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おすすめオーガニックお菓子25選!元パティシエが紹介!

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オーガニックの材料で作られたお菓子は、原料にこだわり、安心して食べてもらえるよう作られているものばかり。せっかくお菓子を食べるなら、健康に配慮した身体に優しいものを選びたい方も多いのではないでしょうか?

オーガニックのお菓子は、味もさることながら、デザイン性のある可愛らしいものもたくさんあり、友達や同僚への贈り物としてもおすすめです。

さらに、自然や生態系を守りながら育てられたオーガニック素材のお菓子を選ぶことは、環境を配慮することにもつながり、近年意識が高まっているSDGsの達成への貢献にもなります。

そこで今回は、オーガニック食品のお菓子に注目!元パティシエの筆者がおすすめのスイーツをご紹介します。

日頃食べる何気ないお菓子でSDGsに貢献してみませんか。

目次

おすすめオーガニッククッキー7選

まずはオーガニックの材料や地元の小麦粉や国内産の砂糖を使ったクッキーなどをご紹介します。手軽に食べられるクッキーはプレゼントにも最適!ぜひチェックしてみてくださいね。

1.【一度食べたら癖になる!】Natural Houseのギルトフリークッキー

出典:Natural House

「Natural House」は、自然食品や自然化粧品、雑貨などを取り扱うお店で、首都圏を中心に展開。豊富な品揃えが人気の国産オーガニックの専門店で、オンラインショップも開設しています。

「Natural House」で取り扱うクッキーはさまざまな種類がありますが、その中でも人気なのが「ギルトフリークッキー」です。

ギルトフリーとは

罪悪感なく食べられるという意味。食材の自然な甘さを活かし、
・糖分を控えた商品
・健康に配慮した添加物を極力使用していない商品
に使われていることが多い。

「Natural House」のギルトフリークッキーは、国内産の米粉や有機おからなどを使用。砂糖も精製糖ではなくデーツシロップを使うなど、徹底的に素材にこだわったオリジナルレシピの商品です。

ごぼう味噌・オニオンクミン・ひじき昆布・檸檬ジンジャーとさまざまな味わいがあり、おつまみやおやつなど、さまざまなシーンで楽しめるヘルシーなクッキーです。

米粉やおからを使った美味しいクッキーはなかなかお家では作れません。ぜひ味わってみてくださいね。

2.【シンプルに自然な味わい】フェリシエッタビスケット

「フェリシッタ」はオーガニック素材を使った自然派の焼き菓子を作っている「株式会社G&Lパートナー」の通販サイトです。国内産の有機栽培された米や野菜、雑穀、果物などを使ったビスケットやクッキーを販売しています。

素材本来のほのかな甘さを味わえるよう、こだわりのレシピで作られたクッキーは、国産有機にんじんやさつまいもなどの定番のものから、かぼちゃなど旬の食材を使った期間限定商品などを取り揃えています。

また、アレルギーにも配慮して作られた米粉のシリーズは、小麦アレルギーがある方でも安心して食べることができます。

国内でアレルギー対応で製造ラインを別にして作る工場は、そこまで多くありません。「フェリシッタ」のクッキーなら友達にも安心して贈ることができますし、プレゼントなどにもおすすめの可愛らしいパッケージも見逃せません。

3.【オーガニックにとことんこだわる】ナナハコのクッキー

出典:ナナハコ

ナナハコは、大阪のマクロビオティック・自然食品の専門店のムスビガーデンが展開するお店です。オーガニックと国産の材料にこだわったナナハコのスイーツたちは、「からだに優しい」がコンセプト。卵や乳製品を使わずに作っているので、ヴィーガンの人でも食べることができます。

クッキーは食感の違う、以下の4種類がラインナップ。それぞれのクッキーで違う味わいが楽しめます。

  • 国産小麦のクッキー「ベーシック」:紅茶やチャイ、ジャスミンティーなど
  • 国産小麦や全粒粉の「さくさく」:レモン、くるみ、ココナッツなど
  • 有機ショートニングの「ほろほろ」:穀物珈琲、抹茶
  • 国産有機の米粉クッキー「米粉」:メープル、オートミールココナッツ

