シェアリングエコノミーとは?具体事例やSDGsとの関係も

民泊やカーシェアなど、ここ数年で急速に拡大しつつある「シェアリングエコノミー」サービス。一度は耳にしたことがある人も多いと思いますが、しっかりと意味を説明するのは難しいかもしれません。

そこでこの記事では、シェアリングエコノミーの意味や具体的なサービスの種類を紹介します。コロナ禍の影響で今後シェアリングエコノミーがどう注目を集めるのかも解説しているので、ユーザーとして利用してみたい人はもちろん、ホストとして事業展開を検討している人もぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の監修者
阪口 竜也 フロムファーイースト株式会社 代表取締役 / 一般社団法人beyond SDGs japan代表理事
ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」(2017年 大和書房)

目次

シェアリングエコノミーとは

総務省は、シェアリングエコノミーを下のように定義しています。

”シェアリング・エコノミーとは、個人などが保有する活用可能な資産等を、インターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動である。”

つまりシェアリングエコノミーは、家や車などの資産を不特定多数の人たちで共有する、循環型社会の姿のひとつです。所有者側は、物を使用していない時間に貸し出すことで報酬を得ることができ、利用者側は必要なときだけ低コストでサービスを利用できるというメリットがあります。ちなみにシェアリングエコノミーで共有できる資産には、時間やスキルなどの無形のものも含まれます。

なお総務省の定義では”個人など”という表現をしていますが、近年は企業がシェアリングエコノミーを活用する事例も増えています。例えば、余っている事業所のスペースをコワーキングスペースや荷物預り所として個人に貸し出すのも、その一例です。

サーキュラーエコノミー(循環型経済)の一部と考えられる

シェアリングエコノミーと混同されやすい言葉にサーキュラーエコノミーがあります。

サーキュラーエコノミー(=循環型経済)は近年注目されている新たな経済のあり方で、廃棄物を出すことなく資源を循環させることを指します。従来は、資源を採掘し、作り、廃棄するという一方向の経済のあり方が一般的でした。しかし、地球温暖化や海洋汚染などの環境問題が深刻化しており、従来の大量生産・消費・廃棄型の経済から、循環型経済へのシフトが必要とされているのです。

サーキュラーエコノミーを推進するエレン・マッカーサー財団は、サーキュラーエコノミーの3原則を下のように定めています。

  1. 廃棄物と汚染を生み出さない設計をする
  2. 製品と原料を使い続ける
  3. 自然システムを再生する

つまり、廃棄されることを前提に設計し製品を生み出すことはサーキュラーエコノミーに反します。全ての資源や物質が循環し巡り続けるという考え方がサーキュラーエコノミーなのです。

シェアリングエコノミーは、他人と資産等を共用しサービス化することで、資源の利用効率を高め、循環させ続けられるため、2番目の「製品と原料を使い続ける」点と関わりを持ちます。また、シェアリングサービスを利用し物を所有しない人が増えれば、必然的に発生する廃棄量が減るという側面も持ちます。つまり、シェアリングエコノミーは、サーキュラーエコノミーの一部と言えるのです。

では、もう少し踏み込んでシェアリングエコノミーについて見ていきましょう。

主に5分野

シェアリングエコノミーと言っても様々な種類や形態があり、新たなサービスも続々と登場しています。シェアリングエコノミーの普及や市場環境の整備に取り組む一般社団法人シェアリングエコノミー協会では、主な事業を5種類に分類しています。

  • 空間
  • スキル
  • 移動
  • お金
  • モノ

それぞれの事業内容を見ていきましょう。

空間(Space)

シェアリングエコノミーと聞いて、まず民泊をイメージする人も少なくないでしょう。この民泊は『空間』の共有に当てはまり、使用していない不動産や空き部屋のある自宅等を貸し出し、利用者が宿泊することで成り立ちます。基本的にはCtoC(個人同士で取引をする)サービスですが、多くの個人は、「Airbnb」のようなマッチングの場であるプラットフォームを利用しています。

空間のシェアリングには、民泊の他に駐車場、コワーキングスペース等が挙げられます。

スキル(Skill)

『スキル』の共有とは、家事や介護、育児の代行、知識のシェアなどを指します。近年最も注目を集めるシェアリングエコノミーのひとつで、サービスの種類も増えてきています。その背景には、空間のシェアには不動産を所有する必要があるのに対し、スキルのシェアは自分の得意分野をサービス化するだけで良いため、参加への壁が低いという点があります。

移動(Mobility)

