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なぜ今食用コオロギが注目されている?餌や種類・栄養、デメリットやおすすめ商品も紹介

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この記事には、昆虫に関する画像が多数含まれます。苦手な方は、無理に読み進めないようご注意ください。

昆虫食が世界的な関心を集めている今、ひときわ注目されているのがコオロギです。

コオロギはその優れた性質が食料として大きな可能性を秘めており、SDGsの観点からも食用コオロギの活用に期待が高まっています。しかし、現時点ではその認知度はまだまだ高いとは言えません。この記事では、食用コオロギのメリットや現状の取り組み、展開されている商品などについて紹介していきます。

目次

食用コオロギが注目されている理由

食用コオロギが注目されている背景には、いま世界が抱える食料と環境の問題があります。

一つは人口増加に伴う食料不足の問題であり、もう一つはその食料を生産する上で起こる、環境負荷の問題です。それぞれについて、詳しく説明していきましょう。

人口増加で迎えるタンパク質危機

世界的な食料不足は、今後10〜20年以内、最悪の場合5年以内に確実に起こると言われている問題です。特に深刻なのが、

  • 人口増加と途上国の経済成長に伴い、世界的に肉の需要が増加する
  • 畜産・水産は効率が悪く持続が困難
  • 畜産肉の生産が追いつかなくなり、タンパク質が不足する

といった事態です。これらが現実化すると、2050年には世界でタンパク質が1億トンも不足すると推定されます。いわゆるタンパク質危機と呼ばれるものです。

畜産の環境負荷

昆虫食が注目される背景には、畜産の環境負荷の高さもあります。

畜産は水や飼料を大量に消費し、生産される動物性タンパク質の数倍から10倍以上の飼料が必要です。牧草地や飼料生産にも広大な耕地が使われ、森林伐採にも拍車をかけます。

こうした要因から、畜産は生産過程で世界の15%の温室効果ガスを排出するとされ、地球環境を維持する上で大きな問題になっています!

有力な代替タンパク質としての昆虫食

こうしたタンパク質危機に備えるため、国連は2013年に新たなタンパク源として、昆虫食の推奨を採択しました。昆虫を食料にする理由としては

  • 肉に近い成分の高タンパク質食品
  • ビタミン・ミネラル・動物性脂肪などが豊富
  • 必要な飼料や水が少ない
  • 成長が早く、飼育場所をとらない

といった利点があり、生産時のCO2排出量も牛の100倍少ないなど、環境への負荷が低い食料として有望視されています!

そして、あまたある昆虫の中でも、最も有望視されているのがコオロギです。

【関連記事】代替タンパク質とは?メリット・デメリット(問題点)、市場の現状も

食用コオロギのメリット

昆虫は東南アジアを中心に古くから食用とされ、その数は日本だけでも55種類に上ると言われています。そうした多くの昆虫の中から、なぜコオロギが食用として有望視されているのでしょうか。

メリット①優れた栄養価

コオロギのメリットのひとつは、その優れた栄養価です。食用昆虫は家畜と比べても非常に栄養価が高いものが多いですが、特にコオロギは

  • タンパク質は乾燥物の42〜45%の含有量で、牛肉の2倍に相当
  • 動物性脂肪は乾燥物の23〜29%
  • 必須アミノ酸やビタミンB12、オメガ3脂肪酸も牛乳より豊富
  • カルシウムやマグネシウム、鉄・銅、マンガンや亜鉛などミネラルも多く含む
  • 殻はエビやカニと同じ成分のキチンで、繊維質も含む

など多くの栄養に富み、食品としての価値が非常に高いことがわかります。

また、最新の研究ではコオロギはアルコール性肝疾患の予防にも有効であることや、ビフィズス菌の増加をサポートするなど、腸内細菌に好影響を及ぼす可能性があるとされています。

メリット②飼育しやすく環境負荷も少ない

食用としてのコオロギの利点は、他の昆虫に比べ飼育がしやすいことです。狭い隙間を好む習性があるため、限られた場所で高密度で人工飼育が可能なうえ、収穫までにかかる期間も1か月程度という効率の良さも魅力です。

