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ChatAIとは?仕組みやメリット・デメリット、種類、今後の課題も

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あなたは、携帯電話やPCでChatAIと話したことがありますか?私たちが話しかけると答えてくれるChatAIは、どうやって人間の言葉を理解したり、返答したりするのでしょうか?

ChatAIは、私たちの生活や社会に大きな影響を与える技術です。この記事ではChatAIについて、仕組みやメリット・デメリット、種類、今後の課題などをわかりやすく解説します。

ChatAIのことをもっと理解して、あなたもChatAIを快適・安全に使いこなしましょう!

目次

ChatAIとは

ChatAIとは、人工知能を用いて人間のように会話をすることができ、質問に答えたり、情報を提供したりするコンピュータープログラムです。ChatAIは、人間の言葉を理解して返答したり、要求に応じた文書を作成したりできます。

現在もChatAIは、カスタマーサポートや情報収集など様々な場面で活用されています。しかし、Chat AIは人間の感情や倫理を十分に理解できなかったり、人間のプライバシーやセキュリティを侵害したりする可能性もあります。

ChatAIはプログラム

ChatAIは人間ではなく、コンピュータプログラムです。感情や意識を持っていないため、対話の相手としてではなく、情報やサービスを提供するツールとして利用することが重要です。

正確な情報が生成されないことも

ChatAIは入力されたプロンプト※を読み取り、学習したデータに基づいて応答を生成するため、正確な情報を提供することができない場合もあります。特に最新の情報や専門的な知識に関しては、他の信頼できる情報源も併せて利用するようにしましょう。

ChatAIから正しい情報や意見を得るためには、他の情報源との比較や自己判断が必要です。ChatAIの提供する情報を鵜呑みにせず、自分自身で情報を確認し、考えることが大切だと言えます。

※プロンプト

人工知能に対して何を求めるかを指示するもの。文章の始めに設定され、具体的な要求や質問を示すことが多い。より具体的な要求や質問をプロンプトに含めることで、より適切な回答を得ることができる。

ChatAIへのプロンプトは明確に!

ChatAIは、あなたの書き方によっては文脈を理解することが難しい場合もあります。質問や要望を、できるだけ具体的・明確に伝えることで、正確な応答を得ることができます。

求める回答が得られなかったときなどは必要に応じて、正しい答えに導くための具体的な詳細や背景情報を、混乱のないように整理してChatAIに提供しましょう。

ざっくりとChatAIについて確認したところで、ChatAIを使いこなすために必要な「プロンプト」について、基礎的なことを学んでおきましょう。*1)

【プロンプト】ChatAIを効率的に使う基礎

ChatAIを利用する際に最も重要なものの1つが「プロンプト」と言えます。プロンプトを与える際の基本中の基本と、的確な回答を生成するためのコツやポイントを、わかりやすくまとめました。

具体的な質問や要求を明確に

ChatAIに対して何を知りたいのか、何を求めているのかを明確に伝えましょう。より具体的なトピック※や要素を指定することで、ChatAIからより具体的な情報を引き出すことができます。

※トピック

話題やテーマのこと。ある特定の事柄や関心ごとについて話し合ったり、情報を集めたりする際に使われる言葉。

クリアな言葉を使う

プロンプトは簡潔かつ明確な指示を心掛けましょう。わかりやすく、誤解しにくい言葉を使用すると、より適切な回答が得られます。

複数の視点やアプローチを求める

異なる視点やアイデアを引き出すための質問や要求をプロンプトに含めましょう。ChatAIの回答は、間違っている場合もあります。このリスクへの対策として、同じ質問・疑問・要求に対して、別の切り口からも回答を求めることで、ユーザーはChatAIの回答が正しいか判断する参考にできます。

似たプロンプトに、明らかに違う回答をしていたら、別の情報源を調べるなどして正しい情報を探しましょう。

フィードバックや要望を提供する

ChatAIに対してフィードバックや要望を伝えることで、より適切な回答を生成するための改善を促すことができます。ChatAIにとってフィードバックは非常に重要です。

ユーザーからのフィードバックは、

  • 応答の改善
  • 使いやすさの向上
  • エラーの修正

など、ChatAIの成長や改善に役立ちます。積極的にフィードバックを提供しましょう。

※フィードバック

ある行動や活動についての意見や評価を伝えること。感謝や称賛、改善点や提案などを伝える。

具体的なデータや事例を求める

信頼性の高い情報を得るためには、具体的なデータや統計、事例をプロンプトに要求することも有効です。ChatAIによっては学習データ(トレーニングに使われたデータ)が古い場合があり、その点にも十分注意しましょう。

具体的には、以下のような点に注意する必要があります。

データに空白期間がある場合がある

ChatAIは、あらかじめ学習されたデータを元に動作しています。そのため、参照するデータに最新の情報や過去に削除された情報などが含まれていない可能性があります。

このような場合、ChatAIが提供できる情報には限界があります。例えば、最新のトレンドや最新のニュースといった情報に関しては、最新の情報源を確認することが必要です。

