くら寿司のSDGsの取り組み|自然の恵みをいただく「食」の企業としてできること

くら寿司 SDGs

日本に数ある回転寿司チェーンの中でも、お寿司からうどん・デザートまですべて無添加。そして、お寿司以外のサイドメニューの豊富さで人気の「くら寿司」。

さらに、値段が安くて、ネタも美味しいうえに、子どもが楽しめるゲームやガチャポンもあるので、家族でも安心して楽しくお寿司が食べれます。

行ったことがなくても、くら寿司を知らない人はいないのではないでしょう。

今回は、くら寿司が水産資源を取り扱う企業として、持続可能な社会づくりを目指すSDGsの活動を詳しくご紹介します。

日本の「魚食文化」を守り、子や孫の代まで美味しいお寿司が食べられる未来を創るため、漁業創生や、限りある資源を無駄なく有効活用するためのさまざまな取り組みを行っています。

くら寿司のビジョンと事業内容

くら寿司 SDGs
引用:くら寿司
企業名くら寿司
SDGs8,12,14,17
サステナビリティレポート

くら寿司のビジョン

ビジョン

「Food Revolution=食の変革」を目指し、存在価値の創出・提供食の本来あるべき姿を提供し続けます。

くら寿司のコンセプトは「安心・美味しい・安い」。

創業当時から、全ての食材において化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用していません。

それは、お客様の立場にたって「食」の提供を行うことこそが、外食産業のあるべき姿だと考えているからです。

そして、新しい何かを常に作り出していくマネージメント環境のもと、明確な存在価値を創出し、提供し続けます。

経営理念

「食の戦前復帰」

「食の戦前復帰」。これは添加物を含まない、素材そのものと味わいを求め、「食」が安心・安全だった戦前のバランスの取れた健康的な食生活を取り戻そうという意味の言葉です。

くら寿司では、お客様の健康を優先し、全ての食材において化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使わず昔ながらの味にこだわり続けます。

それは、日本の文化の良い面を、世界に伝えるという使命感を持っているからです。

くら寿司の事業内容

すしを主力とする、直営による回転すし店のチェーン展開を主たる事業としています。

回転すしチェーンストアの「無添くら寿司」を展開し、47都道府県全てに店舗を持ち、

「無添くら寿司」のほか近畿圏に和食レストラン「無添蔵」や「くら天然魚市場」を展開しています。

2021年10月の時点で、店舗総数は567店舗(その内、米国32店舗、台湾40店舗)。

くら寿司のSDGsの取り組み〜自然の恵みをいただく「食」の企業としてできること〜

それでは、いよいよ「食の変革」を目指す、くら寿司のSDGsの取り組みを「国連のSDGs目標」のカテゴリーに分けてご紹介します。

目標12 つくる責任 つかう責任

限りある資源を有効に活用した循環型社会の形成に向け、漁師さんと行う「プロジェクト」や、お客様への「My 割り箸引き」など”一緒にできること”で活動の輪を広げています。

さかな100%プロジェクト

近年、養殖魚の餌の高騰による魚価の変動、また水産資源の管理や海洋環境の保護が注目されています。

そんな中くら寿司は、2018年5月より大手回転寿司チェーン初の取り組みとなる国産天然魚の食べられない部位を活用する「さかな100%プロジェクト」をスタートしました。

環境に優しく、おいしい、画期的な魚『循環フィッシュ』の誕生

魚の約40%にあたる、骨やアラといった食べられない部位の活用が課題としてありました。

この課題を解決すべく、骨やアラを魚粉にし、くら寿司で販売する養殖魚のエサの一部として活用することにしました

こうして生まれたのが画期的な魚『循環フィッシュ』です。

貴重な海の資源である魚を最大限活用することが、魚を扱う企業として果たすべき役割だと考えます。

天然魚魚育プロジェクト

「一船買い」の定置網にかかった未成魚をすしネタにできるサイズまで育て、最終的には商品価値の高い成魚として出荷することを目指します。

このプロジェクトは、2019年6月からスタートした、大手回転寿司チェーンでは初めての取り組みです。

「一船買い」とは…定置網にかかった国産天然魚を年間契約で丸ごと買い取ること。定置網には、品質が良く、美味しいにもかかわらず、あまり知られていなかったり、市場に出回らなかったりする魚もかかります。

定置網に入った未成魚を集めて蓄養する取り組み

「一船買い」の定置網には、未成魚という”魚の子ども”も一緒にかかってしまうため、無料同然で市場で売買されるか、海に戻してもその多くがほかの魚や鳥に食べられてしまうのが現状です。

