます。スキンケアの品質だけでなく、注目されるのはビジュアルの美しさ。パッケージに使用されている木製パーツは家具製造の過程でできる端材を利用し、できるだけ自然環境に負荷をかけないようアップサイクルした材料を使用しています。

【ブランドおすすめ】ハイドロ エッセンスローション 150ml

濃密なとろみのあるローションは、桜葉エキスやカシア樹皮エキス、イチョウ葉エキスにより角層深くまで浸透し潤います。使い続けることで、ツヤと透明感のあるみずみずしい肌を実感できます。また、天然樹木などの香料を調香したモダンな香りは、森林浴をしているような贅沢な感覚を味わうことができます。

ブランドの取り組み

バウムでは、

  • パラベン・シリコン・合成着色料不使用
  • 90%以上自然由来の成分
  • 環境に配慮した容器の使用→バイオPET使用、リサイクルガラスの使用
  • FSC認証のパッケージを使用

という取り組みを進めています。

【LUSH】ラッシュ/イギリス

1995年に共同開発で設立されたラッシュは、フレッシュなフルーツや野菜や、高品質なエッセンスの使用と、ハンドメイドにこだわっています。また、エシカルで環境に配慮した企業活動をしています。また、設立当初より動物実験は行っていません。そして、動物実験をなくす運動に取り組み続けています。

【人気アイテム】パワーマスク 125g

顔にも体にも使える、パワーマスクはスクラブ入りのマスクです。カオリンという粘土鉱物が肌の余分な油を吸収し、毛穴の汚れを吸着し肌を清潔に洗いあげてくれます。また、ハチミツが入っていることで、洗いあがりはもっちり。さらにペパーミントが爽やかな香りとともに、清涼感を与え、肌を引き締めコンディションを整えてくれます。

ブランドの取り組み

ラッシュでは、

  • 動物実験をしていない会社からのみ原材料や資源のやり取り
  • フェアトレード
  • 合成保存料やパッケージは可能な限り使用しない、最小限にする
  • 原材料はベジタリアン対応

という取り組みをしています。

【Spoon Spoon】スプーンスプーン/日本

「私にいいこと」「環境にいいこと」「社会にいいこと」の3つの「いいこと」を叶える商品を作ることをコンセプトに掲げているブランドです。原料となる植物はすべて化学肥料を使わずに育てたもの。また、製造工程においても化学合成成分を排出しない方法で製造し、環境に配慮しています。

また、社会貢献のために、障がい者の就労を支える商品の売り上げの一部は慈善事業に寄付されています。

【ブランドおすすめ】国産オーガニックハーブ&ローズリペア美容液

無農薬・無化学肥料栽培の国産ダマスクローズ花水は、保湿力が高く、皮膚の水分と油分のバランスを保ち、肌本来の働きを整えることで、透明感あふれるツヤハリ肌に導いてくれます。また、肌への負担を減らすために界面活性剤を使わない2層タイプの美容液です。

ブランドの取り組み

スプーンスプーンでは、

  • 天然成分100%
  • 原料は無農薬・化学肥料不使用
  • 化学合成成分不使用

という取り組みをしています。

認証

・JOCA推奨品マーク

【trilogy】トリロジー/ニュージーランド

トリロジーは、2002年に姉妹で立ち上げたブランドです。オーガニック認証100%ローズヒップオイルはトリロジーのアイコンアイテムです。環境保護をはじめ、女性の社会的地位を向上するための支援や、募金活動に積極的に取り組んでいます。

【ブランドおすすめ】エブリシングバーム 45ml

肌の水分を調整してくれるスイートアーモンドオイルと、天然の殺菌力を持つココナッツオイルが配合されたエブリシングバームは、肌質を選ばず全身に使用できる優れものです。少し固めのテクスチャーは手で温めるとなめらかになり、肌の水分の蒸発を防ぎ、バリアしてくれます。持ち運びやすいサイズ感と、可愛いパッケージはプレゼントにも喜ばれます。

ブランドの取り組み

  • フェアトレード
  • 再利用可能なパッケージの使用
  • パラベン・防腐剤不使用
  • 環境に配慮した製造プロセス

という取り組みを進めています。

認証

・NETRUE認証

・BIOGRO認証

【amritara】アムリターラ/日本

「肌に本当に必要なモノはなんなのか?」を追求し続けているアムリターラ。植物の力「フィトエナジー」を活かした、昔ながらの農薬を使わない自然循環型農法で育った植物を使用しています。オーガニックや野生の植物をできる限り使用することで、土壌や川・海の環境を守っています