近年見られるようになった、ライドシェアやカーシェアは『移動』の共有の一例です。ライドシェアは一般的に「相乗り」のことを指し、1台の車に複数人で乗り、かかった高速道路料金やガソリン代を精算します。特に長距離移動では、安く移動ができるというメリットが生まれます。

一方でカーシェアは、車を貸し出したい人と借りたい人がマッチングし、自動車を共有することを指します。所有者側には報酬が入り、利用者側は車を持たずに必要なときだけ運転できるメリットがあります。

お金(Money)

矢野経済研究所の調査によると、お金のシェアリングエコノミーの市場規模は、2019年度から2024年度までに6.2%の成長率で伸びていくと予想されます。ここで言う『お金』の共有は、クラウドファンディングが代表例として挙げられます。クラウドファンディングとは、企画達成のためにお金を調達したい人と、企画を支援したい人がマッチングし、貸し借りできるサービスのことです。インターネットの普及に伴い、2000年代にアメリカで始まりました。貸し借りと言っても返金するのではなく、「リターン」と呼ばれる物やサービスで返すケースがほとんどです。

クラウドファンディングは、お金を借りたい起案者が「こんなことをやってみたい」とプラットフォーム上で発案し、共感をした人が支援することで成り立ちます。そのため、優れた商品やサービスが世の中に生まれるきっかけになるという点で、近年話題を集めています。

モノ(Goods)

『モノ』の共有とは、個人間で利用していない有形の物を共有することを指します。フリーマーケットが代表例で、シェアと言っても売ったり譲り渡したりなど、所有権が相手にわたることも少なくありません。近年はアプリなどを通し、販売から支払いまで全てオンラインで完結できるサービスが多く、手軽さから多くのユーザーから利用されています。

また、月額制で洋服や鞄などをレンタルするサービスも、モノの共有の一例です。特に購入すると高いブランド品などは、必要なときにだけ借りられるレンタルが人気を集めています。

シェアリングエコノミーの歴史

ここまで見てきたように、近年多くのシェアサービスが登場しています。

では、いつ頃からインターネット上のプラットフォームを介して所有物を共有するようになったのでしょうか。ここでは、シェアリングエコノミーの歴史について見ていきます。

【1990年代】シェアリングエコノミーの起源「eBay」が登場

1995年にアメリカのサンノゼで、後に世界最多の利用者を誇ることとなるフリマサービス「eBay」が登場しました。物を販売したい売り手と、購入したい買い手をマッチングさせるサイトで、個人間での取引を可能にしました。

日本では1999年に「Yahoo!オークション」が誕生し、個人間による物の売買ができるようになりました。

【2000年代】シェアリングエコノミーの拡大

2000年代に入ると国内では、カーシェアサービス「オリックスカーシェア」や「タイムズカーシェア」が開始。アメリカでは、家を旅行者に提供できるプラットフォーム「Airbnb」が登場(2008年)するなど、シェアリングエコノミーがより身近になるサービスが次々にスタートしました。

これはテクノロジーの発達はもちろんのこと、2007年から2008年には世界金融危機が関係します。世界各国における家計の最終消費支出が大きく落ち込み、節約を余儀なくされたことから多くの人々の価値観が「所有すること」から「共有すること」へと変化していきました。それに加え環境問題への意識の高まりや、個人のライフスタイルについて唱えられるようになり、シェアリングエコノミーが本格的に普及しだしたのです。 

【2010年代】スマホ普及による個人の可能性の拡大

2010年代には海外・国内で本格的にスマートフォンが普及し始めました。それに伴いWebサイトのプラットフォームだけでなく、アプリなどを活用し、より手軽にシェアリングサービスを利用できるように。車に限らず、服や傘などさまざまなモノをシェアするサービスも登場しました。特に節約志向の若者や、環境問題に関心のある世代を中心にシェアリングサービスが普及し続けています。

さらに、2020年の東京オリンピックを機に、国内でシェアリングエコノミーが大幅に広がると予想されていました。(参考:グローバルネットワークPwCJapanグループ)

【2020年〜】コロナ禍の影響

しかし、オリンピック直前に新型コロナウイルスの感染が拡大し、人々の移動や活動が制限されるように。民泊などの観光客をターゲットにするシェアリングエコノミーサービスも多く、マイナスの影響が心配されていましたが、実際の所どうだったのでしょうか。各種調査結果などを元に見ていきましょう。

