格安SIMとは、SIMカードを差し替えることで現在のスマホを低価格のプランで利用できるサービスです。格安のプランも充実している一方、「多すぎて選び方がわからない」という人も多いのではないでしょうか。

今回は、2025年版の格安SIMのおすすめランキングをご紹介します。

また「格安SIMって何がいいの？デメリットは？」と不安な方に、格安SIMのメリットやデメリット、失敗しない選び方も詳しく解説するほか、「ギガを使い切ったらどうなるの？」といった格安SIMについてのよくある質問にもお答えします。

格安SIMおすすめランキング！最安で利用できる会社を徹底比較【2025最新】

現在、さまざまな会社が格安SIMのサービスを提供しており、

しかし、実際にどこを選べばいいか迷っている人も多いでしょう。

格安SIMを提供している14社を徹底比較、2025年最新版の格安SIMおすすめランキングをご紹介します。

（※特に記載のない限り、金額は税込となります）

POVO

POVO（ポヴォ）は、auが提供している格安SIMサービスで、大手キャリアならではの柔軟な組み立てプランと充実したコンテンツが人気を集めています。

POVOの特徴は下記になります。

• 基本料金0円で、自分に合ったトッピングを組み合わせてプランを作れる
• スポーツ配信専門のオンデマンドサービスDAZNや、音楽・ドラマ・バラエティなどの動画配信アプリのsmash.を使いたい時だけプラスできる
• コラボトッピングの『ギガ活』でデータ追加特典がもらえる

自分のニーズに合わせて柔軟にプランをカスタマイズできるため、必要なサービスを効率的に利用することができます。

たとえば、スポーツや音楽が好きな方にはDAZNやsmash.など、特定のサービスだけを必要な時に追加できるので、無駄な支出を避けることが可能です。

また、「ギガ活」などのコラボトッピングでは、利用状況に応じてデータ追加特典が受けられるため、データ消費量が多い方にもメリットがあります。

さらに、基本料金が0円で、使わない月には料金が発生しないため、サブ回線として使うのにも最適です。頻繁に使わない人でも、無駄なく利用できるため、コストパフォーマンスを重視する方には嬉しいポイントです。

自分の生活スタイルに合わせて、必要な時にだけサービスを追加することで、より効率的でお得な通信ライフが実現できます。

LINEMO

LINEMO（ラインモ）は、2018年春にソフトバンクが子会社化したLINEが手がけていたLINEモバイルが前身となっているため、LINEアプリ利用のカウントフリーが特徴です。

他にも下記のメリットがあります。

• LINEギガフリーでLINEはトークも通話も容量を気にせず使える
• シンプルかつわかりやすい2つのプラン
• ベストプランVなら1回5分以内の国内通話は無料

LINEギガフリーでは、LINEのトークや通話をデータ容量を気にせずに利用できるため、コミュニケーションを快適に楽しむことができます。

さらに、シンプルでわかりやすい2つのプランが提供されており、自分の利用状況に合わせた選択が可能です。例えば、ベストプランVでは、1回5分以内の国内通話が無料となっており、通話料金を気にせずに電話をかけることができます。

LINEとソフトバンクの強みを活かしたサービスは、通信品質の安定性と利便性を兼ね備えています。

そのため、どこにいても快適に利用できるのが特徴です。オリコン顧客満足度調査で3年連続総合1位を受賞した実力があるため、信頼性も抜群です。

シンプルなプランと高い満足度を求める方に、非常にお得で便利な選択肢となるでしょう。

楽天モバイル

楽天モバイルは、ドコモ・au回線を利用していましたが、現在は自社回線に切り替えが進み、2023年10月23日にプラチナバンドを取得したことでも注目を集めました。

楽天モバイルのメリットは下記の通りです。

• 家族割でプランが110円引き
• アプリを利用すれば、国内通話が無料でかけ放題
• ショップでの契約事務手数料が無料

家族割を利用すれば、プランが毎月110円引きになるため、家族全員でお得に利用できます。

専用アプリを使えば、国内通話が無料でかけ放題となり、通話料金を気にせずに連絡が可能です。ショップでの契約事務手数料が無料なので、初期費用も抑えられます。

加えて、追加設定なしで海外利用もサポートしてくれます。アプリを使用することで、日本との国際通話が無料になり、海外でも安心して使えます。

また、楽天ポイントが毎日5倍に加え、料金の支払いにも利用できるため、ポイントを貯めてお得に使うことができます。

mineo

mineo（マイネオ）は、au・ドコモ・ソフトバンクの大手キャリア3社から回線をえらぶことができます。

mineoでは嬉しいメリットが3つあります。

• 容量で選ぶマイピタプランと、最大通信速度で選ぶマイそくプランの2種類
• かけ放題オプションも、時間無制限1,210円／月、10分かけ放題550円／月の2種類
• 家族割・複数回線割など割引メニューも豊富

