#SDGsに取り組む

アイフルのSGDsの取り組み|~一人ひとりが自分らしく輝ける社会をつくる~

アイフルロゴ

アイフルグループが掲げるSDGs目標達成へのビジョンは、「For Colorful Life.自分の色が輝く社会に」です。仕事だけでなく生活でも、一人ひとりが自分らしくいられる未来を創ることで、持続可能な社会とアイフルグループの成長を目指します。企業価値を高めながら、社会貢献も推進するアイフルグループ。

本記事では、アイフルグループのSDGsに対する考え方や具体的な取り組みを見ていきましょう。

アイフルのビジョン・事業内容

企業名アイフル株式会社
SDGs3.4.5.7.8.9.12.13.15.16
サステナビリティレポート

ビジョン

アイフルグループの使命は、健全な消費活動や事業活動のサポートを通じた経済社会への貢献です。環境問題への取り組みや社会貢献、地域共生活動などを中心としたマネジメント体制により、グローバルに考えながら、地域に根ざした活動を推進しています。

アイフルグループでは、経営理念「誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」の具現化がCSRの実践だと考えています。

事業内容

まず、アイフルグループの事業内容を確認していきます。

ローン事業

主力事業であるローン事業は、ニーズに合わせて「無担保ローン」と「事業者ローン」の二種類を提供しています。

「無担保ローン」とは、4つのS(Speed=早くて便利、Simple=簡単で便利、Secret=知られず安心、Safe=安心・安全)を指しており、利用者のニーズに応えたサービスを展開しています。

「事業者ローン」とは、法人や個人事業者の資金ニーズに応える様々な商品をラインナップ。医療・介護事業向けの「診療報酬等担保ローン」や無担保・有担保が選べる「事業サポートプラン」などを提供しています。

クレジットカード事業

MastercardやJCBなどのライセンス契約により発行しているクレジットカード「ライフカード」は、国内外での利用はもちろん、クラウド会計企業や大学病院、銀行と提携することで新たな付加価値を創る取り組みを進めています。

本人確認や審査がなく個人で利用できるプリペイドカードも発行しており、累計販売枚数は2022年6月末現在で1,798万枚を超えています。

信用保証事業

金融機関と個人向けの無担保ローン、法人・事業者向けの事業者ローンの保証事業を進めています。アイフルグループが培った与信ノウハウを生かし、今後は主力事業の一つとして成長させるため、提携先の拡大にも取り組んでいます。

海外事業

アイフルグループは、タイとインドネシアでも事業展開しています。経営ノウハウを活用して業績拡大するとともに、海外の優秀な人材の確保にも努めます。

その他

不良債権の買取・回収にかかるサービサー事業や不動産などの再生事業をはじめ、ベンチャーキャピタル事業、個別信用購入あっせん事業・自社割賦保証事業、家賃債務保証事業などを営んでいます。

アイフルのSGDsの取り組み|~一人ひとりが自分らしく輝ける社会をつくる~

アイフルグループは、気候変動への対応を最優先課題と位置づけ、対応策を打ち出しています。さらに、社会問題の解決にも注力するアイフルグループのSDGsへの取り組みをご紹介します。

環境面の重点課題

アイフルグループの環境保全への取り組みは以下の通りです。

脱炭素社会の実現に向けた取り組み

エネルギー使用量の管理

環境問題への取り組みの一つとして、エネルギー使用の削減を図り使用量を管理するとともに、前年比1%の削減を掲げています。

引用:環境問題への取り組み
クールビズ・ウォームビズの取り組み

アイフルグループでは、2006年度から地球温暖化防止を目的に『クールビズ・ウォームビズ運動』を実施しています。

COOL CHOICEへの賛同

アイフルグループは、環境省が推進する国民運動「COOL CHOICE」に賛同しています。

「COOL CHOICE」とは、CO₂などの温室効果ガスの排出量を削減するために、脱炭素社会づくりに向けて製品の買い換えやサービスの利用、ライフスタイルの選択など、日々の生活の中で、「賢い選択」をしていこうという取り組みのことです。