乳製品を使わないクッキーでこんなにたくさんの味を美味しく作るのは一筋縄ではいきません。一つ一つのクッキーレシピをよく試行錯誤して作られているのが分かります。

注文すれば、全国配送も行ってくれます。ナナハコのクッキー、ぜひ楽しんでみてくださいね。

4.【ヴィーガンのアメリカンクッキー】ovgo B.A.K.E.R(オブゴベーカー)のクッキー

卵やバターを使っていないアメリカンなクッキーが美味しいと評判の「ovgo B.A.K.E.R」。コンセプトは「美味しいだけでなく、私たちの大切な未来のために環境に優しいものを食べる」です。アメリカで出会った素敵なベイクショップを日本でも実現させようと始まり、2021年6月には日本橋小伝馬町に店舗もオープン。

「ovgo B.A.K.E.R」のクッキーは、植物性にこだわったアメリカンタイプ。できる限り国産の有機食材を使ったザクザクと食べ応えのあるクッキーが味わえます。季節ごとに味わいが入れ替わるので飽きることがありません。

新食感のスコーンとクッキーの間「SCOKIE(スコッキー)」も要チェック。

ベリーにカルダモンを合わせたり、赤糖にペッパーを合わせたりと、意外性のある組み合わせで素材の味わいを最大限に活かしています。オンラインでも購入することができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

メープルやシナモン、カルダモンなどが入った本格派チャイとココナッツのコラボレーションもおすすめです。「ovgo B.A.K.E.R」のスパイス使いはパティシエからも参考になります。ぜひ味わってみてくださいね。

5.【わが子に食べさせたい!】Brown Sugar 1st. (ブラウンシュガーファースト)のクッキー

母親が自分の子供に食べさせたいか?という目線で厳選した食材を選んでいる「Brown Sugar 1st. 」。世界各地から安心・安全を第一に美味しい食材を集めて商品を開発しています。にぎやかな食卓になるようにと心がけているそうで、見るだけでもワクワクするような商品ばかりです。

創業当時からのロングセラー商品「有機エキストラバージンココナッツオイル」をたっぷりと使ったクッキーは、香りもよく美味しいと評判です。ゆずや生姜、煎茶のクッキーに使われている材料も国内で無農薬で育てられたものを採用。丁寧に作られている素材のクッキーが美味しくないわけありませんよね。

ちょっとしたプレゼントにもおすすめの「Brown Sugar 1st. 」のクッキー。ドレッシングやドライフルーツ、アガベシロップのドリンクなどをセットにしてみるのも喜ばれそう。

クッキーに使われている「Brown Sugar 1st. 」の「有機エキストラバージンココナッツオイル」は、フレッシュなココナッツミルクから遠心分離法を使って作られており、鮮度の高いオイルを実現。さらに、免疫力をあげてくれると言われている”ラウリン酸”がたくさん含まれています。

ココナッツの優しい香りはクッキー以外のスイーツ作りにもおすすめ。バターの代わりにパンにつけて食べても美味しいですよ。

6.【からだに優しいを選択しよう】TAKAGIYAのクッキー

出典:TAKAGIYA

ベジタリアンやアレルギー、宗教上などの理由でお菓子を楽しめないことがあります。そんな人たちにも楽しんでもらいたいと自然素材にこだわったお菓子を作っているのが東京・巣鴨にある「TAKAGIYA」です。

合鴨農法をしている無農薬の米粉や、遺伝子組み換え対策が取られている菜種油が使われている「TAKAGIYA」のスイーツの中からここでご紹介するのが、和nderful (ワンダフル)クッキーです。

