「SDGs」という言葉を耳にしたことはありますか?持続可能な社会の実現に向けた目標として注目されていますが、何から始めればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、愛知県でSDGsに積極的に取り組む企業の事例を特集します。
地域密着型の活動から世界に影響を与えるプロジェクトまで、幅広い取り組みを紹介します。
ぜひこの記事を通じて、SDGsを身近に感じ、自分にもできる一歩を見つけてみてください。
愛知県のSDGs
愛知県では、SDGs達成に向けた多様な取り組みを支援するため、独自の制度やプラットフォームを整備しています。
例えば以下のような活動があります。
愛知県SDGs登録制度「あいちSDGsパートナーズ」
企業や団体がSDGsへの取り組みを登録できる制度です。登録者の活動内容を「見える化」し、具体的な行動を促進することを目的としています。登録者情報や取り組み事例は、ウェブサイトで簡単に検索・閲覧でき、他の団体との連携のきっかけにもなります。
あいちSDGs環境プラットフォーム
環境分野におけるSDGsの取り組みをまとめたオンラインデータベースです。県内の活動事例を整理し、検索機能を活用して関心のある分野やテーマを手軽に調べることができます。このプラットフォームは、情報共有を通じて連携を深め、取り組みの活性化を目指しています。
これらの仕組みは、愛知県全体でSDGsの目標を達成するための重要な役割を果たしています。ぜひ参考にしてみてください!
愛知県で行われている具体的な取り組みを紹介
では、実際に愛知県で行われているSDGsの取り組みについてみていきましょう。
マミリカズ
マミリカズ(mamirika’s)は、2018年に設立された日本みつばちの養蜂を中心とした事業を展開する企業です。
自然の恵みを最大限に活かした純粋で安心なはちみつ製品を提供し、特に「食の3重丸」認定製品として高い品質と信頼を得ています。
また、日本みつばちの生態や役割について広く知ってもらうための商品展開や情報発信にも力を入れています。
創業当初は多くの困難がありましたが、みつばち保護活動の重要性を認識し、現在では保護と持続可能な養蜂を両立する取り組みを進めています。
「もっと良い世界を」という理念のもと、地域に根ざした活動を通じて、生態系保全や持続可能な未来の実現に貢献しています。
具体的な取り組み内容
マミリカズは、SDGsの目標達成に向け、日本みつばちの保護と環境保全を軸に取り組みを進めています。以下に、主な活動を分野別に紹介します。
生物多様性の保全
日本在来種である日本みつばちを守るため、蜜源の確保や群れの拡大に注力しています。2021年には7群だった群数を2025年までに15群に増やすことを目標としており、生態系の多様性保全に貢献しています。
安全で健康的な製品提供
国産で安心・安全なはちみつを生産し、「食の3重丸」認定を維持しています。この取り組みを通じて、地域住民の健康を支えつつ、持続可能な食文化の推進に寄与しています。
温室効果ガス削減
養蜂場運営において再生可能エネルギーを積極的に活用し、CO2排出量の削減に取り組んでいます。2025年までに2020年度比で2%削減することを目指し、地球温暖化防止にも貢献しています。
これらの活動は、SDGsゴール「飢餓をゼロに」「つくる責任 つかう責任」など、多方面の目標に寄与しています。日本みつばちの養蜂を通じた持続可能な未来への取り組みを、今後も拡大していく方針です。
マミリカズの基本情報
名称 | マミリカズ |
住所 | 〒4950001 愛知県 稲沢市 祖父江町祖父江居中177-1 |
電話番号 | 050-3159-3883 |
URL | https://www.mamirika-s.com/ |
社会保険労務士事務所 労務サポート
社会保険労務士事務所「労務サポート」は、15年以上にわたり企業の労務管理をサポートし、経営者と従業員が安心して働ける環境づくりを支援しています。
給与計算や社会保険手続き、就業規則の作成に加え、デジタル化支援や採用・定着支援など幅広い分野に対応。法改正や労務に関する情報発信を積極的に行い、迅速かつ的確なアドバイスを提供します。
また、働きやすい職場環境を重視し、愛知県ファミリーフレンドリー企業としても認定。