2020年はコロナの影響で予想を下回る

2019年4月時点での株式会社情報通信総合研究所とシェアリングエコノミー協会の共同調査によると、2020年のシェアリングエコノミー市場は2兆2,909憶円に達すると予想されていました。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年11月時点の調査では2兆1,004億円と下方修正される結果に。これは、今までインバウンド観光客をターゲットにしてきた民泊や、美容や教育など対面型のサービスへの需要が少なくなったことが要因と考えられます。

新型コロナを契機としたサービスの増加

新型コロナの影響を受けたシェアリングエコノミーですが、同調査はパンデミックを理由にシェアサービスの利用を開始した人も多いと発表しています。

特に「モノ」の共有に関しては、ブランドバッグや家電、またマイカーを貸し出す人が増えました。これはコロナによる収入減に対応するために、既に所有しているモノを利用してサービスの提供を始めたことが考えられます。また利用者に関しては、密を避けるために今まで公共交通機関を利用していた人たちが車のレンタルにシフトする傾向も期待できると述べています。

「空間」のシェアについては、旅行者は減っている一方で、他の旅行者との接触が少ない戸建ての利用は、家族だけで滞在ができるというメリットがあります。売上減のため今まで通りオフィスを借りられない事業者やリモートワーカーによる、コワーキングスペースの利用も今後増加するでしょう。

次に、オンラインによるスキルの共有の需要にも注目してみましょう。矢野経済研究所によると、国内におけるオンライン教育サービスの市場規模は2016年には1,767億円程度でしたが、2020年には2,460億円まで成長しました。外出自粛の影響で時間ができた利用者によるオンラインで受けられるサービスの需要増加は、教育にとどまらずコンサルティングやフィットネスなど、あらゆる業種で見られています。

さらには、情報通信総合研究所によると、新型コロナによる不安などの課題が解決した場合、シェアリングエコノミーの市場規模は2030年には14兆円まで拡大すると予想しています。

SDGsが後押し

情報通信総合研究所では、シェアリングエコノミーは大きな経済的価値を生むだけでなく、SDGs(持続可能な開発目標)のさまざまなな目標に貢献すると報告しています。ここでは具体的に、シェアリングエコノミーとSDGsの関わりについて見ていきましょう。

SDGsとは?

SDGsとは「Sustainabale Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。17個の開発目標と169のターゲットと共に「誰一人取り残さない」を理念とし、2015年に国連で採択されました。解決を目指す課題には、

  • 社会
  • 経済
  • 環境

が挙げられます。

シェアリングエコノミーは様々な目標に貢献

それでは具体的に、シェアリングエコノミーがSDGsの目標達成にどのように貢献するのかを解説します。

オンラインでニーズに合う教育を受講できる

目標4「質の高い教育をみんなに」に貢献

家事代行など労働参加できる女性の増加

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に貢献

スキルシェアによって失業を回避できる人の増加

目標8「働きがいも経済成長も」に貢献

新品を購入する人の減少・ゴミの減少

目標12「つくる責任つかう責任」に貢献

このようにシェアリングエコノミーは、経済だけでなく教育・ジェンダー平等・環境問題の解決に貢献します。近年政府や企業が積極的にSDGsを推進しているため、循環型社会に貢献するシェアリングサービスの認知度もさらに向上すると考えられます。また情報通信総合研究所の調査では、シェアリングサービスの利用者は幸福度が高く、社会とのつながりを強く感じている人も多いことが分かっています。コロナ環境下で失われやすい社会とのつながりを生み出せるシェアリングサービスは、幸福度を感じられる社会の実現を目指すSDGsへの貢献が期待できるのです。

次の章では、シェアリングエコノミーの空間、スキル、お金、移動、モノそれぞれの事例を紹介します。利用してみたくなるサービスが揃っているので、ぜひ参考にしてください。

【空間】シェアリングエコノミー事例3選

まずは、空間のシェアリングエコノミーの事例を3つ紹介します。

【コロナ環境下だからこそ注目したい】airbnb

引用:airbnb

日本では「エアビー」という愛称で親しまれる「airbnb」は、空き部屋を貸したい人(=ホスト)と借りたい人(=ゲスト)を繋ぐプラットフォームです。アメリカのサンフランシスコで誕生し、日本では2014年にサービスを開始しました。

ゲストは予約からホストとの会話、支払いまで全てアプリ上で行うことができ、その手軽さから若者層を中心に利用者が増え続けています。一戸建てを丸ごと貸し出すホストも多く、コロナ環境下では他の旅行者との接触を避けることができるという点で、大きなメリットがあります。ただホテルに滞在するよりも、その地域の人と空間を通して繋がりを感じられる場所に泊まりたいという旅行者にも人気があります。

