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緑の回廊とは?国内外の事例をもとにわかりやすく解説!

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緑豊かな森を切り裂く道路や開発によって、動物たちの住処は分断され、個体数の減少や遺伝的多様性の喪失といった深刻な問題が起きています。この深刻な問題を解決するため、世界中で設定されているのが「緑の回廊」です。

森林生態系における生物多様性の保全には、野生生物の移動経路を確保し、生育・生息地の拡大と相互交流を促すことが重要とされています。この生き物たちの通り道、緑の回廊について国内外の事例をもとにわかりやすく解説します。

緑の回廊とは

緑の回廊とは、希少な野生生物の生育・生息地等を保護・管理する「保護林」※を中心にネットワークを形成し、野生生物の移動経路を確保することで、より広範で効果的な森林生態系の保護を図る取り組みです。

英語ではGreen Corridorと呼ばれ、日本では1990年代から緑の回廊の整備が本格化しています。具体的には、分断された個体群の保護や遺伝的多様性の確保などの機能を発揮できるよう、緑の回廊の森林については、適切な維持管理が行われます。

保護林

自然環境の保護を目的に指定された森林のこと。一般的に自然環境の保護と生態系の維持を第一の目的とする、手つかずの状態に近い自然林が保護林に指定されているのが特徴。

緑の回廊が設定される背景:生息地の減少と孤立化

人間活動による自然環境の破壊や開発が進むにつれ、野生動物の生息地が減少しています。このため、森林生態系の分断化が進み、野生生物の生息地が孤立化している問題が指摘されるようになりました。

緑の回廊は、このような生き物の個体群の交流や遺伝的多様性の確保を目的として設定されています。生物多様性の保全には、広域的な視点から生息地のネットワーク化が重要であるという考えに基づいた取り組みです。

緑の回廊の特徴

【自然環境保全のあり方】

冒頭でも述べたように緑の回廊では、生息地となる保護林を中心にネットワークを形成することで、野生生物の移動経路を確保しています。また、必要に応じて、多様な樹種構成や林齢、樹冠層※の創出など、生物の生育に適した環境の維持管理に努めています。さらに、モニタリングによって得られたデータを活用し、順応的な管理を行うことで、より効果的な生態系保護を目指しています。

樹冠層

森林の垂直構造の中で最も上部に位置する層。ここでは光合成が活発に行われ、多くの生物が生息している。

このように、生物の生息地が分断化し、孤立化が進む中、緑の回廊は生物多様性の保全に重要な役割を果たしています。*1)

緑の回廊の役割

生物多様性の保全には、広域的な視点から生息地のネットワーク化が不可欠です。緑の回廊は、多種多様な生物の生存と繁栄のために、さまざまな機能を発揮しています。

生息地の連結による個体群の維持

動物の中には、地上を移動するのが苦手な種もいます。そのような動物にとって、緑の回廊は生息地の孤立を防ぐ重要な通り道となります。

また、生き物の個体群の分断化を防ぎ、遺伝的多様性※の確保にもつながります。さらには、餌場や繁殖地といった必要な環境資源へのアクセスを容易にします。

遺伝的多様性

ある生物種の中で個体間に見られる遺伝子の差異のこと。遺伝的多様性があることで、同じ生物種の個体間に多様性が生まれ、環境の変化に適応しやすくなり、生物の進化や絶滅の防止に重要な基盤となる。

【関連記事】遺伝的多様性はなぜ必要?原因やメリット、身近な事例を解説!

