皆さんが子どもの頃、保健体育や道徳の授業で性に関する教育を受けたと思います。男女の身体には違いや特徴があることや、身体の仕組み、性犯罪といった内容を教えられたはずです。
近年は、そうした基本的な内容に加え、学校でもプライベートゾーンや性的同意など、より踏み込んだ内容を教えるところも出てきました。
しかし、まだまだ説明不足な部分が多く、家庭でも性教育の必要性が高まっています。
そこで今回は、子どもの成長時期にあわせた性教育のタイミングや、どんなことを教えたらよいのかについてご紹介します。
性教育とは
性教育とは、性別による身体の違いと特徴や、心身の成長に伴う身体の変化など、性にまつわる知識を教えることです。
純粋に身体の仕組みを教えるだけでなく、性に関するさまざまな問題やトラブルから身を守るためのトピックといった幅広い範囲が含まれます。
性教育によって得られる正しい知識を通して、自分自身はもちろん、大切なパートナーや家族・社会のコミュニティとの関わり方を学ぶことで、個人の健康や尊厳を守ることにつながります。
性教育は、学校だけでなく家庭やさまざまな機関によって行われ、子どもの成育過程によってアプローチ方法が異なります。
性教育は子どもだけでなく、大人にも必要!
今回は、主に【幼少期】と【思春期】の2つに分けて、性教育のタイミングや方法を説明していきますが、教える側である大人にも、正しい知識を身に付けることが求められます。
皆さんの中には、性教育と聞くと「恥ずかしい」「子どもにどうやって伝えたら分からない」と漠然と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
性教育は、子どものうちから教えることによって、恥ずかしさや偏見をなくし、正しい知識を身につけて自分たちの身体を守れるようにする手段です。
そのためにも、まずは大人が性教育についての正しい知識を学び、子どもに教えられるようにすることが大切です。
このような前提を踏まえて、ここではそれぞれの成育過程においてどのような性教育を行うとよいのか?について、一緒に見ていきましょう。
【幼少期】性教育の注意点
まずは、幼少期(1~8歳ごろ)の子どもに性教育を行う際に注意したいことを知っておきましょう。
シンプルな言葉で、具体的に教える
幼少期の子どもの場合、まだ身体の仕組みを詳しく知っているわけではなく、また、深く理解していないかもしれません。それでも、興味のあることは何だって知りたいものです。
そこで、子どもの疑問や興味をキャッチしたら、できるだけシンプルに、かつ具体的な言葉で説明してあげましょう。
たとえば「赤ちゃんはどこから来るの?」という質問に対しては、
- 「赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で育って、お母さんの膣から出てくる」のように、複雑にならないよう簡潔に、やさしい言葉を選ぶ
- 「コウノトリが運んできた」のように嘘をついたり、「まだ知らなくてもよい」と子どもの好奇心・興味を否定するような発言は、子どもにとって信頼できない大人であることを印象づけてしまうため避ける
幼少期の段階では、精子と卵子の話や性交の話まで踏み込む必要はないかもしれません。ただし、子どもの興味に応じて答えることもあるでしょう。
その場合は、出来るだけ簡潔に「女の人が持っている卵(卵子)と、男の人が持っている種(精子)が出会ってひとつ(受精卵)になると、赤ちゃんに成長するんだよ」のように話してあげると、ほとんどの子どもは納得してくれるはずです。
シンプルさを意識しつつも、赤ちゃん言葉や曖昧な表現は避け、名称なども大人と同じ呼び方を使うようにしましょう。
話す相手を限定するように理解してもらう
性にまつわる話は、誰にでもしてよいわけではありません。とてもプライベートな話題であり、相手によっては不快な思いをすることもあるでしょう。
