#SDGsに取り組む

【県別特集】兵庫県のSDGsの取り組みを紹介 

「SDGs」という言葉を耳にしたことがあっても、何から始めればいいかわからない方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんのために、企業がどのようにSDGsに取り組んでいるのかを県ごとに特集してお届けします。

今回は、兵庫県をピックアップ!

地元企業の取り組みを通じて、あなた自身の行動のヒントやインスピレーションを見つけてみませんか?ぜひ最後までお読みください。

兵庫県のSDGs

兵庫県では、SDGsの取り組みが大企業だけでなく中小企業にも広がることを目指し、独自の支援制度を設けています。

中小企業がSDGs対応の遅れによる経営リスクを避けつつ、持続可能な成長を実現できるよう、「ひょうご産業SDGs推進宣言事業」と「認証事業」を展開しています。

まず、SDGsに向けた取り組みを宣言した企業が「宣言企業」として登録され、次に県が取り組み内容を評価し、スタンダード、アドバンスト、ゴールドの3段階で認証される仕組みです。

この制度は、企業の取り組みを広く社会に発信するとともに、SDGs先進県を目指すための重要なステップとなっています。

兵庫県で行われている具体的な取り組みを紹介

では、実際に兵庫県で行われているSDGsの取り組みについてみていきましょう。全国各地の企業が貢献していますよ。

気球のハンモック

気球のハンモックは、「語る人と読む人の『さわれる絆』」を提供することを理念に、自分史アルバムの制作を中心とした事業を展開しています。

15年以上の経験を持つ専門家が、ご利用者様の人生を振り返りながら、記憶を形に残すお手伝いをしています。

これにより、ご本人が「私の人生は良い人生だった」と再確認するとともに、ご家族がその人生を深く味わい、絆を強める機会を提供します。

人生100年時代の中で、健康寿命の延伸や自己肯定感の向上を目指し、「今できる最高の親孝行」の形を提案しています。

また、企業史や社史制作、セミナー・イベントの開催も行い、多様なニーズに応えるサービスを展開しています。

具体的な取り組み内容

気球のハンモックは、SDGs目標「3. すべての人に健康と福祉を」に向けた取り組みを通じて、利用者様とそのご家族に2つの価値を提供しています。

それは「今より自分が好きになる」と「今よりあなたを大切に想う」こと。この取り組みにより、「私の人生」が「家族の絆」に変わるきっかけを創出しています。

日本が超高齢社会へ突入し、人生100年時代を迎える中で、シニア層が自己の人生を振り返り、意義を再確認する機会が不足している現状に着目しました。

看護師経験と公認心理師資格を持つ専門家が、人生の発達課題である「継承」と「統合」を支援しながら、利用者様の心の健康を守り、生きがいを提供しています。

また、施設訪問やイベント参加を通じて、人生を振り返ることの重要性を啓発。例えば、高齢者施設での心のフレイル予防イベントや、ふるさと納税返礼品としての自分史制作サービス提供など、多岐にわたる活動を展開しています。

具体的な効果とゴール

  1. 自己肯定感の向上
    アルバム制作を通じて、利用者様が自身の人生の価値を再確認し、次の目標への前向きな意欲を引き出します。
  2. 家族の絆の深化
    ご家族はアルバムを通じて利用者様の過去を知り、理解を深めます。これにより、利用者様への思いやりや敬意が高まり、家族関係の質が向上します。

気球のハンモックは、今後も人生の振り返りの価値を社会に広げる活動を続け、SDGs目標達成に貢献していきます。

気球のハンモックの基本情報

名称気球のハンモック
代表者名小山 祐太
住所〒650-0044 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号 神戸市産業振興センター5階5-8
電話番号0800-8080-279
URLhttps://ballon-hammock.com

一般社団法人 bird

一般社団法人birdは、兵庫県西宮市を拠点に、「少し生きづらさを感じている方も安心して過ごせる場所」を提供することを目指し、音楽スクール「はみんぐばーど」、フリースクール「とまりぎ」、親向けコミュニティ「family bird」など、多様なスクールやコミュニティを運営しています。

音楽を通じて喜びを感じる機会や、学校に行けない子どもたちに安心できる居場所を提供することで、全ての人が心穏やかに過ごせる社会を目指しています。

また、民間学童「ことり」など、柔軟な支援体制で多様なニーズに応える活動を展開しています。

具体的な取り組み内容

一般社団法人birdは、SDGsの目標「3. すべての人に健康と福祉を」「4. 質の高い教育をみんなに」「10. 人や国の不平等をなくそう」「16. 平和と公正をすべての人に」に基づき、以下の取り組みを行っています。

音楽と福祉の実現

障がいの有無に関わらず、全ての人が安心して過ごせる居場所を提供しています。

音楽スクール「はみんぐばーど」では、マンツーマンレッスンを基本とし、個々のペースに寄り添う指導を通じて心の健康と自己肯定感を育みます。

フリースクール「とまりぎ」では、学校に通えない子どもたちが安心して過ごし、自分らしく成長できる環境を提供しています。

質の高い教育の提供

音楽教育を通じて、すべての人が自己表現や創造性を発揮できる場を作っています。

講師陣は、豊富な経験を持ち、一人ひとりのペースに寄り添いながら音楽の喜びを共有します。

特性のある子どもたちにも質の高い教育機会を提供し、社会参加の可能性を広げています。

不平等の解消

障がいのある人とない人の間に存在する溝を埋めるため、互いに理解し支え合う機会を創出。

音楽やフリースクールの活動を通じて、多様な背景を持つ人々が互いに認め合えるコミュニティづくりを進めています。

平和と公正な社会の実現

親向けのコミュニティ「family bird」では、発達障がいなど特性を持つ子どもの親が孤立することなく、悩みを共有し支え合える場を提供。

家族全体が安心して過ごせる環境を作り、社会全体の穏やかさを促進しています。

これらの活動を通じ、一般社団法人birdは、全ての人が安心して暮らせる社会の実現を目指しています。

一般社団法人 birdの基本情報

名称一般社団法人 bird
住所〒662-0047兵庫県西宮市寿町1-36
電話番号0798-20-7899
URLhttps://bird-life.jp/

まとめ

今回は、兵庫県でSDGsに貢献する企業の一例をご紹介しました。それぞれの企業が環境保全や地域社会の支援、多様性の尊重など、SDGsの目標達成に向けた取り組みを進めています。

たとえば、人生の振り返りを支援するアルバム制作や、音楽を通じて心の健康を育むスクール運営など、地域に根ざした独自のアプローチが特徴的です。

これらの活動は、私たち一人ひとりがSDGsを意識し、行動するきっかけにもなるでしょう。

身近なところから持続可能な未来づくりに参加してみませんか?