SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。
「は」の用語一覧
発達障害
生まれつき脳機能がアンバランスであることから行動・情緒において生じる特徴。自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などに分類されるが、複数の特徴が見られることも多く、程度なども個人により異なる。専門家により判断されるもので、生活指導や服薬を行う場合もある。近年は社会的認知が広がっていることから大人になって発見されるケースも増加傾向にある。
バイオマスタウン
都市単位で地域のバイオマスを基軸としたシステム構築を行うこと。独自性のある産業を発展させ、地域循環型を実現しレジリエンスな地域作りを目指す。国は「バイオマスタウン構想基本方針」により2005年から毎年全国の市町村から募集・選定を行う。
パーム油
アブラヤシの実や種からつくられる植物性油。製品パッケージには植物油脂と表示される場合も多い。加工食品から石けん、化粧品など生活必需品の多くに使用されている。生産効率が高く、年間を通した収穫ができることから低コストで大量に供給可能で酸化しにくく品質の良さから重宝されるが森林伐採を行い大規模プランテーション農園で栽培されることから環境破壊、人権問題などの課題がある。
パンセクシュアル
全性愛者やオムニセクシュアルと呼ばれる男性、女性の性別や性自認に関わらず恋愛感情を持つ人々のこと。性別にバイアスがかかっておらず「性」を条件としないことがバイセクシャルとの違いである。ピンク、黄色、青の3色のフラッグで表現される。
バイセクシュアル
直訳すると「両性愛者」のことを指し恋愛や性愛において男女どちらかに限定されず両方に魅力を感じ対象とする人々のこと。LGBTQ+(セクシャルマイノリティ)のうちBに分類されるものである。生物学的性別、性自認、性的指向の4要素から紐解かれる。同性愛者と混同される、同性愛者になる過程のひとつだと誤解される、社会的差別を受けるなど多くの課題を抱えている。
バリアフリー
社会活動の中で障壁となるものをなくすこと。元は物理的な段差など建築物や道路に使われていたが多様性社会における広義的なものとして使用される言葉である。物理的なバリア、機会均等にかかわる制度的なバリア、文化・情報面のバリア、差別や偏見など意識上のバリアなどに分類される。
働き方改革
働き手が個々の事情など多様なニーズに合わせた働き方を選択できるようにするための改革。長時間労働の改善や有給休暇の取得率を向上させるなどの取り組みが代表的な例。背景には生産年齢人口減少やウェルビーイングの実現などがある。
パピーウォーカー
盲導犬候補の子犬を家庭で預かるボランティアのこと。人間と良好な関係を築く基礎やルールなどの社会性を身に付けることを目的としており成犬となるまでの生後2か月頃から1歳頃までの期間が対象となる。ウォーカーとなるためには盲導犬協会が定める一定基準を満たす必要がある。
葉っぱビジネス
日本料理の彩りに使用される季節の葉っぱや花、山菜である「ツマモノ」を栽培から販売までを行う農業ビジネス。働き手は主に高齢者が担い、全国の市場動向をIT技術を用いて分析・マーケティングを行い適切な栽培方法を採用することにより、計画的に出荷をすることが特徴。
ハラスメント
嫌がらせやいじめ行為を意味し、相手に身体的もしくは精神的に不快・苦痛を与えること。
職場によるパワハラやマタハラ、セクハラや恋愛や結婚において起こるラブハラなどが代表的。近年はSNS上で行われるソーシャルハラスメントや受動喫煙に関するスモークハラスメントなどもある。
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ハンガーマップ
国連WFPが発行する「世界の食料安全保障と栄養の現状」に基づいて毎年作成される世界の飢餓状態を表した世界地図のこと。
栄養不足人口の割合が国別に5段階で色分けされており格差がひと目で分かる内容である。主に先進国の学生向けに世界の飢餓状況を学ぶことを目的として作成されている。
パーマカルチャー
人と自然がサステナブルに共生する豊かな社会を実現するための手法で、エコロジカルデザイン・環境デザインに分野される。パーマカルチャーは造語であり、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)の3つを組み合わせたものである。