持ち運びタンブラー12選!タンブラーの選び方やシチュエーション別に紹介します!

近年、テレワークの増加やコロナ禍で密を避けるためのアウトドアブーム、さらにはプラスチックゴミの削減などの観点からマイタンブラーに注目が集まっています。

洗って繰り返し使えるタンブラーは環境に優しい上に、保温、保冷効果でいつでも美味しい飲み物を味わえます。さらに持ち運びができるものを選ぶと、仕事や趣味のキャンプ、ドライブの際に大活躍すること間違いなしです。

この記事では、

  • タンブラーの素材と選び方
  • オフィス・アウトドアシーン別おすすめタンブラー
  • 使い捨てペットボトルが環境に及ぼす影響
  • タンブラーを使うこととSDGsとの関係

についてご紹介します!

目次

タンブラーの選び方

たくさんのタンブラーがある中で、自分に合ったものをどのように選べばいいのでしょうか。ここではタンブラーの素材や構造を確認しながら、どのような使用場面や飲み物に向いているのか見ていきましょう。

真空断熱構造

「真空断熱構造」とは、タンブラーの外側と内側が二重構造になっていて、その間の空間が真空になっている構造です。

真空状態であれば、温度が伝わることはありません。そのため外の暑さや寒さをタンブラー内部に伝えにくく、飲み物の温度を長時間キープできます。

こんな人におすすめ

真空断熱構造のタンブラーは長時間の使用に加えて、温度変化の激しい環境で使う人におすすめです。例えば、夏場のスポーツや長距離ドライブ、外での仕事などが挙げられます。暑い場所や寒い場所にタンブラーを置いておかなければならない場面でも、飲み物の温度を保ってくれます。また、カフェやコンビニでコーヒーをテイクアウトして、通勤時やお昼休みに美味しく飲みたいという方にもおすすめです。

【コーヒーのテイクアウトにぴったりサイズ】 アイリスオーヤマ トラベラーリッド付きタンブラー

このタンブラーは、真空二重構造によって保温・保冷力に優れているので、歩きながら飲む際にコーヒーが冷めてしまうことも、氷が溶けて濡れてしまう心配もありません。また、コンパクトな350mlのサイズはコンビニコーヒーのLサイズが入る容量です。蓋がついていて持ち運びがしやすく、普段づかいにぴったりな真空二重構造のタンブラーです。

ステンレス製

ステンレス製のタンブラーは強度に優れ、さびにくいのが特徴です。また、ステンレスはアルミや銅などほかの金属と比較しても圧倒的に熱伝導率が低く、中の飲み物が外気の気温の影響をほとんど受けません。そのため保温・保冷に優れていて、長時間飲み物のおいしさをキープしてくれます。また、タンブラー表面に水滴がつきにくく、快適に使うことができます。

ステンレス製タンブラーの注意点

【酢や塩分、果汁を多く含む飲み物には注意】
みそ汁やスポーツドリンクなどをステンレス製のタンブラーに入れると、ステンレスが傷つくことがあります。これにより、ステンレスに含まれる成分が飲み物に溶け出し、金属中毒になってしまう可能性もあるので入れないようにしましょう

こんな人におすすめ

ステンレス製のタンブラーは、仕事中にオフィスで使いたい人におすすめです。飲み物の温度を長時間キープでき、表面に水滴がつかないためパソコンや資料が置いてあるデスクを濡らす心配もありません。万が一倒してしまった時のことを考えて、蓋つきのものを選ぶようにしましょう。

【片手で使える】無印良品 ステンレスタンブラー

オフィスでも馴染む、無印良品のシンプルなステンレスタンブラーです。真空二重構造になっていて、長時間の保冷・保温も問題ありません。デスクに置くのにちょうどいいサイズ感と、片手で蓋が開けられるのがポイントです。パソコンを使った作業の合間や資料を確認しながらでもスムーズに飲めます。

チタン・銅・錫

チタンや銅・錫(すず)素材のタンブラーは熱伝導率が非常に高く、冷たい飲み物を注ぐと一気にタンブラーの温度が下がり、さらに飲み物を冷やしてくれます。

また、金属ならではの味のある見た目や質感も特徴的です。銅素材であれば槌目(つちめ)模様、チタンや錫素材であれば軽い質感と手になじむ梨地(なしじ)模様なども楽しめます。職人技が光る日本の伝統技術で作られたタンブラーも多く、高級感もあることからギフトにも人気の素材です。

