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終活とは?年代別のやるべき準備ややることリストも

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近年注目されている「終活」。実は、終活は単なる自分が死んだ時の準備ではなく、自身の人生をより充実させ、未来をより良い方向へ導くための活動でもあります。

ぜひ今日から自分の意思を整理し、家族や関係者に残すメッセージを準備しましょう。生活や人生をより自分らしくコントロールすることは、生きている間の幸福度を上げることにもつながります!

終活の重要性や若いうちから始める理由、そして年代別の準備ややることリストを、実践的にわかりやすく解説します。

目次

終活とは

終活とは、自分や家族が亡くなった後のことを考え、生前に準備や計画をすることです。具体的には、

  • 医療・介護の意思決定
  • 財産の整理
  • 住まい
  • 相続
  • 葬式・お墓

など、終活は自分の死の直前直後を想定して、その時のためにさまざまな準備をします。最近では、若い世代も老後や死について考える傾向が強まっており、終活には年齢に関係なく関心が高まっています。

【終活への関心】

エンディングノートとは

エンディングノートは、終活の一環として、先ほど紹介したような、自分の死の前後に想定される事柄について、希望や意向をまとめた書類です。エンディングノートに自分の思いや希望を残すことで、家族や関係者が遺された時に迷わずに対応できるようになります。

【エンディングノートの作成項目】

ACPとの違い

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、医療や介護において、自分が望む医療や治療、介護の在り方を予め計画し、意思決定を尊重するためのプロセスや文書化を行うことです。ACPでは、緊急時や意思決定不能となった場合に、自分の希望や意向を尊重してもらうためのガイドラインや指針を作成します。

終活とACPは、どちらも自分や家族の将来に備えて計画を立てることを目的としていますが、対象とする分野や内容が異なります。終活主に遺産や葬儀などの生活面に焦点を当て、その前後に想定されること全般の準備を指していますが、ACP特に医療や介護に関する意思決定に焦点を当てています。

終活に関する支援を行う機関も

終活に関する支援は、地域の行政機関や民間の団体、相続対策や遺言書作成の専門家などが行っています。これらの機関は、終活に関する相談を受けたり、個々のニーズに合わせたアドバイスや情報提供を行ったりしています。

終活やACPによって、自分の死の前後のことについて希望をまとめておいたり、資産や所持品を整理したりしておくことは、家族や関係者への負担を軽減し、自分の意思を尊重するためにも重要です。終活に関する情報をしっかりと理解し、適切な準備を行うことで、心配を減らし穏やかな気持ちで過ごすことができます。

次の章では、終活の重要性や目的に焦点を当てていきましょう。*1)

終活をなぜ行う必要があるのか?目的は?

人生100年時代と言われる現代社会において、私たち一人ひとりは、老後や自身の死について真剣に向き合うことが重要になってきました。終活は、単に死の準備をすることではなく、自分らしい人生を最後まで生き抜き、大切な人たちへの負担を軽減するための重要な活動です。

【自分の将来に不安を感じること】

終活が注目される背景には、主に以下の6つの社会的な変化が挙げられます。

①高齢化社会の進展

日本は世界トップレベルの高齢化社会です。長寿化によって、老後の生活が長くなり、医療・介護に関する不安や、財産管理の重要性が大きくなっています。

②核家族化・少子化・独り暮らしの増加

昔は大家族で介護や相続を分担できました。しかし、核家族化・少子化によって、家族の負担が大きくなっています。特に、一人暮らしの高齢者は、介護や葬儀などの手続きを全て一人で担わなければいけない場合も多く、不安に感じる人が増加しています。

③医療・介護費の増加・生活費の準備

医療技術の進歩により、寿命は延びましたが、医療・介護費も増加しています。老後の生活資金をどのように準備していくかが大きな課題となっています。

④認知症患者の増加

認知症患者は年々増加しており、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されています。認知症になると、意思決定が困難になるため、事前に意思表示しておくことが重要です。

⑤相続トラブルの増加

相続に関する知識不足や、家族間のコミュニケーション不足などが原因で、相続トラブルが増加しています。事前に遺言書を作成しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

⑥ 自分らしい人生の終わりを迎えたいという意識の高まり

近年では、ただ長生きするだけでなく、自分らしい人生の終わりを迎えたいという意識が高まっています。終活によって、自分自身の希望や意思を明確にすることは、自分らしい最期を迎えるための準備と言えます。

【終活を行う目的】

このような社会的な変化によって、終活は近年、広くその重要性を知られるようになりました。また、終活は高齢者だけのものではありません。 若い世代でも、将来の不安を解消し、自分らしい人生を歩むために、終活を始める人が増えています。

何歳から始める?