マイピタプランはデータ容量で選ぶタイプ、マイそくプランは最大通信速度を重視したプランで、利用者のニーズに応じた選択が可能です。

通話に関しても、時間無制限でかけ放題のオプション（月額1,210円）や、10分以内の通話をかけ放題にするオプション（月額550円）があるので、通話頻度に合わせて選べます。

家族割や複数回線割引など、豊富な割引メニューも提供されており、家族や複数回線での利用者には非常にお得です。

また、データ容量の繰り越しを希望する場合は、月額100円で「パスケット」オプションに加入する必要がありますが、パスケットで貯めたデータ容量は250GB未満なら残容量の0.4%、250GB以上で月に1GBもらえるというお得な特典もあり、データを無駄なく使いたい方におすすめです。

IIJmio

IIJmio（アイアイジェイミオ）は、東証プライム市場に上場している株式会社インターネットイニシアティブが運営している格安SIMサービスです。

IIJmioの特徴は以下になります。

• 国内通話が11円／30秒と大手同業会社の半額
• データ繰り越しが翌月末までOK
• 2025年2月3日までのキャンペーンで、1回5分以内の通話無料かけ放題が500円が0円に

このサービスでは、国内通話が11円／30秒と、他の大手同業者の半額で利用できるため、通話頻度が高い方にも非常にお得です。また、データ容量の繰り越しが翌月末まで可能で、無駄なく利用できる点も大きな魅力です。

2025年2月3日までの期間限定で、1回5分以内の通話が無料となるかけ放題オプションが500円から0円に設定されており、通話が多い方にとっては非常にコストパフォーマンスが高いキャンペーンです。

これらのメリットを組み合わせることで、データ容量の使い方を柔軟に管理でき、国内通話も安価で利用できるため、大手に負けないサービスを提供していると言えるでしょう。

ahamo

ahamo（アハモ）は、NTTドコモ提供の、2024年9月時点では利用者が600万人という人気格安SIMサービスです。

ahamoの特徴を見てみましょう。

• 5分以内の通話が、いつでも何回でも無料
• 他社からの乗り換えでdポイント20,000ポイントプレゼント
• 大盛りプランの『ポイ活オプション』（2,200円／月）でd払い・dカード還元率が＋3％

ahamoの大きなメリットは、5分以内の通話がいつでも何回でも無料で利用できる点です。通話が頻繁な方にとっては、非常に便利でお得なサービスとなります。

また、他社から乗り換えをすることで、dポイント20,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施中で、乗り換えを検討している方には非常に魅力的です。

さらに、大盛りプランに加入すれば、月額2,200円で『ポイ活オプション』を利用することができます。d払い・dカードの還元率が＋3％となり、日々の支払いをさらにお得にすることができます。

テザリングも無料で提供されており、外出先でもモバイルルーターなしでインターネットを楽しめるため、外出の多い方にも大変便利です。

信頼のドコモ回線を活用し、豊富なキャンペーンを通じてさらにお得に利用できるため、多くの利用者に支持されているのも納得ですね。

ワイモバイル

ワイモバイルは、大手のソフトバンクが運営しているため、豊富な割引メニューで好評です。

ワイモバイルのメリットは下記の3つです。

• 同居していなくても家族割で2回線以降ひとり1,100円／月の割引がある
• シンプル2 M・Lプランなら、余ったデータ容量が繰り越しできるだけでなく、総データ使用量が月に1GB以下の場合は割引を受けられる
• データ容量を使い切っても、最大通信速度が最大1Mbpsで使える

ワイモバイルの魅力の一つは、同居していなくても家族割が利用できる点です。2回線以降、1回線あたり1,100円／月の割引が適用されるため、家族や友人と複数回線で契約することで、お得に利用できます。

さらに、シンプル2のM・Lプランでは、余ったデータ容量を繰り越せるだけでなく、月の総データ使用量が1GB以下の場合に割引が適用されるため、無駄なくデータを使い切れます。