チタン・銅・錫製のタンブラーの注意点

【熱い飲み物を入れない】

熱が表面に伝わりやすく、熱い飲み物を入れると手に持っていられないほど高温になります。やけど防止のためにも熱い飲み物は入れないようにしましょう。

こんな人におすすめ

アウトドアやレジャーで冷たい飲み物を楽しみたい人にぴったりです。海でのレジャーやBBQなどの際にチタンや銅・錫製のタンブラーに飲み物を注げば、冷たいジュースやお酒を味わえます。また、タンブラーを持った時のひんやり感も気持ちよく、夏場には特におすすめです。

「外でキンキンに冷やしたお酒を飲みたい!」という方は一番熱伝導率の高い「銅」素材のものをセレクトしましょう。また、ビールが好きな人には錫がおすすめです。錫のタンブラーは、錫の表面の細かな凸凹でビールの泡をきめ細やかにしてくれるため、なめらかな口当たりを楽しめます。

【手入れしやすい】SHIROKANE タンブラー

「SHIROKANE(シロカネ)」は富山、高岡の鋳物メーカー「高田製作所」が手掛けるブランドです。

特徴は、約1mmの薄さと持ち運びしやすい軽さ、そしてお手入れのしやすさです。柔らかいスポンジで普通の食器と同じように洗い、水気を拭きとればOK。万が一落としてしまい変形しても、錫は柔らかい素材なので元に戻せます。また、サビや変色に強く抗菌作用もあるので外で使用しても問題ありません。

リサイクルプラスチック

プラスチックをリサイクルして作られたタンブラーも、環境に優しいと話題になっています。

プラスチック素材は燃やすと地球温暖化の原因となる温室効果ガスを発生させ、捨てても分解されず細かい破片になり海に漂い続けます。その結果、海のゴミになったり生き物を傷つける原因になったりしてしまうのです。しかし、そんなプラスチックをリサイクルしてタンブラーにすることで環境への負荷を低減させています。

こんな人におすすめ

持ち運びに軽さを重視する人におすすめです。プラスチック素材は非常に軽いため、ピクニックやBBQなどの際に複数のタンブラーを運んでも負担になりにくい特徴があります。また、買い換えるタイミングがきたらしっかり分別してゴミに出す・リサイクルキャンペーンなどを利用するのがおすすめです

例えば、スターバックスコーヒーではプラスチックタンブラー回収のキャンペーンなどの取り組みを行っています。積極的にリサイクルをして資源を大切に使っていきましょう。

【オフィス編】おすすめのタンブラー5選!

ここからは、シチュエーション別におすすめのタンブラーをご紹介します。まずは仕事中やオフィスで使えるタンブラーを見ていきましょう。

 【オフィスになじむシンプルデザイン】 KINTO(キントー)TO GO TUMBLER(トゥーゴータンブラー)

商品の特徴

KINTOは、食器やテーブルウェアを手掛けるブランドで、デザインの美しさが話題です。おしゃれさから、キントーの食器やコーヒーカップを使っているカフェやレストランも見られます。
そのキントーのタンブラーは、落ち着いたシックなカラー展開と程よくマットな質感が特徴で、オフィスや会議などの場面やスーツ姿にもマッチするタンブラーです。さらに、真空断熱構造になっているため、保温・保冷も長続きします。
蓋には、唇にフィットするように工夫された飲み口がついていて、傾けるとそのまま飲めます。仕事中でも蓋を開ける煩わしさがなく、スマートに飲めるタンブラーです。

容量:240ml/340ml

洗いやすさ ★★★★☆

タンブラー本体、ゴムパッキン、蓋とすべてのパーツが分解できるため、洗いやすく、底は丸みを帯びていて汚れがたまりにくい構造になっています。タンブラーの内側に電解研磨(※)が施されていることによって、コーヒーや紅茶の茶渋も付きにくい工夫がされているのもポイントです。
電解研磨:電気と化学反応を用いて研磨する方法

こぼれない?

