ウェアラブルデバイスとは?スマートウォッチで何ができるか徹底解説!健康管理にもおすすめ!やめた理由も紹介

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最近、腕時計の代わりにウェアラブルデバイスを身に着けている人を見かけることも多くなりました。ウェアラブルデバイスの利用者は近年増え続け、今後も大きな注目を集めると予想されます。

この記事では、ウェアラブルデバイスとは何か、種類、注目されている背景、分野別活用事例、選び方、おすすめ9選、SDGsとの関係を解説します。

ウェアラブルデバイスとは?何ができる?

「ウェアラブルデバイス」とは、手首や指、顔、足など、体の一部に装着して使用する電子機器のことです。(「ウェアラブル」は「着用(装用)できる」という意味)また、「ウェアラブル端末」「ウェアラブルコンピューター」とも呼ばれています。

一般消費者向けのウェアラブルデバイスでできることは、主に通話やSNSの通知の確認、インターネット、健康管理、電子マネー決済、ゲームなどです。ただし、機種によってはできないこともあるので、購入する際には仕様を確認してください。

■【一般消費者向け】ウェアラブルデバイスでできること

  • 通話
  • SNSの通知の確認(機種によっては投稿も可能)
  • インターネットの利用・心拍数や睡眠時間、移動距離や歩数、消費カロリーなどの生体情報による健康管理
  • Suica、楽天Edy、iD、QUICPayなどでの電子マネー決済(一部の機種のみ)
  • パズルゲームやシミュレーションゲーム、アクションゲームのほか、種類によっては現実世界にデジタル情報を重ね合わせたAR(拡張現実)技術を使ったゲームなど

ウェアラブルデバイスは生活がより便利になるほか、健康の促進に役立つのがメリットです。さらに近年は、産業界や医療業界などでも利用されています。詳しい活用事例については、後述の「【分野別】ウェアラブルデバイスの活用事例」をご覧ください。

ウェアラブルデバイスでできること

ウェアラブルデバイスでできることは何があるのでしょうか?

健康管理

ウェアラブルデバイス最大の特長は、心拍数や歩数、消費カロリー、睡眠の質などの健康データをリアルタイムで自動記録できる点です。

これにより、日々の運動量や体調の変化を「見える化」し、生活習慣の改善や健康維持に役立ちます。

ストレスレベルや生理周期の管理も可能なため、忙しいビジネスパーソンや健康志向の方にとって、無理なく継続的な健康管理ができるでしょう。

通知・通話機能

スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは、スマートフォンと連携し、着信やメール、SNSの通知を手元で確認できます。

機種によっては通話も可能なため、移動中や作業中でも大切な連絡を逃しません。これにより、スマートフォンを取り出す手間が減り、仕事や日常生活の効率が向上します。

電子マネー決済

一部のウェアラブルデバイスは、Suicaや楽天Edy、iD、QUICPayなどの電子マネー決済に対応しています。

腕時計をかざすだけで交通機関の利用や買い物の支払いができるため、財布やスマートフォンを取り出す必要がなく、スムーズなキャッシュレス生活ができます。

音楽再生・コントロール

スマートウォッチには音楽再生機能も搭載されており、端末に保存した楽曲やスマートフォンの音楽アプリを手元で操作できます。

ワイヤレスイヤホンと連携すれば、ランニングや通勤中もスマートに音楽を楽しめます。

ウェアラブルデバイスの初代は?

今では各メーカーからさまざまな種類のウェアラブルデバイスが発売されていますが、その起源はどこにあるのでしょうか。

ウェアラブルデバイスの歴史には、いくつかの説があります。その中でも注目したいのは、1980年代に日本が発売した腕時計型の情報機器です。[1]

1881年に創業した「セイコー」は、1984年にデータの管理機能を搭載する腕時計「腕コン」を発売しました。腕コンには2,000字までの文字を記憶する性能があり、電話帳や住所録として使用できます。さらに1カ月先のスケジュールを記憶し、アラーム音で知らせる機能を備えていました。

1984年、セイコーは世界初の腕時計型コンピューター「腕コン」を発売。腕コンは、携帯用情報機器の先駆けといわれている。

また同年、「エプソン」は腕時計型コンピューター「リストコンピュータ」を発売しています。これは、メモ検索やスケジュール入力、ワールドタイム表示ができるデバイスです。