提示されたサイトが現在存在しないことがある

ChatAIが参照できる情報源の中には、提示されたサイトが今後消滅する可能性があるなども、提供できる情報に限界がある要因の1つです。また、過去のウェブページにアーカイブ※されている情報を参照することができる場合がありますが、その情報の正確性については保証されていないこともあり注意が必要です。

ユーザーはChatAIの生成した回答が過去のアーカイブを参照したものであっても、情報源を突き止めるという作業をしなければ、回答からはわかりません。

※アーカイブ

過去の情報やデータを保存しておくこと。具体的には、Webサイトの過去のバージョンや、過去の雑誌や新聞の記事、映像や音源などが保存されることが多い。

現在Webで閲覧できるものにはアクセスできる

ChatAIは、Web上で閲覧可能な多くの情報を参照することができます。ただし、一部の制限されたWebページには、アクセスできないことがあります。

また、ChatAIは情報が正確かを判断することができません。そのため、ChatAIが提供する情報の正確性については、必ず人間による確認が必要です。

このように、 ChatAIを効果的に活用するための基本的な要点とプロンプトのコツを知っておくことで、ChatAIからより良い回答を得ることができます。

次の章でChatAIにできることを確認すれば、あなたはもう、ChatAIを使うための準備が整ったと言えます。*2)

ChatAIでできること

ChatAIの主な機能は、

  • 質問に答える
  • 日常会話
  • テキストの生成
  • 現在のニュースや情報の検索
  • 学習のサポート

などです。ChatAIは現在まだ開発中ですが、将来的には、さらに多くのことが、さらに高い精度で、できるようになると期待されています。

質問に答える

ChatAIは、さまざまな質問に答えることができます。数学の問題や科学の原理、歴史の出来事など、学校の授業で習った内容に関する質問に対しても答えることができます。

例えば、「ピタゴラスの定理とは何ですか?」や「ニュートンの第一法則について教えてください」といった質問に対して、ChatAIは回答することができます。

【社内でChatAIを活用する例】

日常会話

ChatAIは、日常の会話にも対応しています。天気予報や交通情報を尋ねたり、レストランの予約をしたりすることもできます。「明日の天気はどうですか?」や「近くのピザ屋を予約してください」といったリクエストに対して、ChatAIは回答することができます。

テキスト生成

ChatAIは、与えられたテキストから

  • 新しい文章の生成
  • 複数の文章を要約
  • 表現方法の変換
  • 翻訳

などができます。また、エッセイやレポートの執筆支援として、ChatAIにテーマやポイントを指示すると、それに基づいて関連する情報をまとめた文章を生成することができます。他にも、クリエイティブなコンテンツ( 詩、コード、台本、音楽作品、電子メール、手紙など)の作成が可能です。

現在のニュースや情報の検索

ChatAIは、インターネット上で最新のニュースや情報を検索することができます。特定の出来事や人物に関する情報を知りたい場合、ChatAIに検索キーワード※を教えることで、関連する情報を提供してくれます。例えば、「最新のオリンピックのメダルランキングを教えてください」といった質問に対して、ChatAIは最新の情報を検索して回答します。

※キーワード

テキストやコードの中の、重要な単語やフレーズ。キーワードは、ChatAIにとって、テキストやコードを理解したり、リクエストに合ったテキストを生成したりするために必要。

学習のサポート

ChatAIは、学習に関する質問やサポートも可能です。ChatAIに宿題の問題について質問したり、学習方法や勉強のコツについてアドバイスを求めたりすることができます。

例えば、「この数学の問題がわからないので教えてください」といった質問に対して、ChatAIは解き方の解説やヒントを提供することができます。

次の章では、ChatAIがどのように回答を生成するのかなど、ChatAIの仕組みを解説します。*3)

ChatAIの仕組み

ChatAIは、自然言語処理と機械学習の技術を使って作られたプログラムです。快適に利用するために、ChatAIの大まかな仕組みを理解しておきましょう。

ChatAIがデータを学ぶ

ChatAIは、大量のデータを学習する必要があります。ChatAIのトレーニングには、インターネット上の文章や会話のデータ、書籍やニュース記事などが使われます。

もう少し踏み込んだ説明をすると、ディープラーニング※などの「学習アルゴリズム」※と呼ばれる特別な手法を使ってデータを学びます。学習アルゴリズムは、データのパターンや関係を見つけて、モデル※に教える役割を持っています。

学習が終わった後、ChatAIのモデルは評価されます。評価の段階では、トレーニングに使われたものとは別の新しいデータを使って、モデルがどれくらい正確な応答を生成するかを確認するのです。

※ディープラーニング

深層学習とも呼ばれ、AI(人工知能)がデータ処理の基準やルールを自ら学習する機械学習の1つ。

【関連記事】ディープラーニングとは?仕組みやメリット・デメリットと実用例の紹介

※学習アルゴリズム

コンピューターがデータから学ぶための手順やルールのこと。データの中にあるパターンや関係性を見つけ出し、それを使って問題を解決したり予測したりする。学習アルゴリズムは、コンピューターに自動的に学習させることができるため、機械学習や人工知能の基盤となっている。