終活を始めるのは、早ければ早いほど良いと言われています。一般的には、50代頃から始めるのがおすすめです。しかし、人生の節目や状況に合わせて、40代、30代、さらには20代から始めるのも良いでしょう。

【終活を意識し始めた時期】

若い世代にも必要?終活のメリット

若いうちから終活を始めておくメリットとして、

  • 将来への不安を解消する
  • 自分の人生をより明確にする
  • 大切な人たちとのコミュニケーションを深める
  • リスクに備えて準備しておく
  • 自分らしい人生を歩む

などが挙げられます。持続可能な社会の構築を世界が目指す中、私たち個人も長期的な視点に立って人生の計画を立てることが大切です。

終活は、単に死の直前・直後のための準備ではなく、それまでの時間をどのように生きるかを考える重要な取り組みなのです。次の章では終活を実践するにあたって、整理しておくべき主な5つの分野を確認していきます。*2)

終活で整理する5つの主な分野

終活という言葉が広く知られるようになってきましたが、実際に何からすればいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。まずは終活で整理すべき5つの主な分野について知っておきましょう。

①医療・介護

医療介護に関する整理は、自分自身や家族の安心を守るために欠かせません。

  • 健康状態
  • 希望する治療内容
  • 介護施設の選定

などを明確にし、周囲と共有することで、適切なサポートを受けることができます。また、医療や介護保険の内容を理解し、必要な手続きを整えることで、突然の緊急事態にも対応できる体制を整えることが重要です。

②財産

財産には、現金、預貯金、不動産、株など、さまざまな形態があります。財産に関する整理は、家族や相続人に負担をかけないためにも必要です。

  • 遺言書の作成
  • 財産分与の計画
  • 遺産相続税の対策

など、遺された人々が円満に財産を受け継ぐために整理しておくことが重要です。また、財産管理や保険の見直しも欠かせません。自分の財産について明確に整理し、将来に備えましょう。

③住まい

住まいに関する整理として、生活環境や居住形態を見直すことで、快適な老後を過ごすための準備を整えることができます。

  • 住宅のリフォーム
  • 介護対応の準備
  • 移動や引っ越しの計画

など、将来の住まいについて整理しておくことで、安心して暮らすことができます。自分や家族の生活スタイルに合わせた住まいを整えることが大切です。

④相続

相続に関する整理は、家族や相続人との関係を円満に保つために不可欠です。

  • 相続人の明確化
  • 遺産分割の計画
  • 相続税対策

など、遺産の整理をきちんと行うことで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。遺産に関するルールや手続きを理解し、相続に備えましょう。

相続手続きをスムーズに進めるために、遺言書の作成や相続人への事前説明などをしておくとよいでしょう。

⑤葬式・お墓

葬式お墓に関する意思決定は、自分や家族の最期を迎える際に、遺族が安心して送るために重要です。

  • 葬儀の形式や希望
  • お墓の管理
  • 遺骨の処理

など、自分の最期について考え、整理しておくことで、家族や周囲への負担を軽減し、心にゆとりを持つことができます。

このように、終活でやるべきことはたくさんあります。ある程度早いうちから、ここで見てきたことを、「ゆくゆくは整理しなければならない」ということを前提にしていないと、いざとなったときに膨大な作業になってしまうかもしれません。

このような将来のことを考えて、若い頃から少しずつ準備しておくことで、無駄な所持品を溜め込むことを防いだり、今を大切にしてより充実した人生を送ったりすることができます。

次の章では、終活でしておくべき準備を、目安となる年代別にわけて見ていきましょう。*3)

【年代別】終活でしておくべき準備

終活は、人生の終わりに向けた準備ですが、実は年齢を問わず考えておくと、より豊かで安心して過ごす助けとなります。ここで紹介する年代ごとに必要な準備は、個人の生活状況や価値観によっても変わってきます。