また特定の餌しか食べない他の昆虫と違い、コオロギは雑食性でさまざまなものが餌として使えます。そのため飼料の入手がしやすく、飼育にかかるコストやCO2の排出も大幅に抑えられます。

メリット③サーキュラーフードとしての可能性

コオロギは、次世代のサーキュラーフード(循環型食品)として期待されています。

雑食性で何でも食べるので、食品残渣をエサにすることで食品ロスの低減に貢献できます。

また、生育の過程で出たコオロギの排泄物は植物の肥料にもなります。

将来的に、栄養価や安全性を保証された食品残渣のみをコオロギの餌にできれば

  • 餌としてのフードロス食材
  • 食用としてのコオロギ
  • 肥料としての排泄物

というサイクルからなる、循環型動物性タンパク質生産システムが構築されます。

メリット④医療への応用にも期待される

コオロギのメリットは食用にとどまりません。コオロギは成虫になるまでに7〜8回の脱皮を行いますが、その殻は医療材料の素材などにも活用できます。

また、コオロギは全ゲノムの解析が行われており、遺伝子の数は人間に近いことがわかっています。こうした特徴を活かした遺伝子機能の研究や医薬品開発、免疫機能への影響からワクチン開発などの研究へも応用が期待されています。

食用コオロギのよくある疑問

食用コオロギに多くのメリットがあることがわかりました。

しかし実際に食用にするとなるとその味や種類、育て方や衛生状態などは気になるところです。この章ではそうした疑問点を掘り下げていきましょう。

食用コオロギってどんな味?

私たちが最も気になるのが味です。食用コオロギの味についてよく言われるのが「陸のエビ」「桜エビや炒り豆に近い」などで、揚げた小エビを思い出してもらうと良いでしょう。

ただし実際のコオロギ自体は、淡白な味でクセがなく、むしろ豆類に近いとされています。

また雑食性のコオロギは、食べたエサによって味が変わるとされています。そこで、さまざまなエサを利用した研究開発も進んでおり、「椎茸をエサにしたコオロギが味が良い」、「柚子やスダチなど柑橘系をエサにすると香りがつく」といった成果が報告されています。

食用コオロギの種類は?

世界には約3,000種類のコオロギが生息しています。日本では秋に鳴き声を楽しむエンマコオロギが一般的ですが、これはほぼ食用には使われていません。現在、食用コオロギとして使われているのは、主に次の2種類です。

フタホシコオロギ

フタホシコオロギは、沖縄や奄美大島などに生息しています。ツヤのある黒い体で、左右の羽の付け根に白い斑点があるためその名がついています。30℃以上の環境で一年中産卵・増殖するため大量生産に適しており、日本ではこちらがよく食用として生産されています。

ヨーロッパイエコオロギ

ヨーロッパイエコオロギは、色が薄く小さいコオロギで世界中で流通しており、爬虫類などの生き餌としても多く使われます。タンパク質含有量は75%と高いうえ、小さくて食べやすいので初めての昆虫食におすすめですが、ウィルスに弱いのが難点です。

その他、ジャマイカンフィールドコオロギやタイワンオオコオロギなども食用にされていますが、一般に食用コオロギといえば上記の2種類と考えていいでしょう。

食用コオロギの衛生状態と育て方は?

虫を育てるというと、飼育するときの衛生環境も気になります。

国内の食用コオロギの養殖場は、屋外や自然の状態ではなく、室内でコンテナやゲージに入れて育てるところがほとんどです。食用材料ですので、当然雑菌や異物混入は許されません。どの養殖場でも、衛生面に配慮した清潔な環境で飼育を行っています。

