SDGs10「人や国の不平等をなくそう」の現状と取り組み、私たちにできること

世界でもっとも裕福な26人が、世界人口の所得の低い38億人の総資産と同等の富を独占していると、国際NGO「オックスファム」が発表しました。

また世界経済フォーラムでは資産約1,100億円以上の富裕層の資産は、2018年で毎日約2,700億円ずつ増加したと報告されています。

その一方で、経済的に恵まれない38億人の資産総額は減少しており、格差の広がりは止まることを知りません。

世界中に存在する不平等は、こうした所得格差などの経済的なものだけではありません。人種、ジェンダー、身分、宗教、移民、伝統などさまざまな不平等が存在しています。ジェンダー格差報告2017(※1)によると、今の状態を続けているとジェンダーに関しては不平等を解消するのに217年かかります。じつに7世代後なのです。

目標10のゴールは「人や国の不平等をなくそう」です。

世界規模でも、国内でも、あるいはもっと小さな集団でも不平等や差別、偏見は存在します。

目標10は「だれひとり取り残さない」というSDGs基本理念の根底部分であり、貧困問題、飢餓問題、ジェンダー差別の解決に深くかかわります。

みなさんは日々暮らしている中で不平等だと感じる場面はありますか?

人と比較しない人生は大切ですが、やはり人間である以上、社会の中で暮らす以上、誰かと比べることはごく自然なことです。

そこでもしあなたが雇用、賃金、ジェンダーなど、自分ひとりでは解決できない不平等さに気がついたとき、声をあげる権利があります。

そのためにも目標10を詳しくみていきましょう!

目標10 「人や国の不平等をなくそう」とは?

目標10の目指す姿は、国と国の間の不平等国の中での不平等をなくすことです。

先進国と開発途上国の双方で貧富の差、性別や人種、伝統的慣習による偏見や差別をなくす必要があります。

そのために目標10のターゲットは、1〜7の達成目標とa〜cの実現方法で構成されています。

詳しく見ていきましょう。

目標10を構成する10個のターゲット

10.1 2030年までに、各国のなかで所得の低いほうから40%の人びとの所得の増え方が、国全体の平均を上回るようにして、そのペースを保つ。

“それぞれの国で、国内の所得格差をなくそうってことだね!”

10.2 2030年までに、年齢、性別、障がい、人種、民族、生まれ、宗教、経済状態などにかかわらず、すべての人が、能力を高め、社会的、経済的、政治的に取り残されないようにすすめる。

“すべての国で、すべての人に、政治・経済・社会に参画する力を持ってもらうんだね!”

10.3 差別的な法律、政策やならわしをなくし、適切な法律や政策、行動をすすめることなどによって、人びとが平等な機会(チャンス)をもてるようにし、人びとが得る結果(たとえば所得など)についての格差を減らす。

“差別的な法律・政策・伝統的慣習をなくして、機会均等を実現するんだね!”

10.4 財政、賃金、社会保障などに関する政策をとることによって、だんだんと、より大きな平等を達成していく。

“財政・賃金・社会保障政策をして平等を実現していくんだね!”

10.5 世界の金融市場と金融機関に対するルールと、ルールが守られているか監視するシステムをより良いものにして、ルールが、よりしっかりと実行されるようにする。

“監視体制を強化して、みんながルールを守るようにしないとね!”

10.6 世界経済や金融制度について何か決めるときに、開発途上国の参加や発言を増やすことによって、より効果的で、信頼できる、だれもが納得することのできる制度を作る。

“国際的な金融・経済政策に対して世界中のすべての人が発言できる世界にするんだね!”

10.7 計画にもとづいてよく管理された移住に関する政策を実施するなどして、混乱がなく安全で、手続きにしたがい責任ある形の移住や人びとの移動をすすめる。 

“移民や難民を、国と国が連携して支えるんだね!”

10.a 開発途上国、特にもっとも開発が遅れている国に対して、世界貿易機関(WTO)協定にしたがって、貿易において、特別な、先進国と異なる扱い※をする。

※先進国に安く輸出したり、国内産業を守るために輸入品に高い関税をかけるなど

“開発途上国にとって優しい貿易をするんだね”

10.b もっとも開発が遅れている国や、アフリカ諸国、開発途上の小さい島国、内陸の開発途上国などの、もっとも資金を必要とする国ぐにへ、それらの国の計画にそって、政府開発援助※や直接投資などの資金が流れるようにする。

※政府開発援助(ODA):先進国の政府などが、開発途上国の経済や社会の発展、福祉の向上に役立つために、資金・技術を提供すること。

“支援を必要とする国々に、積極的な開発援助と資金を届けるんだね!”