【テレワークはお寺で】OTERA STAY

引用:OTERA STAY

OTERA STAY」は、お寺が場所や体験・学習を提供するサービスです。宿坊での宿泊やリモートワークのほか、写経や座禅などの修行体験も提供しています。オーダーメイドの企業合宿も受け付けており、本堂や客殿での会議など、お寺に宿泊しながら仕事をすることができます。

コロナ禍によるリモートワークの推進などのためにコミュニケーション不足などの問題を抱える企業は多く、お寺ワークを通して働きがいを取り戻すきっかけに利用できます。さらにお寺での宿泊生活は朝が早いため、在宅ワークによって生活リズムが乱れている人にもメリットがあります。

【畑もシェア!楽しく農業を体験】ハタムスビ

ハタムスビ」は京都府に拠点を置く株式会社マイファームが提供する、畑を貸したい人と借りたい人のためのマッチング型シェアリングサービスです。これまで市民農園などは存在しましたが、小さな建物の屋上や空き地は、活用されずにいました。そこでハタムスビは、土地所有者が気軽に出品し、野菜作りをしてみたい人が繋がれるようにしました。

さらに初心者でも野菜作りができるよう、プラットフォーム上から「畑チャット」にてプロ農家に質問することができます。「空間」のシェアから「スキル」の共有まで全て完結する優れたプラットフォームです。

【スキル】シェアリングエコノミー事例3選

次に、スキルのシェアリングエコノミーの事例を3つ紹介します。

【サクッとお小遣い稼ぎから本業まで】クラウドワークス

クラウドワークス」は、仕事を外注したい人と、スキルを生かしたい人をマッチングするサービスです。クラウドワークスで募集されている案件は、記事作成からWebデザイン、動画編集やデータ入力など様々です。オンラインで契約から納品、支払い/報酬の受け取りまで全て行うことができます。

ワーカーは働く場所を選ばないため、都市部だけでなく地方でも利用者が拡大しています。クラウドワークスのようなサービスによって失業を免れたりプラスの収入を得ることができ、SDGs目標8の「働きがいも経済成長も」に繋がることも期待できます。

【掃除からチャイルドケアまで!】タスカジ

引用:タスカジ

タスカジ」は、家事代行のマッチングサービスです。掃除から料理、チャイルドケアまで、助けを必要とする人と、ハウスキーパーとしてお手伝いをしたい人を繋げています。

ハウスキーパーとして登録する際には、事前に身分証明書の提示、面接、家事テストを行う必要があるため、利用者の安心と高水準なサービスが保たれます。各ハウスキーパーの得意分野や経歴はプロフィールにて事前に確認し、目的に合わせて依頼することが可能です。

【地域の暮らしをシェア&体験できる】aini

引用:aini

aini」は、好きなことをテーマにした体験が集まるプラットフォームです。知識やスキルをシェアしたい人が提案し、体験したい人が参加をします。現地集合・現地解散などで面倒な手続きがなく、純粋に「面白そう!」と感じたものに応募し参加できます。

子供向け特集や農業体験、料理教室などに加え、「癒し系ホストと何でも語れる会」や「コウモリの魅力に大接近&渓谷の自然をゆっくり散策」などユニークな企画が揃っています。オンラインで参加可能な体験の募集もあり、コロナ禍においてもサービスの利用が続けられています。

【移動】シェアリングエコノミー事例2選

次に、移動のシェアリングエコノミーの事例を紹介します。

【お腹が空いたらスマホで注文するだけ!】Uber Eats

Uber Eats」は、レストランなどの食事をアプリ上で注文し、自宅までデリバリーしてもらえるサービスです。日本でサービスが始まったのは2016年ですが、既に全国で10万店舗以上が登録され、利用者が急増しています。

サービスに関わるのは、利用者の他に、料理を提供するレストラン、そして配達するドライバーです。この3者が効率的に繋がることで、利用者は自宅で食を楽しむことができ、レストラン側は顧客獲得、そしてドライバーの収入に繋がります。コロナ環境下で外食を避けたい利用者、売上減少でさらなる顧客獲得を求めるレストラン、そして多様な働き方を求めるドライバーにより、Uber Eatsは新しい食の在り方としてさらなる注目を集めています。