データ容量を使い切っても最大1Mbpsで通信が可能なので、速度を心配することなくインターネットを利用できます。

このようなサービスは、大手キャリアの提供する格安SIMでは珍しく、無料でデータ容量の繰り越しができるため、非常に便利です。オンラインでのサポートや電話サポートに加えて、実店舗も多いため、サポートがしっかりしており、安心して利用できます。

UQモバイル

UQモバイルは、KDDIが提供する格安SIMサービスですが、同じKDDIのPOVOとの違いは、プランの基本料金にデータ容量や無料通話が含まれている点にあります。

特徴は下記になります。

• コミコミプラン＋なら、1回10分以内の通話量が無料
• auでんき・auひかりホームとの併用で、自宅セット割-1,100円／月
• POVOでは対応していない、料金の口座振替が可能

コミコミプラン＋は、1回10分以内の通話が無料という特徴があり、音声通話が多い方には特に魅力的なプランです。

通常、音声通話が多いと通話料金がかさみますが、このプランでは10分以内の通話が無料となっているため、長時間通話しても追加料金が発生しません。これにより、通話が頻繁な方にとっては非常にお得です。

また、auでんきやauひかりホームとの併用で、自宅セット割として毎月1,100円の割引が適用されるため、家庭での通信費をさらにお得に抑えることができます。

POVOでは対応していない口座振替にも対応しており、料金の支払い方法として口座振替を希望する方にも便利です。

こうしたポイントを踏まえると、コミコミプラン＋は、通話が多い人や自宅セット割を活用したい人、口座振替を希望する人にとって、非常に利便性の高いプランと言えるでしょう。

日本通信SIM

日本通信SIMは、無駄を省き合理的でリーズナブルな携帯サービスの提供をモットーとし、業界最安値のプランを提供しています。

日本通信SIMの特徴は下記になります。

• あまりスマホを利用しない人向けに、業界最安値の290円プランがある
• 有害なサイトから子供を守るフィルタリングサービスがi396円／月
• 本人確認はマイナンバーカードをスマホで読み取るだけで即完了

あまりスマホを利用しない人に最適なプランとして、業界最安値の290円プランがあります。このプランは、最低限の通信や通話機能が提供されており、非常にリーズナブルな価格でスマホを利用できます。また、通話の頻度が少ない方でも安心して使える月額料金です。

5分間かけ放題オプションを追加しても、月額税込680円で利用できるため、必要な機能だけを最小限に抑えつつも、通話があるときにも対応できます。この料金で十分な機能を提供している点が大きな魅力です。

子供のスマホ利用に安心なフィルタリングサービス（i396円／月）も提供されており、有害なサイトから守るための安全対策が整っています。

本人確認も、マイナンバーカードをスマホで読み取るだけで簡単に完了するため、手続きがスムーズで、簡単に契約できるのも利便性が高いポイントです。

合理的にスマホを使いたい方に、非常におすすめできるプランです。

NUROモバイル

NUROモバイル（ニューロモバイル）は、ソニーグループが手がける格安SIMサービスです。

NUROモバイルのメリットは以下の通りです。

• SIMタイプ＋プラン＋オプションで全部で7つのプランから選べる
• 『NUROモバイルでんわ』の利用で通話料金が11円／30秒
• バリュープラスお乗り換え特典で対象プランの月額基本料金が3か月間割引

NUROモバイルでは、SIMタイプ、プラン、オプションを組み合わせて、合計7つのプランから自分に合ったものを選ぶことができます。この柔軟なプラン選択肢により、使い方やニーズに合わせて最適なプランを選ぶことが可能です。

通話に関しては、専用の『NUROモバイルでんわ』を利用することで、通話料金が11円／30秒と、非常にリーズナブルに抑えることができます。電話をよくかける方でも安心して利用できます。

お得な特典も豊富で、『バリュープラスお乗り換え特典』を活用すれば、対象プランの月額基本料金が3か月間割引されるため、初期費用を抑えて使い始めることができます。

また、NURO光とセットで契約すると、6か月間最大1,100円の割引が適用されるほか、最大14,000円のキャッシュバックが受けられるため、光回線とモバイル回線をまとめてお得に利用できるのが魅力です。