企業の成長と従業員の幸福を同時に追求するパートナーとして、多様なニーズに応えています。
具体的な取り組み内容
社会保険労務士事務所「労務サポート」は、SDGsの達成に向けて多角的な取り組みを展開しています。以下に主要な取り組みを分野別に紹介します。
経済分野:デジタル化推進
ペーパーレス化とIT化を進めることで、業務効率の向上と環境負荷の軽減を目指しています。
具体的には、書類の電子化を2030年までに90%以上にすることを目標とし、電子申請の比率を2022年比で20%以上向上させる計画を進めています。
社会分野:多様性と働きやすさの実現
障がい者雇用の倍増や高齢者・外国人の雇用支援に取り組むほか、従業員が仕事と生活を両立できる環境づくりを推進しています。
育児・介護支援の充実や、復帰支援プランの導入により、誰もが安心して働ける職場を提供します。
また、愛知県ファミリーフレンドリー企業として登録され、時間外労働削減や研修の実施を通じて人材育成にも注力しています。
環境分野:資源の有効活用とCO2削減
インクカートリッジや古紙の回収を推進し、2030年までに廃棄物を2022年比で50%以上削減する目標を掲げています。また、オフィスの節電やハイブリッド車の導入により、エネルギー消費を抑制し、地球温暖化対策にも取り組んでいます。
これらの活動を通じ、持続可能な社会の実現を目指し、企業と地域の双方に貢献することを使命としています。
社会保険労務士事務所 労務サポートの基本情報
名称 | 社会保険労務士事務所 労務サポート |
代表者名 | 後藤 昌雄 |
住所 | 〒4530856 愛知県 名古屋市中村区 並木2-327-1 |
電話番号 | 052-413-2272 |
URL | https://srgoto.com/sdgs |
一般社団法人五感脳トレーニング協会
一般社団法人五感脳トレーニング協会は、幼児からシニアまで幅広い対象者に、五感を活用した独自の脳トレーニングプログラムを提供しています。
このプログラムは、思考力・判断力・想像力などをゲーム感覚で楽しく向上させることを目指し、アメリカン教育を取り入れたディスカッション形式のプロセス教育を採用。
一人ひとりの個性を尊重しながら、自分で考え行動できる力を育むことを理念としています。
また、療育や企業研修も行い、社会全体の教育水準向上に寄与しています。
10年以上の研究を基に開発されたこのカリキュラムは、自己肯定感を高め、多様な価値観を学べる新しい教育の形を提案します。
具体的な取り組み内容
一般社団法人五感脳トレーニング協会では、以下の内容でSDGsに取り組んでいます。
児童発達支援や放課後等デイサービスを通じて、発達障害や家庭環境に課題を抱える子どもたちにも平等な教育機会を提供しています。
ゲーム感覚で楽しく学べる「五感脳トレーニング」を導入し、思考力や創造力を育成。アメリカのディスカッション形式教育を取り入れることで、個々のペースに合わせた学びを実現し、自己肯定感を高めています。
さらに、貧困世帯や社会的ハンデを抱える方々にも適切な支援を届ける体制を整え、多様性を尊重した教育環境を提供。社会的格差の解消を目指し、すべての人が学べる場を確保しています。
また、使わなくなった教材や資材のリサイクルを推進し、持続可能な消費と生産に寄与。活動を通じて子どもたちに環境意識を啓発し、次世代のリーダーを育てています。
今後も教育を通じた社会貢献を続け、地域社会や企業と連携し、持続可能な社会の実現に向けて活動を拡大していきます。
一般社団法人五感脳トレーニング協会の基本情報
名称 | 一般社団法人五感脳トレーニング協会 |
住所 | 〒4540012 愛知県 名古屋市中川区 尾頭橋3−5−17 |
電話番号 | 050-3201-4159 |
URL | https://www.5-brain.com/ |
まとめ
今回は、愛知県のSDGsに貢献する企業の一例を紹介しました。
地域社会や環境への取り組みが進む中、企業はそれぞれの強みを生かして持続可能な社会づくりに貢献しています。
これらの取り組みは、単なる社会的責任にとどまらず、企業の成長や従業員の幸福にもつながる重要な活動です。
皆さまも、企業のSDGs活動を参考に、自分たちができることを考え、行動に移していくことが、持続可能な未来への第一歩となるでしょう。