食用コオロギの生産方法

コオロギの飼育は、卵から10日程度でふ化した幼虫を、32〜35℃、湿度30〜40%に保った環境で小さなケースやコンテナの中で行われます。

糞は肥料として活用するため、効果的、衛生的に採取できるような工夫が施されます。

1か月〜6週間の生育期間を経て

  • 成虫になる直前に収穫、生きたまま冷凍して冬眠状態に
  • 2〜30分で温度を上げて処理し、6時間半かけて脱水
  • スナックやパウダーに加工

という工程で生産されます。

食用コオロギのデメリット・課題

未来のタンパク質として期待の高い食用コオロギですが、普及に向けて解決すべき課題もあります。

デメリットと課題①生産性の向上

昆虫に限らず、代替タンパク質製品のデメリットは価格の高さです。食用コオロギの生産でも、飼育コスト削減が早急に解決すべき課題となります。特に収穫などの作業ではいまだ手作業に頼る部分が多く、革新的な生産技術の開発が急がれます。

後で紹介するグリラスでは、自動車関連機械メーカーである(株)ジェイテクトと包括連携協定を結び、同社が開発している完全自動飼育装置による生産体制構築を進めています。

またフィンランドのエントキューブ社では、コオロギの飼育に必要な環境管理を自動で行うシステムを開発し、日本の企業が導入しています。

コオロギの飼育管理システムは日々進化を続けています。今後は自動飼育装置に適したコオロギの家畜化や品種改良なども生産増のカギとなります。

デメリットと課題②アレルギー物質

もう一つのコオロギのデメリットは、アレルギー食品であることです。コオロギの外皮成分のキチンは、エビやカニと同様の成分を含むため、甲殻類にアレルギーのある人は食べられません。現在発売されているコオロギ食品にはその旨が表示されていますが、今後は28品目のアレルギー食品表示に、コオロギや昆虫類を追加してもらうことが必要です。

この他の課題としては、低アレルゲン化への品種改良といった方法も検討されています。

デメリットと課題③心理的抵抗感

最も大きなデメリットと課題は、昆虫食に対する私たちの心理的な抵抗感です。

特に現代の先進国などでは、昆虫をそのままの姿で食べることに恐怖感や嫌悪感を持つ人が、かなりの割合でいることも否定できません。

そのため食用コオロギ製品は、パウダーの形に加工され提供されることが多く、さまざまな食品に入れることで抵抗感をなくすようにしています。

ただ、今後昆虫食に対する認知度が向上し、広く受け入れられるようになれば、しだいに抵抗感が薄れていくかもしれません。考えてみれば、私たちの多くは小エビの唐揚げやかき揚げを特に違和感なく口にしています。いずれコオロギの姿揚げも同じように市民権を得る時代がくるのではないでしょうか。

食用コオロギのガイドライン整備も進む

食用コオロギや昆虫食の今後の普及のためには、法的な整備や業界でのガイドラインの策定が欠かせません。特に食品業界では生産ラインへの虫の混入が何より忌避されます。そのため、原料となる昆虫やコオロギが、衛生面・生産時の入手経路などで安全性を保証されることが重要となります。

指針とガイドラインの策定

これを受けて、昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム(iBPF)は7月に「コオロギの食品および飼料原料としての利用における安全確保のための生産ガイドライン」を策定しました。これにより

  • コオロギの種類や生産施設・設備などの定義
  • 生産者が守るべき注意事項
  • 生産管理のマニュアルや衛生・安全管理の策定基準

などが取りまとめられました。今後はこのガイドラインを基に、コオロギの安全性確保と消費者への信頼が得られるような生産体制を築くことが求められます。

食用コオロギに取り組む企業

食用コオロギはこれからの発展が期待できる分野として、多くの企業やベンチャーが参入しています。その中でも特に代表的なのが、これから紹介する企業です。

グリラス

徳島大学が設立した大学発のベンチャー企業がこのグリラスです。

国内における食用コオロギ研究の先駆けであり、さまざまな企業との連携や商品開発の蓄積を活かし、多くのコオロギ食品を展開しています。販売面では、自社ブランド「C.TRIA」を立ち上げ、捨てられる食材で育てたコオロギを使った、環境負荷の少ない循環型食品の普及を目指しています。

Gryllus Inc – 株式会社グリラス

クリケットファーム

2021年、長野県茅野市に拠点を構えた新興企業です。社会課題を先端技術で解決するスタートアップ企業でのバックボーンのもと、IoTを活用したコオロギの養殖や昆虫食商品の製造・販売を行なっています。環境に配慮した自然由来の餌を使用し、養殖から加工まで国産にこだわった生産体制を構築しています。