家庭のインターネットとモバイルの両方をお得にしたい方には非常におすすめのプランです。

J:COM MOBILE

JCOM（ジェイコム）は、スマホだけでなくテレビ・ネット・でんき・固定電話・ガスと家庭内でのインフラサービスを網羅しています。

JCOMのメリットを見てみましょう。

• ネットやテレビとの併用でお得なキャンペーン各種あり
• Web申し込み限定で契約事務手数料が0円
• 22歳以下とその家族対象で6か月間10GBが550円／月のキャンペーン中

ネットやテレビなどのサービスとの併用でお得なキャンペーンが数多く提供されています。特に、Web申し込み限定で契約事務手数料が無料となるため、オンラインで申し込むことでさらにお得に利用できます。

また、22歳以下およびその家族を対象にしたキャンペーンも魅力的です。

6か月間、10GBのデータ容量を月額550円で利用できるという特典が提供されており、若年層やその家族にとって非常にコストパフォーマンスが良いプランとなっています。

このように、生活に必要なサービスを総合的に提供し、関東エリアを中心に実店舗でのスマホサポートが受けられることが利用者数の増加につながっています。オンラインだけでなくリアルな対応を希望する人にとって大きな魅力となっています。

y.u mobile

y.u mobile（ワイユーモバイル）は、有効期限なしでのデータ繰り越しや、無料のスマホ保険が好評です。

y.u.mobileの特徴は下記の通りです。

• 音声通話SIMなら。無料のスマホ保険で年間最大30,000円の補償を受けられる
• U-NEXT付きプランで300,000本以上の動画と200誌以上の雑誌が楽しめる
• バッテリー最大容量80％以上のリユースiPhone端末販売もあり

音声通話SIMなら、嬉しい特典が豊富に揃っています。

まず、無料で提供されるスマホ保険があり、年間最大30,000円の補償を受けることができます。これにより、万が一の故障や破損に備えた安心感が得られます。

次に、U-NEXT付きプランでは、300,000本以上の動画と200誌以上の雑誌が楽しめ、家族全員でエンターテイメントを満喫できます。家族4人までそれぞれ異なる場所で電子書籍やアニメ、動画を楽しむことができるため、家族全員でお得に利用できます。

U-NEXTでの購入額の40％がポイント還元されるため、追加コンテンツを楽しむ際にも嬉しい特典です。

そして、リユースiPhone端末も販売されており、バッテリー最大容量80％以上の端末をお得に手に入れることができます。

これらにより、費用を抑えつつ高品質なスマホを利用することができる点も魅力です。

QTmobile

QTmobile（キューティーモバイル）は、九州電力グループQTnet提供の格安SIMサービスで、地域に根差したサービスを展開しています。下記の特徴があります。

• 年1回まで、修理上限20,000円・交換上限10,000円の端末補償あり
• 九電の電気・BBIQとセット利用で最大330円／月の割引が受けられる
• 九州には各県に店舗があり、申し込みからアフターフォローまでサポート充実

年1回まで、修理上限20,000円・交換上限10,000円の端末補償が提供されており、万が一の故障時にも安心です。この補償を活用することで、端末の不具合や破損に対する心配を軽減できます。

九電の電気やBBIQとセットで利用することで、最大330円／月の割引が受けられ、光回線や電気と合わせて利用することでさらにお得になります。複数のサービスをまとめて利用することで、生活の効率化とコスト削減が図れます。

さらに、九州全県に店舗があるため、申し込みからアフターフォローまで手厚いサポートを受けることができます。地域密着型のサービスにより、特に九州地方にお住まいの方には非常に便利で安心感のある格安SIMです。

電気・ネット・スマホを一括でまとめて任せられるため、忙しい日常の中で便利に利用できます。

イオンモバイル

イオンモバイルは、全国にネットワークを持つイオングループが運営しているため、サポートが手厚く、特に主婦層に人気です。

イオンモバイルのメリットを見てみましょう。

• 家族でデータ容量をシェアできるため、無駄なく使える
• データ容量の区分が細かく、自分にぴったりに調節できる
• 全国のイオン店舗で相談・契約できる

家族でデータ容量をシェアできるため、個別に契約するよりも無駄なくデータを使い切ることができ、全員が効率的に利用できます。データ容量を使い切れなかった場合でも、翌月に繰り越して無駄なく利用できるため、料金を抑えたい方にとって非常に便利なシステムです。