和nderful (ワンダフル)クッキーは、国産本葛やメイプル、チャイなどの味わいがラインナップ。他にも栄養価も高いなキヌアやキャブロ(ココアの代用品)のクッキーなども販売しています。おつまみにもおすすめの青のりや黒ごまを練り込んだクラッカーなどもおすすめです。

元々洋菓子店を営んでいた「TAKAGIYA」さん。原料の値段が上がることを知っていながらも、安心・安全なスイーツを届けたいと一時閉店を機にスイーツのレシピを一新しました。

アレルギー対応でありながらも美味しいと言えるスイーツを、自信を持って作っているお店です。見た目的にも普通のケーキと全く引けを取らない素晴らしいケーキも見逃せません。

葛は薬膳にも使われる健康食材です。身体を温める効果も期待できる本葛を使ったクッキーは、風邪予防にも良さそうです。

7.【代々木上原のヴィーガン専門店】ミレイネのオーガニッククッキー

東京・代々木上原にあるヴィーガンスイーツ専門店ミレイネは、オーガニック食材で作った焼き菓子を販売しています。

オーナーがオーガニックスイーツを作り始めたきっかけは、お子さんのアレルギーだったそうです。「卵や動物性の食材を使わなくても、普通に美味しいと思ってもらえるような焼き菓子を」をモットーに作られたクッキーは、リピーターが続出。生産が追いつかないこともあるそうです。

お店で取り扱うのは、

  • 国産無農薬の小麦や圧搾一番搾りの菜種油、未精製糖甜菜糖などこだわりの材料を使って、かりかり・ほろほろ・さくさくな食感の違うクッキー
  • 酒粕を使ったクッキー

など。スタイリッシュにラッピングされているので、大切な人への贈り物にも最適です。

ミレイネでは、お店で作っているそのままのレシピを載せたレシピ本も販売しています。アレルギー対応のお菓子が家でも作れるなんて嬉しいですね。

精製されていない砂糖は、ミネラル分なども含まれ、糖分の吸収が緩やかと言われています。ミネラルがある方が美味しさを感じられるという人も。ぜひこだわりのスイーツ味わってみてはいかがでしょうか。

おすすめオーガニックチョコレート5選

ここでは、オーガニックの素材で作られているチョコレートをご紹介します。オーガニックチョコレートは、小規模生産者などの労働者を守るためにも、カカオ豆を適正な価格で取引をしている商品が多いことも特徴です。

つまり、オーガニックチョコレートを食べることは、安心安全であることに加えて、社会貢献までできてしまうのです。早速見ていきましょう。

1.【カカオ豆にこだわり抜いた】green bean to bar CHOCOLATE(グリーンビーントゥバー)

元々はデザイン会社だった株式会社 ロイヤル・アーツが運営をする「green bean to bar CHOCOLATE」自分たちの生活を少しだけ楽しいものにしようという想いのもと運営されています。

「green」では、カカオ豆の生産地へ直接足を運び、品質管理がきちんと行われている農園を厳選して材料を購入しています。また、現地の農家との関係も大事にするサプライヤー(販売業者)を選ぶ徹底ぶりにも驚かされます。

管理に細心の注意を払ったカカオ豆とオーガニックシュガーのみで作られた「green」のシンプルなチョコレートは、どれも美味しいと評判です。中目黒や日本橋にカフェもあるのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。※オンラインでも購入可。

オーガニックシュガーは有機栽培されたサトウキビなどから作られています。甘い植物の有機栽培は虫除けの農薬を使わないため、とても難しいとされており、その中で有機認証を受けた商品はごく僅か。健康を気にする人にもおすすめのチョコレートです。

2.【オーガニック素材+スーパーフルーツ】NOX ORGANICS (ノックス オーガニクス)のプレミアムオーガニックチョコレート

NOXプレミアムオーガニックチョコレート全3種/30粒入り
出典:NOX ORGANICS

スウェーデンの「NOX ORGANICS」は、「食べないより食べたほうがいいチョコレート」をコンセプトにチョコレートを作っています。薬剤師のマデレン・ドマインコ博士は、チョコレート好きだったからこそ添加物のないものを食べたいと開発したそうです。