10.c 2030年までに、移住労働者※が、自分の国にお金を送る時にかかる費用が「送る金額の3%」より低くなるようにし、「送る金額の5%」を超えるような費用がかかる送金方法をなくす。

※移住労働者:開発途上国から出稼ぎに出ている人など、母国をはなれて外国に出て働いている人

“送金の手数料がかかりすぎると移住労働者の負担が大きくなるよね!”

目標10のターゲットは、目に見える格差解消だけでなく、すべての人が社会や経済の場に参加できること、社会的に不利な立場に置かれた人を守る政策を推進します。

今もなお世界中に根強く残る差別や偏見を早急に解決することが目標1、2のめざす貧困や飢餓をゼロにする手助けとなります。

さらに貧困による児童労働などの社会問題を解決するなどSDGs全体をゴールへ導くものが目標10なのです。

ではもう少し踏み込んで、目標10の重要性を知っておきましょう。

なぜ、目標10がSDGsに必要なのか?〜不平等な社会の現状〜

不平等の解消は、その延長線上にある貧困や飢餓、ジェンダー問題解決の根本となり影響を与えるため、現状を理解し不平等をなくす取り組みを実践することが必要です。

賃金格差、性別、人種、民族にかかわらず、すべての人を世界の経済的な枠組に取り込み、健全な政策が求められます。

不平等の背景は、性別年齢障がい人種民族階級宗教などさまざまです。

しかしながら世界中のあらゆる場所で「不平等」が残ります。

世界の最も豊かな10%の人々が全世界の所得の40%近くを独占している状態にあり、その一方で世界で最も貧しい人たちの所得は全世界の割合の2%ほどに過ぎません。

医療サービスや教育など暮らしに必要なサービスも、安い価格で受けられるかどうかは国によって大きな格差があり、同じ国の中に目を向けても収入格差の大きな広がりが見られます。

差別や慣習が、不平等を生み続けている

世界人口の15%にあたるおよそ10億人が何らかの身体的・精神的・感覚的な障がいに苦しんでいます。

彼らは社会の主流から取り残され、教育や雇用の機会を失い、社会的障がいを作られてしまいます。

引用:SDGs CLUB

障がいを持つ子どもや若者は世界で5,000~1億2,000万人いますが、そのうち学校に通えている割合はわずか2%以下です。(※2)

特に開発途上国においては障がいを持つ子どもは教育を受けるチャンスが少なく、例えばエチオピアの農村部では98%の子供たちが学校に通えていません。

伝統的慣習もまた格差を広げる要因です。

西アフリカ・サヘル地域の農村部では、農耕民と牧畜民の間で結ばれる野営契約という伝統的慣習があります。

野営契約では牧畜民の家畜が落とす糞で土壌改良を目指し作物を育てる栄養分とし、農耕民が牧畜民に報酬を支払います。

ただ牧畜民に野営契約を依頼できるのは富裕層のみであり、多額の収入を持っています。

富裕層の畑は野営契約によって作物が育ちますが、そうでない貧困層の農地は養分がなく作物を生産できません。

野営契約という伝統的慣習によって経済格差が拡大しているのです。

99%のための経済

引用:SDGs CLUB

貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を90カ国以上で展開している団体オックスファムは、2017年の報告書で「99%のための経済」を発表しました。(※3)

世界では最も裕福な人1%が富を所有していて、残りの99%の人との格差が広がっています。

10人に1人が、1日2ドル以下(100円台)で生活することを余儀なくされているのです。

こうした現状が生まれた背景は、

  • 大企業の活動が豊かな人々に利益をもたらす仕組みになっている
  • 労働者や生産者が利益を搾取されている
  • 大企業や豊かな人が最大限の利益を求めるためにタックス・ヘイブン(※)を利用している
  • 裕福な人が各国の政策にも影響力を行使している

ことが挙げられます。

タックス・ヘイブンとは

“課税が完全に免除されたり、著しく軽減されたりしている国や地域のことで、租税回避地、低価税地域とも呼ばれる。

多国籍企業や富裕層が、法人税や源泉徴収税が皆無に等しいタックス・ヘイブンに資産を移し、オフショア取引を利用して租税回避するケースが多く、2016年5月に公表された「パナマ文書」では、その利用実態の一部が明らかになった。”

SMBC日興証券

そこで発表された99%のための経済とは、最も裕福な1%の人以外の99%の人のための経済です。

雇用の安定と適正な賃金、ジェンダー平等を保証し、地球上の限りある資源を少ない範囲で活用し、世界中の子どもがその可能性を発揮できる経済社会を目指すものです。

富裕層のタックス・ヘイブンを終わらせること、労働者や生産者が正当な賃金を得られること、すべてのコミュニティに収益が届くビジネスモデルを作り支援することを必要だと報告書では言及されています。