その後も、日本をはじめアメリカなどでもウェアラブルデバイスの開発が進められました。そして2000年代初めにはアメリカの企業が、歩数や消費カロリー、睡眠時間などを記憶するリストバンド型の活動量計「Fitbit」を世界で発売します。(日本では2014年から)

日本では2014年に「Fitbit」が発売される

身に付けやすいリストバンド型の「Fitbit」は人気を集め、ウェアラブルデバイスが広く知られるきっかけとなったといわれています。そして今ではさまざまなメーカーが開発を進め、種類や機能も増えてより使いやすく便利になりました。

ウェアラブルデバイスの種類

ウェアラブルデバイスには、身に着ける部分によってさまざまな種類があります。その中でも個人が購入しやすい製品をタイプ別に紹介します。

腕時計型

腕時計の文字盤のような広い画面を備え、手首に装着するタイプが腕時計型です。一般向けのウェアラブルデバイスでできることのほかに、生体情報の高精度な測定やアプリを追加できるなどの高い機能を備えています。

リストバンド型

手首に装着するタイプで、腕時計型よりも画面が小さいのがリストバンド型です。腕時計型と比較すると、より基本的な機能に絞られています。価格も低めです。

メガネ型

XREAL Air 2 Pro
(引用元:XREAL Air 2 Pro X1003

メガネ型は、メガネをかけるように装着するタイプのウェアラブルデバイスです。通話や音楽を聴くスピーカー、レンズ部分に画面表示などの機能があります。

指輪型

指輪型は、指にはめて使うタイプのウェアラブルデバイスです。健康管理ができる製品や、電子マネー決済に特化したものなどが展開されています。

イヤホン型

イヤホン型は、本来の機能である音楽を聴くのはもちろんのこと、生体情報を集めて健康管理ができるウェアラブルデバイスです。ワイヤレスでスマホやパソコンとつないで使用します。

その他

その他のウェアラブルデバイスに、「クリップ型」「衣服型」「靴型」などがあります。いずれも生体情報の収集などができますが、ウェアラブルデバイスの機能を一部に絞って作られているのが特徴です。

ウェアラブルデバイスが注目されている背景

このようにさまざまな種類の製品が登場し、ウェアラブルデバイスへの注目度は高まっています。「情報通信白書令和5年版」によると、一般消費者向けのウェアラブル端末の世界市場規模は、2022年に379.3憶ドル(日本円で約5.4兆円)に上り、将来的にはさらに大きくなる予想されています。[2]

■世界のウェアラブル端末市場規模の推移および予測

過去にさかのぼると、2021年からの伸びは特に大きいことが分かります。この背景には、主に3つの理由があります。

低価格になり購入しやすくなった

2016年までのウェアラブルデバイスは、高価な製品が中心だったため、利用しているのは一部の人でした。しかしその後、アジア系メーカーが参入して価格が下がり、2018年以降の市場規模は拡大し続けています。

現在の製品は、安い製品では数千円から購入することが可能です。手に入れやすい価格になったことが、消費者からの注目を浴びる1つの要因になったと考えられます。

技術の発展により使いやすくなった

以前のウェアラブルデバイスは、大きくて重いなどの使いにくさがありました。その後、技術が発展したことにより小型化や軽量化が実現し、快適に装着できるようになりました。

また、スマートフォンやインターネットに接続できるようになったこと、健康管理に必要なデータを大量に収集・蓄積できるようになったことも理由の1つです。

健康への意識が高くなった

近年、健康への意識が高まっていることも挙げられます。日本のインターネットの利用率は8割を超え、多くの人が健康に関する情報を容易に得られるようになりました。こうして健康に関する知識が増える中で、ウェアラブルデバイスにも注目したと考えられます。

また、新型コロナウイルスの広がりにより、免疫力の高い健康的な体作りにも積極的になったこともひとつの要因です。ウェアラブルデバイスが、健康を管理するツールの1つとして使われてい背景があります。