生物相互作用の促進

緑の回廊は、植物と動物の相互作用を促進する場となっています。動物が花粉を運ぶことで植物の受粉が、動物が植物の種子を運ぶことで植物の種子散布が起こり、生態系全体の健全性が維持されます。

さらに、捕食者と被食者の関係など、さまざまな生物間相互作用の場にもなっています。

生息環境の多様化

緑の回廊では、植生の多様化を図るための森林管理が行われます。これにより、さまざまな生物に適した環境が提供され、生物多様性の保全に貢献しています。

また、水域と緑地のネットワーク化は、水生生物にとっても有効な生息地となります。

このように、緑の回廊は生物多様性保全の重要な取り組みなのです。*2)

【関連記事】環境保全とは?取り組みや個人でできることをわかりやすく解説

緑の回廊のメリット

自然界における生物たちの繁栄を支え、多様性を守るのが緑の回廊です。その恩恵は多岐に渡り、生態系全体の保全に役立っています。

個体群の維持と遺伝的多様性の保全

動物たちは、餌を探したり、繁殖したり、敵から身を守ったりするために、広い範囲を移動する必要があります。しかし、森が分断されると、これらの行動が阻害され、個体数の減少や絶滅の危機に直面する可能性があります。

緑の回廊は、このような問題を解決し、動物たちの豊かな生活を守るために不可欠な存在なのです。

生息環境の多様化と生物多様性の保全

緑の回廊は、植生や環境の多様化を促進し、生き物たちが、それぞれに適した生息環境を享受できるようにします。異なる樹種や樹齢の調和が生み出す複雑なエコシステムは、生物多様性の保全に貢献し、環境の安定性を高めます。

希少種や絶滅危惧種の保護

緑の回廊は、特に希少種絶滅危惧種※にとって、重要な役割を果たします。これらの種は、個体数が少なく、生息範囲が狭い場合が多いので、生息している場所の環境が変化すると、大きな影響を受けてしまいます。

緑の回廊は、このような種が移動しやすくなり、新しい生息地を見つけることができるようにすることで、保護に貢献しています。

絶滅危惧種

絶滅の危険性が高い野生生物のこと。個体数が極端に少なく、絶滅の危険性が高い生物種や、生息地の減少、環境破壊、過剰な捕獲など、さまざまな要因で絶滅の危機に瀕している種は、各都道府県や環境省のレッドリストなどで指定・公表されている。保護増殖事業の対象となり、積極的な保護活動が行われる。

【関連記事】【2023年版】絶滅危惧種とは?原因と日本の有名な動物とレッドリスト一覧

持続可能な森林管理の実現

緑の回廊は、持続可能な森林管理の実現にも貢献します。動物たちの移動によって、種子の散布や捕食者と被食者の関係が維持され、森林生態系の健全性が保たれます。

また、緑の回廊は、森林火災や害虫被害を防ぐ効果も期待できます。

【関連記事】循環型林業とは?仕組みやメリット・デメリット、実践例も

このように、緑の回廊には、生物の生存と繁栄を支える多くのメリットがあります。生物多様性の保全に欠かせない取り組みであると言えるでしょう。*3)

緑の回廊のデメリット・課題

生物多様性を守るために重要な緑の回廊ですが、実は万能ではありません。いくつかのデメリットや課題が存在し、人と自然の共存という理想を実現するためには、これらの問題を解決することが重要となります。

人獣衝突の増加

緑の回廊は、野生動物たちが都市部に接近するきっかけになる可能性もあります。動物たちが人里に侵入すると、農作物被害やペットへの襲撃、人への危害など、人獣衝突※の問題が懸念されます。

人獣衝突

人と野生動物が直接的に接触し、事故や被害が発生する事態のこと。人の生活圏と野生動物の生息域が重なることで起きる問題であり、交通事故や農作物被害、人身被害などが発生する。野生動物の生息域減少が主な要因と言われている。

生息地の拡大と餌場の増加

緑の回廊によって、動物の生息地が広がり、新たな餌場にアクセスできるようになります。特に都市部の公園や農地などは、動物にとって魅力的な餌場となります。

すると、動物の個体数が増加し、ゴミ漁りや農作物被害などの問題が起こる可能性があります。

交通網との交差による事故増加

緑の回廊は、動物が道路や鉄道を横断する経路にもなります。そのため、交通事故のリスクが高まる可能性があります。実際に、都市部での野生動物による交通事故が増加しているのが現状です。