特に幼い子どもの場合、よく理解しないまま言葉を発し、相手の反応をうかがっているかもしれません。
そこで幼少期の子どもに性教育を行う際は、「こういう話は、とてもプライベートに感じる人もいるかもしれない。もし相手がその話をするのを嫌がっていたら、話すのをやめよう」などと伝え、性に関する話題は一方的にするものではない、プライベートなものである、といったポイントを理解してもらえるように努めましょう。
【幼少期】性教育を行うタイミング
次に、幼少期の子どもに性教育を行うタイミングについて見ていきましょう。
文部科学省が作成した「学校における性に関する指導について」に基づくと、日本では小学校4年生になって、はじめて性に関する教育がはじまります。
しかし子どもは、もっと前から自分や他人の身体に興味を持っています。
それまでは、家庭やほかのコミュニティで時間を過ごす中で、タイミングを見て教える必要がありそうです。
トイレやお風呂で
自分の身体を見たり触ったりする機会がもっとも多いのが、トイレやお風呂での時間です。
特に親と一緒に過ごすことの多い幼少期の子どもにとって、トイレ・お風呂での時間は自分や他人の身体の一部に興味を持ちやすく、さまざまな疑問が生まれる瞬間でもあります。
性器や身体の部位を指して「これは何?」と聞かれることもあるでしょう。その時は、大人が恥ずかしがらず、性教育を行う良いタイミングだと思ってたくさん話してあげましょう。
ほかのお友達や人とのふれあいがあったとき
家庭や外で、同年代の子どもや家族以外の大人との交流があった時も、性教育のよいチャンスだといえます。
異性とのかかわりを通して身体の特徴の違いを感じたり、同性同士でも異なる部分があることを知ったりする機会になります。
また、身体の特徴以外にも、「男の子は青、女の子はピンク」のような、周りや世間によるステレオタイプに縛られない考え方を育むなど、周りとの交流を通して性に関する学びを得られるチャンスにもつながります。
性や子どもについての疑問を投げかけられたとき
日常生活の中で、子どもたちは常にさまざまな疑問を持ち、まわりの大人に質問します。
性や身体の仕組みに関する疑問もまた同様に、突然「なんで?」「どうして?」と聞いてくることがあるでしょう。
そのようなタイミングでも、まずは子どもがどのようなことを知りたいのかを汲み取り、できるだけ分かりやすく答えてあげられるとよいですね。
【幼少期】具体的な性教育方法
では、幼少期の子どもにはどのような性教育を行えばよいのでしょうか。
「自分の身体は自分のもの」をはっきりと伝える
まず性の話をするにあたり、自分の身体の中でも特に大切な「プライベートゾーン」から教えると始めやすいでしょう。
プライベートゾーンとは、水着で隠れる部位と口を含めた身体のパーツのことで、性器やおしり、胸(主に女性)が当てはまります。
プライベートゾーンは自分だけが見たり触ったりしてよい部位であり、親や医者などのケアが必要になる場合を除き、ほかの人には触らせてはいけないことを伝えましょう。
もし誰か(初対面の人はもちろん、知っている人でも)触ろうとしてくる人がいれば、はっきりとNOと伝え、その場から逃げ、親や先生など信頼できる大人に話すようにしてもらいます。
そうすることで、自分や他人の身体の大切さを学べ、また性犯罪の防止にも繋がるため、近年は世界や日本でも積極的に教えられるようになってきました。
性に関する話は、学ぶのに遅すぎるということはありませんし、プライベートゾーンについては性教育において最も大切な知識のひとつです。
特にプライベートゾーンを見たり触ったりするチャンスの多いトイレやお風呂などで、幼少期の頃から子どもと一緒に確認しながら教えてあげると理解が深まります。
自分と相手の身体・意思も大切!