さらに、男女平等に関しては女性が社会進出しやすい世の中に、さらに無償労働も評価の対象とすることがまとめられています。

貧富の差による命の格差

コロナ禍では、貧富の差がそのまま命の格差につながってしまいました。

アメリカミシガン大学の疫学助教ジョン・ゼルナー氏は、「感染症は不平等のリトマス試験紙」と言及しています。(※4)

これはどういうことなのでしょうか。

アメリカの新型コロナによる死者はホームレスの多いワシントン州シアトルで多く、生活環境が整っていないことや高齢者や慢性的な疾病を抱えているホームレスは重症化しやすいと伝えられています。

さらに低所得者は経済的な問題で通院することが困難で仕事を休むことを許されない場合が多いと指摘しています。

新型コロナの蔓延で浮き彫りになったことは、貧富の差で命の格差が広がったということです。

日本では2008年のリーマンショック以降、金融不安で経済的理由から病院に行けない人が増え、治療ができずに死亡した件数は2009年1年間で47件確認されています。

2017年では死亡した人の年齢は50〜70代が8割無職や非正規雇用が7割を占めていました。経済的な理由から受診ができず、本来なら救えた命が貧富の差によって失われてしまったのです。(※5)

世界の格差の現状と課題

最も裕福な10%の人々が世界の40%の所得を得ています。世界全体の半分近くの所得が世界人口75億5,000万人のうちの8億人のものとなっているのです。

目標10は国と国の間に立ちはだかる不平等と、1つの国の中で生じる不平等をなくすことを目指しています。

経済のグローバル化が加速するにつれ先進国と開発途上国の間で経済格差が生まれ、貧富の差が拡大しているため、地球規模での取り組みが必要なのです。

ジニ係数

世界の所得分配における不平等さを知る上で知っておきたいのが「ジニ係数」です。

ジニ係数とは、社会での所得分配の不平等さを数値化したもので、イギリス統計学者コッラド・時にによって考えられた指標です。

ジニ係数の指標
  • 0は対象となる集団すべての人々の所得が均一
  • 0に近いほど格差が小さい
  • 1に近いほど格差が大きい
  • 1はその社会のたった一人がすべての所得を独占している状態

ジニ係数の特徴は手元にデータさえあれば簡単に格差度合いを示すことができという点です。

ここで気になってくるのは世界のジニ係数ランキングですよね。

OECDが公表しているデータ(※6)によると数値がもっとも大きい、すなわち不平等さが強い国は

  1. 南アフリカ(0.62)
  2. コスタリカ(0.48)
  3. メキシコ(0.458)

日本は14位で0.339です。

ジニ係数が0.4以上は格差への不満が高まり、社会が不安定になる警戒ラインです。

0.6以上は暴動がいつ起きてもおかしくない状態で、南アフリカはかなり危険な状態です。

ジェンダーギャップ

世界経済フォーラム(※7)によるジェンダーギャップ指数2021が発表されました。

ジェンダーギャップ指数は、経済、政治、教育、健康の4つの分野のデータから作られ、

  • 0に近いほど完全不平等
  • 1に近いほど完全平等

を示し、日本は経済および政治の分野で順位が低く世界各国がジェンダー平等に向かっている中で日本は遅れを取っています。

ジェンダーにもとづく不平等による、雇用・賃金格差・偏見なども問題点です。

2020年に起きた世界的なパンデミックは男女間での不平等さが浮き彫りとなりました。

突然の不況で解雇された女性や子育て世代の女性に関しては、休業したり、子どもの休園・休校に伴い男性よりも就業時間を大幅に減らしたりしていることが報告されました。

こうした女性の経済的危機をShe-cessionと呼びます。

またジェンダーギャップは賃金格差にも表れています。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のグラフを見ると2019年の格差は74.3%と依然として大きいことがわかります。(※8)

ジェンダーギャップ指数とは?日本の順位や取り組みを紹介

社会において男性が優遇される理由

男女共同参画局では、社会において男性が優遇される傾向にある理由を世界各国で調査しました。(※9)

  • 男女の役割分担についての社会通念・慣習・しきたりなどが根強いから
  • 育児、介護などを男女が共に担うための制度やサービスなどが整備されていないから
  • 男女の平等について、男性の問題意識がうすいから
  • 能力を発揮している女性を適正に評価する仕組みが欠けている
  • 男女の差別を人権の問題としてとらえる意識が薄いから
  • 専業主婦に有利な税制や社会保障制度などが男女の役割分担を助長しているから

日本での格差の現状と課題

引用元:厚生労働省

日本の格差の現状は、ジニ係数がひとつの指標となっています。前述の通り0に近いほど完全な所得の平等1に近いほど一部の世帯が所得を独占している不平等な状態をさします。

