SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「F」の用語一覧

フードウェイスト

食品の製造過程から流通、消費後の食べ残しや家庭における廃棄まで一連の流れにおける食品廃棄物。フードロスは「フードサプライチェーンにおける製造・加工・流通までで発生する廃棄物が対象」であることが違いである。国連が目標とする2030年までの半減が実現すれば10億人分の食品が確保可能である。

食品廃棄

可食部外のもの、腐敗、食べ残し、売れ残りなどの原因により廃棄されてしまう食品の総称。食品廃棄物に分類される魚や肉の骨、野菜の種や芯などと食品ロスに相当するまだ食べられる料理や食材の食べ残しの2分類。世界では飢餓や栄養不足人口がいる一方先進国を中心に食品廃棄がある不均衡状態や焼却による環境汚染、経済損失が問題となっている。

化石燃料

火力発電燃料、プラスチック原料、ガソリンなど広範囲で使用される動植物の化石の総称。代表的なものは石油、石炭、天然ガス。低コストでエネルギー抽出が可能、運搬や貯蔵がしやすい、ガソリンやアスファルトなど多くの有機化合物への汎用性が高いことから広く普及してきた。枯渇問題や二酸化炭素の排出の要因ともなるため世界では化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が進む。

FIP制度(フィードインプレミアム)

再エネ発電事業者が売電時に、市場価格と連動した売電価格に一定の補助額を上乗せして販売できる制度。火力発電など主力の電源と同様に市場で取引可能とすることを目指した段階的な制度。再エネの自立化を促しカーボンニュートラルへつなげる意図がある。

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FIT制度(固定価格買取制度)

再生可能エネルギーで発電した電気の買取価格を法律で定める助成制度。固定価格買取制度とも呼ばれ再生可能エネルギー普及のため国が一定期間固定価格で買い取ることを保証したもの。制度により現在高コストな再生可能エネルギーの購入ハードルが下がり取引の活性化を目指す。

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FSC(森林管理協議会)

Forest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称。責任ある森林管理を普及させるために設立された国際的な非営利団体のこと。環境保全団体や林業者、民間企業などから構成されている。FSCでは森林保全と持続可能な利用など、適切な森林管理ができているかを認証するFSC認証制度を運営している。

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女性器切除(FGM)

「成人女性になるための通過儀礼」として女性器の一部を切除する慣習を指す。女性割礼やFGM(Female Genial Mutilation)とも呼ばれており、現在も一部の国や地域で行われている。女性器切除は女性の健康や人権を侵害するものである。

2015年9月に行われた国連持続可能な開発サミットでは、「2030年までに女性器切除を根絶する」という目標に193ヵ国が合意した。

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世界保健機関枠組条約

たばこ規制枠組み条約(FCTC)ともよばれる。2003年に行われた第56回世界保健総会(WHO総会)にて採択され、2005年2月27日に発効された。たばこの消費、またはたばこの煙に晒されることから現代及び未来の世代を保護することを目的とした条約。