さらに、データ容量の区分が細かく設定されており、自分にぴったりのプランを選ぶことができるので、過剰に容量を契約することなく、無駄なコストを削減できます。この細かい調整が可能な点は、利用者にとって大きな魅力です。

また、全国のイオン店舗で直接相談や契約ができるため、オンラインでの手続きに不安がある方でも、店舗でサポートを受けながら手軽に契約を進められるのも安心感があります。

家族全員のデータ容量を効率的に活用しつつ料金を抑えたプランを選べるため、家族向けにおすすめのサービスです。

格安SIMを利用するメリットとデメリット

今回は、おすすめ格安SIMの2025年版を照会してきましたが、格安SIMを利用するメリットとデメリットについて、まだあまり知らない人も多いのではないでしょうか。

ここからは、格安SIMを利用するメリットとデメリットについて解説します。

格安SIMのデメリット

格安SIMを利用する上でのデメリットは、5つあります。

通話料が割高になるケースがある

通話料については、料金が安くなるのが売りの格安SIMですが、音声通話が多い人はプランの選び方に気を付ける必要があります。

従来の大手キャリアの料金プランでは、もともと無料通話が組み込まれていることが多いですが、格安SIMの場合、22円／30秒、安いところで11円／30秒という通話料がスタンダードです。

そのため、電話を掛けることが多い人の場合、かけ放題プランをつけないと割高になってしまうので、無料通話やかけ放題のプランを吟味して選ぶ必要があります。

利用の集中する時間帯など、通信速度が遅くなる時がある

通信速度についても利用者が多くなる時間帯やエリアでは回線が混雑し、通信速度が低下してしまいます。これは、大手キャリアから回線設備を借りており、回線に余裕がないことが原因です。

例えば、地下やトンネル、高層階、人が多い駅や都市などで通信速度の低下が見られます。また、移動中の電車やバスなど、通信環境が安定しない場所でも通信速度が低下することがあります。

大手にくらべてサポート体制が弱い傾向がある

格安SIMは大手キャリアから比べるとサポート体制が弱い傾向にあります。格安SIMの場合、実店舗が少なく、オンライン対応のみであることが多いです。これは、コストを抑えるため、ネットや電話でのサポートのみとしています。

大手キャリアでは、全国にショップを設け、端末の修理や料金プランの相談などが可能なため、店舗に出向いて相談したい人には、格安SIMはおすすめできません。

もともと持っている端末が使えない場合もある

一部の格安SIMは、特定の端末でのみ動作するよう設計されていることから、現在使用中のスマートフォンが対応していないという可能性があります。

例えばSIMロックがかかっている端末や古い機種では、互換性がなく利用できないこともあります。また、逆に最新の高性能端末では、一部の格安SIMサービスが対応していない場合もあるのです。

格安SIMへの移行を決める前に、必ず自身の端末が互換性があるかどうかを確認しておきましょう。

支払い方法が限定されていることが多い

格安SIMの多くは、コスト削減のため支払い方法を限定していることが多く、クレジットカードのみしか受け付けていない会社もあります。しかし、一部では、デビットカードや口座振替に対応している場合もあります。

契約前に自分に合った支払い方法が利用可能かどうか、必ず確認することが重要です。

格安SIMのメリット

格安SIMを利用する上でのメリットは、以下の5つです。

月額料金が安くなる

格安SIMの一番の魅力は、月額料金が安く抑えられることです。

これは、格安SIMの運営会社のほとんどは、自社の通信網ではなく大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているという点が大きく貢献しています。

通信網の敷設やメンテナンスの費用が必要なく、大手キャリア回線のレンタル料を負担するだけの仕組みとなっているため、大幅に利用料を抑えられるのです。

家にいながらサポートを受けられ、お店に行く必要がない

格安SIMの契約する場合、自宅からすべての手続きが完結します。オンラインで申し込みから契約まで行え、SIMカードは自宅に郵送されます。

また、多くの格安SIM事業者はチャットやメール、電話によるカスタマーサポートを提供しており、技術的な問題や契約に関する質問にも迅速に対応してくれます。

自分に合ったデータ容量やプランを選べる

多様なプランの中から自分のニーズに合ったものを選択できることも格安SIMのメリットの一つです。大手キャリアと比べて、より細かく設定されたデータ容量のプランが用意されており、使用量に応じて最適なプランを選ぶことができます。