日本ではジニ係数が2種類、「当初所得」と「再分配所得」があります。

当初所得

所得税や社会保険料を支払う前の雇用者所得

再分配所得

当初所得から差し引き公的年金などの現金給付や医療や介護などの現物給付を加えたもの

厚生労働省によると2017年に行われた日本のジニ係数は

  • 当初所得ジニ係数 0.5594
  • 再分配所得ジニ係数 0.3721

という結果になりました。

当初所得ジニ係数は0.5を超えていることがわかりますね。

日本では一部の富裕層に所得が集まることを示します。

所得の格差に加え、日本では貧困層の現状においても知る必要があります。

日本で貧困?と少し驚かれた方もいるかもしれませんが、実は高齢者層とひとり親世帯に増加しています。

引用元:nippon.com

キャロライン・ケネディ元駐日米大使は2014年に日本の現状を「日本は仕事をしても貧困率が下がらない唯一の国」と述べました。

OECDのデータから分かるように、世界のひとり親家庭の相対的貧困率は50.8%、ワーストです。

なぜこのようなことが起こるのかというと、それは日本独特の賃金体系にあります。

日本の賃金構造(時間当たり賃金)
  • 10(男性正社員)
  • 8(女性正社員)
  • 6(男性非正規)
  • 4(女性非正規)

成人男性の賃金を10とした場合、非正規雇用で働く女性は4割程度、昭和の高度成長期にできたモデルが今も続いているのです。

一方でデンマークやフィンランドをみると、相対的貧困率は低いですね。

この違いは、同一労働同一賃金制度です。

欧州では同じ仕事内容なら性別関係なく時間あたりの賃金格差がないというのが一般的。

賃金に違いが出てくるといえば労働時間の長短によるものです。

日本ではどうでしょうか。

日本では同一労働同一賃金法が2020年4月から適用されましたが、正規雇用と非正規雇用という区分があるがために格差は消えずにいます。(※10)

法があるからといって、雇用形態によって分けられているため、完全に格差がゼロとなったわけではないようです。

各国で憲法により、人権の村長や法の下の平等が説かれているのにもかかわらず、実際には差別や偏見が招く格差が解消されないのは、声をあげる機会がないケース個人が不平等に気がついていないケースがあるのです。

目標10の解決は、他の目標のゴールである貧困や飢餓、児童労働などの社会問題解消などの大きなステップとなります。

では、SDGs全体をゴールにつなげるために、目標10にはどのような解決策があるのかというお話に移っていきましょう。

>>日本の雇用の不平等・格差…現状についてはこちらの記事

世界で起こっているさまざまな格差・不平等の問題。解決策はあるの?

国同士、国内においても格差や不平等の問題は広がっています。解決策はあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。 

国を超えて考える移民の問題

移民問題とは、合法的に入国したとしても移住先や就業、賃金格差、社会保障が受けられないという不平等です。

2019年時点で世界の移民は2億7,200万人、世界人口の3.5%を占めています。

移民理由はさまざまです。

  • 元々の国の制度による所得格差や選択の不自由からの求職による移民
  • 内戦被災による貧困からの移民
  • 政治不安や紛争からの脱出

移民先での不平等の要因は、

  • 不法入国が後をたたないため移民政策に反対する団体が出てくる
  • 生涯税金を払い続けるか不明な移民に対して自国の負担を増やしているという考え方がある
  • 治安悪化のおそれ

これに対しての解決策として、名城大学が「外国人との共生がもたらす未来と、そのメリット」をドイツの移民社会を例に移民受け入れの必要性を紐解いています。(※11)

  • 日本の人口減少を食い止めるきっかけとなり少子高齢化対策となる
  • 日本語教育と日本語教師の養成を強化する
  • 外国人を受け入れることで経済的にプラスに働き、ビジネスにおいては新しい風が吹く
  • 日本国内においてグローバル化をめざせる

上記は日本国内において移民受け入れをすることで得られるメリットですが、世界に目を向けても同じように考えることができます。

2億7,000万人の移民がもたらす影響はとても大きなものです。

不法入国や不法雇用などネガティブな側面が報道されがちですが、人材不足の解消やグローバル化、少子高齢化対策など世界的に見たメリットを報道することが不平等解決に向かうのです。

日本の難民受け入れ状況は?世界との比較や今後の課題・個人にできることも

セクシャルマイノリティの不平等や差別

「性のありかた」を理由に差別や不利益を受けているのは女性と捉えられがちですが、そうではありません。

LGBTや、LGBTQという総称も目にするようになりましたが、Facebookアメリカ版の性別欄は58種類あります。

引用元:HUFFPOST

Facebookでは、「トランスジェンダーの方々や男女という性別にあてはまらない方々が、フェイスブックというプラットフォームで自分のありのままのアイデンティティを表現することを応援しています」とコメントしています。

そもそも性の認識は個人によって異なり、枠にはめてカテゴライズすること自体が違和感だと理解する人が増えてきているのです。

LGBTとは?ゲイである筆者が詳しく説明します!