【分野別】ウェアラブルデバイスの活用事例

では、ウェアラブルデバイスは、産業界でどのように活用されているのでしょうか。製造、物流、医療、観光、警備業における事例を見ていきましょう。

製造

製造の分野では、主に次の用途で使われています。

  • 【事故防止】作業員の心拍数や作業時間、移動距離、歩数などの生体情報を収集する
  • 【作業効率の向上】画像や音声により遠隔で作業内容の指示を行う
  • 【安全性の向上】作業員が撮影した現場の映像を遠隔の監督者が確認する

事例

実際に使用されている例としては、化粧品メーカーであるダイセルがあります。

ダイセルは、製造ラインを撮影した画像を解析し、作業者が通常とは異なる動作をすると監督者のウェアラブルデバイスに通知するシステムを導入しています。

品質管理や不具合発生時の影響の最小化に効果を発揮しています。[3]

物流

物流の分野では、主に次の目的で使われています。

  • 【事故防止】作業員の心拍数や睡眠時間、移動距離、歩数、消費カロリーなどの生体情報を収集する
  • 【作業効率の向上】商品の取り出しやバーコードの読み取りを行う

事例

物流会社のSBS東芝ロジスティックスでは、リストバンド型のウェアラブルデバイスを使用して作業内容と実績工数を記録しています。

その結果、改善策を短いサイクルで実行することができ、荷役の工数を以前と比べて17%削減できました。[4]

医療

医療の分野では、主に次の目的で使われています。

  • 【患者の健康管理】心拍数や睡眠時間、移動距離、歩数、心電図などの生体情報を収集する
  • 【医薬品の開発】患者の生体情報を収集・分析する

事例

医薬品メーカーの中外製薬は、ウェアラブルデバイスから得られた患者の生理学的データを解析しています。このデータは、治療や予防の成果を可視化することや、医薬品の効果や安全性、費用対効果などを明確にすることに使われています。[5]

観光

観光の分野では、主に次の目的で使われています。

  • 【疑似的な観光体験】ARやVR(仮想空間を現実のように体験できる)技術を使用する

事例

旅行会社のJTBでは、コロナ禍で中止になった修学旅行に代わる思い出作りの創出を目的として、中学・高校生向けに「バーチャル修学旅行360」を提供しています。360度VR映像を通じて、京都・奈良、日光の歴史や文化、自然などが体験できます。[6]

※2024年1月8日現在、京都奈良編は、新規受付を停止しています。

警備

警備の分野では、主に次の目的で使われています。

  • 【人材不足の解消】カメラや警備ロボット、ドローンなどから得られた映像や信号をコントロールセンターで解析し、その結果を警備員に報告する

事例

綜合警備保障(ALSOK)では、監視カメラや警備ロボット、ドローンのカメラで撮影された映像を情報ガードセンターに集め、メガネ型のウェアラブルデバイスを装備したガードマンと共有するシステムを採用しています。[7]

ウェアラブルデバイスの選び方

ウェアラブルデバイスには多くの種類があります。初めて購入する人にとっては、何を基準に選べば良いか悩むこともあるかもしれません。そこで、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

スマホのOS

ウェアラブルデバイスには、

  1. 単体で使用できる製品
  2. スマホと連携する製品

の2つのタイプがあります。②の場合、ウェアラブルデバイスがスマホのOSに対応している必要があります。購入を検討する際には、最初に確認しましょう。

■スマホのOSの種類は次の2つ

  • iPhone(iOS)
  • Android

機能

ウェアラブルデバイスには、主に電話・メールの通知、健康管理、フィットネス管理、電子マネー決済などの機能があります。さらにフィットネス管理でも、データの記録に対応しているエクササイズの種類は機種によって異なります。「ウェアラブルデバイスでやりたいこと」をある程度決めておくと、製品選びがスムーズです。

デザイン

職場や家庭、休日の外出など、ウェアラブルデバイスは日々の生活の多くの時間に身に着けるものです。快適に着用できるデザインであることや、職場に適しているかも選定のポイントになります。利用する場面をイメージして選びましょう。

【2025年6月最新】おすすめウェアラブルデバイス7選

ウェアラブルデバイスは多くの種類が発売されていますが、その中からおすすめ7選を紹介します。特に「初めて使う」「使い心地を試したい」「やりたいことが特に決まっていない」という人に向けて選んでいます。選定したポイントは次の2つです。