くら寿司では、こうした未成魚をすり身にしてねり天やコロッケなどの材料にするなど有効活用していますが、用途としては限られてしまいます。

そこでくら寿司が取り組んでいるのが、天然未成魚を人口のいけすで育てる「畜養」です。

1年から1年半ほどかけて育て、寿司ネタとして出荷することを目指しています

世界初!紙カプセル

くら寿司といえば、子どもが大好きなガチャポンです。

お寿司5皿で1回遊ぶことができるオリジナルゲームに当たると、ガチャ玉に入った景品がもらえる「ビッくらポン!」

このガチャ玉を、世界初となるPIM(Pulp Injection Molding)技術を用いた紙カプセルを使用した環境に優しい素材とする取り組みを進めています。

試験導入しているこの紙カプセルは、燃やしても有害物質が発生せず、リサイクル利用も可能です。

​​My 割り箸引き

くら寿司では、環境保護の取り組みとして「今すぐできる、エコにいいこと」を合言葉としMyお箸を持ってきていただいたお客様にお一人様につき10円値引きをしています。

お客様と一緒に環境問題に取り組みたいと考えております。

バイオマスビニール袋

お持ち帰りの商品の袋は、再生可能な環境に優しい素材を使用しています。

サトウキビやトウモロコシ等の植物成分を原料の一部にした「バイオマスプラスティック」を25%配合しています。

よって、マイクロプラスティックの削減に加え、二酸化炭素の排出量の削減効果が期待されます。

出張授業「お寿司で学ぶSDGs」

子どもたちが大好きな”お寿司”を通じて、SDGsや食の未来を考え課題解決の気づきを与える体験型授業

これが、くら寿司の出張授業「お寿司で学ぶSDGs」です。

いつまでも日本の美味しいお寿司が食べれるように、未来のことをみんなで一緒に考えることが目的です。

株式会社学研プラスと共同開発した教材を使用します。

授業開催実績 8都道府県で16校実施(2022年9月)

どんな授業?

  1. 未来でお寿司が食べられなくなる!?

    海のおさかなと漁業の今を学びます。
    座学方式で今、海で起こっていること、食の現場で起こっていることを映像や模型を利用して一緒に学習します。
  2. 回転お寿司屋さんを体験しよう!

    ゲームを通して、課題を体感します。
    大好きな回転お寿司屋さんを、みんなで体験。
    どんどん作って食べる…でも、食べれなかったお寿司はどうなるの?
  3. 解決案を考えよう!


課題解決をみんなで考え、発表します。
何が問題かわかったところで、解決方法をみんなで考えます。
未来でもお寿司を食べたいから、いっぱい考えます。

目標14 海の豊かさを守ろう

海の恵みである国産天然魚を余すことなく活かすための取り組みを推進しています

そして、魚を撮っていただいている漁師さんを支えるとともに、美味しい魚を多くのお客様に提供するために、「さかな100%プロジェクト」「魚育プロジェクト」をはじめ、以下のような前例のないチャレンジを進めています。

  • 漁業創生プロジェクト
  • 天然魚魚育プロジェクト

漁業創生プロジェクト

くら寿司では、漁師さんとともに海洋資源の保護と漁業の活性化に取り組んでいます。

  • KURAおさかなファーム設立
  • 天然魚プロジェクト

KURAおさかなファーム設立

回転寿司チェーン初の「水産専門会社 KURAおさかなファーム株式会社」が誕生

 KURAおさかなファームでは養殖から販売までの一貫した事業を通じて、社是でもある「食の安心」「漁業創生」の実現につとめていきたいと考えています。

サステナブルな漁業の実現へ、AIを駆使した「スマート養殖」や、国内初の「オーガニックフィッシュ」を生産します。

オーガニックはまち

くら寿司が手掛けた「オーガニックはまち」が、日本で初めて、国際基準のオーガニック水産物として認証を取得しました。

店舗でのお寿司としての提供に加え、くら寿司初の試みとなる「卸売」も視野に入れています。

AIを活用した「スマート給餌機」での養殖

日本の漁業創生を目指し、業界の深刻な課題である「人手不足」と「労働環境の厳しさ」をテクノロジーの活用により緩和することが目的です

養殖業界で最も手間のかかる人の手を介した餌やりをなくすだけではなく、必要な餌を的確なタイミングで与えることで、成長スピードを早め、餌のロスを減らすことに貢献しています。

天然魚プロジェクト

漁港で獲れる魚を直接買い付け、独自のルートで配送することで、新鮮な国産天然魚をよりやすく、より美味しい寿司ネタとして提供します。

さらに、漁師さんの収入安定化を図り、共存共栄を目指す取り組みです

日本の天然魚を将来にわたって手軽に食べていただきたいと、2010年からスタートしました。

これまでに100を超える漁港が協力しています。

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

漁業の担い手確保の支援

「さかな100%プロジェクト」から誕生した「循環フッシュ」の売上の一部を、全国漁業就業者確保育成センターに寄付することで、新たな漁業者確保のために還元するというものです。

私たちが魚を食べることができるのは、漁業に携わる皆様がいてくれるからこそ。

現象と高齢化が進む漁業の担い手を確保の一助となればと考えています。

目標8 働きがいも 経済成長も

障がい者の雇用促進

障がい者が働きやすい環境づくりに積極的に取り組む一方、職場実習の受け入れにも力を注いでいます。

この取り組みが高く評価され、大阪府が実施する「平成29年度大阪府障がい者雇用貢献企業顕彰制度」において、くら寿司が「ハートフル企業教育貢献賞(知事表彰)」を受賞しました。

まとめ

〜すべての人へあかるい未来とうつくしい環境を〜

見えないところを大切にする、それが本来の日本の文化だと考えるくら寿司。

今こそ日本の文化の代表であるお寿司を通して、素晴らしき日本を再構築していきます。

古き時代より受け継がれた精神を大切にしてこの社会の環境を守り、次世代へと継承していくこと、それが全ての企業に与えられた責任です。

すべての人の希望を”未来”へとつなぐために。

くら寿司だからこそ成し遂げられる多彩なSDGsの取り組みをこれからも続けていきます。

参考:SDGs サスティナビリティへの取り組み|くら寿司の取り組み|くら寿司|回転寿司|