また、トライアルサイズも充実しているので、お試ししやすいブランドです。

【ブランドおすすめ】ホワイトバーチ モイストウォーター 120ml

アムリターラでおすすめなのが、水を1滴も使用していないホワイトバーチ モイストウォーターです。早春に芽吹く白樺の樹液は生命力にあふれアミノ酸やミネラル、キシリトールを含んでいます。樹液を薄めずそのまま化粧水にすることで、保湿力が高く、また余分な成分が入っていないため刺激が少なく、敏感肌の方でも使用できます。

ブランドの取り組み

  • アムリサイクル…使用済み容器を回収し、資源として新たな製品に生まれ変わらせるプロジェクト
  • 環境に配慮した容器やパッケージ…ストーンペーパー、バイオプラスチックの使用
  • フェアトレード
  • 植物のアップサイクル
  • グリーン電力100%で運営…表参道店は太陽光や風力、自然エネルギーによって発電された電力で運営
  • 植物由来の合成界面活性剤不使用

という取り組みをしています。

認証

・エコサート認証

【jurlique】ジュリーク/オーストラリア

1985年に創業したジュリークは、地球環境への影響を軽減する活動をしています。オーガニック認証自社農園を持つジュリークでは、「バイオダイナミック無農薬有機農法」で植物を栽培し、品質を管理、製造している世界でも珍しいブランドです。

また、「バイオイントリンジック製法」で独自の方法で植物のエキスを抽出し、植物の持つポテンシャルを最大限に引き出しています。

【人気アイテム】スキンバランシングフェイスオイル 50ml

洗顔後、2、3滴使用することで肌が柔らかくなり、化粧水の浸透力がアップします。オイルなのにサラっとした使用感で、ハリのある肌に導きます。おだやかな香りは肌だけでなく、心までほぐしてくれますよ。

また、お試ししやすい10ml(1,980円)もあります。

ブランドの取り組み

  • ソーラーパネルの設置で自家発電
  • 化学薬品・除草剤・殺虫剤不使用
  • FSC認証のパッケージ

という取り組みをしています。

認証

・NASSA認証(オーストラリア持続農法協会)

【FEMMUE】ファミュ/韓国

2015年に誕生したファミュは、カメリアの花をアイコンとし、「女性」を意味するFEMMEと「変化」を意味するMUEを掛け合わせた言葉です。花が持つ美しさのエッセンスで女性の変化をサポートしたいと考えているブランドです。

今まで経験したことのないテクスチャーを追求し、スキンケアする楽しみを教えてくれます。また、エコサートナチュラル認証を受けた原料を使用しています。

【筆者おすすめ】ローズインフューズド トーニングパッド 60枚入

発売されたばかりのローズインフューズド トーニングパッドは、ダマスクローズウォーターとハイビスカスエキスが凹凸のあるパッドにたっぷりしみ込んだクイックトナーパッドです。1枚で保湿、整肌、角質ケアができるので、忙しい毎日にぴったり。使った翌日に肌質の変化を感じられるほど即効性があります

また、やさしいローズの香りは、忙しい中でもスキンケアをしている時間を贅沢な気持ちにさせてくれます。

ブランドの取り組み

ファミュは、

  • 合成香料、合成着色料不使用
  • 環境に配慮した最小パッケージ
  • 動物実験は行わない

という取り組みを行っています。

認証

・エコサートナチュラル認証

【Dr.Hauschka】ドクターハウシュカ/ドイツ

「肌の健やかさを保つことは、身体の健康を保つためにも欠かせない」という考えのもと、医薬品メーカーと美容家によってドクターハウシュカが誕生しました。人間や環境の調和を大切にする考え方を取り入れ、自社薬草園で有機農法「バイオダイナミック農法」で栽培した自然由来原料のみを使用して丁寧に作られています。

また、スキンケアのバリエーションが多いため、肌タイプに合わせたスキンケアを選ぶことができます。

【人気アイテム】 フェイシャルトナー 100ml

フェイシャルトナーには、肌の再生能力を高めるアンチリスブルネラリアエキスとハマメリスエキスが配合されてます。使用し続けることで肌本来が持つ、保湿作用を活性化してくれます。また、使用時に感じるアルコールのような匂いは、植物を熟成させた香りでパワフルな植物は効能とともに香りが強いものがあるようです。

ブランドの取り組み

ドクターハウシュカは、

  • フェアトレード
  • 自社農園でのバイオダイナミック農法
  • アルコールや薬品を使用しない植物エキスの抽出方法、リズム製法
  • 合成・人口原料(香料・着色料・保存料・界面活性剤等)フリー
  • 認証を受けたグリーン電力の使用