  • 初めてだからこそ、さまざまな機能を備えた機種を使ってみる
  • 日々進化するウェアラブルデバイスの最新の技術に触れて、新しい体験をする

ここでは、最も利用されている「時計型」と「リストバンド型」からそれぞれピックアップしました。

製品名の横にあるカッコ内は、製品の画面のおおよその直径または一番長い部分を表しています。
例)1.Galaxy Watch6(40mm・44mm)→40mmと44mmの2種を展開している

時計型

まずは、時計型を紹介します。

1.Galaxy Watch6(40mm・44mm)

Galaxy Watch6は、iPhoneとAndroidの両方に対応しているほか、ウェアラブルデバイスでできることの多くが盛り込まれています。画面が広いことに加えて、厚さが9.0mmと他の時計型と比べて薄いので、身に着けやすいのもポイントです。

  • iPhone・Android※LTEを搭載した機種は単独での使用が可能
  • 電話・メール着信通知・通話
  • 睡眠・健康・フィットネス管理
  • Suica・iD・QUICPay対応

メーカー公式サイト価格:50,160円(税込)から

2.HUAWEI WATCH GT 4(41mm・46mm)

HUAWEI WATCH GT 4は、腕時計に近いデザインが特徴です。41mm・46mmのサイズでそれぞれ雰囲気の異なるベルトも用意されています。腕時計のような感覚でウェアラブルデバイスを着用したい人におすすめです。

  • iPhone・Android※iPhoneでは一部の機能が利用できません
  • 電話・メール着信通知・通話
  • 睡眠・健康・フィットネス管理

メーカー公式サイト価格:32,780円(税込)

3.Apple Watch Series 10(42mm・46mm)

Apple Watch Series 10は、iPhoneユーザー向けのウェアラブルデバイスです。主な機能を備えていることに加えて、衝突事故により転倒したときに緊急通報サービスに知らせる機能を備えているなど、安全性にも配慮して設計されています。

  • iPhone
  • 電話・メール着信通知・通話
  • 睡眠・健康・フィットネス管理
  • Suica・iD・QUICPay・PASMO・ICOCA・WAON・Visa/Mastercardのタッチ決済対応

公式サイト価格:59,800円(税込)から

4.Google Pixel Watch 2(41cm)

Google Pixel Watch 2は、Androidスマホのユーザー向けのウェアラブルデバイスです。Googleアシスタントを搭載しているので、「OK Google」と話しかければ、健康とフィットネスに関するデータを確認できます。

  • Android※LTEを搭載した機種は単独での使用が可能
  • 電話・メール着信通知・通話
  • 睡眠・健康・フィットネス管理
  • Suica・iD・QUICPay・Visa/Mastercardのタッチ決済対応

公式サイト価格:51,800円(税込)から

リストバンド型

続いては、リストバンド型を紹介します。

1.GARMIN vívosmart 5(18.5mm)

GARMIN vívosmart 5は、ベルトの長さに応じてS/MとLの2つのサイズを展開しています。いずれも幅は10.7mmとスリムなため、目立ちにくいウェアラブルデバイスを探している方におすすめです。電子マネー決済には対応していません。

  • iPhone・Android
  • 電話・メール着信通知
  • 睡眠・健康・フィットネス管理

公式サイト価格:21,800円(税込)

 2.Huawei Band 10(43.45mm)

Huawei Band 8は、バンドの最薄部8.99mm、重さ約14gと薄くて軽いので、着け心地にこだわりたい方に最適です。また、5分充電するだけで約2日間の使用が可能という高速充電もできます。電子マネー決済には対応していません。

  • iPhone・Android
  • 電話・メール着信通知
  • 睡眠・健康・フィットネス管理

公式サイト価格:7,480円(税込)

 3.Xiaomi Smart Band 8 PRO(48mm)

Xiaomi Smart Band 8Proは、大型の有機ELディスプレイを備え、軽量でスリムなデザインが特徴です。さらに、多様なスポーツモード正確な健康管理機能、そして標準使用モードでは14日間バッテリーが持続。

ストラップも気分やTPOに合わせてカスタマイズが可能です。

  • iPhone・Android
  • 電話・メール着信通知
  • 睡眠、健康、フィットネス管理
  • Mastercardのタッチ決済対応

公式サイト価格:8,980円(税込)