ここでは、大まかな目安として年代別に終活でしておくべき準備を紹介しますが、これはあくまで一例に過ぎません。自身の状況を見極め、柔軟に対応することが重要です。

20代

20代のうちから終活を意識することは、将来に向けた自己投資とも言えます。この時期は、長い人生を想定した健康管理に努めること、また、簡単な遺言書を作成することがおすすめです。

さらに、趣味や興味があることを深掘りし、人生を豊かにするための基盤を築くことも大切です。20代は5年後、10年後あたりの自分の将来のために道を模索する時期ですが、さらにその先も考えておくことは、あなたの人生の方向性を定めるヒントにもなります。

30代

30代では、キャリアや家族計画を見据えたライフプランを立てることが重要です。

  • 財産管理
  • 保険の見直し
  • 将来のための資産形成

などを始める良い時期です。また、子どもがいる場合は、教育資金の計画も視野に入れましょう。

40代

40代になると、親の介護や子どもの成長といった家族の変化に対応する準備が必要になります。相続遺言についても、具体的に考え始める時期です。

また、自身のキャリアプランを再考し、趣味や興味をさらに広げることで、人生の後半戦に向けた準備を進めましょう。

50代

この時期は、退職後の生活設計を本格的に始めるべき時です。

  • 退職金の管理
  • 老後の住まい
  • 健康管理

などに関する計画を立て、実行に移しましょう。

また、相続や遺言書の内容を見直し、家族とのコミュニケーションを図ることも大切です。

60代

60代では、退職後の生活が現実のものとなります。趣味やボランティア活動を通じて社会との関わりを持ち、健康的な生活を心がけることが重要です。

  • 遺言書の最終確認
  • 葬儀の希望

などを、あらかじめ家族に伝えておくこともおすすめします。

70代以降

この年代では、日々の生活の質を高めることに注力しましょう。介護や医療の準備はもちろん、生活の中で楽しみを見つけ、積極的に外出することで、健康で充実した日々を送ることが大切です。

一人暮らしの場合

一人暮らしをしている場合、家族がいる場合と比べて、

  • 緊急時の連絡先
  • 遺言書の保管方法

など、特に注意すべき点があります。年代に関わらず、信頼できる人に自分の意思や希望を伝えておくことが重要です。また、社会とのつながりを持ち続けることで、孤立を防ぎ、安心して生活を送ることができます。

次の章では終活で注意すべきポイントをまとめます。*4)

終活で注意したいポイント

終活において重視すべき点は、個人の価値観や生活状況、家族構成などによって大きく異なります。一人ひとりが何を大切にしているのか、どのような遺産を残したいのか、その意向に基づいて終活を進めることが重要です。

終活は単に死の直前・直後の準備ではなく、自分らしい人生を歩み、大切な人に負担をかけないための準備でもあります。この活動は、あなた自身を見つめ直す良い機会にもなります。

自分にとって大切なものは何か?

自分の価値観を見つめ直し、生活の中で何を最も大切にしているのかを明確にすることが、終活の第一歩です。これには、

  • 家族や友人との関係
  • 趣味
  • 仕事
  • 資産

などを含め、あなたに関わる全てを把握しておきましょう。自分の大切なものを理解することで、終活を通じて何を成し遂げたいのか、どのような遺産を残したいのかが見えてきます。

大切な人に何を残したいのか?

家族や友人に対する想いを整理し、彼らに何を残したいのかを考えましょう。これは、財産や物質的なものだけでなく、思い出や経験、価値観を共有することも含まれます。また、自分の死後、家族が直面するであろう事務的な手続きや負担を軽減する方法についても考えることが大切です。

早めに準備を始め、定期的に見直す

終活は早めに始めるほど、より充実した準備が可能となります。また、人生の状況は常に変わるものですから、定期的に終活の計画を見直し、最新の状況に合わせて調整することが重要です。

これにより、常に自分の意向が反映された終活を進めることができます。

専門家のサポートを活用

終活には、

  • 法律的な手続き
  • 財産管理
  • 葬儀の準備

など、専門的な知識が必要な場面が多くあります。遺言書の作成や相続税の計算など、自分一人で解決が難しい問題に直面した際は、弁護士や税理士、葬儀社などの専門家に相談することが賢明です。