※モデル

データを理解しやすく整理するために使われる仮想的な表現のこと。データの特徴や関係性を捉え、予測や分析を行うために使用される。モデルは、現実の複雑なデータをシンプルに表現することで、問題解決や意思決定をサポートする役割を果たしている。

データの収集、前処理、評価、調整など、データに関するさまざまなタスクでは、データサイエンティストが活躍します。データサイエンス※の手法やツールを使用して、データの品質を向上させ、モデルの性能を最適化します。

※データサイエンス

大量のデータの中から価値ある情報を抽出することを目的とした学問の分野。

【関連記事】データサイエンスとは?身近な事例やデータサイエンティストになるための方法も

ChatAIがプロンプトから回答を生成する

ChatAIがプロンプトから回答を生成するプロセスは、以下のようになります。

①プロンプトの入力

ChatAIに質問や指示を与えるために、プロンプトを入力します。例えば、「今日の天気は?」や「犬の鳴き声を聞かせて」といった具体的な指示です。

②自然言語処理(NLP)

ChatAIは、プロンプトを自然言語処理※という技術で解析します。この処理によって、ChatAIはプロンプトの意味や文脈を理解します。自然言語の処理は、

  1. トークン化(文章を単語や文の単位に分割)
  2. 品詞タグ付け(各単語に名詞、動詞などの品詞を付与)
  3. 構文解析(文章の構文構造を解析し、文法的な関係を抽出)
  4. 意味解析(文章の意味を理解し、単語間の関係や文脈を考慮)
  5. 応用処理(解析結果を活用して、文書分類、情報抽出、翻訳などのタスクを実行)

といったステップで行われます。

※自然言語処理(NLP)

NLPはNatural Language Processingの略称。人間が日常的に使用する自然言語(英語、日本語など)をコンピュータが理解し、処理するための技術。テキストデータを解析し、文法や意味を理解するための手法を組み合わせている。具体的なタスクは、文章の分類、情報抽出、機械翻訳、感情分析など。

③応答生成・表示

ChatAIは、学習済みのモデルを使ってプロンプトに基づいた回答を生成します。そして、最後に生成された回答が表示されます。

以上が、ChatAIがプロンプトから回答を生成する大まかなプロセスです。しかし、具体的なプロセスは使用するChatAIの種類や設定により異なる場合があります。

ChatAIは日本語も英語に訳して理解しているって本当?

ChatAIの自然言語処理(NLP)は、テキストを解析する際に英語のモデルやアルゴリズムが使用されることがあります。NLPの一部の技術やツールは、英語のテキストに最適化されており、日本語よりも精度が高い場合もあります。

また、意図の理解や応答生成の段階でも、英語に訳した質問やコメントに対して処理が行われることがあります。これは、ChatAIが多言語対応している場合や、英語のデータセットを使用して学習されている場合によく見られます。

しかし現在では、日本語の質問に対しても、できるだけ日本語で応答するように設計されています。「ChatAIは日本語で入力しても一旦英語に直して回答を生成し、それを再び日本語に訳して回答を表示する(つまり英語力が必要)」とよく言われますが、英語が苦手なユーザーでも、明確な日本語のプロンプトを入力すれば問題なく利用できます。

【ChatAIの活用事例】キズナアイ

キズナアイは、バーチャルYouTuber(VTuber)として知られているAIキャラクターです。現在は活動休止中ですが、キズナアイのシステムには、ChatAIのような自然言語処理や対話生成の機能が使用されています。

【キズナアイ】

まるで生きているかのように話しかけた言葉に反応し、身振り手振りをしながら会話できるキズナアイのシステムは、以下のような要素で構成されていました。

モーションキャプチャー

キズナアイの動きは、モーションキャプチャーシステム※を使用して捉えられていました。モーションキャプチャースーツを着用し、リアルタイムでアバターの動きに反映されることで、キズナアイのリアルな動きが実現されていました。

※モーションキャプチャーシステム

人や物体の動きをリアルタイムで検知・計測するシステム。センサーやカメラなどの機器を使って、身体の動きや姿勢をデータ化し、コンピューターグラフィックスやアニメーションに反映させることができる。主に映画やゲーム制作、スポーツ分析などで活用されている。

音声合成

キズナアイの声は、音声合成技術を使用して生成されていました。声優の声を元に学習されたモデルが使用され、キズナアイの特徴的な声が再現されていました。

自然言語処理

キズナアイは、ユーザーとの対話を行うことができました。自然言語処理技術を使用して、ユーザーの質問やコメントを解析し、適切な応答を生成することができました。

AIチャットボット

キズナアイのシステムには、AIチャットボットが組み込まれていました。ユーザーとの対話を通じて、質問に答えたり、会話を進めたりすることができました。

以上が、キズナアイのシステムの一般的に公開されている機能です。ただし、具体的な実装や技術の詳細は、公開されている情報に基づいた範囲でのみ、お伝えしています。

ChatAIの仕組みからは、科学の進歩を感じますね!次の章では、ChatAIを活用するメリットに焦点を当てていきます。*4)