「NOX ORGANICS」のチョコレートには、100%オーガニックの材料が使われています。バオバブやアサイーなどのスーパーフルーツを使い、栄養価も満点。製薬会社が成分にこだわった、芳醇で香り高いチョコレートです。

ビタミンやミネラル、カルシウム、カリウムなどがバランスよく含まれているバオバブは、抗酸化作用もあると言われているスーパーフルーツ。柑橘系の香りと爽やかな酸味が特徴で、甘いスイーツにもよく合う素材です。

3.【愛媛のショコラティエ】Van Vliet Natural Chocolate Snacks(ヴァンヴリット・ナチュラルチョコレートスナックス)のタブレット

愛媛のチョコレート専門店「Van Vliet Natural Chocolate Snacks」は、日本に移住をしたオランダ人のデヴィッド・ヴァンヴリットさんが始めたお店です。オランダではたくさんのオーガニック食材が販売され選ぶことができたそう。しかし、移住した当時の日本ではまだほとんどオーガニックのチョコレートはありませんでした。

大好きなチョコレートをもっと多くの人に味わって欲しいとオーガニックチョコレートの販売を開始。現在はスイーツなども作っています。

「Van Vliet Natural Chocolate Snacks」のスイーツやタブレットは、有機のイチジクやアーモンド、ココナッツオイル、メープルシロップ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオを使用。大切に育てられた愛媛のフルーツも季節に応じて使われています。

スイスのオーガニックチョコレートは世界的にも有名です。チョコレートを作る上で欠かせないコンチング(攪拌して滑らかにする作業)はスイスで生まれたもの。伝統的な手法で添加物を入れずとも滑らかに仕上がっています。

4.【九州から届けるしあわせ食】タマチャンショップのオーガニーチョ(有機チョコレート)

「タマチャンショップ」は、地元九州はもちろん、全国から美味しいものを届ける自然食品の専門店で、独自に商品開発も行っています。オーガニーチョは、「タマチャンショップ」が開発した国内初のオーガニックチョコレートです。

イチジクや干しぶどう、アーモンドがコクと香り高いカカオのチョコレートでコーティング。素材の味を最大限活かしたオーガニーチョは、美味しいとリピーターが続出しているのです。

有機アーモンドは、コクと香りが強く、品質が良いカリフォルニア産のものを使っています。最高品質のオーガニック素材を使ったチョコレートは、一度食べたら病みつきになるはず。

また、「タマチャンショップ」の商品はスナックなども美味しいので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

5.【そのとき最上のチョコレートを】shodai bio nature(ショウダイビオナチュール)のミルティペタル

shodai bio nature」は、福岡発の安心安全にこだわるオーガニックスイーツ専門店で、東京や広島、沖縄にも出店する人気のお店です。オーガニック商品を扱うスーパー「ビオセボン」でも購入することができます。

ここで紹介するミルティペタルは、一枚一枚が花弁のようなチョコレートです。シェフ自ら探した選りすぐりの材料で作られており、もちろんオーガニックな素材にもこだわった一品。抹茶や木苺、マンゴー、ジャスミン花弁などさまざまな味わいが楽しめます。

また、「shodai bio nature」では、自然由来の着色料を使用しています。人工的な着色料は、きれいな色合いを出してくれますが、発がん性が疑われていることも。自然由来のものなら安心して食べることができるでしょう。

他にも、マカロンやパウンドケーキなども販売しています。オンラインで注文もできるので、ぜひ購入してみてくださいね。

おすすめ自然派・オーガニックケーキ7選

最近はスイーツ業界全般でサスティナブルを意識するお店や会社が増えてきました。ここでは、おやつタイムを彩る美味しい自然派・オーガニックケーキをご紹介します。

1.【全てがオーガニックなカフェ】LUNA CAFE ORGANIC & LAUNDRYのオーガニックシュークリーム

「LUNA CAFE ORGANIC & LAUNDRY」は、天然素材の空間を楽しめるオーガニックカフェです。料理の原料はもちろん、家具や床材、ニスまでオーガニックにこだわり、居心地の良い空間を提供しています。

