SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。
「S」の用語一覧
STREAM(ストリーム)
ARTSTEAMの略称でSTEM教育に芸術教育を加えたもののこと。課題発見、解決能力を養うことを目的とし科学・技術・工学・数学分野に注力したSTEM教育のひとつ。科学技術などの知見と芸術・美術・リベラルアーツによるクリエイティビティを持つ人材育成を目的としたもの。
スクラバー
洗浄集塵装置のことで、気体中の粒子を洗浄液で分離補集する。工場などから発生する粉塵や有害物質を無害化し健康被害や大気汚染を防止するために用いられる。水や薬液を噴射する仕組みの湿式洗浄塔、活性炭やフィルターを利用する乾式の2種類から用途により使い分ける。
サヴァン症候群
知的障害や精神障害を持つ人のうち音楽や数学、模写等記憶力や再現力が並外れていることを指す。特定の能力以外の学習能力は平均以下であり男性に多い特徴がある。脳の情報処理能力の一部が秀でている、一点集中傾向、強迫観念や共感覚などが天才的な能力に起因すると考えられている。
サステナブルファイナンス
持続可能な社会を目指すための資金の流れのこと。「環境・社会・ガバナンスといったサステナビリティ要素を経済活動への資金提供に統合すること」と定義されており行政だけではなく企業主体で気候変動や人権問題、貧困などの社会課題解決に向け国際金融資本で取り組むもの。
STEAM教育
実社会において課題発見、解決を目指すために科学(Science)、科学技術(Technology) 工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの教科を横断して学ぶ教育手法のこと。文部科学省が提唱するSociety5.0の中でIT社会における競争力を身に付けた人材育成法として盛り込まれている。
ソーシャルグッド
社会貢献、地球環境など地域社会や世界に対し良い影響を与えるサービスや製品、活動。ボランティアや寄付などの慈善活動のみならずビジネスとして社会問題を解決する取り組みとしての側面が強い点が特徴である。事業活動を通じて行う場合「CSV」と呼ばれる。
SBT
Science Based Targetsの略で、企業サプライチェーン全体を対象とした温室効果ガス排出削減目標。パリ協定が求める産業革命以降の気温上昇を2℃未満水準に抑えるために各企業が温室効果ガスの排出削減目標を設定するもの。SBT認定を受けた企業は環境問題への貢献や企業価値向上の恩恵もある。
society5.0
society5.0は、2016年に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」で提唱された概念。「サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と定義づけられている。AIやロボット、IoTなどの技術を取り入れて、人々がより快適に生活できる社会を目指す。
SaaS(サース)
Software as a Serviceの頭文字を取った言葉であり、「サービスとしてのソフトウェア」を意味する。利用者がソフトウェアを導入するのではなく、サービス提供事業者側で稼働するソフトウェアを、利用者側がインターネットなどを経由して利用することができるサービスのこと。
SDGs未来都市
環境未来都市の要素に加えて、地方創生につながる「自治体SDGs」として地域のステークホルダーと連携し、SDGsの達成に向けて取り組んでいる都市・地域のこと。SDGs未来都市は内閣府地方創生推進室によって選定される。
SDGsコンパス (SDGs Compass)
企業向けのSDGs達成のための指針。
2016年に、
・GRI(Global Reporting Initiative)
・国連グローバル・コンパクト(UNGC)
・持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)
が、共同で作成しました。
SDGsウォッシュ
表面的にはSDGsに取り組んでいるように見えるが、実際は取り組むことができていない、もしくはSDGs達成に寄与しないビジネスのことを表す言葉。