ジェンダー格差

世界の中でも女性差別が根強いインドでは身分の違いから二重の差別に苦しんでいます。

根付く宗教身分制度のカースト最下層の少女たちはまともに教育を受けることができず格安の賃金で労働を強いられ、性的暴行の被害者になることも珍しくありません。

引用元:BBC NEWS JAPAN

上記はインドで通報のあった件数ですが、残念ながら実際の発生件数はデータに示されるよりもはるかに多く、被害者本人が被害届を出せないケースが問題となっています。

なぜ被害届を出せないのか。

その理由は性的暴行被害に対するインド社会の偏見はすさまじく、自分や家族が恥辱を受けるなど偏見の対象となり、勇気を出して名乗り出たとしても加害者よりも非難されることにあります。加害者よりも被害者が責められる社会、信じがたいでしょうが事実です。

そんな理不尽極まりない社会を変えるために立ち上がったのは修道女シスター・チャンドラでした。

彼女はシャクティ・フォーク・カルチャーセンターを立ち上げ差別や偏見のない社会づくりに貢献したのです。

  • ダリットの少女たちを受け入れるセンターをつくる
  • 少女たちに民族舞踊を教え舞踊団を組織し公演活動をする
  • 差別や偏見を受けてきた少女たちに自信をもたせ、問題を社会に訴える

古くからダリットで信仰されてきた土地の前で少女たちは踊り、芸術的な力を引き出します。それまで受けてきた抑圧から解放されるように、抑圧を受けてきたことを象徴する太鼓・パレイを鳴り響かせます。

差別と偏見を社会に訴えかけること、差別を受けてきた人々が自信を持つこと、ダリットの少女たちの舞踊はこの2つを同時に叶える手段となったのです。

人種差別

2020年5月、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが偽札を使用した疑いで白人警察官に首を抑えられ窒息死した事件がありましたね。

世界中で起こっている黒人差別の反対運動のきっかけとなりました。

引用元:mappingpolice

2013年から2019年の統計によると、

  • アメリカ人口の76.3%が白人
  • アメリカ人口の13.4%が黒人

白人人口が多いにも関わらず、黒人は白人より警察に殺害される確率が3倍に膨れ上がるのです。

また、警察の偏見により黒人男性は白人よりも職務質問されやすく身体検査をされる傾向にあります。

人種差別には中立だ、と主張するだけでは差別社会はなくなりません。

差別解消に求められる行動は、大きな行動でなくても自分ひとりでできる行動から始められます。

  • 人種差別について固定観念はないか、自分の価値観を分析する
  • 身近な人と人種について話してみる、考え方の違いを知る
  • Black Lives Matterなど人種差別解消団体の募金や署名に携わる

差別や偏見は個人の固定観念が集まって社会となって生まれるのです。

黒人への差別の撤廃を訴える公民権運動の指導者であり、非暴力を唱えたキング牧師の言葉に次のものがあります。

「最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。」

“The ultimate tragedy is not the oppression and cruelty by the bad people but the silence over that by the good people.”

何もしないということは黙認するということです。

ニュースやメディア、他者の固定観念など外部の影響を受けずに自らが考えることが人種差別を解決するのです。

働いても稼げない不平等な現実

働いた分だけ正当な賃金がもらえる。

というのは私たちの生活の中では当たり前の権利ですが、世界に目を向けてみるとそうではありません。

たとえば私たちが毎日着る衣類・コットン。

世界70カ国で1億世帯がコットン生産に従事していて、そのほとんどはインドや西アフリカ、パキスタンといった開発途上国です。

コットン業界は先進国に有利になる不平等な構造が存在し、生産者は非常に低賃金で労働を強いられています。インドでは親の借金を返すため、家計を助けるために少女が働かされ児童労働が社会問題となっています。