プライベートゾーンの話でもいえることですが、自分の身体は自分だけの大切なものです。
自分自身を大切にするのと同様に、相手の身体や意思を大切にすることも、子どもが小さいうちから伝えておきましょう。
例えば、「お友だちが嫌だと言ったらやめようね」「お友だちとはお互いに親切にし合って、話したり聞いたりしようね」のように、相手へのリスペクトが大切であることを理解してもらうようにします。
【思春期】性教育の注意点
次に、思春期(8歳~18歳ごろ)に性教育を行う際、注意したいことをまとめてみました。
恥ずかしがらずに話そう
まずは、大人が恥ずかしがらずに話をしてあげるように努めましょう。
親として、先生として、大人の側も性の話をするときにはどうしても「恥ずかしい」「言いづらい」と思ってしまいがちなのではないでしょうか。
しかし大人が恥ずかしがっていると、教わる側の子どもも「恥ずかしいこと」「話しづらいこと」として認識してしまい、何か悩みや相談があっても話せないままになってしまうかもしれません。
場合によっては、心身の健康や命の危険に関わることもある性の話だからこそ、普段から性教育を行う際は、恥ずかしがらず子どもと対等な目線で話せるようにしましょう。
積極的に、ではなく、さりげなく
思春期の子どもは、幼少期に比べて身体と心の発達が顕著になり、コミュニケーションを避けたがることもあります。
変化の大きい時期だからこそ、「教育のため」と気張らず、タイミングをうかがってさりげなく話を始められるとよいでしょう。
例えば「この前、本で読んだんだけど」「知り合いの○○さんから聞いたんだけど」のように、自然に話を始められる流れを作ると、お互いに話しやすくなります。
「性の話=人権・人としての尊厳に関わる話」を理解してもらう
性教育を通して学べるのは、心身の仕組みだけではありません。性の知識を通して、人権や人としての尊厳にも関わるのだという点を理解してもらえるように努めましょう。
子どもたちの中には、さまざまな出会いを通して恋愛やセックスといった、これまでにはなかった深い関係に踏み込む機会も増えるでしょう。
近年は、学校やバイト先だけでなく、SNS(ソーシャルメディア)などのように、より幅広い交流の場が生まれます。
特にオンライン上でのやりとりが主流となってきた現代において、ヌード写真を含む自身や他人の写真をシェアすることや、間違った知識を広めてしまうといった問題が起きています。
これまでになかった複雑な環境に生きる子どもたちに、わたしたち大人はまず「誰にでも人権・尊厳があること」を前提に、性にまつわる問題を取り扱う必要があります。
本やニュースを参考にしながら、「こんな話があるけど、どう思う?」というように、家庭や学校で、大人と子どもが意見を交わしながら性について考える機会を設けてみるとよいでしょう。
【思春期】性教育を行うタイミング
次に、思春期の子どもに性教育を行うタイミングについて見ていきましょう。
学校での出来事などを話してくれたとき
最も話しやすいタイミングは、子どもから学校での出来事や話題をしてくれた時です。
こちらからも「その時、あなたはどう思った?」と気持ちや意見を聞いてみたり、問題があれば解決策を話し合ったりと、子どもと一緒に考えることで信頼関係を築けます。
性の話に関わらず、普段からさまざまな話をすることで、子どものほうからも何かあった際に話しやすくなるため、些細な話題でも面倒だと思わずに耳を傾けてあげましょう。
身体の変化や悩みを相談されたとき
子どもの成長に伴い、心身に変化を感じたり、悩みを抱いたりした際は、話を聞いてあげましょう。同時に、性教育のよいタイミングでもあります。
特に思春期になると、自分と他人を比べたがる傾向が高くなります。そんな時は「あなたはかけがえのない存在」「自分の身体に自信を持ってよい」と話してあげて、ボディ・ポジティビティを持たせてあげて下さい。
性自認や性嗜好といった場合も同様です。まずは「話してくれてありがとう」と、子どもの気持ちを尊重したうえで、誰にも自分の心身を大切にする権利があることを教えましょう。
生理や射精といった身体のセンシティブな悩みにも、まずは耳を傾け、必要であれば医療機関の受診を勧めるのも手です。
日常生活の中でさりげなく
子どものほうから話してこない場合には、大人が日常生活の中でさりげなく伝えられる方法もあります。
一緒にいる時間の中で、ふとした間を見つけたら「この前聞いたんだけど、これ知ってる?」のように、あくまでも自然に話しかけてみましょう。
子どもが嫌そうな反応をしたら、その時はやめ、また次のタイミングをうかがってもよいかもしれません。
【思春期】具体的な性教育方法
では、思春期の子どもにはどのような方法で性教育をしたらよいのでしょうか。
相手と自分の意思について伝える