例えば、データ使用量が少ない人は1GB以下の低容量プランを、ヘビーユーザーは20GB以上の大容量プランを選択できます。

また、通話し放題やテザリングなど、オプションも色々用意されているので、自分にぴったりのプランをカスタマイズできます。

現在のスマホ・電話番号のまま乗り換えできる

格安SIMへの乗り換えは、現在使用中のスマートフォンや電話番号を変更する必要ありません。

多くの格安SIM事業者はMNP（携帯電話番号ポータビリティ）に対応しているため、現在の電話番号をそのまま引き継いで新しいサービスに移行可能です。

また、格安SIMにする際、現在使用中の端末をそのまま利用することも可能なので、新しい端末を購入する必要がなく、コストを抑えれます。

違約金・解約金がない

格安SIMでは、最低契約期間や解約金などの期間縛りがないのが特徴です。そのため、ユーザーは自由に契約を変更したり、他のサービスに乗り換えたりすることができます。

また、解約金の心配がないため、試しに使ってみるということも可能です。

ライフスタイルの変化や新しいサービスの登場に応じて、常に最適な通信環境を選択できるようになっています。格安SIMは、よりユーザーの立場に歩み寄った自由度が高いサービスといえます。

格安SIMの失敗しない選び方

メリットがたくさんの格安SIMですが、選び方は重要です。

あまりに選択肢が豊富なため、どうやって選んだらいいかわからない人もいるかもしれません。

ここからは、格安SIMの失敗しない選び方について解説します。

キャンペーンを利用する

MNP（携帯番号ポータビリティ）制度の導入で、スマホの乗り換えが気軽にできるようになり競争が激化している影響で、格安SIMサービス各社が顧客獲得のためのキャンペーンをさかんに行っています。

2025年1月現在行われている乗り換えキャンぺーンの一部をご紹介すると、

• 他社からの乗り換え＋対象トッピング購入で、au PAY残高10,000円分還元（povo）
• 乗り換えでｄポイントが20,000ポイント進呈（ahamo）
• 専用リンクからの申し込みで楽天ポイント14,000ポイントもらえる三木谷キャンペーン（楽天モバイル）
• 他社からの乗り換えで端末がなんと110円～（IIJmio）
• VSプラン・VMプラン・VLプラン・VLLプランに乗り換えで、月額基本料金が3か月間割引（NUROモバイル）

大手キャリアの格安SIMサービスはペイ系のポイントが大量にもらえるものが目立ち、他社はデータ容量の進呈や料金が割引されるなどの特典が多く見られます。

キャンペーン内容を吟味して、より自分に有利に乗り換えるのがおすすめです。

自分に合った料金プランを選ぶ

格安SIMサービスを使いこなすコツは、料金プランの選び方にあります。

格安SIMの場合、無料通話が含まれているプランは少なく、音声通話が多い人の場合はかけ放題プランをオプションとしてつけることで料金を抑えることができます。

また、動画をスマホで楽しむことが多い人は、自分がどの程度データ容量を月に使っているかを考えて選びましょう。

動画については再生環境等でかなり容量が変わるため、この表はあくまで参考ですが、おおよそのライフスタイルで、必要なデータ容量の目安がわかります。

余ってしまったデータ容量の繰り越しができるかどうかや、データ容量が足りない場合に備えて、チャージできる容量の単位もチェックしておくとよいでしょう。

また、動画コンテンツ付きプランや、家族割やネットとセットでの割引など割引メニューについても見逃せないポイントとなっているので、十分に比較して選ぶことをおすすめします。

サポートがしっかりしているかチェックする

いざ格安SIMを使い始めた時、不具合が起きた場合にどのようなサポート体制が整っているかはとても重要です。

格安SIMの会社は、店舗を構えずオンラインでのサポートを提供することで施設の費用や人件費等を抑え、価格を安くしているという側面があるため「店頭での説明を受けたい」という人は、近くに店舗を展開している格安SIM会社を選ぶ必要があります。

乗り換える前に、料金だけでなく、どのようなサポートが受けられるかについても調べておきましょう。

おすすめの格安SIMに関するよくある質問

今回は、おすすめの格安SIMの会社ランキングや、格安SIMのメリットやデメリットなどについてお伝えしました。

最後に、格安SIMについてのよくいただく質問についてまとめました。

格安SIMとは何ですか？

格安SIMのサービスをひとことで説明すると『料金の安いスマホサービス』ということになります。

スマホには、電話番号をはじめとしたサービス加入者の情報が登録されている小さなICカード『SIMカード』が入っており、携帯キャリアのスマホは、その会社以外のSIMに勝手に差し替えることができないSIMロックがかかっています。

