SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「く」の用語一覧

クルエルティフリー認証

動物実験をしていない化粧品のことで直訳すると「残虐性のない」となる。人間のエゴから権利を守ることや動物福祉の尊重を目的としているもの。EU諸国では2013年から動物実験をしている化粧品の製造や輸出入を禁じるなどの動きがある。ポピュラーなクルエルティフリー認証マークはうさぎモチーフのリーピング・バニー。

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グリーン経済

環境への優しさと経済成長を両立し、持続可能な経済を目差す国際的な次世代のスタンダードとなる経済のありかた。国家間の不平等解消なども掲げ2012年に開催された国連の「リオ+20」にて基盤が作成された。低炭素、再エネ投資などグリーン分野に注力しながら雇用創出や技術開発を進める狙い。

グリーンファイナンス

環境課題に関する金融であるグリーンプロジェクトに特化した金融のこと。企業や地方自治体が再エネや脱炭素関連などに投資する場合発行される債券であり、企業価値向上や資金調達基盤の強化、社会貢献性のアピールなどが期待される。調達資金のトレーサビリティや発効後のレポートにより透明性が高い特徴を持つ。

グリーン購入法

環境に配慮した製品やサービスを選択する消費行動。購入者のアクションと市場や企業側にグリーン製品の需要を促す運動の意味合いも持つ。2005年に制定されたグリーン購入法により国などの行政、事業者、市民に循環型社会実現のための経済のあり方として提唱された。

グローバル・アクション・プログラム

2013年の第37回ユネスコ総会で採択された教育プログラムのこと。将来の課題への対応力や問題解決力などを見据えた視点やを持った人材を国際社会単位で育てることを目的としている。多様性、公平性、相互性、連携性、有限性、責任性の6つの目標から構成される。2002年から約10年実施された「持続可能な開発のための教育」であるESD(Education for Sustainable Development)の後継となるもの。

グリーンボンド

環境分野へ取り組むために使用することを目的とした債権。企業や地方公共団体などが発行しており、調達資金はグリーンプロジェクトに限定されること、調達資金のトレーサビリティが取れるなど特徴がありESG 投資の側面からも投資家に注目されている。

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クライメート・ポジティブ

メタンやフロンなどを含む温室効果ガスの排出量より削減量が上回る状態。パリ協定の「地球の平均気温上昇を1.5 °C未満に抑える目標」に基づく。プラマイゼロの状態を目指すカーボンニュートラルから一歩進み吸収量をプラスとすることで気候変動解決への糸口とする狙いがある。

グローカル

国際的視点を持ちながら地域に向き合い問題を捉えたり行動すること。グローバル(Global)と、ローカル(Local)の造語である。グローバル化の中で見過ごされてきた多様な文化などを尊重することなどを補うもの。主にグローバル企業が世界各地の特性に合わせて取り入れている。

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グリーンツーリズム

観光形態の一種で農山漁村の滞在や体験を通し地域社会や人々との交流を楽しむこと。地方観光において自然環境や景観の破壊などが問題となったことから地方創生と共生により持続可能な観光の形を目指すもの。地域がサービスの主体となり外部資本に頼らないことも特徴である。

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グローバル・シチズンシップ

一人ひとりが地球市民であり、主体的に世界の課題に取り組みよりよくしていく志を持つことを定義した人類共通の考え方や人材のこと。具体的には自己を知り、多様性を認め合い次世代のために還元していくプロセスがある。
グローバル社会において世界と戦うのではなくつながることが重要な意識であると国連が提唱している。

グリーンリカバリー

新型コロナウイルス感染症の拡大で低迷した世界経済の復興において、環境問題への取り組みも同時に行うことでサステナブルな経済成長を目的とした政策。感染症や災害にレジリエントにシフトする社会を目指す。特に再生可能エネルギーや電気自動車分野に資金を投じる政策が世界でトレンドとなっている。

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