健康管理におすすめのウェアラブルデバイス3選

健康管理におすすめのウェアラブルデバイス3選をご紹介します。

1.Fitbit Sense 2(40.5mm)

Fitbit Sense 2は、主な機能を備えていることに加えて、AmazonのAlexaを搭載しているので、話しかければ天気予報やニュースなど確認できます。また、12分の充電で1日分のバッテリーをチャージできることが特徴です。

  • iPhone・Android
  • 電話・メール着信通知・通話
  • 睡眠・健康・フィットネス管理
  • Suica・Visa・Mastercardのタッチ決済対応

公式サイト価格:32,800円(税込)

→商品の詳細は公式サイト

2.HUAWEI WATCH FIT 3


Fashion Squared
HUAWEI WATCH FIT 3 KV
(引用元:HUAWEI WATCH FIT 3

HUAWEI WATCH FIT 3は、スタイリッシュなデザインと高精度な健康管理機能を兼ね備えたスマートウォッチです。

1.82インチの大画面ディスプレイを搭載し、心拍数や血中酸素レベル、睡眠の質をリアルタイムで計測できます。

100種類以上のワークアウトモードに対応し、カロリー管理機能も充実。アプリと連携してダイエット日記を付けたり、運動習慣や消費カロリーに基づくアクティビティ提案も受けられます。

最長10日間のバッテリー持続も魅力で、日常使いから本格的な健康管理まで幅広く対応します。

  • iPhone・Android
  • 高精度な心拍数・血中酸素レベル・睡眠分析機能を搭載
  • 100種類以上のワークアウトモードと科学的なカロリー管理

公式サイト価格:23,980円(税込)

→商品の詳細は公式サイト

3.Fitbit Charge 6(40.5mm)

Fitbit Charge 6は、40種類以上のエクササイズモードを備えているウェアラブルデバイスです。生体情報を記録して体調を把握した上でフィットネスを行うなど、運動や健康を管理して毎日の生活を充実させたい人におすすめです。

  • iPhone・Android
  • 電話・メール着信通知
  • 睡眠・健康・フィットネス管理
  • Suica・Visa/Mastercardのタッチ決済対応

公式サイト価格:23,800円(税込)

→商品の詳細は公式サイト

ウェアラブルデバイス・スマートウォッチに関するよくある質問

ウェアラブルデバイス・スマートウォッチに関するよくある質問を紹介します。

スマートウォッチは使い道ない?やめた理由は?

スマートウォッチが「使い道がない」と言われる理由にはいくつかあります。主なものは「使いこなせない」「充電が面倒」「体質に合わない」「スマホで十分」「価格が高い」といった点です。

実際、スマートウォッチには多機能が搭載されていますが、そのすべてを活用できていないと感じる人も多く、必要な機能だけ使えば十分という意見もあります。

また、通知の多さやバッテリーの劣化、デザインへの違和感などが原因で「結局スマホで十分だった」と感じてやめてしまうケースも少なくありません。

特に、健康管理や電子決済などはスマホでも代用できるため、スマートウォッチの必要性を感じにくくなる人もいます。自分のライフスタイルや必要性に合った使い方ができるかどうかを考え購入を検討しましょう。

子供向けスマートウォッチは何ができる?

子供向けスマートウォッチは、主に「見守り」や「安全管理」に特化した機能が充実しています。GPSによる現在地の把握や、保護者との通話・メッセージ機能、緊急時のSOS発信などが代表的です。

また、歩数計やアラーム、簡単な学習アプリなど、子どもの日常生活をサポートする機能も搭載されています。

最近では防水や耐衝撃性に優れたモデルも多く、活発な子どもでも安心して使える設計が増えています。スマートフォンをまだ持たせたくない年齢の子どもでも、スマートウォッチなら最低限の連絡や安全確認ができるため、保護者からの需要が高まっています。

androidでコスパ最強のおすすめウェアラブルデバイスは?

