#SDGsに取り組む

【県別特集】 山梨県のSDGsの取り組みを紹介 

SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を耳にしたことはありますか?でも、「何から始めればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

実は、身近な企業が既にSDGsに向けた取り組みを進めているんです。

そこでSpaceShip Earthでは、県ごとにその活動を特集し、皆さんの行動のヒントになる事例をご紹介します。

今回は山梨県!

美しい自然と共生しながら未来を築く、企業の魅力的な取り組みに迫ります。ぜひ最後までご覧ください。

山梨県のSDGs

山梨県では、地域全体でSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指す取り組みが進んでいます。

その一環として、「甲府市SDGs推進パートナー登録制度」が設けられ、多様な分野で活動する企業や団体がこの制度に賛同。

令和6年度には新たに30団体が登録され、令和4年度からの合計で167団体がパートナーとして参加しています。

これらのパートナーと共に、SDGsの普及啓発や具体的な実践を進め、地域全体で持続可能なまちづくりを目指す活動が展開されています。

山梨県で行われている具体的な取り組みを紹介

では、実際に山梨県で行われているSDGsの取り組みについてみていきましょう。全国各地の企業が貢献していますよ。

株式会社AMATERASU

株式会社AMATERASUは、山梨県を拠点に、パーソナルトレーニングの提供とトレーナー育成事業を展開しています。

同社のパーソナルジムは、業界屈指の充実したマシンラインナップを誇り、ウエイトマシンやケーブルマシン、バイク・ランニングマシンなど、多様な設備を備えています。

さらに、体成分分析装置やレンタル用品の充実、ドリンクや厳選されたサプリメントの提供など、トレーニング環境を整えた施設も魅力の一つです。

顧客一人ひとりの目標やニーズに応じたオーダーメイドの運動指導を提供するほか、次世代のパーソナルトレーナー育成にも注力。健康産業の発展と地域社会への貢献を目指す企業です。

具体的な取り組み内容

株式会社AMATERASUは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に基づき、地域社会全体の健康促進とフィットネス文化の普及に向けた取り組みを行っています。

同社の特徴を活かした取り組みとして、ジムの利用者だけでなく、地域住民や業界関係者にも健康に関する知識や技能を広める活動を展開中です。

まず、パーソナルトレーニングを通じて、利用者がより良い人生を送るための基盤となる健康づくりを支援しています。専門的な運動指導により、利用者の体力向上や生活習慣の改善を図り、健康寿命の延伸を目指しています。

また、トレーナー養成スクールを通じて、質の高い指導者を育成し、地域のフィットネス産業の発展に寄与しています。

さらに、同社は情報発信にも力を入れており、公式ウェブサイトや教育プログラムを通じて、運動と健康に関する最新の知識を多くの人々に提供。

特に、運動の重要性や健康管理の具体的方法に関する啓発を行い、健康的なライフスタイルの普及を目指しています。

このように、AMATERASUは、SDGsの理念を具現化しながら、地域社会と業界全体の成長を支える活動を展開しています。

株式会社AMATERASUの基本情報

名称株式会社AMATERASU
代表者名代表取締役社長 平井 淳也
住所〒400-0043 山梨県 甲府市国母7-4-6
電話番号055-269-5774
URLhttps://www.amtrs.jp/

山梨ご当地ラーメン協会

 山梨ご当地ラーメン協会は、山梨県の特産品を活かしたご当地ラーメンの創出を通じて、地域の食文化の向上と観光促進を目的に設立されました。

山梨県は「ほうとう」や「吉田のうどん」といった麺食文化が根付く地域ですが、2022年時点で全国的に認知されたご当地ラーメンは存在しませんでした。

この課題に対し、地元有志が集まり議論を重ねた結果、「やまなし源水ラーメン」を2023年11月に発表。

同協会は、点ではなく麺(面)での活動をモットーに、県内外でラーメンの魅力を広める活動を展開しています。

山梨特産の素材や地域資源を活用しながら、食文化と観光の発展に貢献する団体です。

具体的な取り組み内容

山梨ご当地ラーメン協会は、SDGsの理念を取り入れた活動を推進しています。特に目標12「つくる責任、つかう責任」と目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」を重視し、環境負荷の低減と持続可能な地域経済の発展に取り組んでいます。

1つ目の取り組みは、廃棄食材のアップサイクルです。同協会では、山梨県のブランド魚「富士の介」のアラ(頭や中骨)に注目し、これを煮干しとして再利用する独自製法を開発。このアップサイクル素材を用いたスープは、「やまなし源水ラーメン™」の基盤となっています。この活動は、廃棄物の減少と食材の価値向上を両立させ、持続可能な食品調達のモデルを提示しています。今後はさらに多様な廃棄食材のアップサイクルを進め、トッピングなどにも活用する計画です。

2つ目は、パートナーシップの強化です。地域の事業者や有識者、提供店舗、生産者などと協力し、ラーメンを通じた地域活性化を目指しています。これにより、地域コミュニティと対話を深め、課題解決や新たな取り組みの創出を図っています。協会は、メンバー同士の連携を活かし、山梨県全体の魅力を全国・全世界に発信することを目指しています。

これらの取り組みは、ご当地ラーメンという枠を超え、環境・社会課題の解決に寄与する先進的なモデルとして注目されています。同協会は、美味しさと持続可能性を両立させた活動を通じて、山梨県の食文化の未来を切り拓いています。

山梨ご当地ラーメン協会の基本情報

名称山梨ご当地ラーメン協会
代表者名代表理事​ 坂本 秀二
住所400-0046 山梨県甲府市下石田2-10-6 富士山プロダクト内
URLhttps://www.yamanashirramen.com/

まとめ

今回は、山梨県のSDGsに貢献する企業の一例を紹介しました。

健康促進を目指すパーソナルジムから、廃棄食材の活用を通じて地域の食文化を支えるラーメン協会まで、各企業が独自のアプローチで持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

これらの活動は、SDGsの目標を具体的な行動に落とし込み、地域全体の未来をより良いものにする力となっています。

私たちも日々の暮らしや選択の中で、SDGsを意識した行動を始めることができます。

次回も、他県の取り組みを通じて新たな発見をお届けします。