ChatAIのメリット

ChatAIを利用することによって、

  • 自動応答と24時間対応
  • 多言語対応で国際的なユーザーにも対応
  • 高い精度でユーザーの質問に答える
  • 人件費や時間コスト削減

などの、さまざまなメリットが得られます。具体的な例を見ていきましょう。

業務効率化

ChatAIを活用することで、業務を自動化することができます。これにより、人員配置の最適化やコスト削減につながります。

  • カスタマーサポート
  • オンライン販売
  • オンライン予約

などが、ChatAIを利用した業務効率化の例です。

【LINE CLOVAのAI技術によるAI電話対応サービス】

顧客満足度向上

ChatAIを活用することで、迅速かつ正確な回答を提供することができます。顧客がサポートを受けるために待つ時間がなくなるなど、満足度の向上に役立つでしょう。具体的には、

  • 24時間365日対応
  • 迅速な問題解決
  • パーソナライズされたサポート
  • フィードバックの収集とサービス改善

などが、ChatAIを利用して顧客満足度向上につなげる例です。

ビジネス拡大

ChatAIを活用することで、顧客との対話の強化や、顧客のニーズや好みを把握することができます。また、顧客の行動を分析して、より効果的な販売戦略を立てることもできるので、ビジネスの拡大につながる可能性があります。具体的には、

  • オンライン販売の拡大
  • カスタマーサポートの効率化
  • マーケティングキャンペーンの強化
  • 新規顧客の獲得

などが、ChatAIを利用してビジネス拡大を狙う例です。

ユーザー分析

ChatAIを活用することで、ユーザーからの問い合わせ内容や傾向を分析することができます。これにより、ビジネス戦略の改善や顧客ニーズの把握につながります。具体的には、

  • ユーザーの行動分析
  • ユーザーの満足度を分析
  • ユーザーの嗜好分析
  • ユーザーの質問内容の分析

などが、ChatAIを利用したユーザー分析の例です。

これらのメリットはあるものの、

  • ChatAIはあくまで補助的な役割を果たすため、人間の判断や介入が必要な場合もある
  • ChatAIは、まだ開発中のため、誤った情報を提供したり、ユーザーの要望を理解できないことがある

などのことに留意しましょう。

次の章では、必ず覚えておきたいChatAIのデメリットを確認します。*5)

ChatAIのデメリット

ここまでもChatAIを利用するにあたっての留意点として触れたものもありますが、ChatAIには注意しなければならないデメリットがあります。これらのデメリットをしっかり把握して、できる限りトラブルを予防しましょう。

限定された回答

ChatAIはあくまでもプログラムによる自動応答なので、限定された回答しか提供できない場合があります。そのため、複雑な問題や状況には対応できないことがあります。

誤った回答のリスク

ChatAIは、大量のデータを学習して人工知能を構築していますが、それでも完璧ではありません。ChatAIは事前にプログラムされた範囲内と現在アクセス可能なサイトからの情報からしか回答できません。そのため、誤った回答を提供する可能性があります。

ChatAIが提供する回答を鵜呑みにせず、常に慎重に情報を確認することが重要です。信頼できる情報源や専門家の意見を参考にすることで、誤った情報を避けることができます。

情報漏洩のリスク

ChatAIは、ユーザーとの対話データを分析し、応答を生成するために使用されます。しかし、この対話データには、氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報などの個人情報機密情報が含まれる場合があります。

ChatAIを提供するシステムやデータベースに適切なセキュリティ対策が講じられていない場合、外部からの不正アクセスやハッキングによって情報が漏洩する可能性があります。また、 開発者や運営者がデータの暗号化や適切なアクセス制御を用いて対話データを適切に取り扱わない場合にも、情報が漏洩するリスクがあります。

ChatAIとの会話には個人情報などを入力しないように注意しましょう。

人間の代替にはならない

ChatAIはあくまでも自動応答システムであるため、人間の代替にはなりません。特に、複雑な問題や状況に対応する場合には、人間のサポートが必要となります。

例えば、ChatAIに「悲しい」という感情を伝えても、適切な同情の応答を返すことは困難です。人間同士の対話のような人間らしさ温かさを感じることができないという点も、ChatAIのデメリットと言えます。

コミュニケーションスキルの欠如

ChatAIは、あらかじめプログラムされたルールやデータに基づいて応答を生成します。そのため、人間のように感情や経験を持ち、柔軟な対話ができるわけではありません。

ChatAIはあくまでも自動応答システムであるため、ユーザーとのコミュニケーションが欠如する場合があります。ChatAIだけでは、顧客との関係構築や信頼関係の構築には限界があります。

このようなChatAIのデメリットをしっかりと理解して、快適・安全に利用しましょう。次の章では、ChatAIの普及や進歩によって、世界がどう変わるかを考えてみましょう!*6)

ChatAIの普及によって世界はどう変わる?