オーナーは、雑味のない自然本来の食材の味わいを知って欲しいとカフェをオープン。

小麦粉やバター、ベーキングパウダーなど、全てオーガニックの素材で作られたLUNA CAFEのスイーツは、自然なやさしい甘さを体感できると人気です。

オーガニックバターは、有機飼料で育った牛の牛乳を使って作られており、JAS認証を取得しています。JAS認証を取得しているバターはまだまだ希少なもの。大切に育てられた牛たちの美味しいバターの香りする焼き菓子をぜひ味わってみてください。

ちなみにカフェの隣にはランドリーも併設されており、もちろん石鹸もオーガニックです。

2.【国産無農薬小麦粉を使った】金吾の屋島シフォンケーキ

シンプルなシフォンケーキだからこそ、材料にこだわる「焼き立てシフォン工房金吾」。香川県高松市にあるお好み屋さんが始めたシフォンケーキの専門店です。大切な人が安心して食べられるスイーツを作りたいとお店をオープンしました。

材料には、無農薬小麦や新鮮な環境で育てられた無投薬卵、日本伝統の讃岐の和三盆有機栽培のべに花オイルなどを使用。シンプルなレシピだからこそ、素材の味わいを最大限活かした美味しいシフォンケーキが焼き上がります。

有機栽培べに花オイルは、大事に育てられたべに花から化学溶剤を使用せずにオイルを抽出しているので、オレイン酸やビタミンが豊富に含まれています。

オイルを作るのに化学溶剤が使われていることを知らない方も多いと思います。オーガニック製品は作る過程も大事にしているからこそ、安心して食べることができるのです。

3.【極上スイーツブランドの挑戦】toroaのチョコレートケーキ

「くつろぎや」は、「大切な人にくつろぎの時間を」をコンセプトに、できる限りオーガニックの素材を使用したスイーツを販売しています。食とヘルスのプロモーションを手掛ける「株式会社フードクリエイティブファクトリー」が運営しています。

「くつろぎや」では、オーガニック認証のカカオを作れるように農家を支援し、香り高いチョコレートの生産を手助けするなどの活動も行っています。また、フードロスのためにアウトレット商品や環境配慮のために箱なしの商品なども販売。

今回紹介するのは、とろけるような時間を楽しめる「toroa(トロア)シリーズ」。繊細な味わいを大切にする日本料理人と共同開発したガトーショコラは、口の中でとろけるような食感が堪らないと人気です。材料のチョコレートには、しっかりと製造管理をされたエクアドル産の原種カカオ「ナショナル」を使用。

筆者の経験上、中はトロッと、外は形あるままのスイーツを作るのは本当に大変です。さらに箱なしで郵送できるのはすごいの一言。

当たり前にあるスイーツの再構築は、料理人・パティシエの腕の見せ所です。自信を持って提供する「くつろぎや」のガトーショコラを自分へのご褒美にいかがでしょうか?

4.【特別なお祝いにおすすめ】8ablish(エイタブリッシュ)のクグロフ

8ablish
出典:8ablish

「8ablish」は、東京南青山にあるグルテンフリー&ヴィーガンスイーツのお店です。焼き菓子はできる限りオーガニック素材を使用し、全てグルテンフリー。加えて動物性のものは使用していません。無農薬・化学肥料不使用の素材を創意工夫して作られた「8ablish」のスイーツなら、多くの人が安心して楽しめます。

ここで紹介するのは、ピスタチオとレモンのクグロフ。コクのあるピスタチオと、ワックス・防腐剤不使用のレモンを丸ごと使った香り豊かな焼き菓子です。

無農薬の米粉や有機アガベシロップを使ってやさしい甘さを引き立てています。また、生地には、アマランサス、ホワイトソルガム、大豆パウダーなど雑穀も使われており、ピスタチオに負けない香ばしさを感じられるでしょう。4号のホールサイズは、4〜5人で分けるのに良さそうです。