密閉されていないため倒すとこぼれます。
しかし、蓋に小さな飲み口がついている構造なので、片手にタンブラーを持って歩く程度ではこぼれません。デスクワーク中の使用や、コーヒーを飲みながら通勤・退勤をしたい人におすすめです。

【ランチタイムのスープもOK】THERMOS(サーモス)真空断熱タンブラー

商品の特徴

ランチタイムにもタンブラーを活用したい方は、高い保温と保冷機能を誇る魔法びんメーカーTHERMOS(サーモス)の製品がおすすめです。一般的なステンレスのタンブラーは、塩分の多いみそ汁やスープなどを入れると金属が溶け出す心配があります。しかし、実際にサーモスに問い合わせたところ、こちらのタンブラーは塩分の多いものを入れても問題ないとのことでした。お弁当と一緒に温かいお味噌汁やスープなどを楽しむことができます。

容量:300ml / 400ml

洗いやすさ ★★★★★

飲み口も広く、すべてのパーツが分解できるため洗いやすさは抜群です。食洗器にも対応しているので、ほかの食器と洗い分ける必要がなく手間もかかりません。注意点としては、汚れが付着したまま長時間放置すると保温・保冷性能低下につながることです。使用後は速やかに洗うようにしましょう。

こぼれない?

蓋つきでこぼれにくい構造になっていますが、完全密閉ではないので注意が必要です。飲み物を入れた状態で、カバンに入れて持ち運ぶのは避けましょう。

【ワンタッチ開閉&完全密閉】アスベル真空断熱携帯タンブラー

商品の特徴

仕事中や運転中に、サッと片手で飲み物を楽しみたい方におすすめのタンブラーです。

完全密閉できる水筒のメリットと、コンパクトで飲みやすいタンブラーのメリットが一体化した使い勝手の良さが特徴です。ワンプッシュで蓋が開くのでスムーズに使えます。

内容量 290ml / 370ml

洗いやすさ  ★★★★☆

タンブラー本体は口が広く、奥までスポンジが届くので非常に洗いやすくなっています。飲み口部分は凹凸があり汚れがたまりやすいので、取り外してしっかり洗うようにしましょう。

こぼれない?

完全密閉のためこぼれません。カバンの中やオフィスなど、どんな場面でも飲み物を持ち運べます。また、蓋が勝手に開くのを防止するロック機能もあるため、荷物の多い日でも安心してカバンの中に入れられます。

【おしゃれで地球に優しいタンブラー】KeepCup (キープカップ)   

商品の特徴

珍しいデザインと、環境への優しさから人気を集めているキープカップのタンブラー。「世界から使い捨てコーヒーカップをなくす」ことを目的に、再利用ができるカップを製造するオーストラリアの会社が手掛けています。このタンブラーのポイントは、持ち手部分のコルクが環境への負荷を低減しているところです。

  • タンブラーの持ち手に使われる一般的なプラスチックとは違い、コルクは自然界で分解することができ、環境に負担がかからない
  • ポルトガルのワインコルク生産工場で出た廃棄物をリサイクルしている

ガラス部分は強化ガラスになっているため、落としても鋭い破片が飛び散る心配はありません。また熱にも強く、ホットドリンクも入れられます、蓋のカラー展開が豊富であるため、好みに合った商品を選べるところもポイントです。

内容量:340ml

洗いやすさ ★★★★★

コンパクトサイズで蓋や持ち手も分解できるので楽に洗える一方で、コルク部分は濡らさないようにしましょう。

こぼれない?

蓋はあるものの、傾けるとこぼれます。とはいえ、高さがなく形が安定していて倒れにくい形状をしているので、オフィスでも問題なく使用できそうです。

【猫舌の人も安心!適温で飲める】ON℃ZONE (オンドゾーン) 猫舌専科タンブラー

商品の特徴

保温効果の高いボトルに熱い飲み物を入れたものの、熱すぎて飲みにくいという人におすすめのタンブラーです。

猫舌専科タンブラーに熱い飲み物を入れると、タンブラー内側にある吸熱剤の効果で飲みやすい温度まで下げてくれます。真空断熱構造になっているため、そのまま冷め続ける心配はなく、飲みやすい温度をキープしてくれます。スマートに飲めるスライド式の蓋が付いているところもポイントです。

内容量:320ml

洗いやすさ ★★★★★

大口径のタンブラーであるため、非常に洗いやすい構造です。また、パッキンや蓋についている飲み口のスライド部分も取り外すことができるため、隅々まで洗えます。

こぼれない?