という取り組みを進めています。

認証

・NATRUE認証

・demeter認証

・BDIH認証

 を取得した商品が揃っています。

【MARTINA】マルティナ/ドイツ

修道院で製造されているマルティナは1986年に設立されました。自然環境保護にも積極的に取り組んでいるマルティナは、製品を使うことで未来の環境を守ることにつながります。また、バイオダイナミック農法で生命力を最大限に発揮させる農法を取り入れています。

さらにマルティナでは、肌のコンディションの7~8割を決めると言われているクレンジングを重要と考えており、5種類のバリエーションがあります。

【筆者おすすめ】アイケアクリーム 15ml

ビタミンEがオリーブオイルの2倍以上含まれ、酸化しにくいというアボカド油が配合されているアイクリームです。繊細な目元をやさしく保湿し、ハリと輝きをもたらします。また、香料が入っていないので、敏感肌の方でも使用できます。

目が疲れていると感じたときの夜に使用すると、次の日は目元がふっくらしています。

ブランドの取り組み

マルティナは、

  • 石油系合成成分不使用
  • ココナッツ油・オリーブ油・パーム油由来不使用
  • バイオ・ダイナミック農法

という取り組みを進めています。

認証

デメター認証

【Waphyto】ワフィト/日本

今注目されている日本のスキンケアブランド、ワフィト。ワフィトは人と植物を密接につなぐことで、人と自然が調和できるという願いを込められているブランドです。

無農薬で栽培された5種類の植物(桑・菊・ゴツコラ・ヨモギ・スギナ)を特許技術である「飽和水蒸気圧還流式サイクロン抽出法」で植物の変質や破壊を避けてエキスを抽出し配合しています。

また、化粧品という枠を超え、髪やデリケートゾーンまで女性の一生に寄り添ってくれるようなブランドです。

【人気アイテム】レジェナ トナー 145ml

手で温めて、深呼吸をし、香りを楽しみながら使用するのがおすすめの「レジェナ トナー」。五感に響く香りで、心までケアしてくれる化粧水です。

大人の乾燥による毛穴の目立ちに効果が期待できる、レモンの花とバラが肌を引き締めキメを整えてくれます。

ブランドの取り組み

ワフィトでは、

  • 合成着色料・合成香料・パラベン・石油系界面活性剤・フェノキシエタノール・エタノール不使用
  • 9割以上の製品がヴィーガン処方
  • 環境負荷の少ない容器…使用済み製品を再生させたプラスティックを優先して使用
  • FSC認証紙
  • フェアトレード

という取り組みを行っています。

【BEIGIC】ベージック/韓国

ささやかな幸せのシーンはベージュで溢れていることからベージュに着想を得たブランドです。

心と体に活力を与えてくれるコーヒーの原料であるグリーンコーヒービーン由来の成分を使用しています。グリーンコーヒービーンオイルは肌荒れを防ぎ、なめらかでつややかな肌へと導いてくれます。

【ブランドおすすめ】コレクティング エクスフォリエーター 70ml

動物性原料を含まない、コレクティング エクスフォリエーターは肌への負担が少ないのが嬉しいスクラブです。コーヒーパウダーのスクラブで古い角質を取り除くことで、ツルンとした肌に生まれ変わります。ココナッツオイルが配合されているので、洗いあがりはしっとり。また、煎りたてのコーヒーの香りでリラックス効果も期待できます。

ブランドの取り組み

  • 自然由来の原料
  • フェアトレード
  • 合成香料・合成着色料・シリコン・サルフェート・パラベン不使用
  • ヴィーガン

という取り組みを行っています。

【Gamila secret】ガミラシークレット/イスラエル

開発者のガミラ・ジアーが30年に及ぶ石けん作りの試行錯誤を重ね生まれたのガミラシークレットです。その土地の気候や、風土に合わせ植物の力を最大限に活かした石けんの欠点は、「ただの石けん」に見えてしまうこと。ガミラシークレットの石けんは、汚れを落とす観点からではなく、「肌のバランスを整える」という考えで作られています。

また、現在もすべて手作りの石けんは完成までに3~6か月の月日がかかり、仕上げは肌あたりが優しくなるようひとつひとつ丁寧に角を削って完成します。

【ブランドおすすめ】オリジナルソープ 115g

はじめて使うなら、まずはオリジナルソープからがおすすめです。植物の美容成分が凝縮されたソープは、余分な汚れを落としながら肌のバランスを整えてくれる美容液のようなソープ。しっかり泡立てた泡を顔にのせ、1~2分パックすることで植物の成分が浸透し、しっとりした肌に洗いあげてくれます。