このように、緑の回廊にはさまざまな課題がともないますが、生物多様性保全と人間社会との共生を実現するためには、それらに適切に対応していくことが大切です。*4)

日本における緑の回廊の事例

【緑の回廊の設定状況(令和6年4月1日現在)】

日本では2024年4月の時点で24か所が緑の回廊に設定されています。その中から、四国山地と白山山系の例を紹介します。

四国山地緑の回廊

【四国のみち(四国自然歩道)】

四国山地緑の回廊は、絶滅危惧種に指定されているツキノワグマの生息地を含む重要な地域です。回廊内には、ツキノワグマの生息に適したブナ林が全体の42%を占めています。

しかし、実際にツキノワグマが利用可能な生息適地は、回廊全体の面積の半分程度にすぎません。また、回廊内外の自然公園や鳥獣保護区などとの連携が不十分であり、民有林も含めた総合的な保全体制が求められています。

加えて、この地域では林業が重要な産業であることから、ツキノワグマの保全と地域経済の両立を図る必要があります。このような課題に対し、関係者間の調整と、柔軟な管理体制の構築が緑の回廊に求められているのが現状です。

白山山系緑の回廊

【白山国立公園】

日本有数の豪雪地帯である白山山系は、標高差の大きな変化に富んだ地形から、ブナ林から高山草原までの豊かな自然が広がる貴重な地域です。この白山山系には、ツキノワグマやイヌワシなど、多様な野生動物が生息しており、まさに「自然の宝庫」と呼ぶにふさわしい場所です。

そのため、富山県、石川県、福井県、岐阜県にまたがる白山山系の国有林約6万haを対象に、「白山山系緑の回廊」が設定されています。この緑の回廊は、これまで設定されてきた保護林を相互に連結し、野生動物の移動経路を確保することで、より広範な森林生態系の保全を図ることを目的としたものです。

緑の回廊の設定に当たっては、森林生態系全体に着目し、出来る限り広範囲に設定することで、多種多様な生物種の移動を促すことが重視されています。具体的には、保護林同士を連続的に結ぶことを基本としつつ、必要に応じて不連続な形状も認められています。

また、民有林との連携にも配慮されています。*5)

海外における緑の回廊の事例

世界中の緑の回廊の正確な数は、定義や調査方法によって異なるため、一概には言えません。ここでは世界で有名な場所に設定されている緑の回廊の例を紹介します。

セレンゲティ生態系緑の回廊(タンザニア・ケニア)

【セレンゲティ生態系緑の回廊】

アフリカ大陸の東側に位置するタンザニアとケニアの国境地帯には、まさに「野生動物の王国」とも呼べるセレンゲティ国立公園が広がっています。この豊かな自然の中心部を縦断するように設置されているのが、「セレンゲティ生態系緑の回廊」です。

セレンゲティ生態系緑の回廊は、アフリカ最大級の野生動物の移動回廊として知られています。この地域には、ヌー、シマウマ、ゾウをはじめとする大型草食動物が数多く生息しており、彼らは雨季と乾季に合わせて壮大な移動を繰り返しています。

この移動は、彼らが水と草を求めて行う季節的な移動パターンであり、まさに生態系の根幹を成す重要な営みなのです。緑の回廊は、こうした大規模な動物の移動を可能にする重要な経路となっています。

回廊の設定に当たっては、この地域の特徴である大型草食動物の移動経路を最大限考慮し、動物たちが自由に行き来できるよう配慮されています。また、回廊内の森林管理も、動物の生息環境に十分配慮したものとなっています。

さらに、このセレンゲティ生態系は、ライオンやチーター、ヒョウなどの大型肉食動物の重要な生息地ともなっています。緑の回廊は、これらの動物にとっても貴重な狩猟地や移動経路を提供しています。

グレート・バリア・リーフ緑の回廊(オーストラリア)