ねじ込み式の蓋が付いているため、手に持って歩いたり傾けたりしてもこぼれにくい設計です。しかし、スライド式の飲み口部分は密閉されていません。横にしたりカバンに入れて持ち運んだりすると、こぼれる可能性があるので注意しましょう。

【アウトドア編】おすすめのタンブラー5選!

続いては、キャンプやレジャーなどアウトドアで使えるタンブラーをご紹介します。外仕事の人や、車の運転にタンブラーを使用したい人も必見です。

【高い耐久性と保温・保冷力】STANLEY(スタンレー)ゴーシリーズ 真空タンブラー 

商品の特徴

100年の歴史を持ち、世界中で愛されているスチールボトルのブランド、STANLEY(スタンレー)。キャンパーやアウトドア好きの人はもちろん、軍人や宇宙飛行士も愛用しているタンブラーです。

スタンレーのタンブラーの大きな特徴は、耐久性、高い保温、保冷力、無骨でスタイリッシュなデザインの4つ。どのようなアクティビティにも対応でき、1つ持っておけば重宝するでしょう。特に強度は非常に優れているため、キャンプ用品と一緒に持ち運んだり、道具箱に入れて保管したりしても傷がつく心配はありません。また、錆びにくいステンレス素材であるため、釣りや海でのレジャーにも最適です。

内容量:470ml

洗いやすさ ★★★★★

口径が大きく、洗いやすい設計です。蓋も取り外しができるため、アウトドアの際もスムーズに汚れを落とせます。

こぼれない?

蓋はあるものの、飲み口部分は完全密閉ではないので、注意が必要です。

【回転式レバー付きの蓋でがっちり密閉】サーモス 真空断熱タンブラー

真空断熱タンブラー/ROD-001 | マグカップ・タンブラー・ジョッキ・保冷缶ホルダー・食器

商品の特徴

保温・保冷に優れた魔法びんメーカーのサーモスが、アウトドア用に開発したタンブラーです。保温・保冷力がある事はもちろん、衝撃にも強く、さらには回転式のレバーがついている蓋でしっかりと密閉します。タンブラーの下部分はスリムな形状になっていて、ボトルスタンドにも収納できます。長距離ドライブやサイクリングにも活躍するタンブラーです。

容量:470ml

洗いやすさ ★★★☆☆

縦長でボトルスタンドにしっかりと収まる形状になっている一方、ボトルの底まで手が届きにくいかもしれません。場合によっては、ボトル用の細長いスポンジ等を活用する必要がありそうです。

こぼれない?

蓋で完全に密閉できるためこぼれません。アウトドアの際にリュックに入れたり、自転車や車のドリンクホルダーに設置したりしても問題なく使用できます。持ち運びにぴったりのタンブラーです。

【ピクニックや夏のレジャーに!】Klean Kanteen(クリーンカンティーン)インスレートタンブラー

商品の特徴

ポップなカラーが目を引くクリーンカンティーンのタンブラーは、保冷効果の高さが特徴です。ジュースやアイスコーヒーなど冷たいドリンクにぴったりで、夏のBBQや海でのレジャー、ドライブの際に活躍します。また、タンブラー本体と同じ色のステンレス・シリコン製のストローもついており、ピクニックや公園でランチをする時など子供にも使いやすい設計です。

このタンブラーを手掛けているクリーンカンティーンは、環境保護の観点から繰り返し使えるボトルを販売しているアメリカのブランドです。人や環境に優しい製品作りをしているだけではなく、ゴミを減らすためのクリーン活動や環境団体へ寄付を行うなどの取り組みもしています。

このタンブラーも、

  • プラスチックストローではなく繰り返し使えるストローが付属
  • プラスチック製品に含まれている有害物質「BBA」フリー

など人や環境にも優しい配慮がされています。

内容量:237ml / 473ml

洗いやすさ ★★★★☆

タンブラーの口径が広く、ストローのシリコン部分も取り外して洗えるため清潔に保てます。

こぼれない?