ベーキングパウダーには、もちろんアルミニウムフリーのものを使用。アルミニムは毒性が少なからずあるとされ、日本でも低減化が進められています。最近発売されているベーキングパウダーはほとんどがアルミニウムフリーのものです。

そしてなにより可愛らしくデコレーションもされているので、大切な人への贈り物にも最適です。

こだわりある「8ablish」には美味しいスイーツが勢揃い。ぜひオンラインショップを覗いてみてくださいね。

5.【完全オーガニック!】h+dietのVEGGI de PAN

出典:h+diet

オーガニック素材のみのダイエットスイーツを取り扱う「h+diet」では、中毒性のある砂糖を一切使わずにスイーツを作っています。ここで紹介する「VEGGI de PAN」は、無農薬・無化学肥料で生産された野菜を使ったパウンドケーキで、野菜や材料を無駄にしないために完全受注販売を行っています。

パティシエの経験から言っても、砂糖を使わないスイーツを作るのは簡単ではありません。

しかし、「VEGGI de PAN」甘味料を使っていないため、野菜とフルーツの甘さを存分に楽しむことができ、ダイエットにもなると人気です。ご飯の代わりにもなるスイーツなので、特に朝におすすめしたい商品です。

6.【持続可能な里山を目指して】里山ボタニカルの麹チーズケーキ

ケーキの素材となる麹を、酒米から無農薬で育てることで限界集落になりわいを作り、地域経済を豊かにしたいと生まれたのが「麹チーズケーキ 里山ボタニカル」。里山に育つオーガニック素材を使っています。

麹作りから無農薬にこだわるチーズケーキは、他にはなかなかなく、地域の柿をラム酒につけたり、無農薬のイチジクを使ったりと里山の魅力が詰まった、自然が持つ本来の力を味わえるスイーツです。

小麦粉や白砂糖、バターなども使わずに作られているグルテンフリーであるのもうれしいポイントです。季節の味わいを閉じ込めた一品を日本の伝統風景を思い浮かべながら、食べてみてはいかがでしょうか。

7.【自然循環農法で作るスイーツ】オーガニックファーム黒富士農場の有機ばうむ

「オーガニックファーム黒富士農場」は、環境や飼料に配慮し、限りなく自然に育てられた鶏たちを育てています。そんな鶏たちが産んだ卵はコクがあって美味しいと評判です。

「オーガニックファーム黒富士農場」では、その美味しい卵を使い、有機の素材だけで作ったスイーツを販売しています。

その中の「黒富士農場の有機ばうむ」は、バームクーヘンで有機認証を日本で初めて取得。認証を得るためには、鶏たちの餌から気にかける必要があり、手間暇かけて育てられた卵はコクのある味わいを楽しめます。

焼き菓子は卵の味わいで変わると言っても過言ではありません。気候もよく、鶏たちのストレスも少ない卵で作られたバームクーヘンをぜひ食べてみてはいかがでしょうか

オーガニックギフトなどもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめオーガニックアイス3選

次は、オーガニック素材や国内で生産されている豆乳を使ったアイスをご紹介します。

1.【静岡の会社がコラボ】K and Son’sの豆乳アイスクリーム

オーガニック食品のプロデュースや販売を行う「株式会社EECO(イイコカンパニー)」と静岡県浜松市の有機JAS認定の工場を持つオーガニックスイーツメーカー「ENTECH有限会社」がコラボして出来上がったのが、植物性の有機材料だけを使って作られた「K and Son’s」ヴィーガンソフトクリームです。

自然豊かな山奥で作られたオーガニックアイスは、牛乳やたまごを使わない植物性100%。穀物コーヒーやグリーンティー、バニラなど全部で6種類のアイスを販売しています。可愛いイラストの描かれたアイスのカップなので贈り物にも最適です。