筆者は学生のときにUber Eatsのドライバーをしていましたが、アプリは非常に使いやすく、レストランや顧客とのコミュニケーションもスムーズに取れました。

【憧れの車に乗れる】Anyca

引用:Anyca

Anyca」は、2015年にスタートした、個人間で車をシェアするカーシェアサービスです。個人間でのシェアにトラブルが発生しないよう、保険と事故時のサポートが充実しています。

最大の魅力は、登録されている車の種類が豊富で、BMW3シリーズ、ポルシェのカイエン、そしてトヨタのアルファードなどの高級車もラインナップされていること。「購入はできないけど、憧れの車に乗ってみたい。」そんな夢を叶えるシェアリングサービスでもあります。

【お金】シェアリングエコノミー事例2選

続いて、お金のシェアリングエコノミーサービスを2つ紹介します。

【夢を叶える&夢を応援する】CAMPFIRE

引用:CAMPFIRE

CAMPFIRE」は、2011年にスタートした国内最大級のクラウドファンディングサービスです。利用者が実現したい企画などを掲載し、そのプロジェクトを見て支援したい人が資金を調達します。

掲載費は一切かからず、クラウドファンディングで得た資金の一部を費用として支払うため、リスクなく始められます。クラウドファンディングに挑戦し知名度を上げることで、新たな顧客に出会うことにも繋がります。

【ワクワクする企画が豊富!】Makuake

引用:Makuake

Makuake」は、2013年8月に開始した購入型クラウドファンディングサービスです。購入型クラウドファンディングサービスでは、プロジェクトが成功したときに売上の一部ではなく、その成果である商品やサービスを支援者から受け取るものです。商品開発やファッションアイテム、飲食店オープンのアイディアなど、支援を求める企画の種類は多岐にわたっています。

有名な事例には、映画「この世界の片隅に」がMakuakeを利用し資金調達し、最終的には日本のみならず海外でも上映されるようになった例があります。エンドロールに名前が入るリターンが人気を集めました。

Makuakeでチャレンジした利用者の満足度も80%越えと高く、注目が集まっています。

【モノ】シェアリングエコノミー事例3選

最後にモノのシェアリングエコノミーの事例を3つ紹介します。モノのシェアリングサービスは、節約になるだけでなく、所持する物が減り、ミニマリストな生活や、ゴミの廃棄量を減らすことに繋がると注目を集めています。

【誰でも使えて簡単なフリマアプリ】メルカリ

引用:メルカリ

2013年にサービスを開始した「メルカリ」は、登録するだけで誰もが使えるフリマアプリです。売り手と買い手は事前にメッセージにてやり取りができ、値段交渉などもできます。支払いトラブルを回避することができる独自の決済方法や、サービス利用後に両者がお互いに評価し合えることで、安心安全な取引を実現しています。

商品が売れた際に販売手数料10%を仲介料がかかりますが、会員登録費や月会費は一切かかららないため始めやすいのもメリットです。

【ハイブランドバッグでお出かけ!】Laxus

引用:Laxus

Laxus」は、定額制でブランドバッグを自由にレンタルできるプラットフォームです。鞄はシーンやお出かけ先によって使い分けたいアイテムですが、気づけば部屋には使っていない鞄が沢山…という人に最適なサービスです。

60ものブランドのバッグが自由に使い放題で、最短翌日お届けが可能なので、急な用事が入った時にも便利。プロによる徹底したクリーニングを行うなど、コロナ環境下でも安心です。

【もう、傘を持たない生活を】アイカサ

引用:アイカサ

最後に、筆者のお気に入りのシェアリングサービス「アイカサ」を紹介します。アイカサは、傘のシェアリングサービスです。日本のビニール傘の消費数は世界1位と言われており、あらゆるところで捨てられているのを見たことがある人もいると思います。アイカサなら、傘を共有することでゴミを減らすことに繋がります。

使い方は、アプリにて現在地周辺のアイカサスポットを見つけレンタルします。利用後は同じスポットに返却する必要はないので、移動先で返すことができます。24時間70円と、ビニール傘より安く使うことができ、傘を持っていない急な雨の日でも安心です。

まとめ

今回はシェアリングエコノミーの種類や、歴史を紹介しました。シェアリングエコノミーは循環型社会の一部であり、環境や社会、経済にプラスの影響をもたらします。記事でも紹介したようにSDGsとの関わりも深く、今後もさらなる成長が見込まれます。

空間、スキル、移動、お金、モノ、と幅広いシェアリングエコノミーですが、気になるサービスはありましたか?実際に利用してみると、提供する側も、利用する側も、今までに知らなかったメリットが見えてくるかもしれません。