幼少期の子どもにも、相手へのリスペクトを持つよう教えることは大切ですが、思春期はそろそろ「お友達」のみならず、より複雑な感情が芽生える時期でもあります。
そのうえで、もし自分が嫌だと思うことを相手にされたら、ちゃんとNOの意思を伝えることを、改めて確認しておきましょう。
相手がたとえ自分と意見の合わない人だとしても、常にリスペクトを持って接することを忘れずに接することで、円滑な人間関係を築きやすくなると学べば、学校や社会で少し生きやすくなるかもしれません。
友人やパートナー関係においても、お互いに心地よい関係、もしくは逆に違和感のある関係とは何か?を一緒に考え、生活の中で実践できるようにしたいものです。
もし相手が、自分の望まないことを押し付けてきたら応じないこと、相手に「やめて」と言われたら一度で止めるように教えることも、基本的な性教育のひとつです。
また、万が一相手がいじめ・悪意のある言動を向けてきても、被害者側のあなたは決して悪くないこと、親や先生など信頼できる大人に話すこと、を併せて伝えましょう。
いざという時に、一人で抱え込まず誰かに相談できる環境づくりを整えてあげることも大切です。
性的同意を知っておく
性的同意とは、セックスをする前に両者が確認事項に同意することをいいます。
セックスをする時は、まず互いが本当にしたいかどうかの確認をとることが、何よりも大切です。
性的同意には、大きく分けて5つのポイントがあります。
1.対等な関係で、相手によるプレッシャーや操作がなく、お酒などで酔っていない健全な状態で同意が行われること。
2.誰でも、途中でしたくなくなったらやめてよい。
3.避妊方法など、お互いに必要な事項の確認が取れたうえで行うこと。
4.性交中は自分がしたいと思うことをすべきであり、過度な期待に応えようとする必要はない。
5.「部屋に入ったからセックスしてよい」「キスしたらセックスしてよい」と勝手に決めつけるのではなく、性交前は必ず、お互いにYESかどうかを確かめること。
酔っている時や気分が高揚している時は、相手の気持ちを読み取るのは非常に困難です。そのような場合は、性的同意を得るのが難しいため、しないほうがよいことも知ってもらいましょう。
どんなに親しい間柄でも、きちんと性的同意を取ること!
たとえ長い間一緒にいるパートナー同士でも、性交前には毎回きちんと性的同意を取る必要があります。
そうでなければ、「不同意性交罪」や「不同意わいせつ罪」といった犯罪になりうるからです。
内閣府による2020年の調査「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、無理やりに性交などをされた経験のある人の割合は約24人に1人、うち女性は14人に1人でした。
加害者の内訳を見ると、「全く知らない人」は1割程度で、女性のおよそ3割が「交際相手・元交際相手」、男性は「通っていた(いる)学校・大学の関係者」による被害が2割となっています。
さらに、「配偶者」による被害も1割以上を占めており、たとえ親密な相手でも性的同意が取れていない場合、相手の体や心を傷つけることになり、犯罪にもなりえます。
現在、日本の法律では性的同意年齢が13歳から16歳未満に引き上げられ、それ以上の年齢であれば性行為を自ら判断できるとされています。
思春期の子どもを性犯罪に巻き込まないためにも、性的同意については基本的な知識として教えることが大切です。
SNSの扱い方を確認する
思春期の多くの子どもにとって、SNSはコミュニケーションのツールとして不可欠なものになっています。
そこで、SNSはお互いが繋がるための便利で大切な手段であると同時に、ちょっとしたきっかけでミスコミュニケーションが生まれやすく、誤情報が拡散しやすいことを確認しておきましょう。
場合によっては、ストーカーなど深刻な被害に遭う可能性もあるため、安易にプライベートな情報や写真をシェアしないようにするなど、必要最低限のルールやマナーを知ってもらうだけで、さまざまな危険から身を守れます。
性犯罪に遭ったら?の話
思春期の子どもは身体や心の変化に敏感な時期であると同時に、幅広い交友関係が生まれやすく、今日観や好奇心から性犯罪に巻き込まれる確率も高くなります。
また、たとえ遊びのつもりだとしても、相手の同意がない性行為は犯罪であり、決して行ってはならないことも、性的同意の話などとあわせて伝えるとよいでしょう。
性別に関係なく、誰にでも起こり得る犯罪だからこそ、子どもたちには知ってもらいたい話です。
もし万が一、性犯罪に巻き込まれてしまっても、被害者に一切の罪はなく、悪いのは加害者側であるという認識も大切です。
自分や友人が性犯罪に巻き込まれたら、親や学校の先生など、自分が信頼できると思う大人に相談してもらうようにしましょう。
地域や身近な場所に、性被害に関する相談窓口があるかどうか、一緒に探してみるのもおすすめです。
性教育に悩んだらどこに相談すればいい?