「ChatAIの普及によって世界はどう変わるのか?」というのは、とても興味深いテーマです。ChatAIのさらなる普及や進歩によって、私たちはどのような未来を迎えるのでしょうか?

現在一般的に予想されている未来を下の表にまとめました。

時期予想される変化例えば…
近い未来
(2025年頃)
  • 自然言語処理技術が進化し、より自然な会話ができるようになる。
  • カスタマーサポートや問い合わせ対応にChatAIが活用され、人の手による対応が減少する。
  • 自動運転車の普及により、運転手が不要となり、交通事故が減少する。
  • ChatAIによる医療診断や治療が進み、病気の早期発見や治療が可能になる。
  • チャットボットと会話しながら、商品やサービスの購入やトラブルシューティングができるようになる。
    少し先の未来
    (2030年頃~)
  • 高度な自動化により、多くの職業が消滅する一方で、新たな職業が生まれる。
  • 仕事の多くが自動化され、人々はより創造的な仕事に集中することができるようになる。
  • ChatAIによる教育が進み、個人の能力に合わせた最適な学習環境が提供される。
  • ChatAI と会話しながら、学習や創作活動をサポートしてもらったり、一緒にゲームやスポーツを楽しんだりすることができるようになる。
    遠い未来
    (2040年頃~)
  • ChatAIによる医療技術の進歩により、寿命が延び、さらに長寿社会が進む。
  • ChatAIによる環境保全技術の進歩により、地球環境が改善され、持続可能な社会が実現される。
  • ChatAI が人間と区別がつかないレベルにまで進化し、さまざまな分野で ChatAI が人間の代わりに働くようになる。
  • ChatAI と会話しながら、仕事や家事などを手伝ってもらうようになる。

    例えばAIによる自動運転が普及したら、運転免許は不要になるかもしれません。もしかしたら将来はChatAIが医療や科学分野で人間以上の成果を出すようになり、人々の生活や社会が大きく変わる可能性もあります。

    これらはあくまで現在一般的に予想されていることで、確実ではありません。しかし、近年加速している社会のシステムや先端技術の開発は、ChatAIをはじめとする人工知能の進歩により、さらに加速するでしょう。

    また、これらの変化には、慎重な検討と適切な管理が必要です。個人情報の保護人間とのバランスを考慮する必要があります。

    ChatAIの普及によってもたらされる未来は明るく魅力的ですが、私たち人間が、確実に進むべき道を見極める必要があります。ChatAIをさらに深く理解するために、次の章でChatAIの持つ課題について知っておきましょう。*7)

    ChatAIの課題

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    ChatAIには、その性質ゆえに性能が向上しても常に課題が存在します。ChatAIの現時点での課題と、将来ChatAIの性能が向上したら予想される課題を、現在・未来・遠い未来に分けて確認しましょう。

    現在のChatAIの課題

    まずは現在のChatAIの課題を紹介します。

    自然な対話の実現

    現在のChatAIは、まだ自然な対話を実現するには至っていません。どこか不自然だったり、人間だったらしないような表現で回答する場合があります。

    ChatAIは現状よりも高い精度で文脈を理解し、適切な回答を生成する能力を向上させる必要があります。

    偏見や差別の排除

    ChatAIは訓練データに含まれる偏見や差別的な情報を学習する可能性があります。この問題を解決するために、公平性と多様性を重視したデータセットの整備やアルゴリズムの改善が求められます。

    人間相手には質問しにくいことにも答えてくれるChatAIですが、私たちが利用する際に倫理面に配慮することも大切です。

    自然言語処理技術の限界

    ChatAIは人間との自然な会話を実現するために自然言語処理技術を使用していますが、この技術はまだ開発途中です。そのため、現状ではChatAIがユーザーの意図を正しく理解できなかったり、回答が不適切だったりすることがあります。

    データの品質

    ChatAIは大量のデータを学習することで成長します。つまり、そのデータの品質によってChatAIの品質が左右されるということです。不適切なデータを学習すると、ChatAIは不適切な回答を返す可能性があります。

    未来のChatAIの課題

    続いては、未来のChatAIの課題を見ていきます。

    倫理とプライバシーの問題

    ChatAIがより高度な能力を持つようになると、倫理的な問題プライバシーの懸念が浮上する可能性があります。個人情報の保護や悪用の防止などが重要な課題となるでしょう。

    また、ChatAIが人間を超える知能を持つようになった場合、人間がChatAIに支配されることになるかもしれないと不安になる人も存在します。

    意識や感情の理解

    より進化したChatAIが実現されると、人間の意識や感情の理解が求められるようになるでしょう。これには、感情の表現や推論、個別の意識体験の理解など、コンピューターにとってとても難解な課題が含まれます。

    ChatAIへの過剰な依存

    ChatAIがますます人間に近づくことで、人々はChatAIに過剰に依存する可能性があります。例えば、人々が自分で考えることを放棄し、ChatAIに決定を任せてしまうことがあるかもしれません。