蓋はあるものの漏れ防止機能はないため、傾けたり横にしたりしてしまうとこぼれます。ドリンクホルダーに入れてのドライブや、手に持っての散歩などは問題なく使用できます。

【コーヒー好きのキャンパー必見】BRUNO(ブルーノ)電動ミルコーヒーメーカー

商品の特徴

キャンプなどアウトドアの際に、コーヒータイムを楽しみたい人におすすめのタンブラーです。電動ミル・ドリッパー・真空タンブラーが一体になっていて、挽きたての豆からドリップコーヒーを味わえます。さらに挽き具合を選べる5段階の調整ダイヤルがついており、自分好みのコーヒーに仕上げられます。口コミには「コンパクトだし、フル充電すると15回くらいコーヒーを挽けるので連泊するときにおすすめ」との声もあり、電源の心配も不用です。※1

洗いやすさ ★★★★☆

パーツは多いものの、ミル・フィルター・ドリッパー・タンブラー部分がすべて取り外せるため洗いやすくなっています。洗う時はモーター部分を外して、水に濡らさないように気を付けましょう。

こぼれない?

タンブラー部分に密閉できる蓋がついているためこぼれません。蓋をして、そのまま持ち運ぶこともできます。

使い捨てプラスチックではなく、タンブラーを利用しよう

ペットボトルや使い捨てのプラスチックカップをやめてタンブラーを使用することは、環境問題への解決にも繋がります。ここでは、ペットボトルや使い捨てプラスチックが環境にどのような影響を及ぼしているかを見ていきましょう。

海洋汚染につながる

使い捨てプラスチックやペットボトルの使用量が世界中で増え続けた結果、海岸や海中にプラスチックゴミが広がっています。

環境省の調査では、海にあるゴミの中で最も多いのはプラスチックごみで、その割合は全体の60%以上との結果も出ています。※2

このままでは2050年にはプラスチックゴミは魚の数を上回ると言われているほどです。このようなプラスチックごみが海に流れ込んでしまう原因は、

  • 海岸へのポイ捨て・不法投棄
  • 自動販売機横のゴミ箱から溢れたペットボトルが風雨で運ばれる
  • 飲み終えたペットボトルの置き忘れや街中でポイ捨てされたものが、川や海に運ばれる

などが挙げられます。

このように知らず知らずのうちに私たちが使ったペットボトルが、海に流れ込んでしまっているのです。プラスチックは分解に数百、数千年かかるため、一度海に流れると半永久的に漂い続け、蓄積され続けます。さらに問題なのは、風雨にさらされて5mm以下の破片になった「マイクロプラスチック」です。これは、

  • 魚が餌と間違えて食べて苦しむ
  • 生態系の破壊
  • その魚を食べる人間へ悪影響がある可能性

などの事態を引き起こしてしまい、海の生態系や私たちの生活にも影響を及ぼします。

>>さらに海洋汚染について詳しく知りたい方はこちら

海洋汚染とは?原因や問題、現状、環境問題への対策、人間に与える影響、私たちにできることも

地球温暖化につながる

プラスチックは「生産・流通・処分」のすべての過程で温室効果ガスを排出するため、地球温暖化の原因になります。

温室効果ガスとは、地球の温度を一定に保つためのガスで、二酸化炭素やメタンなどが挙げられます。増えすぎると地球の気温を上げてしまい、気候システムが変わってしまうなどの様々な問題が発生します。

では具体的に、温室効果ガスとペットボトルの関係を見ていきましょう。今回はマイボトルを使用した場合と、500mlペットボトルの緑茶を購入した場合の温室効果ガスの排出量の違いを下の表で比較します。