コットン畑で働いた少女の賃金は日給30ルピー(日本円で75円)程度。

さらにコットンに使われる殺虫剤や農薬で中毒死健康被害で苦しみ、治療代としてさらに借金を重ねてしまい教育を受ける機会もありません。

人々が平等に正当な賃金を受け取るには、公正な取引が行われているフェアトレード商品を購入することが私たちがすぐにできる行動です。

消費者がものを購入する際に、この商品はなぜ安いのかを考える必要があります。

フェアトレードに関しては後ほど詳しくご説明しますが、コットンだけでなくコーヒー、チョコレート、お茶、スポーツ用品などさまざまな商品が存在します。

世界中で広がる不平等や格差、偏見に対する対策は、ひとりひとりの固定観念の除去から始まり、社会全体で不平等をなくしていくことが重要になってきます。

では次に、不平等をなくすために行われている対策事例を見ていきましょう。

オーガニックコットンとは?通常のコットンとの違いからおすすめサイトまで フェアトレードとは?背景や明日から消費に活かすポイントも

【日本】不平等をなくすための取り組み事例・対策

人種、身分、宗教、ジェンダー、伝統的慣習、さまざまな要因で生じる不平等をなくすために実際に行われている日本の取組事例や対策を見ていきましょう。

募金状況や支援活動に携わるという手段もありますが、

「え?こんな活動があったの?興味がある!やってみたい!」

そんなワクワクした気持ちになれるような興味深い活動をたっぷりとご紹介しますね。

公正な取引を軸にするピープルツリー

引用元:People Tree

発展途上国の製品や原料を適正な価格で販売し、消費者が持続的に購入する仕組みをフェアトレードといい、そうした仕組みで商品を扱う代表的な専門ブランドが「ピープル・ツリー」です。

ピープルツリーを運営するのはフェアトレードカンパニー株式会社の母体であるNGO「グローバルビレッジ」です。

アフリカ・ナミビアでフェアトレードのアイテムを作る女性に出会ったことがきかっけで1991年に日本で創設されました。

おしゃれでかわいい服や雑貨、プレゼントしたくなるような食べ物など、ピープルツリーでは日々の暮らしを楽しむ商品を販売しています。

ピープルツリーのフェアトレードの特徴

・環境配慮

・手仕事推進

・自然素材を使った商品開発

ピープルツリーで紹介する製品はすべて自然素材のもので手仕事によって仕上げられたものです。生産に関わる人への敬意、自然素材への敬意、環境保護を目指しています。

ピープルツリーが発注する主な生産国

・バングラデシュ

・インド

・ネパール

・トルコ

・フィリピン

・ボリビア

・ペルー

発注時に必要に応じて発注額の50%を前払いし、小規模農家や生産者団体が資金繰りができるようにしています。

ピープルツリーの商品が購入され得られた利益は、貧しい家庭の子どもたちが通う学校や地域開発にあてられます。

フェアトレードは環境問題人権問題をビジネスの側面から解決する糸口なのです。

>>ピープルツリーほか、エシカルなファッションブランドは…こちらの記事

すべての人が自分にぴったり合う靴選びができる「丸井グループ」

引用元:丸井グループ

足のサイズは人それぞれ、大きい人もいれば小さい人もいます。

一般的な靴のサイズ設定では日本人の足のサイズの約7割しかカバーできていません。

足が大きい小さいという身体的特徴から履きたくても履けないという問題が生じていて、大きいサイズが見つかったとしてもおしゃれさがなかったり、履き心地がよくなかったりと満足とは程遠いものでした。

「すべての人が心地よく靴を選べるように」と、丸井グループは靴を求める人が自分にぴったりの靴を履けるようにすべく、従来の業界標準だった7サイズから16サイズへと大幅に拡大したのです。

その名もカバー率100%の「ラクチンきれいシューズ」。女性が靴へ求める「おしゃれ」「履き心地」「価格の手頃さ」のすべてを叶えたのです。

  • 日本人成人女性の従来のサイズ展開 20.5~26.0cmの7サイズ
  • ラクチンきれいシューズのサイズ展開 19.5〜27.0cmの16サイズ

これまで望むデザインで履けるサイズの靴がなかった人たちも、この靴によって救われています。

ここでサイズを増やすことへの問題として考えられるのは大量在庫・廃棄が出るのではないかということですね。廃棄物の削減はSDGsの課題でもあります。

そこで丸井グループは、お店でサンプルを試着しWEB通販で注文・購入するという仕組みを導入。

在庫をもたずに済むように問題をクリアしました。

配送と返品が減ることでトラックによるCO2が減り、環境負荷への削減も期待されます。

身体的な特徴から不平等さを感じる人もたくさんいて、それを解消することで消費者ニーズを叶えることができるのです。

スローファッションとは?注目された背景やおすすめブランドも紹介

【世界】不平等をなくすための取り組み事例・対策

世界で実際に行われている取り組み事例を見ていきましょう。

世界で、といってももちろん日本も参加しているため、日本にいながらも地球市民として参加可能です。さっそく見ていきましょう。

サプライチェーンに透明度を。世界フェアトレード連盟(WFTO)