クリケットファーム|CricketFarm Co., Ltd. – 国内生産にこだわった …

TAKEO

「野菜、昆虫、魚、肉」をスローガンに、2014年という早い時期に昆虫食ビジネスに乗り出した会社です。昆虫食品の開発・製造のほか、オンラインショップや実店舗運営なども行なっています。展開しているコオロギ商品は日本各地で育てられたコオロギを使用しています。加えて、自社でもコオロギや食用昆虫の養殖技術開発に取り組んでいます。

TAKEO株式会社 | 人にも環境にも虫にもやさしく

株式会社BugMo

株式会社BugMoは、コオロギの養殖システムやコオロギ商品の研究開発を行う京都の会社です。現在の食用コオロギ製品はコオロギパウダーと「神河こおろぎあられ」のみですが、次の目玉商品となるのが自社開発の「こおろぎミート」です。この代替肉を使ったハンバーガーがキッチンカーで好評を博したことを受けて、「BugMo Burger」として商品化し販売する予定です。

株式会社BugMo |

FUTURENAUT株式会社

FUTURENAUTは群馬県の高崎経済大学で設立された学内ベンチャー企業です。

2019年にはコオロギのビスコッティやゴーフレットを発売。2020年には、Pascoブランドで知られる敷島製パンと共同でコオロギのバゲットやフィナンシェを発売。

同年には、コオロギパウダーを使った料理を募集する「コオロギレシピグランプリ」を開催するなど、加工食品の開発・販売の分野で昆虫食を推進しています。

Futurenaut フューチャーノート:クリケット-コオロギなど昆虫由来 …

【関連記事】昆虫食のentomo|昆虫食は現代の食料生産システムに欠けていた最後のピース!持続可能なSDGsのスーパーフード

おすすめ食用コオロギ5選

現在、食用コオロギを使った食品は数多く販売されています。その中でも特に注目を集めているおすすめの商品を紹介していきます。

おすすめ①【無印良品】コオロギせんべい

無印良品が徳島大学との共同研究で開発したせんべいです。

粉末状にしたコオロギをせんべい生地に練り込んだシンプルな味わいで、発売後すぐに売り切れになるなど大きな注目を集めました。

現在はネットストアのみでの販売となっています。

コオロギせんべい 55g | せんべい・和菓子 通販 | 無印良品 (muji.com)

おすすめ②【ANTCICADA】おうちでコオロギラーメン

「地球を愛し、探求するレストラン」として東京都の日本橋馬喰町にオープンしたレストラン、ANTCICADA。昼のメニューとして人気の「コオロギラーメン」を自宅で味わえるセットが「おうちでコオロギラーメン」です。粉末コオロギを練り込んだ麺や、コオロギだしのスープ、コオロギで作った醤油や油など、一杯に100匹分のコオロギが使われています。

チャーシューやメンマ、薬味のほか、トッピングに揚げコオロギも付いてくる(有無は選べます)満足度の高い一品です。

おうちでコオロギラーメン(2人前) | ANTCICADA オンラインショップ

おすすめ③【C. TRIA】カレー 3食セット

食用コオロギパウダーを配合し、旨みと香ばしさが楽しめるレトルトカレー。

コオロギパウダーには運営会社グリラスの循環型飼育環境による、自社生産コオロギを使用しています。トマト・グリーン・イカスミの3種類があり、3種詰め合わせでも、同種類3つ入りでも購入できます。具材の肉には大豆ミートを使っており、代替タンパク質がふんだんに盛り込まれたカレーになっています。

【国産食用コオロギ配合】C. TRIA カレー アソートセット|グリラスオンライン (gryllus-online.jp)

おすすめ④【FUTURENAUT】コオロギのチョコクランチ

コオロギを15匹分使用したチョコクランチ。クランチには香ばしいコオロギと大豆を使用し、糖質も47%カットするなど、タンパク質危機や環境負荷だけでなく、健康面に気を使う方にもうってつけのおやつになるでしょう。