(参考:環境省

すでに一部照明機器のLED化やエアコンなど空調設備の稼働時間を管理、複合機の台数削減などを進めています。今後も順次、環境性能の高い設備へと更新していく予定です。

業務効率化への取り組み

2019年4月にRPA展開プロジェクトを発足しました。事業活動にかかるエネルギー使用量の削減に努めるとともに、社員の残業時間の削減と業務効率化を推進します。さらに事務作業の自動化や、今後はOCR等に代表されるAI技術との融合も検討しています。

RPAとは、ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)のことです。AIや機械学習などを活用して、これまで人の手でしか対応出来ないと考えられていた作業をロボットが代行する仕組みを指します。近年、国内の金融機関を中心に急速に導入が進み、業務効率化を図っています。

PET-Gカードの採用

アイフルで発行しているクレジットカードやプリペイドカードは、地球環境に配慮した素材「PET-G樹脂」を採用しています。焼却してもダイオキシンを発生することがありません。

資源循環促進の取り組み

アイフルグループでは、カードご利用明細のWEB化による紙資源の節約やグリーン商品・エコマークの購入をはじめ、資源循環の取り組みを以下のように強化しています。

廃棄物の分別・リサイクル

ペットボトルのキャップを集めてリサイクルすることで途上国にポリオワクチンを送ることにつながる「エコキャップ運動」に賛同し、社員全員で取り組んでいます。

レコロの導入

事務作業の効率化と自動化を目指し、レコロを導入しました。レコロとは機密書類回収ロッカーのことで、シュレッダーに比べて運用面・コスト面ともに優れており、処理後の紙も資源としてリサイクルされます。

緑の募金活動

アイフルでは社内の飲料自動販売機の一部商品を購入することで自動販売機の取引業者様を通じて「緑の募金」に寄付される取り組みを実施しています。

社会面の重点課題

アイフルグループは、「お客様のため、社会のために、私たちにできること」という観点から、社会貢献活動を進めています。

社会の期待に応える商品づくり

アイフルでは、社会に求められているニーズや利便性の向上に向け、安心して利用できる環境づくりのため知的財産への投資も推進しています。

主な投資はソフトウェアとブランドに対してです。ソフトウェアへの投資は、競争力向上のため、特にDX分野において加速的に進めています。これにより、低コストかつ利用者のニーズに的確に応えられる体制を構築します。ブランドへの投資については長期的な戦略のもと、企業価値の向上につながるブランド構築を図っていきます。

職場及び労働環境

一人ひとりが輝き、生きがいが実感できる職場を築くために、アイフルは人事政策の指針「人事大綱」を制定しています。さまざまなハラスメントの相談窓口となるホットラインの設置に加えて、フレックスタイム制度やテレワーク・時差出勤の導入や自己啓発の支援制度など、働きやすい職場環境の整備を進めています。

特に、ビジョンである「For Colorful Life.(自分の色が輝く社会に)」の実現と事業拡大による成長を図るため、アイフルは戦略的な人事を展開しています。

実現のためのミッションとして、Go beyond(お客様の期待を超えよう)、Step forward(より良い明日を作ろう)、 Be unique(個性を認めあおう)の3つを掲げています。これにより、以下を達成しようと考えています。

  • すべての従業員が個性を発揮し、能力向上に努め、やりがいを実感できるようにすること
  • 人件費の適正配分により、企業競争力/生産性向上と社員の生活の安定を両立させること
  • 優れた企業カルチャーは維持しつつ、変化に適応できるフレキシブルな人事制度設計で競争優位に立つこと

(参考:人的資本・知的財産・中核人材

プラチナくるみんの取得

仕事と家事の両立支援をはじめ、男性社員の育児参加促進の取り組みが評価され、2019年10月に「プラチナくるみん」の認定を取得しました。

「くるみんマーク」とは、厚生労働省が、一定の基準を満たした企業に「子育てサポート企業」として認定するものです。その中でも、高い水準で継続的に取り組んでいる企業を「プラチナくるみん」の認定をしています。