【デインツリー熱帯雨林とグレート・バリア・リーフを結ぶ野生生物回廊】

オーストラリア東北部に位置するグレート・バリア・リーフは、世界最大級のサンゴ礁システムとして知られています。この豊かな海洋生態系を守るため、オーストラリア政府によって「グレート・バリア・リーフ緑の回廊」が設置されています。

グレート・バリア・リーフには、ウミガメ、サメ、クジラなどの希少な海洋生物が数多く生息しています。これらの生物は、産卵や採餌、越冬など、さまざまな目的で広範囲にわたる移動を行っています。緑の回廊は、こうした生物の移動経路を確保し、生態系全体の保全を目的として設定されたものです。

回廊の設計に当たっては、サンゴ礁の分布や海流の流れ、生物の移動パターンなどを十分に考慮しています。そのため、回廊は連続的な形状をなしているだけでなく、生物の生息地と重要な回遊ルートをしっかりと結び付けた構造となっています。

また、回廊内では、サンゴの生育状況の監視や、海洋ごみの除去、漁業活動の管理など、多様なアプローチからの保全活動が行われています。*6)

緑の回廊とSDGs

世界各地で取り組まれている緑の回廊の確保は、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成にも、とても重要な役割を果たしています。特に関連の深いSDGs目標を見ていきましょう。

SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを

緑の回廊を設置することで、都市部から自然地域への緑のネットワークが形成されます。これにより、都市住民が日常的に自然に触れ合える機会が増え、ストレス解消や健康増進につながります。

また、自然災害への耐性も高まります。さらに、緑の回廊沿いには自然体験の場が設けられることで、環境教育の場としての役割も果たします。

このように、緑の回廊は都市部と自然地域の共生を実現し、持続可能な都市づくりにつながっているのです。

SDGs目標13:気候変動に具体的な対策を

緑の回廊は、二酸化炭素の吸収や、洪水・土砂災害の防止など、気候変動への適応策としても重要な役割を担っています。

森林の連続性が確保されることで、大規模な二酸化炭素吸収源としての機能が高まり、気候変動の緩和に直接的に貢献します。また、緑地の保全により、都市部の暑熱対策にもつながります。

一方で、気候変動による緑の回廊への影響も懸念されます。気候変動による回廊内の生態系の変化や、侵略的外来種の侵入など、予期せぬ課題に直面する可能性があります。

そのため、緑の回廊では常に、モニタリングや適応策の検討が不可欠です。

SDGs目標15:陸の豊かさも守ろう

回廊の設置により、保護林や自然林が連続的に結ばれ、野生生物の生息・生育地が広がります。これにより、個体群の遺伝的多様性の維持や、種の保存につながります。

また、森林の連続性の確保は、生物多様性の保全だけでなく、水源涵養※や土壌保持など、森林の公益的機能の持続的な発揮にも役立っています。

水源涵養(すいげんかんよう)

森林などの植生が、雨水や融雪水を地下に浸透させ、地下水を涵養(かんよう)する機能のこと。水資源の確保や洪水の防止に重要な役割を果たしている。

このように、緑の回廊は SDGsの幅広い目標達成に貢献する、持続可能な社会の実現に欠かせない取り組みなのです。今後は、より一層の整備と、地域住民を巻き込んだ運営が期待されます。

>>各目標に関する詳しい記事はこちらから

まとめ

緑の回廊とは、自然保護地域同士を連続的に結ぶことで、野生生物の生息地を広げ、生物多様性の保全を図る取り組みです。セレンゲティ生態系やグレート・バリア・リーフなどの例からもわかるように、世界的な規模で緑の回廊が設置されています。

これらの緑の回廊は、SDGsの目標達成にも大きく貢献しています。自然と共生する持続可能な社会の実現には、緑の回廊の果たす役割は極めて大きいのです。

しかし、回廊内での適切な管理や、地域住民との調和など、依然として解決すべき課題も多く残されています。このような取り組みにあたって、私たち一人ひとりにもできることはたくさんあります。