コオロギのチョコクランチ | Futurenaut フューチャーノート 未来食のオンラインショップ│クリケット(コオロギ)など昆虫由来の加工食品を扱う未来のフードショップ

おすすめ⑤【TAKEO】山形こおろぎ ガーリックマッシュルーム味

コオロギとマッシュルーム、にんにくを乾燥させた、珍しい組み合わせの一品です。

材料となるフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの2種は、ともに山形県新庄市産。マッシュルームとにんにくも山形県産を使うなど、地元産にこだわった作りとなっています。昆虫をそのまま食べるのは慣れていないけど、挑戦したいという方にはおすすめです。

山形こおろぎ ガーリックマッシュルーム味 – 昆虫食のTAKEO|通販、実店舗、製造、養殖、研究

食用コオロギの今後

ここまで様々な食用コオロギ商品を紹介しました。では、食用コオロギの今後はどのような展開が予想されるのでしょうか。

グリラスのおひざ元である徳島県では、今年11月に、実験的に高校の給食でコオロギパウダー入りのコロッケを出して話題になりました。また同社は、コオロギパウダー入りスナックを徳島県内のファミリーマート85店で先行販売し、販路拡大を図っています。

大手食品企業もこうした動きに反応しています。今年に入り、ニチレイやカルビーといったメーカーも昆虫食に参入しました。

国産コオロギの生産拡大と合わせ、食用コオロギ市場はさらなる拡大が見込まれています。

食用コオロギとSDGsの関係

最後に、食用コオロギとSDGsの関係について見ていきましょう。

食用コオロギの普及は、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の目標とも大きく関係してきます。貧困や飢餓をなくし、地球環境を守りながら持続可能な経済発展を実現させるのがSDGsの目指すところですが、食用コオロギはその中の2つの目標に特に関わってきます。

目標2「飢餓をゼロに」

この目標では「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」ことが掲げられています。地球上に豊富に生息していて、年間を通して早く成長し、飼育が容易なコオロギは持続可能な食料供給に貢献します。

さらに、栄養価に優れ、タンパク質の豊富なコオロギは、栄養状態の改善にも最適な食材です。「飢餓をゼロに」する目標には、不可欠な食材と言えるでしょう。

目標13「気候変動に具体的な対策を」

「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」ためには、畜産が環境へ与える負荷を低減する必要があります。

その点、コオロギをはじめとする昆虫食は最もCO2排出量が少ないタンパク質食品です。

また、食品残渣やフードロス食材によるコオロギ飼育は、新たな循環型フードサイクルを構築する試みとして、環境悪化への対策ともなります。

まとめ

目前に迫りくる食料不足とタンパク質危機。代替タンパク質の開発と普及に向けた取り組みが急がれる中、理想的なタンパク源としてコオロギに熱視線が注がれています。

まだまだ越えるべきハードルはあるものの、あらゆる料理に応用できて、既に多くの商品が販売されている食用コオロギ。新しい食生活のオプションとして、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考文献・資料
最強の食材コオロギフードが地球を救う/野地澄晴著/小学館新書
代替タンパク質の現状と社会実装へ向けた取り組み : 培養肉、植物肉、昆虫食、藻類など/情報機構
よくわかる最新代替肉の基本と仕組み : 人口増加と環境問題の解決手段/齋藤勝裕著/秀和システム
昆虫食の定番メニュー「コオロギ」って一体どんな味? – Bugoom
フードロスを削減しつつ、育てたコオロギを宇宙食にフードロスを削減しつつ、育てたコオロギを宇宙食に【自然と向き合うワカモノたち】|サイエンスポータル
グリラスが国内で初めて、学校給食へ食用コオロギパウダーを供給!徳島県立小松島西高等学校にコオロギを使った給食が登場|PR TIMES
食用コオロギのスナック菓子、徳島のファミマで先行販売 味は2種類|朝日新聞デジタル 2022年9月22日
【昆虫食EC市場】 ニチレイ、カルビーも参入/大手企業続々と|2022/08/04 日本ネット経済新聞
コオロギ生産ガイドライン – 大阪府立環境農林水産総合研究所