Androidユーザー向けのコスパ最強ウェアラブルデバイスとして人気が高いのは、Xiaomi(シャオミ)やHUAWEI(ファーウェイ)、Amazfit(アマズフィット)などのスマートバンドやスマートウォッチです。

これらのブランドは1万円前後から購入できるモデルが多く、心拍数や睡眠、歩数、運動量の記録など健康管理機能が充実しています。

特にリストバンド型は軽量でバッテリー持ちが良く、日常使いに最適です。また、スマホの通知確認や音楽コントロール、電子決済などの基本機能も備えており、コストパフォーマンスに優れています。

購入時は自分の使いたい機能が搭載されているかやアプリの使いやすさはどうか、また、海外ブランドの場合、日本語対応状況などもチェックしましょう。

iPhoneはAppleウォッチしか使えない?

iPhoneユーザーはApple Watchが最も高い互換性を持ちますが、必ずしもApple Watchしか使えないわけではありません。

他社製のスマートウォッチやスマートバンドもiPhoneに対応しているモデルが多数あります。例えば、FitbitやGarmin、Xiaomiなどの製品はiOS用アプリが提供されており、通知の受信や健康データの記録など主要な機能を利用できます。

ただし、Apple Watchに比べると一部機能(通話の応答やメッセージ返信、Apple Payなど)が制限される場合があるため、購入前に対応機能を確認することが大切です。

Apple WatchはiPhoneとの連携が最もスムーズで、すべての機能を最大限に活用できますが、用途や予算に応じて他社製品を選ぶのも選択肢の一つでしょう。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とウェアラブルデバイス

最後に、ウェアラブルデバイスとSDGsの関係を確認します。ウェアラブルデバイスは、個人のほか、産業界などでも広く利用されている電子機器です。個人でも産業界でも、健康やフィットネスを管理する機能を利用することで、健康を支えている点が共通しています。このことは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉をに該当します。

また「バーチャル修学旅行」の例から分かることは、教育にも役立つことです。ウェアラブルデバイスがあれば、どこにいても修学旅行を体験できることから、目標4「質の高い教育をみんなにの達成に貢献します。

製造や物流、警備などの分野では、作業の効率化や労働者の安全性を促進することから、目標8「働きがいも経済成長もの実現に関係しています。

まとめ

ウェアラブルデバイスは、手首や指、顔、足など、体の一部に装着して使用する電子機器です。腕時計型やリストバンド型、メガネ型などの種類があります。

主にできることは、通話やSNSの通知の確認、インターネット、健康管理、電子マネー決済、ゲームなどです。

近年では、低価格になり購入しやすくなったことや、技術の発展により使いやすくなったこと、健康への意識が高くなったことでウェアラブルデバイスが注目され、産業の分野でも利用されています。

「ウェアラブルデバイスのことをもっと知りたい」「試してみたい」という人は、選び方やおすすめを参考に購入を検討してみるのはいかがでしょうか。日常の生活に良い変化をもたらしてくれる頼れるツールになってくれるでしょう。

[1] セイコー腕時計の歴史 The history of Seiko watches
[2] 総務省|令和5年版 情報通信白書|データ集
[3] 工場スマート化の現在地を知る羅針盤で、確実で安全な航海を!:コラム・インタビュー:インダストリー:日立
[4] 活動量計を活用 庫内作業で17%の工数削減を実現|物流サービス・事例 |SBS東芝ロジスティクス
[5] デジタルバイオマーカーへの取り組み|CHUGAI DIGTAL|会社情報|中外製薬
[6] リアル×VR 新感覚体験プログラム「バーチャル修学旅行360」 | 交流・体験プログラム | 中学・高校向け オンラインプログラム | サービス | 学校・教育機関向け | JTB 法人サービス
[7] IoT×セキュリティ|綜合警備保障(ALSOK)

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この記事を書いた人

池田 さくら ライター

ライター、エッセイスト。メーカーや商社などに勤務ののち、フリーランスに転身。SDGsにどう取り組んで良いのか悩んでいる方が、「実践したい」「もっと知りたい」「楽しい」と思えるような、分かりやすく面白い記事を書いていきたいと思っています。

ライター、エッセイスト。メーカーや商社などに勤務ののち、フリーランスに転身。SDGsにどう取り組んで良いのか悩んでいる方が、「実践したい」「もっと知りたい」「楽しい」と思えるような、分かりやすく面白い記事を書いていきたいと思っています。

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