有機JAS認定の取得は難しく、製造や育てている過程において、化学的なものの使用は禁止。膨大な情報と向き合い、さまざまな試行錯誤があったからこそ、信頼あるオーガニック商品を展開できているのでしょう。

美味しい「K and Son’s」のアイスクリーム。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

2.【湘南発のアイスバー】SHONAN POPsの無添加フルーツアイスキャンディー

「SHONAN POPs」は、湘南発の自然素材にこだわるアイスキャンディーのお店です。店舗はなく、ポップアップストアとオンラインにて販売。「吉野葛本舗 黒川本家」の葛粉を使い、濃厚な味わいを追求した「SHONAN POPs」のアイスキャンディーはどれも美味しいと評判です。

旬の野菜やフルーツを使い、甘味料には有機アガベシロップを使用。保存料や着色料を一切使っていないので、子供から大人まで楽しめます。

各地で行われるオーガニックマーケットなどにも出店しているので、ぜひSNSをチェックしてみてくださいね。

葛粉は取れる量がわずかで、伝統的に作っている会社も多くありません。その希少さから「白いダイヤ」と言われるほど。そんな本葛を使ったアイスキャンディーは、今までの食感と違い、溶けないアイスとも呼ばれています。

有機温州みかんや鹿児島県産のグレープフルーツ、いちご、キウイなど、さまざまな種類を展開しており、旬の味わいが楽しめます。

3.【オーガニックのパイオニア】ビオフロレスタのSOYジェラート

「オーガニック&ナチュラル通販ショップ ビオフロレスタ」では、有機農産物を優先的に使用している商品を取り揃えています。合成添加物や化学調味料、遺伝子組換え原料を使っていない、厳しい条件を満たした有機JAS認定商品を国内外から仕入れて販売している通販サイトです。

その中の有機豆乳をベースにしたSOYジェラートは、植物性100%ながらも、まるでイタリアンジェラートのような滑らかなアイスと話題の一品。旬の有機フルーツを使ったイチゴ味や、オランダ産の有機ココアをたっぷりと配合したチョコレート味などが楽しめます。1Lサイズでの販売もしています。

アイスにはゼラチンやグァーガムなど、滑らかさを作り出すために安定剤がよく使われています。グァーガムは植物性ではありますが、添加物として人体に与える影響も懸念されているのです。

その安定剤を使わずに滑らかな食感を実現した美味しいジェラート。ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

おすすめオーガニックお菓子その他3選

ここでは、上記でご紹介した以外のおやつにおすすめなオーガニックスイーツをご紹介します。

1.【朝食におすすめ】Taste of Nature(テイストオブネーチャー)のフルーツナッツバー

1953年の創業以来オーガニック素材にこだわる「むそう商事」は、日本のオーガニックメーカーのパイオニアとして本当に身体に良いものだけを届けたいと、国内のみならずグローバルなビジネスを展開。アメリカやヨーロッパでも通じるオーガニック認証を取得しています。

「むそう商事」では、厳選した有機のドライフルーツやナッツを世界から集めた「Taste of Nature」のオーガニックフルーツ&ナッツバーを販売。甘味料には、アガベシロップを使用し、ザクロ、アーモンド、メープル、ココナッツの4種類から選ぶことができます。

ほどよい甘さと食べ応えのある食感であるため、小腹が空いたときや朝食にもおすすめです。

筆者がカナダで初めて「Taste of Nature」のナッツバーを食べたときは感動したほどです。素材の味をしっかりと楽しめるオーガニックだからこそ実現した「Taste of Nature」。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

2.【心から楽しむ!おやつ体験】snaq.me(スナックミー)のおやつBox

出典:snaq.me

丁寧に育てられた日本のフルーツや野菜たちをお菓子にしている「snaq.me」。子どものころにワクワクした美味しいおやつの時間を心から楽しんで欲しいと「おやつ体験」を提供しています。