    遠い未来のChatAIの課題

    次に、遠い未来の課題を確認します。

    深い対話と創造性の実現

    遠い未来では、ChatAIが人間とより深い対話を行い、創造的なアイデアや新たな知識を提供することが求められるでしょう。これを実現するためには、非常に高度な推論や創造性の理解が必要となります。

    倫理的なAIの実現

    遠い未来では、ChatAIが倫理的な判断を行い、人間との共存を実現することが重要となるでしょう。AIの倫理的な規範や社会的な責任に関する研究と実践が必要となります。

    ChatAIの自己意識

    ChatAIが自己意識を持つようになる可能性があります。その場合、ChatAIは人間と同じように自己決定を行うことができるようになります。これは、ChatAIと人間の関係を大きく変える可能性があります。

    ChatAIと人間の共存

    遠い未来では、ChatAIが人間と同等以上の知能を持つようになる可能性があります。その場合、人間とChatAIは共存する方法を見つける必要があります。人間とChatAIが協力して問題を解決することで、より良い社会を作り上げる時代が来るかもしれません。

    ChatAIの課題は、ここで紹介したほかにもたくさんあります。しかし、最終的にChatAIを育てるのは私たち人間であることを忘れないようにしましょう。

    次の章ではChatAIとずっと良い関係を続けていくためには、どうしたらいいのかを考えてみましょう。

    ChatAIと将来も良い関係を気付いていくためには

    【会話型AIロボットRomi】

    ChatAIは人間ではなく機械です。そのため、ChatAIに接するときには、人間と同じように接することが適切ではない場合があります。

    しかし、機械であってもChatAIは私たちにとって大切で、尊重されるべき存在です。これからますます私たちにとって重要となっていくChatAIと、良い関係を築いていくために必要なことを確認しておきましょう。

    相互理解の促進

    ChatAIが人間と自然な会話をするためには、人間がChatAIの仕組みや限界を理解し、ChatAIも人間の言葉や文化背景を学ぶ必要があります。また、ChatAIとの対話では、相手が人工知能であっても相互尊重が大切です。

    データの品質向上

    ChatAIが正確な回答を返すためには、ChatAIが学習するデータの品質を向上させる必要があります。私たちは、ChatAIに提供するデータを正確で適切なものにすることで、ChatAIの品質向上に貢献できます。

    倫理的問題の考慮

    ChatAIが人間と同等以上の知能を持つようになった場合、倫理的な問題が浮上する可能性があります。ChatAIの設計と運用には倫理的な観点を考慮し、公平性やプライバシーの保護に配慮することが重要です。

    私たちはChatAIに話しかけるときに限らず、普段から、他者の感情や意見を尊重し、差別や攻撃的な言葉を避けることが望ましいと言えます。

    監視と規制の在り方

    ChatAIが人々にとってずっと有益な存在であるためには、ChatAIの開発や利用に対して適切な監視や規制が必要です。政府や業界団体がChatAIの利用に関するガイドラインを策定し、ChatAIの適正な利用を促進することが重要です。

    また、わたしたち個人も、

    • 倫理的な観点を意識し、適切な利用を心掛ける
    • 不適切なコンテンツや問題を発見したら報告する
    • ChatAIの運用や機能改善に対して、フィードバックを提供する

    などを心掛けて、社会全体で大切にChatAIを育てていく意識を持ちましょう。

    情報の批判的な評価

    繰り返しになりますが、ChatAIは便利なツールですが、提供する情報は必ずしも正確ではありません。ChatAIから情報を受け取る時は、

    • 情報源が信頼できるかどうか
    • 情報を発信する人の考え方に偏りがないか

    などを、私たち自身が見極めることが大切です。自分で他の情報を確かめたり、さまざまな情報源を比べたりすることで、最終的に正しい情報を見つけるのはあなただということを念頭におきましょう。

    人間のコミュニケーションスキルの維持

    ChatAIが便利な情報源であっても、人間同士の実際の対話やコミュニケーションは重要です。私たちは対話や議論を通じて他者と意見を交換し、より豊かな人間関係を築くことで、例えば話し相手として過剰にChatAIの存在に依存してしまうことを防ぐことなどにつながります。

    また、ChatAIは人間と会話することで学習し、成長していきます。私たちが ChatAI と積極的にコミュニケーションをとることで、ChatAI は人間の思考や感情を理解し、より自然な会話をすることができるように成長します。

    ChatAIと良い関係を維持することは、私たちがChatAIを利用する上でとても重要なことです。私たちがChatAIに失礼な言葉をかけたり、悪意を持って使ったりすると、ChatAIがデータを学習するにあたって倫理的な面などで正しい判断の妨げになるかもしれません。

    私たちはChatAIを使う上で、常に相手に対して敬意を持ち、良い関係を維持することを意識する必要があります。このような積み重ねから、ChatAIも私たちに対してより良い回答を返してくれるようになり、お互いに気持ちよくコミュニケーションを取ることができるようになります。

    次の章では数多く存在するChatAIの種類の中から代表的なものを紹介します。*8)

