フォルカー・テュルク氏が新国連人権高等弁務官に任命された

アントニオ・グテーレス事務総長は2日、総会の承認を経て、オーストリアのフォルカー・テュルク氏を次期国連人権高等弁務官に任命した。

「テュルク氏は、普遍的人権の推進、特に世界で最も弱い立場にある人々、すなわち難民や無国籍者の国際的保護に、その長年の優れたキャリアを捧げてきました。」と国連総長は声明で述べた。

経歴

新高等弁務官は現在、国連執行部の事務次長として国際的な政策業務を調整している。 

また事務総長の「人権のための行動の呼びかけ」や、信頼、連帯、人権といった基盤の上で世界の相互に関連する課題に取り組むためのビジョンを示した報告書「Our Common Agenda」に対する応答において、国連システム全体の調整を確実なものにしている。 

2019年から2021年まで、テュルク氏は国連総長執行部の戦略的調整担当事務次長補を務めていた。

それ以前は、ジュネーブにある国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で保護担当高等弁務官補を務め-2015年から2019年まで-、そこでは画期的な「難民に関するグローバルコンパクト」の策定で重要な役割を担った。   

今回就任した人権局長は、そのキャリアの中で、2009年から2015年までUNHCR本部で国際保護部長、2008年から2009年まで組織開発・管理部長、2000年から2004年まで保護政策・法律助言課長を務めるなど、数々の要職を歴任してきた。

また、テュルク氏はマレーシア駐在員、コソボおよびボスニア・ヘルツェゴビナ駐在員補、コンゴ民主共和国およびクウェートでの地域保護コーディネーターなど、世界各地のUNHCRで活躍した。 

ウィーン大学で国際法博士号、オーストリアのリンツ大学で法学修士号を取得している。

さらに、新国連人権局長は、国際難民法や国際人権法について広く出版しており、英語、フランス語、ドイツ語に堪能で、スペイン語の知識もある。 

手綱の継承

テュルク氏は、2018年9月1日から2022年8月31日まで高等弁務官を務めたチリのミシェル・バチェレ氏を後継した。

事務総長は声明で、バチェレ氏の「国連へのコミットメントと献身的な奉仕」に謝意を表明した。

彼女はCOVID-19の大流行を含む在任期間中、社会的保護の再活性化、オンラインでの労働環境への適応、人権監視の拡大に重点的に取り組んだ。 

貧困の深刻化、不平等の拡大、医療・ワクチン・治療へのアクセス不足、女性に対する差別や暴力に至るまで、彼女のオフィスはこれらの重要な課題に対する解決策を迅速に提供しなければならなかった。

この記事はUN NEWSの記事を翻訳したものです。

Original article: https://news.un.org/en/story/2022/09/1126291

公開日:2022/09/08