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「医薬品ロスをクルっとなくす」 調剤薬局業界の課題を解決する【イヤクル】が医薬品出品5000品目を突破

イヤクル

日本国内では、年間120億円以上の医薬品が処方されずに期限切れとなり廃棄されています。この現実は、環境負荷や医療資源の浪費として大きな社会問題となっています。株式会社イヤクル(代表取締役:佐孝 尚)は、この課題に正面から取り組み、調剤薬局間で不動在庫医薬品を共有するスマートフォンアプリ【イヤクル】を開発。薬局業界の効率化と持続可能な医療環境の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。

イヤクルの取り組みと成果

イヤクル

イヤクルは、不動在庫医薬品の廃棄を防ぎ、薬局間の効率的な共有を可能にするプラットフォームです。2024年には、登録薬局が300店舗を超え、医薬品の出品数も5000品目に到達。月300万円規模の医薬品が取引されており、全国の薬局から注目を集めています。イヤクルは、登録料や利用料が無料で、出品した医薬品が売却された際に薬価の10%を手数料として収益化する仕組みを採用しています。

環境と社会に貢献するビジョン

イヤクル

「薬を捨てるのはお金を捨てるのと同じ」という課題意識のもと、イヤクルは医薬品廃棄ゼロを目指して活動しています。この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の12番目「つくる責任 つかう責任」に直結し、医薬品廃棄を減らすだけでなく、社会全体の資源循環の促進にも貢献します。

市場規模と今後の展望

日本の薬局市場は約6万2千店舗以上ある中で、イヤクルはまず中小企業・個人経営の薬局をターゲットに導入を進め、業界全体の効率化を目指します。また、医薬品卸会社からの問い合わせから知ることができた卸内での医薬品廃棄の問題についても対応を検討している。薬局からの返品によって廃棄になってしまう医薬品が卸社内にも数多くあることは調剤薬局業界のもう一つの問題であると強く感じている。今後は薬局だけではなく医薬品が関わる全ての業種を対象に医薬品廃棄ゼロを目指して邁進していく所存です。

中小薬局への支援と業界の未来

イヤクル

大手チェーン薬局が社内で在庫を効率的に回す一方で、中小規模の薬局ではネットワーク不足により不動在庫の課題が深刻化しています。イヤクルは、こうした薬局間での医薬品取引を円滑にし、不動在庫の有効活用を推進。経営効率を高めるとともに、医療資源を無駄なく活用する仕組みを提供しています。さらに、薬局だけでなく医薬品卸会社との連携を視野に入れ、業界全体での廃棄削減を目指しています。

代表者の思い

イヤクルの代表である佐孝は、薬局業界で薬剤師としての経験を重ねる中で、医薬品廃棄の現実に強い問題意識を抱きました。「薬局同士が協力し合い、医薬品廃棄をゼロにする未来を創りたい」。この思いを実現するため、イヤクルは医薬品ロスの解決だけでなく、業界全体のエコシステムを変革するプラットフォームを提供し続けます。

会社概要

企業名  :株式会社イヤクル 代表取締役:佐孝 尚
設立   :2022年6月
本社所在地:〒098-5714 北海道枝幸郡浜頓別町北4条4丁目一番地
事業内容 :調剤薬局向け 不動在庫医薬品取引プラットフォームアプリの運営

■運営サイトURL
▼会社ホームページ
https://iyakuru.com/

■アプリダウンロードサイトURL
▼Apple Store
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%83%AB/id6446679333

▼Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.iyakuru.iyakuruApp&hl=ja&gl=US&pli=1