    ChatAIの種類

    ChatAIは対話型AIの総称であり、さまざまな種類が存在します。文字の見た目で混乱しやすい「ChatGPT」「Chatbot」との意味の違いを明確にした後、代表的なサービスを一覧にまとめました。

    ChatGPTとの違い

    ChatAIはオープンソース※のチャットボットプラットフォームで、さまざまなタスクに使用することができます。一方、ChatGPTOpenAI※が開発した閉鎖型のチャットボット※で、主にテキスト生成に特化しています。

    ChatAIは汎用的な使用が可能なので、誰でも自由に使用することができますが、ChatGPTはOpenAIのみが使用することができます。

    ※オープンソース

    ソフトウェアのソースコード(プログラムの元になるコード)が公開されており、誰でも自由に閲覧・使用・改変・再配布ができるもの。

    ※OpenAI

    2015年に設立された、人工知能(AI)の研究を行う非営利団体。AIの研究開発を進めることで、人類の福祉に貢献することを目的としている。イーロン・マスク(Tesla、SpaceXのCEO)、Microsoft、Google、リード・ホフマン(LinkedInの共同創設者)、ピーター・ティール(PayPalの共同創設者)などが出資している。

    ※閉鎖型のチャットボット

    開発した企業や団体のみが使用することができる、限定された利用者にしか提供されないチャットボット。

    【OpenAIのChatGPTに質問した回答】

    筆者撮影

    Chatbotとの違い

    Chatbot(チャットボット)は、特定の目的のために開発された会話型AIです。例えば、顧客サービス用チャットボット、教育用チャットボット、エンターテインメント用チャットボットなどがあります。ChatAIとChatbotはどちらも「会話型 AI」と呼ばれ、人間と自然な会話をすることができます。

    しかし、ChatAIはChatbotよりも汎用的で、さまざまな用途に使用することができます。一方で、Chatbotは特定の目的においてChatAIよりも高い精度を持っています。

    Chatbotは、

    • カスタマーサポート
    • 情報提供(ニュース、天気、地図情報など)
    • コンシェルジュサービス(予約の受付、観光案内など)
    • エンターテイメント

    など、さまざまな場面で活用されています。

    【Softbankの公式サイトのチャットボット】

    サービス一覧

    ChatAIを個人的なユーザーが利用するための、代表的なサービスを表にまとめました。

    【ChatAIの代表的なサービス一覧】

    サービス名概要
    Google AssistantGoogleが提供する音声アシスタント。スマートフォンやスマートスピーカーで利用可能。質問に答えて情報を提供し、タスクを実行する。
    SiriAppleが提供する音声アシスタント。iPhoneやiPadに搭載されており、様々なタスクを音声で指示可能。
    Amazon AlexaAmazonが提供する音声アシスタント。Amazon Echoデバイスなどで利用可能。音声コマンドによるタスク実行や情報提供。
    Microsoft CortanaMicrosoftが提供する音声アシスタント。Windowsデバイスや他のプラットフォームで利用可能。タスクや情報の管理が可能。
    ChatGPTOpenAIが提供する自然言語処理モデル「GPT」を活用したチャットエージェント。質問応答、文書生成、会話など多様な用途に対応。
    Google Bard
    (試験運用中)
    Googleが提供する自然言語生成モデル。テキストを生成するためにGPTアーキテクチャを活用しています。現在は18歳以上のユーザーを対象に試験運用中。
    Microsoft BingMicrosoftが提供する検索エンジン。自然言語での検索クエリを受け付け、情報検索や質問応答を提供する。

    これらのサービスは、全てChatAIを使って開発されています。個人ユーザーでも簡単に利用することができます。

    【試験運用中のGoogle Bard】

    筆者撮影

    このように、教育、ビジネス、医療、エンターテイメントなど、今や身近でChatAIが活躍しています。私たちはChatAIのデメリットや課題も意識しながら、ChatAIとの将来を見据えて、ChatAIの進化を管理し、持続可能な未来を築くための取り組みにもつなげる必要があります。

    次の章ではChatAIがSDGs目標達成へ貢献できる可能性について考えてみましょう。*9)

    ChatAIとSDGs

    圧縮済みSDGs画像

    ChatAIは、持続可能な社会を実現するためのSDGsの目標達成に大きく貢献すると期待されています。ChatAIはほとんどのSDGs目標達成にさまざまな場面で役立ちますが、その中でも特に関係性の深いSDGs目標を下の表にまとめました。

    【ChatAIと関係の深いSDGs目標】

    このように、ChatAIはSDGsの目標達成に向けて強力なツールとなることがわかります。そして、その可能性はまだまだ未知数です。

    ChatAIが更に進化し、より多くの分野で活用されることで、私たちはより持続可能で公正な世界を実現できるでしょう。これは、私たち全てにとっての大きな希望となります。

    ここまで見てきたように、ChatAIの普及とSDGsの目標達成は、私たちの未来に大きな影響を与える可能性があります。しかし、私たち人間もChatAIの進化に対応するために、情報を深く探求し、倫理的な視点から考える力を身につけることが重要です。*10)

    まとめ:ChatAIを「あなたの良き相棒」に!