終活は、自分の価値観や希望に基づいて計画を立て、早めに準備を始めることで、心に余裕を持って人生を送ることができます。専門家のサポートを活用しながら、自分らしい終活を進めていきましょう。*5)

【付録】終活やることリスト

ここまで見てきた終活としてしておくべきことをリストにまとめました。時々チェックして、あなたの終活に役立ててください。

①大切な想いを伝える

人生の終わりにあたり、大切な家族や友人へ伝えたい想いを整理しましょう。

エンディングノート

  • 自分の希望や考えを書き記す
  • 家族へのメッセージ
  • 医療・介護に関する希望
  • 葬儀・お墓に関する希望
  • 財産に関する情報
  • 大切な人への連絡先

事前指示書

  • 医療・介護に関する意思表示
  • 尊厳死・安楽死に関する希望
  • 延命治療に関する希望

遺言書

  • 財産の分配方法
  • 遺産相続人へのメッセージ
  • 未成年の子どもの後見人
  • ペットの将来

②身辺整理を徹底する

不要なものを処分し、大切なものだけを残すことで、残された家族の負担を軽減しましょう。

断捨離

  • 不要なものを処分する
  • 思い出の品を整理する
  • 家財道具の処分方法
  • 遺品の整理を依頼する

デジタル遺品の整理

  • パソコン・スマホのデータ
  • SNSアカウント
  • オンラインサービス
  • パスワード管理

③ 資産を明確にする

自身の資産を把握し、相続対策を講じることで、円滑な遺産相続を実現しましょう。

財産リスト

  • 現金・預貯金
  • 不動産
  • 株式・投資信託
  • 生命保険
  • 負債

相続対策

  • 遺言書の作成
  • 生前贈与
  • 法定相続人の確認
  • 相続税対策

④必要な手続きの準備

葬儀やお墓の手続き、各種解約手続きなど、必要な準備をできるだけ自分の手でしておきましょう。

各種手続き

  • 葬儀・お墓の手配
  • 死亡届
  • 年金・保険の受給手続き
  • 銀行口座の解約
  • クレジットカードの解約
  • 携帯電話の解約

このリストはあくまでも参考であり、個人の状況に合わせて調整する必要があります。 このリストを活用して、自分らしい終活を進めていきましょう。

終活とSDGs

最後に、終活とSDGsについて確認します。

「終活とSDGsって関係あるの?」

と、多くの人が疑問に思うでしょう。実は、終活とSDGsは密接な関係があり、自分らしい人生の締めくくりが、社会全体の未来をより良い方向へ導く力を持っています。

一見、異なるように見える終活とSDGsですが、以下のような共通点があるのです。

未来への責任

終活は、自分自身の未来だけでなく、家族や社会への責任を果たすための活動です。SDGsも、未来世代のために持続可能な社会を目指す取り組みです。

個人の行動の重要性

終活もSDGsも、個々人の意識と行動が大きな力になります。一人ひとりが積極的に取り組むことで、より良い未来を実現することができます。

終活が特に貢献するSDGs目標

終活は、特に以下のSDGs目標の達成に貢献することができます。

SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を

終活を通して、自身の健康状態や終末期医療に関する意思を明確にすることで、医療資源の適切な分配や尊厳死の実現に貢献できます。

SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを

不要なものを処分し、生前整理を進めることで、ゴミの削減や資源の有効活用につながります。

SDGs目標12:つくる責任 つかう責任

身の回りのものを大切に使い、リサイクルを意識することで、持続可能な消費習慣の形成に貢献できます。

SDGs目標16:平和と公正をすべての人に

家族は社会の最も基盤となる単位です。自身の意思を明確にし、家族間でのトラブルを事前に防ぐことで、平和で公正な社会の実現に貢献できます。

このように、終活にしっかり取り組んでおくことで、個人の行動が地球環境や社会に対するプラスの影響をもたらすことができるのです。意外なことかもしれませんが、社会を構成する一人ひとりの行動は、終活のようなとても個人的な活動に見えることでも、結果的に社会全体に影響を与えます。