引用元:WFTO

WFTO(世界フェアトレード連盟)とは、開発途上国の立場の人々の自立を生活環境の改善を目指す世界中のフェアトレード組織が結成した国際ネットワークです。(※12)

WFTOに加盟する世界72カ国(2018年時点)と、欧米、日本、アジア、アフリカ、中南米の生産者団体が323団体が加盟し、各国の情報を共有しながら公正な貿易取引の普及を目指しています。

毎年5月第2土曜日にWFTOでは世界フェアトレード・デーというイベントやキャンペーンを開催し、5月を世界フェアトレード月間とし、加盟していない人たちも参加ができます。

世界フェアトレード月間の活動

ピープルツリー 

ピープルツリー では毎年5月第2土曜日に東京・丸ビルでバングラデシュやケニアの生産者団体をゲストに迎え、ファッションショーやフェアトレード・マーケットなどを開催

フェアトレード・ラベル・ジャパン

フェアトレード商品の購入(コーヒーやチョコレート)、フェアトレードを人に伝える(食べた、飲んだ、買った等)、個人がアクションを起こすイベント

フェアトレード・フィルム・フェスティバル

東京渋谷の映画館UPLINKでは「世界フェアトレードデー」(5月の第2土曜日)に合わせて、映画やトークショーを通じてフェアトレードを伝えます。

世界フェアトレード月間は東京だけでなく地方でもイベントが行われます。

もしお近くでフェアトレードイベントが開催されているかチェックしてみてください。

検索方法は、世界フェアトレードデー・お住まいの地域で見つかります。

ファッションレボリューション

引用元:FASHION EVOLUTION

おしゃれな服を安く買うことができたら誰でも嬉しいですよね。

けれどもなぜ安く買えるのか考えたことはありますか。

2013年4月、バングラデシュの繊維工場「ラナ・プラザ」のビルが突然崩れ、1,100名の労働者が亡くなりました。(※13)

崩壊した工場の施工品質は悪く、コンクリート強度は規定値の半分以下の30%、そんな危険な環境の中で労働者は低賃金・長時間労働を強いられていたことが判明しました。

ファッション業界のサプライチェーンの仕組みを知り、誰がどんな場所でどのように作られたのか透明度をあげよう、消費者が何を買うべきか考えようと始まったのが「ファッションレボリューション」です。(※14)

世界の一流モデルやメーカーが先頭に立ち、世界90カ国以上の国が参加するムーブメントとなりました。

ファッションレボリューションは、買い手と作り手の両方の立場から参加ができます。

買い手側

購入した服のタグを写真に撮りハッシュタグ#WHOMADEMYCLOTHESとタグ付けしSNSヘアップ

作り手側

ハッシュタグ#IMADEYOURCLOTHES と自分の写真をアップ

1つの服に込められた思いストーリー誰がいつどのように作ってきたのか、ファッション業界の透明度が上がることで、低賃金で労働を強いられている人々を救うきっかけとなるのです。

このように、日本を含め世界の企業や団体で不平等をなくすためにフェアトレードイベントやトークショーが行われています。

また、丸井グループのシューズのように選択肢の平等を叶えることもまた今後さらに多くの企業に求められる対策でしょう。

では次に、不平等をなくすためにわたしたちは何をすべきか詳しくみていきましょう。

不平等をなくすために、わたしたちにできること

いきなり世界の不平等をなくしましょう!と言われても大きな課題ですよね。

大切なのは、個人の価値観を整理することからです。

価値観の整理

  • 身の回りにある差別や偏見、不平等を見つけてみる
  • 差別や偏見、不平等の価値観を整理してみる
  • 身近な人(家族や友人、パートナー)と価値観をシェアしてみる
  • その上で自分が不平等な扱いをしていないか考える
  • 自分が不平等な扱いを受けていないか考える
  • お金について勉強してみる(税金、所得、男女格差はないか等)
  • まわりの大人とお金について話し合ってみる

では具体的に個人の価値観の整理はどのように行うのかを紹介します。

例えば、会社組織の平等について。

今あなたが組織の中で働いていて任される仕事の違いを書き出してみます。

工場勤務であれば、フォークリフトや重機の運転は男性が多いと感じることはないでしょうか。身体的な力の差で作業内容が異なるのは理解ができますが、フォークリフトや重機運転は手先の操作で免許さえあれば女性でも作業が可能です。