乾燥が気になる人や、敏感肌の人におすすめです。

ブランドの取り組み

ガミラシークレットは、

  • 合成香料・合成界面活性剤・着色料・パラベン不使用
  • 生活に困っている近隣の村の女性の雇用

などの取り組みをしています。

【関連記事】

琉白(RUHAKU)|厳選された沖縄の植物で、肌の悩み&環境問題を解決できるスキンケアブランドへ

オーガニックスキンケアとSDGsの関係

圧縮済みSDGs画像

SDGsとは、「Sustainable Development GoalsSustainable Development Goals」の略称のことで、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。2015年9月に採択されました。

誰ひとり取り残さない」を考えの元、

  • 経済
  • 社会
  • 環境

3つの側面から、バランスの取れた持続可能な社会の実現を目指しています。

2030年までに世界が抱える問題を解決するために、SDGsには17の目標が設定され、さらに目標達成のための具体的な指針として、169のターゲットが掲げられています

この17個ある目標のうち、オーガニックと関係している項目が3つあります。

【関連記事】SDGsとは|1〜17の目標一覧と意味や達成状況、世界・日本の取り組み事例を紹介

目標3「すべての人に健康と福祉を」

SDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」は、世界中、すべての人が健康的な生活を送れる社会を目指すことが目標です。 

その中のターゲット3.9、

2030年までに、有害物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病に件数を大幅に減少させる

農林水産省

は、有機栽培農法で貢献できるものだと言えます。 

生産者の中には、農薬や化学肥料、除草剤で健康被害を訴えるケースがあり、また土壌自体が健康な状態でないと、作物や植物を育てることができません。

生態系のバランスを保つことも持続可能な農業を続けていくためには重要です。

目標12「つくる責任 つかう責任」

持続可能な社会を築くために、生産から消費、消費から廃棄までを見直し、循環型社会の実現を目指す目標12「つくる責任 つかう責任」。

目標12とオーガニックの関連性としてターゲット12.4、

2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を削減する

農林水産省

が挙げられます。オーガニック製品を積極的に使用することで、

・環境に配慮した生産方法と廃棄物の管理

・消費者の選択によって人の健康や環境への悪影響を最小化する

などに貢献できます。

目標15「陸の豊かさも守ろう」

目標15「陸の豊かさも守ろう」では、陸の生態系を守るとともに生態多様性の回復に向けて、減少し続ける森林の管理、砂漠化の阻止を目標としています。

この目標は、オーガニックの目的でもある「人と自然との調和を図ること」で貢献できます。すべての生態系は相互関係で成り立っています。そのバランスを整えるためにもオーガニック製品を使用することは有効であるといえます。

まとめ

この記事では、オーガニックスキンケアの定義と、メリットデメリット、そして筆者おすすめのオーガニックスキンケアをご紹介しました。

スキンケアは毎日のこと。だからこそ、自分自身が使っていて心地いいもの、元気になるもの、心安らぐものを選ぶことが大切です。好きなモノを使い、心が満たされることで、今まで面倒だと思っていたスキンケアの時間が贅沢な時間へと変わります。

また、オーガニックスキンケア製品を選ぶことは、地球の環境や、労働、廃棄など多くの問題解決につながっています。自分が好きなスキンケアを選ぶことで、世界の問題解決に無理なく貢献できるのは素敵なことではないでしょうか。

オーガニックに興味を持った方は、気になったアイテムを手に持ってみることからはじめてみてください。すべてのスキンケアをオーガニックにする必要はなく、ライフスタイルに合わせた、使ってみたいと思ったモノから始めるのがおすすめです。

すでにオーガニックスキンケアを使っている人は、ブランドの背景を考えてみたり、ブランドの取り組みなどにも興味を持って手に取ってみると、また新たな発見があるかもしれません。

オーガニックは、「肌をきれいにするスキンケア」なだけではなく、自然の力を感じ、心も整えてくれるスキンケアです。

〈参考文献〉
オーガニックコスメ図鑑ジャパン|オーガニックコスメ認証の種類
NATURAL EARTH |オーガニックマークについて
WELEDA公式サイト
アルジタル公式サイト
THE BODY SHOP公式サイト
ARGELAN公式サイト
LOGONA公式サイト
BAUM公式サイト
LUSH公式サイト
SpoonSpoon公式サイト
trilogy公式サイト
amritara公式サイト
FEMMUE公式サイト
Dr.Hauschka公式サイト
MARTINA公式サイト
Waphyto公式サイト
BEIGIC公式サイト
Gamila secret公式サイト
農林水産省|SDGsの目標とターゲット