SDGs 用語集

SDGsに関連する主な用語を紹介しています。
みなさんはいくつ知っていますか?ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

アルファベット・その他

「て」の用語一覧

デッドストック

主に製造業で用いられる言葉で「売れ残り」や「不良在庫」の意味を持つ製品の在庫のこと。店頭に並んだ物が売れず倉庫へ戻るケースなどが挙げられる。ヴィンテージにおいては「新品状態で保管されていた製品」を指す。前者はネガティブなものであり、後者は希少である場合など付加価値となることもある。

電力ピークカット


一日の中で最も電力需要のある時間帯の使用電力をカットすること。需要を低減させることで電気の基本料金を抑えられるため、工場や企業などのランニングコスト削減を目的に行われる手法である。具体的には直近1年の内最も電気使用量が多かった時間帯(30分間)=最大デマンドを基準とする。太陽光発電や蓄電池をピーク時に使用することで電力会社からの購入量を削減、ピークカットを実現できる。

ディーゼルエンジン

軽油を燃料とするエンジンのこと。空気を圧縮し高温にしたところに霧状の燃料を噴射し自然発火する仕組み。ガソリンエンジンに対し点火プラグを持っていないことが特徴。燃費の良さ、安価な燃料費、加速力の良さがメリットでありデメリットはエンジン本体が高価な点がある。トラック、船舶、鉄道、重機、発電機などにも広く使用されており乗用車向けの環境負荷の低いクリーンディーゼルも近年登場している。

ディープラーニング

深層学習とも呼ばれ大量のデータをものに自動抽出・学習を行うAI技術を指す。人間の神経細胞ニューロンをベースとしたニューラルネットワーク技術を多層応用することでデータの特徴を段階的・階層分けするもの。高レベルな精度であり自動運転やがん細胞の発見など医療技術まで幅広く用いられている。

デジタルトランスフォーメーション(DX)

「IT技術の浸透が、人々の生活を多方面からより良い方向へ変化させる」という概念。
主に企業がテクノロジーを利用して業績や対象範囲などに関する既存のシステムや概念を大幅に変革させることを指して利用されることが多い。2025年問題や企業競争力のアプローチとして導入が必要とされている。

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デジタルデバイド

コンピューターやインターネットなどの情報通信技術(IT)を使いこなすことができる人とそうでない人の間に生じる格差のことであり、「情報格差」ともよばれる。主に年齢や学歴などの違いにより個人や集団間に生じる情報格差・先進国や発展途上国の間に生じる情報格差・国内の都市部と地方部の間に生じる情報格差などがある。

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デリバディブ市場

株式・債券・金利・為替などの金融商品から派生した金融派生商品(デリバティブ)を対象とした取引が行われる市場のこと。OTC取引と取引所取引の市場に区分される。デリバディブ取引には、主に先物取引やオプション取引、スワップ取引などがある。

ディーセント・ワーク

「働きがいのある、人間らしい仕事」のこと。1999年の第87回国際労働労機関(ILO)のフアン・ソマビア事務局長によって提唱された概念。権利が保障され、十分な収入を生み、適切な社会保護が供与された生産的仕事を意味するものであり、国際労働機関はディーセント・ワークを活動の主目標として位置付けている。

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電気自動車(EV車)

ガソリンではなく電気を充電したバッテリーを用いてモーターを回し走行する自動車のこと。二酸化炭素を排出しない・ガソリンと比べて燃料費が安いなどのメリットがあるが、一度の充電で長距離走行することが難しいなどのデメリットもある。

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