このSIMカードを独自に発行し、SIMロックが解除されているスマホやタブレットに挿すことで、その電話番号での通話やネットの利用ができるサービスを提供しているのが格安SIMサービスです。

つまり、現在持っている端末がSIMロックされた端末であれば、端末を買い替えなくても格安SIMのSIMカードを挿すことで、通信会社の乗り換えが可能になるということです。

手軽に乗り換えが可能なことと、格安なプランを提供しているということが格安SIMサービスの大きな特徴です。

格安SIMが安い理由を教えてください

スマホの通信サービスを提供するには、巨大な投資が必要となる通信網が必要です。

自社で通信網を持つ会社を、MNO（Mobile Network Operator＝移動体通信事業者）といいます。

auやドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルがそれにあたります。

そして、MNOから回線を借りて通信サービスを提供している会社は、MVNO（Mobile Virtual Network Operator＝仮想移動体通信事業者）と称されます。

MVNOは、自分で通信網の敷設やメンテナンスをする必要がなく、回線のレンタル料だけで済むので、ユーザーに格安のプランを提供できます。

それが格安SIMサービスです。

本来はMNOであるauやドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルも「今までの携帯料金は高すぎた」「もっと安く便利に使いたい」といったユーザーのニーズに応える形で、格安SIMサービスを提供しています。

そのため、ますます業界での競争が激しくなるとともに、格安SIM業界全体としてのサービスの質が向上しつつあります。

使えるエリアはどこですか？

格安SIMは、大手キャリアの通信網を借りてサービスを提供しています。

そのため、格安SIMが提供する回線が、どこの通信会社のものであるかによって対応エリアが決まります。

具体的な対応エリアは、格安SIM各社の公式サイトに記載があるため、気になる人は確認してみましょう。

月の半ばに容量を使い切ったらその後はどうなりますか？

たとえば、20GBで契約をしている場合、20GBを超えた場合でも、まったく使えなくなるわけではありません。

ただし、速度が遅くなり、不便ではあります。

格安SIMの会社によっては、容量を使い切った後でも、最大1Mbpsで利用できることをうたっているサービスもあります。

その場合は、動画を楽しむことは難しくても、画像やテキストでのWEB閲覧やメール、LINEなどは問題なく使えます。

オプションでデータ容量追加チャージができますが、毎月データ容量を使い切ってしまうようなら、プランを切り替えて容量をあげることをおすすめします。

格安SIMで気を付けるべきことは何ですか？

• 通話料が割高になるケースがある
• 利用の集中する時間帯など、通信速度が遅くなる時がある
• 大手にくらべてサポート体制が弱い傾向がある
• もともと持っている端末が使えない場合もある
• 支払い方法が限定されていることが多い

格安SIMは、全般的に大手キャリアに比べると、通信速度が遅くなることがある、サポート体制が弱い、支払い方法の選択肢があまりないなど、サービスを受けるうえでデメリットを感じる点もあります。

また、音声通話の多い人はかえって料金が高くつくため、料金プランの検討や、乗り換えの際に自分が現在使っている端末に対応しているかなど、事前にチェックしておくべき点もあります。

一方、料金プランを自分のライフスタイルによって組み立てができ、料金を無駄なく安く抑えられるなどのメリットも多くあるため、どのような使い方が自分に向いているか、知っておくことが大切です。

まとめ

格安SIMは、固定費であるスマホの料金を安く抑えることができる非常に便利なサービスです。

2025年の格安SIM人気ランキングでは、POVO、LINEMO、楽天モバイルなどが登場しています。

POVOは基本料金0円でトッピングでカスタマイズ可能、LINEMOはLINEアプリをデータ容量無制限で利用でき、楽天モバイルはアプリで通話無料の特典がついています。

各社ともシンプルなプランを提供し、利用者のニーズに合わせた柔軟なサービスを提供しており、特に低価格でコストパフォーマンスが高いプランが魅力です。

格安SIMサービスで、データ容量や通話オプションを自分好みに組み立て、割引メニューや豊富なキャンペーンなどを活用して、料金を抑えつつスマホライフを楽しみましょう。