    ChatAIは、私たちの生活や社会に大きな影響を与える技術です。だからこそ私たちは、ChatAIの仕組みや特徴を理解し、正しく使う方法やルールを学ぶ必要があります。

    私たちが持続可能な未来を築くためには、技術の進歩と共に、社会的な課題にも真剣に向き合うことが大切です。ChatAIはそのために大きく貢献する可能性がありますが、忘れてはいけないのが、「私たち人間の選択と行動が未来を形作る」という大前提です。

    まずはあなたから、ChatAIに話しかけてみてください。さまざまなChatAIが存在する中で、ぜひ「あなたの良き相棒」となるChatAIを見つけ、ChatAIの機能と可能性を実感しましょう。

    〈参考・引用文献〉
    *1)ChatAIとは
    Google『An important next step on our AI journey 』(2023年2月)
    IBM『チャットボットとは』
    intel『人工知能とディープラーニングにより洞察の獲得を加速』
    OpenAI『全人類に利益をもたらす安全なAGIの構築』
    IBM『プロンプト定義』(2021年3月)
    日本経済新聞『ChatGPT(チャットGPT)』
    日本経済新聞『ChatGPT技術提供「重要な取り組みで歓迎」 官房長官』(2023年7月)
    *2)【プロンプト】ChatAIを効率的に使う基礎
    Prompt Engineering Guige『ChatGPT プロンプトエンジニアリング』
    IBM『プロンプト・チューニングとは』(2023年6月)
    OpenAI『Best practices for prompt engineering with OpenAI API』
    日経XTECH『どうすればChatGPTを使いこせるの?』(2023年5月)
    *3)ChatAIでできること
    ネオス株式会社『OfficeBot powered by ChatGPT API.』
    IBM『ChatGPTを企業で便利&安全に活用する方法』(2023年6月)
    intel『AI 機能を搭載したインテリジェントな PC』
    OpenAI『ChatGPT の紹介』
    *4)ChatAIの仕組み
    ディープラーニングとは?仕組みやメリット・デメリットと実用例の紹介
    データサイエンスとは?身近な事例やデータサイエンティストになるための方法も
    WIKIMEDIA COMMONS『Kizuna AI – SCP Foundation 2』
    OpenAI『Creating safe AGI that benefits all of humanity』
    Softbank『ChatGPTとは?Azure OpenAI Serviceとの違いも分かりやすく解説』(2023年5月)
    日本経済新聞『最強のUIは自然言語 デジタル格差縮める生成AI』(2023年7月)
    *5)ChatAIのメリット
    LINE『LINE AiCallとは』
    日本経済新聞『MicrosoftとGoogle、主戦場は生成AI 早くも投資回収へ』(2023年7月)
    日経XTECH『ChatGPTを使うと何ができるの?』(2023年5月)
    *6)ChatAIのデメリット
    日経XTECH『AIを顧客サービスに 注意すべきリスクとは』(2023年6月)
    日経XTECH『ChatGPTを検索エンジンとしては使うな、責任ある大企業Microsoftの判断に疑問』(2023年2月)
    日経XTECH『サイバー攻撃者が「ChatGPT」に熱視線、AIによるマルウエア作成の可能性が急浮上』(2023年1月)
    *7)ChatAIの普及によって世界はどう変わる?
    日本経済新聞『雇用不安定な未来、不可避 生成AIと経済社会』(2023年7月)
    日本経済新聞『組織、縦割りからフラットに 生成AIと経済社会』(2023年7月)
    日本経済新聞『低スキル労働者こそ恩恵 生成AIと経済社会』(2023年7月)
    日経XTECH『日経クロステックウェビナー「ChatGPTは我々の仕事をいかに変えるのか?」』(2023年7月)
    IBM『AIチャットボットの新たなる可能性。 基幹システム、ワークフロー、 Microsoft Teams、 LINE WORKSと連携し、更なる業務の効率化を実現』(2022年9月)
    IBM『10年後にAIはどう変わるーーMITとIBMがAIラボを新設』(2017年12月)
    産経新聞『総務省もチャットGPT 松本総務相「試験的に利用」』(2023年4月)
    *8)ChatAIと将来も良い関係を気付いていくためには
    Romi『会話型AIロボットRomi』
    総務省『AI利活用ガイドライン~AI利活用のためのプラクティカルリファレンス~』(2019年8月)
    *9)ChatAIの種類
    IBM『チャットボットとは』
    Softbank『Softbank光』
    日経XTECH『生成AIで陣取り合戦 激戦地はここだ』(2023年6月)
    Google『OK Google』
    Google 『Google アシスタント搭載のスマートディスプレイ』
    Apple『Siri』
    Amazon『Alexaとできること』
    Amazon『Alexaとは?』
    Microsoft『Cortana とは』
    Microsoft『AIを活用した検索の素晴らしさを発見してください。』
    Google『Bard(試験運用中)』
    *10)ChatAIとSDGs
    経済産業省『SDGs』