株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)は、1978年の創業以来、IoT技術を活用して、さまざまな業種のビジネス課題を解決してきました。
その中でも、2019年からは農業分野にも参入し、2022年からは畜産業のDX支援にも積極的に取り組んでおり、畜産業界の効率化や生産性向上を支援する、飼料タンク残量管理ソリューション「Milfee(ミルフィー)」を開発しました。このソリューションを通じて、サステナブルな畜産業界の実現に向けた取り組みを紹介します。
いま、畜産業界ではさまざまな問題に直面しています。
畜産農家では、高齢化や後継者不足などの問題が顕在化し、飼料メーカーや飼料の運送会社も急な飼料発注への対応や運転手の確保が難しい状況に置かれています。
また2024年4月からの法改正により、トラックドライバーの労働時間の適正化や環境負荷の軽減といった新たな課題などにも取り組む必要が生じています。
飼料残量管理ソリューション「Milfee(ミルフィー)」を活用することで、飼料輸送を最適化し、CO2排出量の削減に貢献します。また、ドライバーの労働時間の適正化も実現し、サステナブルな畜産業界の実現に向け支援します。
●ドライバーの労働時間適正化!(関連するSDGs目標:8、働きがいも経済成長も 9、産業と技術革新の基盤とつくろう)
飼料輸送業界では、専用の特殊車両や高所作業など、さまざまな特殊作業を担っており、ますます運転手の確保が難しくなっています。また飼料の生産拠点は一部に集中しており、農場までの輸送は長距離に及ぶうえ、飼料メーカーでは、飼料の残量確認と補充のために、何度も移動しなくてはいけません。飼料配送会社の約7割が、「顧客への製品輸送最長時間は5時間以上」と答えています。(当社調べ)
飼料残量管理ソリューション「Milfee(ミルフィー)」の残量確認により輸送ルートを最適化することで、ドライバーの長距離運転などの負担を低減します。
飼料輸送エリアにあるタンク残量を可視化することができる「Milfeeデリバリー」(Milfeeの新サービス)により、効率的な飼料輸送が実現します。
●CO2排出量の削減ができる!(関連するSDGs目標:13、気候変動に具体的な対策を)
飼料輸送ルートを最適化することで、走行距離の短縮、CO2の排出量を削減することができます。
例として、飼料の残量確認・補充にかかる走行距離6,000km/月が、「Milfee」導入後、飼料の補充のみで、よくなるため走行距離4.000km/月に短縮。2,000km/月分のCO2排出量を削減することができます。