【ペットボトルとマイボトルの製造から処分までの温室効果ガス排出量の比較】
<※700回使用した場合の平均の数値>

マイボトルは、ペットボトルに比べて温室効果ガス排出量が1/4に抑えられていることが分かります。

ここまで排出量が違う理由は、ペットボトルには、

  • 流通時のトラックでの運搬や段ボール製造
  • 自動販売機での温度管理
  • 処分・リサイクル

という工程があり、多くの温室効果ガスを発生させているためです。

また、マイボトルも製造や流通の段階で温室効果ガスは発生するものの、12回以上使用することでペットボトルよりも少なくなる研究結果も出ています。※3

地球温暖化のメカニズムや、ペットボトルやプラスチックが地球温暖化に及ぼす影響に関してさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

【地球温暖化とSDGsとの関連性】原因や対策、私たちにできること 脱プラスチックとは?メリットやデメリット、企業の取組事例、おすすめ代替品まで

SDGsとの関係

使い捨てプラスチックやペットボトルをやめて、タンブラーを使用することはSDGsとどのような関係があるか見ていきましょう。

SDGsとは、「Sustinable Development GoalS(持続可能な開発目標)」の略称で、2030年までの達成を目標としています。

人類が地球に住み続けていくために環境・社会・経済に関する17の目標が立てられており、さらにそれを達成するための具体的な手段として169のターゲットも設定されています。

ここでは、関係のある3つの目標を確認します。

目標12「つくる責任つかう責任」

目標12は、「生産する人も消費する人も、地球環境や人の健康を守るために責任のある行動を取ろう」という内容です。

例えば、使い捨てプラスチックに関しては 

  • プラスチックを分別してリサイクルする
  • 使い捨てプラスチックを使用しない
  • 自然界が分解できる生分解性プラスチック素材などを使う

といった対策が挙げられます。

つまり、使い捨てプラスチックをやめてマイタンブラーを使用することは「つくる責任使う責任」を実践していることになるのです。

>>「つくる責任・つかう責任」に関してさらに詳しく

SDGs12「つくる責任つかう責任」現状と取り組み、私たちにできること

目標13「気候変動に具体的な対策を」

目標13は、地球温暖化などの気候変動から環境や人を守ることを目指しています。気候変動に立ち向かうための対策や、適応力の強化などが内容に含まれています。

気候変動はゲリラ豪雨、高温や乾燥による山火事など自然災害も引き起こします。

その原因となっている温室効果ガスを、ペットボトルやプラスチックは生産・流通・処分全ての段階で排出しています。

そのためペットボトルの利用機会を減らし、マイタンブラーを利用することで、温室効果ガス排出の削減につながり、目標達成に大きく貢献できるのです。

>>「気候変動に具体的な対策を」についてさらに詳しく

SDGs13「気候変動に具体的な対策を」の現状と取り組み、私たちにできること

目標14「海の豊かさも守ろう」

目標14は、「海の資源を守り、持続可能な形で大切に使う」ことを目指しています。

海のゴミの中で最も多く、世界中の海に漂っているプラスチックゴミ。海の資源である生き物や生態系を傷つけ、そして私たちの健康にも影響があります。

新たにペットボトルを使用するのではなく、マイタンブラーを使用することは、海のゴミを増やさず、海の資源や海洋環境・生態系を守ることにも繋がるのです。

>>「海の豊かさも守ろう」についてさらに詳しく

「SDGs14「海の豊かさを守ろう」」SDGs14「海の豊かさを守ろう」現状と取り組み、私たちにできること

まとめ

この記事では、マイタンブラーの選び方や使うシーンに合わせたおすすめ商品を紹介しました。

特徴や洗いやすさ、こぼれにくさなどの実用的な面もまとめているので、マイタンブラー選びに迷っている人の参考になりましたら幸いです。

また、洗って繰り返し使えるタンブラーは、ペットボトルや使い捨てプラスチックを使うよりも地球環境に優しく、SDGsの達成にも貢献できます。毎日の飲み物をより美味しく楽しむことができ、環境にも優しいマイタンブラー。ぜひ積極的に使っていきましょう!

<参考文献>
※1 「GO OUT CANP GERA BOOK VOL.5」ニューズムック 関 拓郎編
※2 今さら聞けない海洋ごみ問題 | 増え続ける海洋ごみ
※3「マイボトル」のススメ!|宝塚市公式ホームページ

この記事の監修者
阪口 竜也 フロムファーイースト株式会社 代表取締役 / 一般社団法人beyond SDGs japan代表理事
ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」(2017年 大和書房)