「snaq.me」の公式サイトでは、まず自分にどんなおやつが合っているのかを診断。その後、好みに合わせたお菓子が入った「おやつBox」を定期的に届けてくれるシステムを展開しています。自分の好みをどんどん登録していくことができるので、好みのおやつが送られてくるのもうれしいポイントです。どんなおやつが入っているのか届く日が待ちきれなくなること間違いなし。

人工甘味料や着色料などを使わず、素材にもこだわる「snaq.me」のスイーツ。オーガニック・ナチュラル・ローカロリーなどをテーマにしたおやつがセットになっています。冬にはオーガニックのチョコレートBoxなども販売するなど、季節に合わせたおやつが登場するのも魅力ですね。

3.【自分たちの畑で育った材料】 ホトトギスのブラウニー

岡山県御津にある「農園菓子工房 ホトトギス」は、田舎暮らしを始め、パン屋をオープンしたところ奥さんの小麦粉アレルギーが発覚。パン屋を断念し、米粉を使ったお菓子などを手掛ける工房として再出発しています。

材料となる米やたまご、豆などはすべて自社の農園で手作りし、有機循環農法を取り入れ、自然豊かな大地を守りながら育てています。

「農園菓子工房 ホトトギス」で作られる米粉のブラウニーは、さまざまな味が楽しめるようにと抹茶やココナッツなど7〜8種類を用意しています。

また、最新の微細粉米を使用しているため、小麦とは違った優しい味わいを実現。これまでの米粉のスイーツ概念を覆すのブラウニーをぜひ味わってみてくださいね。

おすすめオーガニックお菓子を食べてSDGsに貢献

ここまで筆者がおすすめするオーガニックお菓子を紹介しました。

最後に、なぜオーガニックのお菓子がSDGsの貢献につながるのかを確認していきましょう。気になる人はぜひ読んでみてください。

オーガニックフードとは?

オーガニックのお菓子は、いわゆるオーガニックフードと呼ばれており、厳しい審査をクリアしたものに有機JASマークが付けられています。


有機JASマークとは、

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。

参照:農林水産省

国や地域で基準は異なりますが、いずれも環境に負担をかけずに、自然界の力を最大限活かして作られていると言えるでしょう。

オーガニックについては以下の記事で詳しく書かれていますので、参考にしてください。

オーガニックとは?目的やSDGsとの関わりを簡単にわかりやすく解説! オーガニックとは?無農薬との違い・意味がないと言われる理由・おすすめ食品を簡単解説

では、なぜオーガニックスイーツを選ぶとSDGsの貢献につながるのかを見ていきましょう。

オーガニックスイーツを選んでエシカル消費を意識しよう!

オーガニックフードは、化学肥料を使わないことで、土壌や水が汚染されず、環境はもちろん、生態系への配慮にもつながります。

さらに、国産の材料を使っていれば、バーチャルウォーターの削減に。受注販売などは、過剰生産や大量廃棄を抑えることにもつながります。チョコレートのお菓子はフェアトレードにも力を入れているので、現地の生活を守ることにもなります。

バーチャルウォーターとフェアトレードについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

フェアトレードとは?仕組みと商品一覧・メリットと問題点を解説 フェアトレードとは?仕組みと商品一覧・メリットと問題点を解説

日頃のちょっとしたおやつをかえるだけで、社会貢献にもなるなんて、素敵なことだと思いませんか?

まとめ

クッキーやチョコレート、アイスなど分野別におすすめオーガニックお菓子を紹介しました。

人々を笑顔にする存在であるお菓子が、さらに健康的であったり地球に優しいといった付加価値があればもっと幸せを増やすことにつながります。

また、意外にオーガニックお菓子を選ぶことがSDGs貢献につながると気がついていない人も多いように思うので、あなたがオーガニックお菓子をプレゼントするときは、一言伝えてみるとより多くの人に広がるきっかけとなるかもしれませんね。