もし性教育について、どのように伝えたらよいのか分からないといった悩みを持つ場合、オンラインサイトを当たってみることがおすすめです。
近年は、さまざまな団体が分かりやすくまとめたサイトが充実しています。たとえば意思専門家が監修している命育では、家庭で教えられるように分かりやすく説明したコンテンツが充実しています。
また、直接誰かに悩みを相談したいという場合は、チャットで相談できるcaran-coron カラダと性の相談室や、助産師や保健師・看護学生などがメールで相談に答えてくれるピルコンU30のためのメール相談があります。
その他にも、地域の助産師のように、性に関する知識が豊富な人が周りにいるかもしれません。お住まいの地域で活躍する助産師を見つけてみるのもよいでしょう。
性教育とSDGs
最後に、性教育とSDGsの関係性について確認しておきましょう。
持続可能な社会を目指すため、2015年に国連で採択されたSDGs(Sustinable Development Goals)には、人権や社会に関する取り組みも掲げられています。
性教育に関わるSDGs目標は?
SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」では、性別や住んでいる地域に関わらず、誰もが平等に適切な健康・福祉サービスを受けられるような社会の仕組みを勧める目標です。
その中のターゲット項目3.7では以下のように述べられています。
3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする
また、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の中では、
5.6 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、並びにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。
それぞれの国や地域で、適切な性教育を行えば、国民の性への関心・知識が深まり、もし身体に異変があったり、性トラブルに巻き込まれたりした際は、すぐ医療サービスへ利用しようと思いやすくなります。
そのためにも、教育カリキュラムの整備や、実際に医療サービスへアクセスしやすいようにシステムを築く必要が求められます。
まとめ
今回は「性教育」について、幼少期と思春期の子どもに向けた教育のタイミングやヒントを中心にお伝えしました。
わたしたち大人にとっても、性の話をすることはまだ社会の中でタブー視されることが多く、なかなか家庭やコミュニティの中で話題にしづらいかもしれません。
しかし子どもの人権や健康・安全面などを考えれば、必ず教えるべき内容であり、性の知識を身に付ければ社会全体がよりよい方向へ向かうはずです。
普段の暮らしの中で、周りの人との付き合い方や心身の健康を大切にできるよう願いを込めて、ぜひ子どもたちに性教育を実践してみて下さいね。
<参考リスト>
【国際基準の性教育】幼児期の子どもに妊娠と生殖(「赤ちゃんはどこからくるの?」)について何を教えたらいいですか? | 家庭ではじめる性教育サイト命育
各種法令による児童等の年齢区分|厚生労働省
What is Sex Education? | Sex Ed Definition and QA
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学校における性に関する指導について|文部科学省
Talking About Consent and Healthy Relationships at Every Age|Planned Parenthood
【助産師監修】 「プライベートゾーン」を教えて自分や相手を大切にする・自分を守る土台づくりを(イラスト解説・おすすめ絵本紹介)| 家庭ではじめる性教育サイト命育
思春期とはいつからですか? – 日本産婦人科医会
Parents’ Checklist to Support their Children’s Sex Education|Planned Parenthood
What Is Sexual Consent? | Facts About Rape & Sexual Assault
男女間における暴力に関する調査報告書|内閣府男女共同参画局