「自分らしさ」「周囲の人への思いやり」は、より良い社会を構築するうえで、とても重要です。終活とSDGsの関係からも、そのことがわかります。

>>各目標に関する詳しい記事はこちらから

まとめ

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終活を通じて、自分の意思を明確にし、未来に向けた準備を整え、より安心して過ごすことができます。また、終活は若い時から始めることが理想的です。

若い時から終活を意識することで、突然の出来事に備えるだけでなく、自分自身をしっかりと見つめ、意思や価値観を大切な人に伝えることができます。

ヨーロッパで古くから伝わる「メメントモリ」

【ローマ時代の「メメントモリ」のモザイク】

ヨーロッパには、「メメントモリ」と呼ばれる死を意識する習慣があります。メメントモリは、ラテン語で「memento mori」=「死を忘れるな」という意味の言葉です。

この習慣は、

  • ドクロや骸骨をモチーフにした芸術作品
  • 死を想起させる言葉や格言
  • 棺桶を模した置物

などに見ることができ、死を身近なものとして捉え、命のある事の大切さを知り、人生をより充実させようと考えるための啓発と考えられます。

メメントモリは、現代の日本で注目されている終活に通じるものがあります。自分の死を意識することで、今をより大切に生き、自分らしい人生を歩むためのヒントを得ることができるでしょう。

できるうちに、できることをしておく

人は誰でも、いつか必ず死を迎えます。しかし、そのタイミングは誰にも予測できません。もし、突然の病や事故で意識を失ったり、判断能力が低下したりした場合、何も準備していないと自身の意思を伝えることが難しくなります。

また、終活は単なる準備ではなく、自分の人生を考え、本当に大切なものを再認識する貴重な機会です。

  • 自分の価値観を明確にできる
  • 人生に対する感謝の気持ちが湧いてくる
  • 生きている時間をより大切に過ごせる
  • 家族との絆が深まる
  • 後悔のない人生を送ることができる

など、終活によって得られることは、誰にとっても生きる上で大切なことばかりです。

終活は、決して暗いものではありません。 むしろ、自分の人生をより豊かにするための積極的な行動と言えるでしょう。

終活は単に「死の準備」ではなく、自分らしい人生を最後まで生き抜くための大切なプロセスなのです。大切なのは、先延ばしにせず、できることから始めることです。

今日から、あなたも終活を始めてみませんか?*7)

<参考・引用文献>
*1)終活とは
地方経済総合研究所『「終活」に関する意識調査~家族に向けて準備する「終活」とは~』(2017年5月)
厚生労働省『「人生会議」してみませんか』
厚生労働省『宮崎市における人生最終段階における医療の取り組み』
NHK『「もっと早く始めておけばよかった」80代 1人で始めた『終活』』(2023年4月)
経済産業省『新しい健康社会の実現に向けた「アクションプラン2023」(案)』
NIKKEI COMPASS『「終活アンケート」開始以来初 “終活”の認知度が7割を超える[全石協]』(2018年11月)
経済産業省『健康経営の推進について』(2021年10月)
政府広報オンライン『空き家にしないために。考えておこう『住まいの終活』』(2023年12月)
福岡市『令和5年度 わたしが伝えたい大切なこと~マイエンディングノート~』
福岡市『地域で暮らしながら受ける支援 7終活に関する支援』
福岡市『「人生の仕舞い方」を考えてみませんか~終活サポートセンター~』(2021年10月)
福岡市『マイエンディングノートを配布しています』(2023年6月)
*2)終活をなぜ行う必要があるのか?目的は?
地方経済総合研究所『「終活」に関する意識調査~家族に向けて準備する「終活」とは~』(2017年5月)
*3)終活で整理する5つの主な分野
日本FP協会『終活、何をしておくか』(2018年12月)
*4)【年代別】終活でしておくべき準備
厚生労働省『身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン』(2019年5月)
福岡市社会福祉協議会『おひとりさまの終活 終活を取り巻く問題とは?』
*5)終活で注意したいポイント
福岡市『福岡100これからをよりよく生きるために終活を始めよう』(2022年7月)
福岡市『私の思いをまとめませんか~ACPを始めよう~』
*6)終活とSDGs
経済産業省『SDGs』
*7)まとめ
WIKIMEDIA COMMONS『Memento mori MAN Napoli Inv109982』