ダイバーシティ推進

アイフルが抱える二つの課題①正社員の女性割合が少ない ②女性役職者の人数が少ない を解決するため、2022年4月から3年間の行動計画と数値目標を以下のように設定しています。

  1. 正社員の女性割合が少ないに対しては、採用に占める女性割合を40%以上とする
  2. 女性役職者の人数が少ないに対しては、2022年3月期比140%にする

進捗状況と取り組み予定については表のとおりです。

引用:ダイバーシティ推進

社会貢献・地域との共生

ハッカソンへの協賛

アイフルグループは、2019年3月からハッカソンへの支援活動「aihack」を開始しました。

ハッカソンとは、hack(ハック)とmarathon(マラソン)の二語から出来ている造語です。プログラマーなどがいくつかのチームに分かれ、与えられたテーマに対してプログラムやサービスを考案し、その成果を競うイベントです。

参考:社会貢献・地域との共生

aihackの「ai」は、将来を担う学生や様々な専門分野の人材に「関心を示す=愛」、テクノロジーを連想させる「AI」という2つの意味が込められています。支援活動を通じて、地域の経済活動と健全なリテールファイナンスの発展に寄与することを目的としています。

2021年12月には、海外では初となるタイのチュラロンコン大学でオンライン開催しました。タイにおけるIT教育の水準向上を目的として、学生に学びの機会を提供します。

ボランティア休暇制度

アイフルグループは、2007年からボランティア休暇制度を導入しました。社会奉仕活動や災害救援活動という社員の自主的な社会貢献活動を支援しています。

献血活動

定期的に従業員を対象とした献血活動を実施しています。この活動が評価され、2020年11月に京都府献血推進協議会より表彰を受けました。

清掃活動

本社(京都市)とコンタクトセンター(滋賀県草津市)周辺の清掃活動を毎日実施し、周辺環境の美化に貢献しています。

災害への備え

災害発生に備えるため、アイフルの全社員に帰宅者用災害備蓄品(ヘルメットや飲料水・保存食など)を配布しています。

AEDの設置・救命講習

本社(京都市)・東京支社(東京都港区)・コンタクトセンター(滋賀県草津市)にAED(自動体外式除細動器)を設置するとともに、従業員向けに救命講習を定期的に実施しています。

大規模災害に伴う寄付金の取り組み

新型コロナウィルス感染拡大に伴う支援金をはじめ、平成30年北海道胆振東部地震や令和2年7月豪雨災害など被災地の復興支援のため、日本赤十字社に対して寄付をしています。

クレジットカードを通じた社会貢献

クレジットカードのポイントプログラムに寄付コースを提供しています。絶滅の危機に瀕している野生の類人猿(Great Apes)を保護する「日本グレイトエイプス保護基金」をはじめ、難病とたたかう子どもたちの夢の実現のために使われる「メイク・ア・ウィッシュオブジャパン」、すべての女性が健康で、自らの意思で自分の人生を選択できる世界を目指す「ジョイセフ」など、多様な寄付先を設置しています。

2021年10⽉〜2022年3⽉における寄付実績は以下の表のとおりで、総額6,182,742円を提携団体やNPO法人の活動資金や援助資金として寄付しました。

参考:<社会貢献活動>2021年10⽉〜2022年3⽉の寄付実績のお知らせ

まとめ

アイフルグループは、経営理念の具体化と実現で持続可能な社会に向けて歩を進めています。企業としての社会的責任を果たすことで、環境や社会問題の解決に努め、事業活動を通じた社会貢献を実践します。そして、社員一人ひとりの「Colorful Life」で自分の色が輝く未来を創っていきます。

参考:アイフル公式サイト

関連外部サイト:「アイフルのカードローンについて