ひとつの作業に対して男女どちらかの割合が多いからそれが普通となっている、というのは固定観念です。

一般的、普通というのは個人の価値観です。

あなたの身近なところから不平等がないかを探してみましょう。

目に見える物理的なものから、目に見えない心の中にも問いかけてみましょう。

フェアトレード商品の購入

引用元:FAIRTRADE JAPAN

フェアトレード商品は、生産から販売まで関わるすべての人に公正な賃金が届く構造となっています。ポイントは、上記のマークです。

フェアトレード商品はオーガニック製品も多く、栽培時の農薬や化学物質で健康被害に遭う人々をなくすことにもつながり、地球環境にも配慮されています。

消費者がフェアトレード商品を購入することで、世の中の安く安全でない商品が減るというメリットがあります。

そうは言ってもなかなかフェアトレード商品が見つからない!という方もいますよね。

自然派食品のお店や、オーガニックを取り扱うスーパー、雑貨屋でも見かけますが、実はコンビニでも販売が開始されています。

ミニストップでは一部の店舗で2008年からフェアトレードコーヒーを取り扱い始めました。

ナチュラルローソンではピープルツリー のフェアトレード板チョコレートを販売しています。

意外なところにフェアトレード商品は見つかるものなんです。

身近な場所で見つかるフェアトレード商品

・コーヒー

・紅茶

・バナナ

・コットン

・チョコレート

・カカオ

普段行かれるお店で、目をこらして探してみてみましょう。

宝探しゲームのようで、面白いですよ。

不平等をなくすためにまず私たちにできることは、不平等に気がつくことです。そのためには価値観の整理という内側の変革と、フェアトレード商品を選ぶという行動でのアクションを同時に行なっていきましょう。

では最後に、今回学んだ目標10をおさらいしましょう。

まとめ

人間は、不平等があるがゆえに、プライドを傷つけられ物事の達成意欲が低下し生きる気力さえも失ってしまいます。

不平等がある以上、貧困や飢餓の削減は困難になりSDGs全体のゴールから遠ざかってしまいます。

世界で起こっているさまざまな不平等を示すと、

  • 移民
  • ジェンダー格差
  • 雇用格差
  • 賃金格差

上記のような不平等が起こる背景は、性別、年齢、障がい、人種、民族、階級、宗教の違いからです。

自分と他者は、育ってきた環境も言葉も考え方も違います。

そうした違いを認め合うことが、不平等をなくす一歩なのです。

目標10は、国と国との間、また国の中での不平等をなくすことで経済発展や貧困解決をめざし、SDGs基本理念である「すべての人々とともに」を強く反映させます。

私たちの話し方や伝え方、物事の進め方や価値観に関しても不平等はゼロではありません。

不平等をなくすには、個人の価値観を整理することから始まります。

何が不平等で、どうなることが平等なのか、周りの人と話し合ってみましょう。

コミュニケーションは受け取った側の感情で決まります。

あなたが人と会話をする際、差別や偏見を持っているつもりでなくても、受け取った相手が不平等を感じてしまったのならば、「差別された、偏見の目で見られた」となります。

人と人のコミュニケーションはとても繊細です。

身近な場所から不平等をなくすには、

  • 身の回りにある差別や偏見を見つけてみる
  • 自分が差別していないか考える
  • 自分が差別されていないか考える
  • 個人の価値観を身近な人と話し合ってみる

さらにアクションとして、フェアトレード商品を見つける、購入してみる、イベントが開催されれば参加してみる、につなげます。

個人を大切に思う気持ちが、差別や偏見、不平等をなくす一歩です。そこから世界で起きている不平等を現状を共に打破していきましょう。

参考文献
※1 http://www.kfaw.or.jp/wp-content/uploads/2019/05/KFAW_workingpaper_2018_3_Oda.pdf
ターゲット引用:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/10-inequalities/
※2 https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/10-inequalities/
※3 https://oxfamilibrary.openrepository.com/bitstream/handle/10546/620170/bp-economy-for-99-percent-160117-en.pdf;jsessionid=61EB5E7D17257E1012E30EFE71849216?sequence=1
※4 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/031700177/
※5 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35065400W8A900C1000000/
※6 https://data.oecd.org/inequality/income-inequality.htm
※7 https://www.weforum.org/reports/global-gender-gap-report-2021
※8 https://www.works-i.com/column/teiten/detail028002.html#:~:text=%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%AE%E8%B3%83%E9%87%91%E6%B0%B4%E6%BA%96%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B,%E4%BE%9D%E7%84%B6%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%84%EF%BC%88%E5%9B%B31%EF%BC%89%E3%80%82&text=%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%811%E5%89%B2%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%98%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
※9 https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/ishiki/kekka2.html
※10 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html
※11 https://www.meijo-u.ac.jp/sp/meijoresearch/feature/post_5.html
※12 https://wfto.com/
※13 https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12252383_01.pdf
※14 https://www.fashionrevolution.org/about/

この記事の監修者
阪口 竜也 フロムファーイースト株式会社 代表取締役 / 一般社団法人beyond SDGs japan代表理事
ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」(2017年 大和書房)