SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「さ」の用語一覧

3きり運動

家庭の生ごみ・食品ロス減量を目的とした啓発運動。「使い切り・食べきり・水切り」を3つの柱を掲げている。捨てる前の水切りや乾燥から外食時に適量を注文することなど、家庭ごみで大きな割合を占める生ごみ削減について個人で取り組める行動を盛り込んでいる。

循環型デザイン

サーキュラーデザインとも呼ばれる、製品のライフサイクルにおける循環型社会を目的としたデザインのこと。3Rに加え、そもそも廃棄物を排出しないことを目指す。製品寿命を延ばすこと、再生可能な素材を使用することなどを通して地球の資源を循環する仕組みが求められる。大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムからサーキュラー・エコノミー(循環型経済)へのシフトを実現させるために提唱されている手法のひとつ。

サヴァン症候群

知的障害や精神障害を持つ人のうち音楽や数学、模写等記憶力や再現力が並外れていることを指す。特定の能力以外の学習能力は平均以下であり男性に多い特徴がある。脳の情報処理能力の一部が秀でている、一点集中傾向、強迫観念や共感覚などが天才的な能力に起因すると考えられている。

サステナブルファイナンス

持続可能な社会を目指すための資金の流れのこと。「環境・社会・ガバナンスといったサステナビリティ要素を経済活動への資金提供に統合すること」と定義されており行政だけではなく企業主体で気候変動や人権問題、貧困などの社会課題解決に向け国際金融資本で取り組むもの。

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サスティナブルコットン

生産から加工まで環境に配慮し、労働者の権利保護と貧困削減に取り組むコットン栽培や製品。代表的な認証のひとつにGOTS認証がある。
従来の綿製品は栽培時の水や農薬の大量消費や加工時の排水処理などの環境負荷や児童労働も問題となっていることから、持続可能な生産が求められている。

サーマルリサイクル

プラスチックごみの焼却時に出る熱エネルギーを発電などに利用すること。発熱量が多く石炭・石油消費の削減や埋め立て処分場の延命などのメリットがある。
日本においてはプラスチックのリサイクル率84%の内約57%を占めているが、火力発電でありCO2が排出されるリサイクル法のため課題も残る。

サステナブルツーリズム

観光地本来の環境や姿を維持しながら経済循環を両立させることを目的とした観光形態。持続可能な観光のため、観光地の受け入れ数、産業、環境、文化などに配慮しながら伝統文化や自然を楽しんでもらうことなどが該当する。観光を推進しながら町おこしにつなげる取り組みなども見られる。

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サステナブルファッション

衣服の生産から消費、廃棄までの環境負荷を考慮し、持続可能にしていく取り組み。原料生産においての農薬使用や加工段階の化学物質の利用や天然資源やエネルギーの消費、販売時に売れ残りの大量破棄などの環境問題に対処することを目的としている。

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産業セクター

工業生産をメインとする産業の区分のこと。セクターとは、元は株式相場や株式市場の分析において用いられるグループ分けのことで、業種や株価の他技術や開発などのテーマ分けにも使用される。

SDGsでは目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」において用いられる用語であり、農業などの一次産業から機械や工場を使用する大規模な生産方法への移行を目指している。

サーキュラーエコノミー

3Rのその先を見つめた、資源の利用や消費を抑えながら生産から消費後に廃棄が発生しない循環型の経済システムのこと。生産段階から廃棄物や汚染を出さないことを軸にリサイクルやメンテナンスを前提とした設計が行われる。環境への取り組みにとどまらずビジネスモデルとしても注目されている。

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SaaS(サース)

Software as a Serviceの頭文字を取った言葉であり、「サービスとしてのソフトウェア」を意味する。利用者がソフトウェアを導入するのではなく、サービス提供事業者側で稼働するソフトウェアを、利用者側がインターネットなどを経由して利用することができるサービスのこと。

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