まずは、身近な自然環境の大切さを理解することが重要です。自然環境の保護・保全活動に参加するのもいいでしょう。

また、日頃の生活の中で、無駄な資源消費を避け、ごみの削減などにも心がけていきましょう。

そして何よりも、自然とのふれあいが大切です。実際に緑の回廊で自然を体験し、そこにある生き物の多様性生命の循環を感じ取るのも素晴らしい体験となるでしょう。

自然環境への関心と知識を深め、実際にそれを感じることは、生物多様性の大切さをより深く理解できる機会となるかもしれません。しかし、そのような自然環境を訪れる際は、マナーを守ってあなたの訪問が周囲の環境に負荷をかけないように気を付けてください。

あなたも無理なくできることを見つけて、将来より良い地球環境を実現するために行動を始めましょう。

<参考・引用文献>
*1)緑の回廊とは
林野庁『緑の回廊』
関東森林管理局『緑の回廊』
林野庁『○国有林野における緑の回廊の設定について』(2015年3月)
林野庁『国有林野における緑の回廊のモニタリング調査マニュアル』(2017年3月)
日本経済新聞『ニッポン高度紙工業、社有林を「緑の回廊」に』(2019年12月)
生物多様性センター『2050年カーボンニュートラルと生物多様性』
*2)緑の回廊の役割
沖縄県『緑の回廊形成ガイドライン』(2020年3月)
環境省『第4節 森・里・川・海のつながりを確保する取組 1 生態系ネットワークの形成と保全・再生の推進』
環境問題対策委員会『広域的な緑のネットワークの将来像 広域的な緑のネットワークの将来像「首都圏の緑の回廊」をつくる』
高倉 耕一『都市における生物多様性保全の方法とその可能性』(2010年)
環境保全とは?取り組みや個人でできることをわかりやすく解説
遺伝的多様性はなぜ必要?原因やメリット、身近な事例を解説!
*3)緑の回廊のメリット
森林研究・整備機構『人は森の生き物に何ができるか-攪乱の影響と多様性の保全-』(2006年3月)
国土交通省『グリーンインフラの市場における経済価値の分析手法について』(2024年3月)
国土交通省『水と緑のネットワークの形成を通じた自然環境の保全・再生に向けた論点』
農林水産省『農林水産業・農山漁村における生物多様性保全について』(2007年5月)
日本クマネットワーク『森林・林業・木材産業政策に関する御意見等(回答様式)』
農林水産省『農林水産省生物多様性戦略』(2023年3月)
循環型林業とは?仕組みやメリット・デメリット、実践例も
*4)緑の回廊のデメリット・課題
野嵜 弘道『「緑の回廊」制作の現状と今後の課題』(2009年4月)
環境省『第4節 森・里・川・海のつながりを確保する取組 生態系ネットワーク』
*5)日本における緑の回廊の事例
林野庁『緑の回廊』
金子 智紀『緑の回廊における森林管理技術に関する研究』(2008年6月)
環境省『四国自然歩道(四国のみち)について』
環境省『白山国立公園』
氷鉋 揚四郎,野嵜 弘道『「緑の回廊」政策の現状と今後の課題 -「四国山地緑の回廊」の事例から』
中部森林管理局『白山山系緑の回廊設定方針』(2022年3月)
中部森林管理局『白山山系緑の回廊』
*6)海外における緑の回廊の事例
Serengeti National Park『The great migration in Serengeti National Park, Tanzania』
MONGABEY『Indigenous people and NGO grow a wildlife corridor in the world’s oldest 
ReserchGate『Map of the western corridor of the Serengeti Ecosystem』
Singita『Discover the Serengeti: A Year-Round Destination』(2017年10月)
Wet Tropics『Greening the Barron』
rainforest』(2024年5月)
Queensland『Great Barrier Reef Marine Park protected area grows』(2024年4月)
*7)緑の回廊とSDGs
国際連合広報センター『SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン』